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あの声は誰呼ぶ声か知らざるも秋風吹きて我が身つらぬく
2026年09月07日
何事もできるできぬは運もあり命も運がつきまとうかな
2026年09月06日
大阪の人はよく言う知らんけど嘘かほんまかよう知らんけど
2026年09月05日
この街も寂れたものや煙草屋も閉店したりさびしきものよ
2026年09月04日
今後ともよろしく頼む友が言う墓場への道仲よく逝くか
2026年09月03日
嫌だなあ残暑厳しく日々つかれ彼岸よ早くきたれと叫ぶ
2026年09月02日
時々は故郷おもうことありて友に電話も出ない寂しさ
2026年09月01日
バスに乗り歯医者に通う日のあとにサンドイッチ食う残暑の午後よ
2026年08月31日
親戚の家も空き家か誰もいずさびれるばかり悲しからずや
2026年08月30日
慰めは必要ないよ人はみなあるさ苦楽は死するまでには
2026年08月29日
会いたきや祖先の人が嬉しきと思うぞ我の生きる様みて
2026年08月28日
人工の風にふかれて音のして清流のごと我を生かさん
2026年08月27日
この体われの命ぞ疲れても食べて寝たれば力いでけり
2026年08月26日
人生は旅人ならん人はみな行くすえ知らず未知と遭遇
2026年08月25日
故郷は遠くにありて想うもの忍ぶ歌など雲のながれに
2026年08月24日
我が父母の命は消えて何年ぞああ麗しき父母の生きざま
2026年08月23日
悲しさは犬が片足痛めけり抱き寄せたるは優しき愛よ
2026年08月22日
ヨーグルト食べて残暑をしのぐとも欠伸も出たり昼の日差しよ
2026年08月21日
ながめたる家々白きまぶしさの街のあかりに入る人影
2026年08月20日
この道に百花乱れし花ありて海に波あり空に星あり
2026年08月19日
我が旅になさざることは多かりし死顔に思い尽きることなく
2026年08月18日
喫茶店いけばよく会う男いしいつも吠えない子犬をつれて
2026年08月17日
終戦の御霊に礼を捧げたる平和の鐘よ永久に響けと
2026年08月16日
戦争の世界をなくせこの世から神に祈りて涙あふれし
2026年08月15日
あの橋をわたれば怖し故郷の声なき声にゆるる時には
2026年08月14日
暴風に飛ばされつつもこの世には立ち上がりては生きる人らか
2026年08月13日
盆なるや母なき日々のせつなさよああ~母恋しああ~母の夢
2026年08月12日
扇風機あれど眠れずこの暑さ昼寝に本を枕にすれど
2026年08月11日
めだか飼う男の胸に突き刺さる水と空気のふたつの命
2026年08月10日
人生のはるかな道や人はみな喜怒哀楽で死すものなりし
2026年08月09日
寝転んでいても何にも始まらぬ飲み食べするやこれも仕事か
2026年08月08日
心太くうて窓から風入りて今日も元気という我よ
2026年08月07日
何もなく人にも言えずわが心食うて寝るだけ楽しみならば
2026年08月06日
人生の様々思う日々あるや子供になりて夢と遊びて
2026年08月05日
人 生 日 録 集
2026年08月03日
人 生 日 録 人 生
2026年08月02日
八月やなにはなくとも水をくれ
2026年08月01日
彼は大声を上げて玄関口に叫んでいる。而 (しか) して誰も内から出て来ない。黙ってボタンを押せばいいのだ。反響は大声に応じては来らず、徒事は身を疲れしめる。人生のボタンを押すものは誰か、手の指頭 (ゆびがしら) か、考え来って意味面白い。
2026年08月01日
悲劇は一の色彩と同じく、遠く離れて見れば興趣深い風景となり、大衆の眼には娯楽化する。その中の一人となり悲劇の主要素となれば、寸刻の時も尚「生の苦悩」に自ら腸 (はら) を断つ。自ら没頭せざれば悲劇は味わわれず、親しく悲劇を味うことは人生の最大の禍だ。知らず、汝は悲劇を味う人なりや、将 (まさ) に悲劇を見る人なりや。
2026年07月31日
温かい人間の血に生きるものと冷たい金の利子に生きるものと、寂しけれども親しみ深く、賑やかなれども味や薄し。彼も一生、是も一生、どちらがホントの一生だろうとさえ疑って来る。
2026年07月31日
長い旅路だもの、そう晴天ばかり続くもんじゃない。どうせ雨の日も風の夜もある。人の軒の下に憩い、森林中の老樹に抱かれて行かねばならぬ日も夜もあるサ。それがあってこそ沈黙の日が恵まれ瞑想の時が興えられるのだ。若(も)し人生に雨もなく風もなかったら何に依って生活が深められて行こう?
2026年07月31日
人間の体の中には「余力」というものが潜在していて、生理的に既に命壽の尽きんとするものの上に働きかけて巧みに各局部の欠陥を補って、一日を生かしめる。死は「余力」の全く尽きたる時に来る静止状態だ。我等は実はモウ遠くの前に命壽が尽きている。幾年かの向後は一に余力の働きに過ぎないのだ。多年慣れ来った火夫 (かふ) には頭を要しない。唯 (た) だ 腕骨の続く限り石炭だに焚 (た) けばよいのだ。火夫がスコップを握って働く。舟は旧に倍して快走するであろう。戦闘は一に甲板上に働く武士の務だ。その砲、その剣は熟練されたる手腕に俟 (ま) って精鋭更に新 (あらた) だ。余力消耗者たる一火夫の老い行く姿が何で悲しかろうか。
2026年07月30日
空腹の猛暑に眠る人の世よ
2026年07月30日
寂しい、寂しいと訴えるものがある。そりゃ真実に寂しいのではない。寧(むし)ろ「寂寥(せきりょう)遊戯」に耽っているのだ。ほんとに人生の寂しみに徹底したものは決して寂しいなどと口外しない。ドン底に徹することは人生最大の脅威だ。けれども脅威は直ちに自己解放の楽園だ。
2026年07月29日
指を屈めたる時、指を円めたる時、人生の全躍動あり。
2026年07月28日
人世はせでもよき事を日夜血道を上げて為す熱狂の巷なり。実際為さねばならぬ事は一生を通じて甚だ稀なり。
2026年07月27日
富達なれば友人俄 (にわ) かに多く殖 (ふ) え来たり。貧窮すれば自ら親族さえ一人もなくなり行くものなり。人生の真趣を味わんと欲すれば 寂寥 (せきりょう) の裡に閉居せざるべからず。
2026年07月27日
7月26日(日曜)、12時30分予約で散髪をした。4400円だった。
2026年07月26日
四十、五十、六十歳の老人は、時に自ら首を廻らして背後の人を仰ぎ見ることだ。つまり年齢の順に応じて自分の頭脳の低いことが自覚される。
2026年07月26日
人生は畢竟(ひっきょう)夢だ。夢の連続が五十年だ。夢中の人が自ら醒めた顔して他の夢中の人を叱る。それを仮に教化と云い指導と称する。夢中の是非、是非共に非なり。要するに夢は醒めざる間のみ真実だ。幸福は夢に酔うた人の理想郷であり、夢より夢に移る生活は人間最善の愛楽境だ。真実は何処に求めてか在る。宇宙の神秘は唯(た)だ夢の一字に収まる。畢竟地上には夢のみ真実なのだ。夢より醒めることは真実の堂より出でて詐欺の街に入ることだ。夢、夢、夢。
2026年07月25日
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