箱1は 名詞を 入れる箱です。 先ほど、 d o g を例として入れました。これに 飾りを付けることができます 。 世の中にはごちゃまんと犬がいるわけで、それらとなんらかの形で区別したりする作業が必要です。 その時に活躍するのが 形容詞 といわれる物です。
形容詞の仕事は 名詞を説明することなのです。 「 大きい big 」とか「 白い white 」とか あるいは a, an, the というもの形容詞です。形容詞は1つの名詞に対して 2つ以上使ってもかまいません。 今回は the, と big と white の 3つを使います。 そうすると、 the big white dog となります。
この段階でできた ワン・ツーは The big white dog run です。
次は 箱2です。 箱2に入るのは動詞ですが、 ここには パワーを1つ入れなくてはなりません。 電動式のオモチャに電池を入れるようなイメージです。 入れるパワーは run をどのような意味合いにしたいかでいろいろです。 例えば、 そうする能力があるよ、としたいときには c a n, そうする義務があるんだよ、としたいときには m u s t, これからそうするんだよ、 としたいときには w i l l といった具合です。
今回は 普段そうしているよ、そうするものなんだよ、という意味を与える d o , d o e s を与えてみることにします。 すると、
The big white dog does run . となります。 これで完成。
パワーは 箱2の中で 動詞の前に置いて使います。 c a n を使いたければ、 The big white dog can run. となります。
does run って なにか変という人もいると思いますが、 これは間違いではありません。 変な考え方ですが、是非、こう考えてみて下さい。 does というのは 恥ずかしがりで、 「 動詞の後ろに隠れる 」 と。 ですから、 runs の s は run のうしろに隠れた does の s がはみ出ているのだと考えるわけです。
does だけでなく、 do と did も隠れます。 何もはみ出ていないときは do が隠れています。 The dogs run. という場合は do が隠れています。
did は 隠れますが、 id の部分が ed になってはみ出ます。 しかし、did は少々くせ者です。 気に入った動詞の後ろに隠れると 化学反応を起こしたように形が変わってしまう場合があります。 run も did のお気に入りの動詞で did が隠れると r a n となります。 ものすごく気に入ると すっかり変わってしまいます。 g o などは went と完璧に変化してしまいます。
She and I eat. My dog eats. Your dogs walk. (do) (does) (do) The boys ate. I do love. (did) (隠さない場合)
A tall white man will come. という 具合です。
是非、是非、この 1-2(ワン・ツー)練習をやってみて下さい。
☆ 疑問文と否定文の基本 ☆
基本となる疑問文の形は Yes, No で答えられる疑問文のことです。 これをつくるシステムは簡単です。 箱1の前に 電池であるパワーを置けばできあがりです。
たとえば、 He likes sushi. (彼はお寿司が好きだ)
上の文は 箱1(1ポジ)が he 、 で、 箱2(2ポジ)が likes となっています。 likeから s がはみでているので、パワーは does だとわかります。 このパワーを 1ポジである he の前に置けば、 疑問文のできあがりです。
yes, no で答える疑問文は 最後をあがり調子で発音します。
Does he like sushi ? (↑)
答えるときには パワーを使って答えます。 だから、 Yes, he does .
No, は 否定文の合図ということになっています。 否定文では パワーに not をつけます。 ですから、 No で答えると、 No, he does not. となります。
No, の答え方で n o t というのを使うと言いましたように、 否定文を作るときには この not を使います。 先ほどの He likes sushi . の文ですと like の後ろに隠れているパワー does を like の前に出してきて、not をつけます。 そうすると、 「 like じゃない 」となります。 He doesn't like sushi. doesn't は does not を縮めた言い方です。