ぼたんの花

ぼたんの花

2009/08/10
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テーマ: 戦争反対(1197)
カテゴリ: 戦争反対 2
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090810.html



今日、二回目の放映では、『やましき沈黙』と言う題になっていた。インタビューに答えた元海軍の方たちは、皆、『空気に流された』というような発言をしている。海軍の特徴である、と言っていたが、この番組の進行をしていた方が(途中から見たので名も所属も知らない)番組最後で、今の自分に置き換えて、現代に置き換えても『やましき沈黙』をせずに自分を通す事が出来るのか?と自問した場合にはっきりと断言できない、と言っている。果たして海軍だけだろうか?と。

この元海軍の方達の証言は正しい。なぜなら、後藤田正晴さんの著書の中にも、そのことと同じ事が出てくるから。『衆を頼みて個が確立していない日本の悲劇』と書かれている。陸軍の中にも合理的な考えをする人はいたし、上層部も戦況の不利はわかっていたはず。わかっていても、いよいよもうどうにもならないところまで行かないと、止められなかった。どうしてそうなってしまうのかが重要で、『 日本は、”ちょっと待て”ということが言えないからいったん流れ出したら止まらなくなって、壁に頭をぶつけて、目から火が出るようなことにならないと、事態を自ら変えることができない。 』常に衆を頼み、個人の意見をはっきり言わないという精神性がみについてしまっているのである、と書かれている。


日本は大好きであり、日の丸の国旗も好きであるし、自分が子供の頃は、各、家々で日の丸をあげていた家が多かったと記憶している。父などは、祝日とは言わずに”旗日”と言っていた。引越しをしてからは、この県では国旗は学校以外では見たことが無い。


しかし、いろいろな場面でぶち当たるのが、『衆を頼みて個が確立していない』。これが”KY”で空気が読めない、という時の”空気の流れ”のことなのだろう。麻生さんの場合は、空気が読めないのではなく、人の気持ちがわからない、ということであり、麻生さんのKYは、漢字が読めない、感情がよめない。



流れ出したら止まらない、ということで一番感じるのは、原子力発電と六ヶ所村再処理工場。 最近は、核武装を声高に叫ぶ人が多いけれど、この原発を55基も抱えて、核武装などと言っている、米軍の核持込、非核三原則がどーたらこーたら言っていた、先日のサンデープロジェクトなどは、大爆笑だった。民主党のマニフェストを突くのには日本の防衛問題がよいと妖怪・田原総一郎さんは思ったのか、この部分を6党で話す。アメリカの核の傘を離れたらどうするのか?との突っ込み。憲法9条を改正するのか、しないのか、という方向へ行きたかったのだろう。共産党一党が”99%外交問題が重要である。”と言っているのを妖怪・田原総一郎さんは、”今は、残りの1%のことを話しているんだよ!”と無視。それでも共産党は、”99%を話さず、1%ばかり話すのおかしい”と頑張ったが、自民党の石破さんまで中継で出てきて”集団的自衛権”を話す。



原子力発電と原爆からでる灰は同じです。核反応を起こした使用済み核燃料、死の灰が大量にでて、日本にはあの広島原爆で降った死の灰と同じものが、何千発分以上あるのです。これが”トイレの無いマンション”と田原さんも昔言った原発の実態なのです。使用済み核燃料と死の灰は同じものである、というのが都合よく頭から削除されている。



原発は、たとえ攻撃されても大丈夫、などと机上の空論を言う人がいる。これは空論どころか、呆れてものが言えない論。原発の設計をやっていた方も言っている。一番危ないのは、”使用済み核燃料”ここは、耐震も攻撃も考えられて作っていない、と。耐震設計などにしても”全て想定外”で、済ませるのはバカとしか言いようがない。柏崎刈羽原発などは、”原発は一番安全な場所ですので、地震が起きたら、この原発に避難してください”と堂々と大きなパネルにして書いてあったそうだ。さすがにあの地震の時は、大きくてはずせないので、布で覆っていたそうだ。子供の遊び場も立派な施設が出来ているそうだ。


で、あの地震の起きた時、火事を起こしたのは、原発だけ。そして原発の全ての制御は、全て電気を使用している。万が一の場合はディーゼル発電機があるそうですが、このために蓄えてある燃料はたった一日分だそうで。。。冷却水の配水管が割れたらそれこそお陀仏。攻撃する人は、原発は狙わない、原発を狙ったら国際世論がゆるさない、なんて自己都合でモノを考える。その人たちが、万が一日本が攻撃されたら?と防衛について話している。それを言うのなら憲法9条を持っている日本を攻撃したら、国際世論がそれこそ黙っていないでしょう、と言うと、北朝鮮は何をしてくるかわかならない、窮鼠猫を噛むでしょうと。


何をするかわからない窮鼠が、日本海側に標的のように並ぶ原発を避けるようにして、どう攻撃してくるのか?ということは考えない。日本人でさえ自分の国のどの位置にどういう原発が並んでいるかも把握していないのに、窮鼠になった北朝鮮が、原発をぬって攻撃を考えるかぁ?・・。まったく、現実、現状を把握していない。ここでの原発の危険を考える時、原爆も原発も、その爆発威力より、残留放射線の影響、これが”内部被曝の脅威”。大本営発表の被爆認定基準が問題になる。麻生さん!そこを変えなければ国際貢献にはなりませんよ!、で、民主党さん!アフガンにはたくさんの劣化ウラン弾の影響と見られる現状があります。ドイツはちゃんとわかっていて、その防護策をして自国の兵士を派兵していたそうです。で、どんなに防御してもヒバクを完全に避けるのは無理でしょうが自衛隊の死因で多いのが自殺、アフガンに自衛隊がいけば、今度はヒバクによる癌や白血病、そのほかありとあらゆる臓器の疾患の死因が増えますね。



麻生さんは、与党の不人気回復のためなのか?それともオバマさんが来たときにヒバク者の方達が、想定外の行動を起こすようなことがあっては困るのか?またはヒバク者の方たちが、海外に被爆経験を話しに行きだしたことの焦りなのか、被爆認定基準を緩和する、と言い出した。これだけでは問題は済まされない。日米共に世界に嘘をついてきた”低線量ヒバク””内部被曝”の実態の「科学的証拠を公開せよ」ということです。



資源の無い日本は、原発に頼るしか無い、というのは大嘘で、この原発を日本に導入させたのは、アメリカの意向が大きいのです。第五福竜丸のヒバクで、魚の大好きな日本人、魚が売れなくなって困った杉並の魚屋さんの奥さんを中心に、”普通の”お母さん達が、反核運動を立ち上げ、あの時代で10万人もの署名を集め、世論が反核となっていったことに米国が焦ったから。そして核兵器を持ちたくてしょうがないバカ男たちと米国の思惑が一致したから日本に原発を作ることになった。それが”原子力平和利用”として大々的にプロパガンダを日米両政府で展開し、国民を騙したのです。




お仕事中の方は、お気をつけて 美女が歌っています。



いつも何度でも
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しかし、自民党の体質も同じですね。”やましき沈黙”で小泉&竹中に乗って、後で”郵政民営化を賛成していなかった”と言うのですからね。今も昔も日本の男たちはバカが多いですね。一般の方の戦記を読んだ時に”死んでしまった兵士達が生きていたら、今の日本ももう少しかわっていただろう、と書かれていました。”無言館を訪ねて”という本の中にも来館した方の記帳に同じようなことが書いてありました。あの人たちが生き残っていたら、今の日本はもっと良い国になっていただろう、と。本当にもったいない話です。





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Last updated  2009/08/11 01:58:06 AM
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