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bunbun2009 @ Re[1]:もってこいの日(03/13) 元お蝶夫人さん >bunbun2009さん >こん…
2009.01.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金  オリンピックの 身代金



先の3連休から読み始めたこの本、仕事や個人的雑用に追われ、途中で何度も読書を
中断しながら、ただ今読了。
でも、全体で521ページというボリュームは、なかなかハンパないもんだな、とシミジミ
しちゃった。


さて、感想は・・・と申しますと、何かの週刊誌(たしか 週刊文春 )の書評どおり、マジ
です、ワタクシにとっては。


・・で、時代は1964年の夏~秋、オリンピックの開催を間近に控えて目まぐるしく変貌
して行く東京を背景に・・・・・

 ◯秋田の寒村の貧困とその寒村出身の 出稼ぎ労働者の苛酷な労働の実態
 ◯社会を震撼させた爆弾事件(その後迷宮入りしたけど)の主人公である  草加次郎 
  の影に神経を尖らせ続ける 警視庁内部の権力抗争(公安課VS刑事課)
 ◯まだ、 全共闘 と呼ばれていなかった時代の東大の活動家の実態とその意識
 ◯ ノンポリで東大を卒業 しテレビ(日テレかも)局員となった男やその家族(父& 兄が
  キャリア官僚、祖母が旧華族)の人生観と社会秩序感覚

などが丁寧な筆致で描述されており、ホンキで、読み入ってしまった。



しかし、この本のストーリー展開の要石となるのは、 秋田の貧農出身で東大大学院に
進みマルクスを学ぶ24才の実直な秀才島崎国男
の秩序観。

この秀才はハタケちがいの兄が出稼ぎ先で病死したのを契機に、同じ道路工事人夫
となって飯場に入り、兄や周囲の工事人夫と同じ行動( ヒロポン、花札ばくちなど )を
とりつつも、苛酷な労働に耐える生活を始める。

ただしこれは、断じて自己破滅の行為ではなく、 自分と同じ貧農出身の出稼ぎ人夫
と時空を共有
したいと思う、明確で悲壮な意志によるものなのだ。
そして、島崎国男は、出稼ぎ人夫としての生活の中で出会った、 初老の鉄道スリ 
村田留吉 
と2人で強大な国家権力(警察)に戦いを挑むことになる、たった2人で。

このあたりが、 オリンピックの身代金  のタイトルに結びつくことになるのだが・・・・

飯場生活を始めた頃、過酷な労働の強制にも無抵抗の出稼ぎ人夫達を、「自分の立
場に無頓着」と感じていた島崎だったが、
共同生活の日々を重ねるにつれて、
「彼等は自分の立場の矛盾を十分に自覚している、ただ、戦い方を知らないだけなのだ」
と考えるようになる。
そう、不条理な苦渋に甘んじている人たちは、戦う術を知らないだけなのだ。

この作品は、ひとことで言えば、オビに書かれているとおり 
壮大なスケールのエンターテイメント小説 ということになるだろう。

だが、このエンタメ性に加えて、ワタクシは、 
 〇国家と戦おうとする島崎国男と村田留吉の決意 や 
 〇ヒロポンを与えながらも、島崎に「あんちゃん、偉くなって俺たちを救ってくれ」  
  と懇願する留吉や出稼ぎ人夫達の心 に 

人間の心の底流にある  諦念  を感じ、なんだかせつなくなってしまった。

東京オリンピックでは、新幹線、首都高、モノレールなどの工事で
800人近くの人命が犠牲になったそうだ。
そうまでして、実行しなければならないものだったのだろうか、この事実を、
オリンピックに熱狂した人たちは知っているのだろうか、そして、
東京オリンピックの成功は、日本という国や国民に、本当に、
幸福をもたらしたのだろうか・・・
際限のない回顧だけど、ついそのように考えてしまう。

ところで、この本を読んでいくうちに、この島崎国男のイメージが、
NPO法人「もやい」の 湯浅誠氏  にダブってきた。
そのように考えると、連帯という方法で、弱者(市民、国民)が自ら、社会の不条理
と戦い、それを是正していく体制ができつつあるような気もしてくる。

水不足
  注)この写真は、1964年夏、オリンピック直前に東京をみまった水不足の状況。
    給水車が オリンピックの身代金でも、ひんぱんに、東京の水不足が述べられ
    ていました。
都庁のサイト です。 





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Last updated  2009.01.21 11:21:33
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