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まったくもって 放ったらかしになっていたこのブログ。仕事を始めた頃は いろんなことが新鮮だったのにやはりしばらくすると熱も冷めてしまう、といったかんじ。もっといろいろ日本との違いをupしてきたいんだけど・・・・。実は今日でアメリカで仕事を始めてからちょうど一年。自分でも信じられない。気がつけば後輩もたくさんできてるし。仕事仲間とはとっても仲良く、仕事前後にみんなで待ち合わせすることもしばしば。お休みの日も 電話しあったり、メールしあったり、飲みにいったり。仕事仲間を越えて 友達になったかんじ。これがこの一年で一番嬉しいことかもしれない。しかも夜勤仲間はみんなが仲が良い。チームワークがしっかりできていて、日勤で20年以上働いているナース達からも 「過去を遡っても こんなに良いnight teamはない!」というお褒めの言葉を頂くほど。仕事自体は 重症患者さんを受け持つことがめっきり多くなりました。それでもウチの病棟、かなりラクチンになりました。というのも、BMTのトップのドクターが半年前にSFの大学病院に移ってしまい、それと同時に患者さんも総移動。BMTの患者さんがかなり減りました。それでもケモは多いですが、BMTの患者さんが多いのと少ないのでは 労働力が全然違う。今現在はBMTの患者さん、2人しかいないし。BMTの看護をしたいナースにはかなりやり応えがないかも。ビザの方では 7月末でGCが届きました。なんだか最近はGCがなかなか発行されない、という噂で持ちきりだったのであまり期待してなかたっら突然やってきました。もちろん嬉しかったけど やっぱりNCLEX受かった時と仕事をゲットした時の方が断然嬉しかったような気がする。GCの申請は弁護士がやってくれたので 言われるがままに申請用紙に記入したけど NCLEXと仕事ゲットは違うからなぁ。ということで、一年経って想うことはこの病院で働いて良かった!! ということかな。素敵な仕事仲間、友人もでき、お休みもきっちり確保。英語はまだまだだけど 、他ナースからは「前はすっごいオトナシかったのにね」と言われることもしばしば。次の一年ではもっと専門性を磨くこと。学校に戻ること。英語をもっとマスターすること。そして日勤にもトライしたい。やはり夜勤では学べないことは山ほど。日勤をバリバリこなせるナースになりたいなぁぁぁ。頑張るぞぉ。
August 14, 2007
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最近なんだか忙しくて、日記を放置してました・・・。先週は特に忙しく、BMTの患者さんが立て続きに入ってきて、しかもケモの患者さんも多かったのでバタバタしてました。最近は新人さんと働くことが多く、彼女達はケモのcertificateを持っていないので、そういう患者さんは全て私につきます。つらいです。頻回のラウンドだけならまだしも クリーンルームの出入りで毎回の手洗いで手もガザガザです。それでも今週にはいってかなりラクチンになり、一昨日は久しぶりに4人の担当! ま、どうせ緊急入院は入ってくるだろうけど、他にも4人しか受け持ってないナースもいたので、まあ大丈夫だろうとルンルンでの仕事。夜中を回って、早速ERからの緊急入院のコール。軽い患者さんばかりを受け持ってたナース、Aさんが入院をとることに。ラッキー。さあ、今日は休憩をとれるかなぁ、、なんて思ってた矢先、ナースAさん 「ね、この患者さんJapanese speaking onlyだって。とってもらってもいい?」がいーん、と思いながらも日本語が使える機会もあまりないのでまあいいか、と私の担当に。低血糖、貧血で入ってきて、一時間毎のBSチェックと輸血2Uが必要とのこと。普通、一時間おきの介入が必要な場合、ICUなどのフロアに行くはずなのに、スーパーバイザーが一般病棟でOKと判断したらしい。(←するなよ・・・!!)そしてその上に この患者さん(80歳)、不穏がすごい。でも痴呆などの既往は無いらしい。環境が変わっただけでこんなに 不穏が出てしまうのね・・・・。しかも英語が話せないから余計かも。でも日勤では最近 日本人の看護学生さんがいて、彼女が担当。夜勤は私がいるから 準夜くらいかな、問題があるのは。この日本人の看護学生さん、とっても英語が上手なので私は日系なのかと思ってたら 純・日本人らしい。羨ましい・・・・・・。朝、日勤のナースと一緒に働いてるのを見ると、自分が日本で看護学生だった時を思い出す。そして自分もこっちで実習ができたらなぁと思ってしまう。日本のような 学生とナースの多きな距離間が無いし、もっとみっちり一緒に患者さんに関わっている。日本のような 訳分からん膨大なレポートも無さそうだし、一緒にチャートも記入できるし。私の一番憧れてるナースに毎日ついてて、その彼女も一緒になってテキパキ働いてます。きっと素敵なナースになるんだろうなぁと思いながら彼女に申し送りしてるこの頃です。いつか一緒に仕事ができたらいいなぁぁ。
May 4, 2007
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アメリカのナース間でよく耳にする「今日、フロートだったんだぁ」。ちょっと憧れてました。そしてとうとう私もその一文を言える日がきました!!(フロートとは違う病棟に派遣され、仕事すること)いつもナース不足だったウチのフロア。ここ数ヶ月で ごそっと6人ほど新しく雇ったので、もうトラベラーが来ることもなくなり、あああ、フロートが発生するだろうなぁとみんなで噂してたところだった。その前の日は他のナースがフロート。なので昨夜は私の番。フロート先は Med/Surgの病棟。 やっぱりウチの病棟と比べて、患者さんが比較的元気なのでナースコールもほとんどない。でも、すんごい忙しかった。一つのフロアが東と西に別れてて、私は東側担当。チャージナースは普段は両方にいるのに、昨夜はショートのため、チャージが西側にいるのみ。CAもリリーフもいないので、全て受け持ちナースの仕事。5人しか受け持たないし、日本と比べるとラクチンじゃーんと思うかもしれないけど、ここに入ってくるのがペーパーワークとカルテ・MARチェック。これが時間かかるのです・・・。さて、受け持ちの一人がウチのフロアにいたことのあるおじいちゃまで、ラッキーと思ってたら これが大きな間違い。もともと痴呆があって、OPEのあとで余計に不穏がパワーアップ。最初の2時間ほど、彼に全てをささげ、お陰で仕事がたまりまくり。比較的元気な患者さんが多いので、不穏になるとすんごい元気になるのね・・・と実感。だってウチのフロアだと歩けないもの、きっと。そんなこんなで、一人でアタフタしてても他のナースは一切手伝ってくれない。みんなそれぞ忙しいのはわかるけど、もっと協力的になってもいいのに。だって私の患者さんがすんごい叫んでても、だれも部屋に来てくれない。で、薬を盛って、ようやく静かになったところで、「手伝うことある?」だって。遅いんだよ・・!という返答は心の中で。ピリピリしながら 残りのペーパーワークをしてたら、ウチのフロアのナースがひょこっと顔を出しに。「あれ?どうしたのぉ」と聞くと、「今日、夜食作ってきたからおすそ分け持ってきたよ」と私の分のご飯を持ってきてくれた。もう、涙がちょちょぎれるほど嬉しかった。あああああ、自分のフロアが恋しいぃぃぃと実感したひととき。ようやく長い夜が終わろうとしてたとき、今度はコードRED。火災のアナウンスが。しかも隣のユニットから。どうやら誰かが毛布を電子レンジで暖めたらしく、煙が発生したらしい。どこのおバカなやつだよ・・・と思いながら、今度はドアを全部閉め、廊下に出てるものを全て片付け・・・という作業。散々なシフトでしたが、ここのフロア、申し送りは手書き。やったね、と思いながら時間内で終了、帰宅することができました。憧れてたフロート、もう当分いいや。
April 10, 2007
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昨日の夜勤は 今までで一番忙しかった勤務となりました。受け持ちの一人だった女性の患者さん。まだ40代で、血友病で肝細胞癌。先週の土曜日の夜中私が緊急入院をとったのだけど、無知な私、女性で血友病がありうる、ということを知らなくて、ERからの申し送りで「She has Hemophillia」という送りに、「She or he!?」と聞きなおしてしまいました。ペインコントロールで入院。痛みはきつそうではあったけど普通にお話はできていた。土曜日、日曜日と担当で、月曜日はお休み。火曜日の夜にまた担当になるともうエンドステージになってて、FULLからDNRに変わっていた。肝細胞癌が体を蝕んでいたのは知っていたけど こんなに早いとは。レベルも下がり、肩呼吸。周りには大勢の家族が一晩つきっきり。私のシフトで亡くなることを覚悟しながらの勤務。鎮痛剤はドリップではいっていたのだけど 15分おきにIVショットの希望が家族からはいる。患者さん本人の顔は穏やかだし、RR10なのでこれ以上どうして必要なのか・・・。ベースラインのmg数を上げても同じことで、やっぱり15分おきでナースコール。準夜勤でも同じことがあったようで、早速当直にコール。PCAに変更してもらうように懇願。でも答えはノー。どうやらPCAは本人の意思で押さなければいけないらしい。家族や看護師ではいけないらしい。じゃあ、IVショットを家族の希望で実施されるのはいいのか?そしたら同じ事じゃん!! と思ってしまいました。一緒に働いてたトラベラー曰く、他の病院では20分毎の介入が必要な患者さんはステップダウンかICUにいく、というプロトコールがあるらしい。夜勤は基本的に穏やかで、ラクチンな仕事なのだけど、CAがいないので、忙しくなるとスタッフ数が少ないぶん、てんてこ舞いになる。昨夜は他の患者さん達も 「もうこの地球から去りたい」とわめいてるdrug abuseの方、ストマが漏れて交換が必要な方、チェストチューブが入っててSOBを訴える続ける患者さん。その上での15分おきのコール。患者さんに穏やかに、少しでも痛みはなくなるよう、眠ってほしいのはやまやま。こういうときに一人だけでもスタッフを追加してくれると変わるのに・・・・!!と痛切に思ってしまう。もちろん日勤さんが登場しても私の仕事も終わることもなく、今日は残業をしてきたのでした。
March 15, 2007
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本来ウチの病院の夜勤は23:00から始まる。でもたまに早めに来てくれ、という電話があり、昨日はその日だった。6時ごろの電話で、7時から来て欲しいと。それはムリでしょうぅ。そしたら8時までに来てくれれば良いと。しかもタイムカードは7時からの記録でOKと。ラッキー。ということで7時半からの 仕事開始に。終了はいつもと同じ朝の7時半。つまり12時間。さあ、申し送り。待っててくれたナース、ありがとうと感謝したのもつかの間。ちんぷんかんぷんな申し送りを受ける。いきなり血圧がどうとか、吐き気があるかないかとか。到着したばかりの私は 元の疾患さえ分らず。「えっと、ごめん、現病・既往はなんだっけ。」とちょっと控えめに。「知らない。後でチャート見れば分るでしょ? とりあえず私の申し送りさせて」そ、そうですね、すみません。え?でも、あなた診断名も知らずに 患者を看てたのですか?という突っ込みは心の中で。気を取り直して申し送りを聞き、患者さんのところに。あれ、いびきかいてる。あれ、呼吸不規則?あれ? RR10??声かけても、刺激しても応答なし。よだれたれてる。おいおい。すぐさま横にあったSatを測定。67%。おいおい。ナースコール押して、RATを要請。同時にO2 MAX、サクション。バイタル、neuro check、そしてDMでインスリン治療もしてるので、まず一番に疑うBSチェック。BSは177。ひとまずホッ。同時にRAT到着。RAT=Rapid Assessment Teamだったかな? 忘れちまった。病院によっては Rapid Response Teamというところもあるらしい。つまりはコードブルーを要請するまでもいかないも、あれ、ちょっといつもと違う、っていうときに来てもらえるチーム。ウチはICUのナース、ドクター、RTで構成されてるチームで このチームを活用することでコードブルーを防ごう、という魂胆。ポータブルのEKGも一緒に持って来てくれる。頼もしい見方。登場時は 背中に光が見えます。結局 2時間ほど前に使用してた鎮痛・鎮静剤が効きすぎてるだけ、ということが判明。良かったよぉぉぉ。で、魔法の薬、Narcan登場。たった0.4mgのIV。「見ててごらん。45秒で目を覚ますよ」と素敵なRATチーム。おおおおお、大きなおめめ。そして不機嫌そう。だって目を覚まさせられたから。Satも100%までup。おおおお、良かったねぇぇぇぇ。ということで 早くに来てあげたのにもかかわらず、散々な勤務の始まりに。あああ、もう電話かかってきても出ないでおこう。
February 11, 2007
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日本の大学病院で働いてたとき 末梢ラインの確保はドクターの仕事だった。なので私、すんごいライン確保苦手なんです。でも夜中、どうしてもライン入れなきゃいけないときって結構あってもう うおぉぉぉぉぉという気分。皆様、コツを教えてください。こう、スムーズにスーーーッと外針を中に入れるのがなかなかできないのです。外針を最後まで入れてから内針を抜く人と、半分くらいまで入れてから外針をすーっと入れていく人がいますがどっちが成功率って高いのですか?ちなみに私は半分くらい入れてから 内針を抜く人です。そして極めつけは 固定が苦手。グローブしながらのテープがどうしてもだめ。あああああ、今夜も練習だぁ。
February 1, 2007
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昨日は中耳炎を起こしてしまい、耳の痛みがどんどん増し、夜勤明けだというのに一睡もできず。ということで耳鼻科に行くことに。といっても日本と違って どこでも行っていい、というわけには行かないのがアメリカの保険社会。国民保険がないアメリカでは 各々個人で保険に入ってなければいけない。なのでまずは自分の入ってる保険会社に電話。どこの病院に行けばいいのか確認。カバーできるドクターオフィスを7件ほど確認し、早速電話。しかし、どこもいっぱいで向こう1週間は予約が取れなかったり、もうその保険は取り扱ってない、と断られたり。耳の痛みもどんどんひどくなる。もうこれはERに行くしかない。でも自分の仕事先のERはちょっと遠い。なので同じ系列の病院のERへ行ってきました。(同じ系列なので保険がきく)まずは受付。案の定、保険を真っ先に聞かれる。そして患者IDのリストバンドを装着される。いつもは付けて、それをチェックしながら投薬してるのに、なんか変なかんじ。そして受付が済んだら ナースに名前を呼ばれ、予診。この段階でナースは 優先順位を決める。命を脅かすものでなければ 優先順位はもちろん下がる。つまり後回し。NCLEXの問題を思い出す。chest pain とでも嘘ついておくと真っ先に診てくれることは間違いなし。でもそんな度胸もなく、ペインスケールも10!!と言えればいいのに、5、くらい・・・・と控えめに言ってしまう日本人。結局2時間で呼ばれ、診察。I'll be back というお決まりのセンテンスを言いながらドクターはしばらく戻ってこない。それでも何とか終了。一切診察料もかからず、後で取りに行った抗生剤はなんと3ドル。保険のありがたみを感じたけど でも何かあったときにERしか行く所のないこの状況。だからERが混むのよねぇぇぇぇ。
January 27, 2007
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昨日は夜勤明けで さっさと帰ろうと朝の7時半きっかりに病棟を出ようとしたときにマネージャーとバッタリ。やべぇと思ったらやっぱり お呼び出し。ずっとできてなかったペーペーワークをしましょう、ということでサインをいくつか。そして今月末から 新しく来る看護師のプリセプターになって欲しいと言われたので その指導方法の確認。さぁ、帰るぞぉと思ってたら「今日これから講義があるから聞いていったら?」と。いやぁ、これまたご冗談を、と思ったら内容がかなり面白そう。でも今夜も夜勤だしなぁ。と話すと「じゃ、今夜来なくてもいいから残っていきなさい」だって。そしてスタッフィングに電話1本。おしまい。か、かっこいい、マネジャー。講義は 多文化においての倫理、ホスピスケアとは、ペインマネージメントの3うの部門。8時間びっしり。でも不思議と全く眠くならず、とっても素敵な講義だった。ペインマネージメントは うちの病棟に来るペインマネージメント専門のドクターの講義。女医さんで、とっても魅力的な先生。「担当患者が亡くなる度に 負けた、といつも感じてた。でもペインコントロールを学んでからは 安らかに、穏やかに眠っていける患者さんを診ることも医者としてのやりがいを感じれるようになった」と。そんなこんなで講義は5時に終了。これってダブルだよねぇ?だって16時間以上病院にいたんだもん。講義だったけど。
January 24, 2007
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年末年始のどたばたも終わり、私も一時帰国から戻り、病棟ではようやくいつものリズムを取り戻したようなかんじ。今週は それでもかなり忙しく、2日連続でICUに患者さんを送りました。ICUに行くと決まったら めちゃめちゃ早い。ものの5分で、ハイ、転床完了、ってかんじ。ああああ、受け持ち患者が一人減ったぁなんて不謹慎なことは絶対に感じてはなりませんが、それでもまたすぐに緊急入院をとるので最終的には一緒の数。ウチの病院はありがたいことに、というかいなくてもいいのに 夜中もハウスキーパーがいて、退院後の部屋のお掃除をしっかりしてくれます。つまり夜中のうちに部屋が綺麗になってしまう。ホントに余計なことを・・・・。さてさて、そんなこんなで忙しい毎日ですが夜勤入りの前に 最近無性に恋しくなるものがあります。それは コンビニ。東京で仕事をしてた頃は 入りの前にドッサリと買い込み、ホクホクと仕事に行ってました。しかもコンビニの選択もあり、ファミマ、セブン、ap、ローソン・・・・・季節限定のお菓子や、ちょっとしたオマケの付いたお茶、美味しそうなデザート、はたまた雑誌なども買えてしまい、なんとも贅沢な気持ちで仕事に入れた。なのにここアメリカは そんな素敵な空間がない。昼間のうちにスーパーで 何か買っておかなければけない。つまんない。もうこの一言につきます。つまらない。なので昨日の夜勤も パッとしないヨーグルトを持っていきました。しかも味も日本より落ちるし。ほかのナース達も ジップロックにセロリとか人参とか入れて持ってきてたり。それはお弁当なのか、おやつなのか、とすごい気になります。誰か 日本のようなコンビにを作らないかしら?かなりいいビジネスになると思うんだけどなぁ。この際 転職するか。
January 19, 2007
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巷はホリデーシーズン真っ盛りで楽しそうだというのに私は 毎日、毎日、毎日働いている。今週はなんと1日しか休みがない。ああああああああああ、ホリデーって何?このホリデー期間、治療をまだ先延ばしにできる人はやっぱり入院してくることはない。つまり、入院患者さんはみんな重症。カンベンしてください。しかもレギュラースタッフみんなバケーション中で 一緒に働くのはトラベラーズばかり。当然 BMTの重症患者はレギュラーの私に全て回ってくる。かんべんしてください。そして満床。とほほ・・・。そういう今日もこれから仕事。あああ、行きたくない・・・・。でも1月一時帰国が待ってる。頑張ります。
December 29, 2006
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こっちの病院って 患者さんから看護師を讃えるためのカードや同僚同士讃えあうカードっていうのを設けてるところが多い。例えば患者さんが入院してて、ある看護師のケアが素晴らしかった!ということがあった際。そのカードに看護師の名前を書いて、どいういうケアだったのかを具体的に書き、病院側に送る。もらった看護師の次への活力を養い、看護の向上を目指すもの。確か何枚以上かもらったら病院側から何かプレゼントももらえたような・・・・・。そして同僚同士でのパターンは この人のこの働きが素晴らしく、一緒に働いてて嬉しいわ・・・!ということを讃えあうカード。こういうシステムって素敵だなぁと思う。誰だって褒められたら嬉しいもの。さて、この2つ目の同僚を讃えあうカード、実は先週初めてもらってしまいました。リリーフでいつも働いてくれてるナースからのもの。リリーフの仕事でも 自分の患者さんの場合、自分でしてしまうことが多い私。←だって待ってるより やってしまった方が早いから。「率先して仕事をしてる」ということを褒めてもらいました。 カードが自分のメールボックスに入ってときは かなり感動しました。でも内容を読んでたら あれ?と。だって「他のナースのお手伝いを率先してしてくれる」←自分に余裕がある時。「ナースコールの対応が素早い」←日本の病院でフツーにしてること。「他のナースにヘルプをしてもらった時、笑顔でありがとうを言う」←これ、当たり前なのでは・・・・。などなど。別に なんだか特別なことをしてないのになぁぁと。まあそれでも こうして文字にしてもらうと嬉しい気持ちになるのは事実。また頑張ろう、という気持ちになれるもの。
December 14, 2006
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日本で仕事してる時でも大柄で、介助するのに大変な患者さんっていっぱい看てきました。それこそ重たい患者さんを動かすことで腰を悪くする看護師はめずらしくない。そういえば私のプリセプターは それで肋骨を折ってしまった気が・・・。重い患者さんがいると それだけで憂鬱になった覚えがあります。しかし、それはまだまだ甘かったことに気づきました。肥満大国、アメリカ。すごい。凄まじい。肥満患者で200キロ以上なんてフツー。現在2名ほど 超、スーパー、ウルトラ肥満がいます。それはどれくらいすごいのかというと、4人かかりで体を動かさない限り、患者さんはピクリともしないのです。そしてそのうち一人のAさん(女性)は下痢が止まらない。一時間に一度は 4人かかりで交換しなくてはいけません。それがどういう勤務になるか、看護師してる方にはおわかりいただけるでしょう。はい、もう何もできません。もう一人のBさん(男性)。脂肪のお陰で見えにくい血管の上に、麻薬中毒者で見えてる血管は全て 自己注射でボロボロ。最終的には 本来は必要でなかろう、セントラルラインを入れることに。そんな彼はDMで 左足をアンプタ。もう、ADL介助はどうやってするのか・・?と途方にくれます。日本でも肥満が増えてきた、とよく話題になりますが、格が違う。さすがアメリカ、恐れ入ります。
December 10, 2006
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ここアメリカでは 早期退院が主流ですが、onocology/BMTになるとなかなか簡単に退院することもできない。ま、それでも日本より数段早く帰ってはいきますが・・・。ここ1ヶ月ほど毎回受け持ってる患者さん、28歳女性で急性骨髄性白血病。もう長い間入退院を繰り返し、骨髄移植もしたし、ケモもも何回もした。それでも結局効果は上げられず、患者さんに今後どうするかをムンテラ。DNRを選択。彼女は4歳と1歳半になる子供がいる。その子供たちに自分の弱っていく体、エデマで顔が変わっていく姿を見せたくない、そして何よりも病院にいたほうが安心できる、という理由で慣れたウチの病院での緩和治療を希望していた。しかし、急性期の病院でそれはできない、しかも保険の関係上残ることはできないと。結局 今後IVでのペインコントロールをPOに変更していき、最終的には自宅でのホスピスケアになる。自分の子供を置いていく辛さ、その子供に自分の見て欲しくない姿を見せなければいけない悲しさ。親として、女として、一人の人間としてどんな気持ちで家に帰っていくのだろう。日本の大学病院で働いてた時、ターミナルの患者さんは、最後はきっと家に帰り、家族に見守られたいのではないかと、いつも想っていた。でも今回のことで、誰もが家に帰りたいと願うわけではないんだと痛感した。選択の可能性は まだまだどこでも狭いのか・・・。
November 25, 2006
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申し送りは未だに苦手。もらう方も渡す方も苦手。日本でもどこでも機嫌の悪いナース、ちょっととっつき悪いナースっているけど表現の自由をこよなく愛するアメリカでは この機嫌の悪いときの申し送りは拷問状態。もちろん私の英語力を理解してくれた上で申し送りをしてくれるナースもたくさん。そういうナースにあたるように祈りながらの仕事の毎日。略語や 日本語でも知らないような病名が出てくる度にドキドキし、前回学んだ単語が出てくると、なんだか嬉しくなる。日本と同じ名前の薬があるともう幸せ満開。そんな一喜一憂の申し送り。先日、ものすごい機嫌の悪いナースから申し送りをもらうことに。機嫌の悪さの根源は シフトが丁度終了するときに緊急入院をとらざる得なかったことらしい。もう終了・・!っていうときに入院が来てしまうと確かにつらい。でも仕事は仕事。で、申し送りのとき、彼女の頭はもうパニックになってたらしく、てんでバラバラ。何を言ってるのかまったくわからん。でも私も私で 自分の責任がかかってるのでしっかり把握しなければいけない。そこでいろいろ質問してみると、「I don't know. I didn't check it.」の答えばかり返ってくる始末。しかも悪ぶれる様子もなく。なんだ、自分もつっこまれたらこうやって答えればいいのか。 ←いいのか?
November 16, 2006
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先日、スタンフォード大学主催の勉強会に出席してきました。内容は 骨髄移植(BMT)とoncology。この分野に2年以内しか携わっていないナース達に対しての基本的な内容のクラス。私をはじめ、途中採用のナース、新人ナースの5人がうちのフロアから参加。みんなでカープールして 行ってきました。スタンフォード大学病院はBMTがとっても有名で、参加してるナースたちもほとんどがスタンフォード大学病院からのナース達。なんだか それだけでもデキルナースに見えてしまうから イメージって怖い。でも他のナース曰く、鼻高々でイヤ・・・とのこと。そうかなぁぁ、かっこいいけどなぁぁ。クラスは本当にベーシックなんだけど 今更聞けない・・・的な内容もありとても充実したものでした。ところでこのコースは合計3日間に渡って行われるコースで、もちろんCEに換算されるもの。トータル 400ドル近くするんだけど、もちろん全て病院側の負担。しかもクラスに出席中の8時間、しっかりお給料もでます。こういうところ、アメリカってすごいなぁと思います。ナースの知識向上に大きなバックアップ。これなら、嫌いなお勉強もしてみてもいいか、という気になれるもの。
November 10, 2006
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先週からようやく夜勤がスタートしました。日本と違って アメリカはシフトチェンジすることはなく、日勤ナース、準夜ナース、夜勤ナース、と自分のシフトが決まっています。私は夜勤ナースで希望してたので 2ヶ月の日勤オリの終了後、ようやく夜勤になりました。夜勤を希望してた理由は やっぱり時給が良いこと。時給が良いので 週4日しか働かなくてもけっこうもらえるし、夜11時からのスタートなので 夜勤に入る前に友達と夕食することもできる。週3日の休みと、勤務前の時間を考えると 友達に会える時間が増える!!そして 夜勤勤務のナースたちは若者が多い。日勤は(私のフロアは)既婚者で40台から50台のナースが占めていて、話す内容も 子供のこととか夫、元夫、TVショーの話。でも夜勤のナースは パーティーの話とか映画、ファッション雑誌片手にショッピングの話、みんなで勤務を合わせてお出かけの予定を作ったり。ということで私は夜勤勤務を満喫中なのです。それでもやはり 日勤と比べて看護の仕事自体はちょっとつまんない。あの「ああ、私、働いてるわ!」という感覚はあまり無い。そしてレギュラースタッフは若者が多いけど、トラベラーズナースたちは結構年配もいる。そしてそのナースたちの働きっぷりっといえば・・・。まず、ナースコールが鳴っててもとらない。ようやく重い腰を上げてとっても、自分の受け持ちではないと また座り直し、受け持ちのナースが戻ってきたら、「あなたの患者さん、呼んでたわよ」と。その内容が 「毛布がもう一枚欲しいって」でも。それくらい、持って行けばいいじゃん・・・!! (><)と思ってしまう。そして自分の受け持ち患者さんに対しても ゆっくり、ゆっくり。もともと夜勤はすること少ないのに、そんなに怠惰っぷりを発揮しなくても・・・と思ってしまうのは 日本人の性質?まあ、もちろん全てのトラベルナースたちがそういうわけでもないのですが・・。しかも日勤のトラベルナース達はすごい働いてるし。たまたまなのかしら・・・。ということで、夜勤勤務の始まり始まり~♪
October 23, 2006
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先週はフロアでのイベントがいろいろあった週でした。まず、犬が来ました。サービスドッグって言うのかな? セラピーに使われる犬です。ナーシングホームや ホームナーナーシングではよく聞く話ですが急性期の病院にもやってきました。とっても大人しくって、患者さんの方に自ら歩み寄り、撫でられるまま撫でられてる、というかんじ。各部屋を回り、お仕事をしていました。白血球だって下がってる患者さんも多いなか、犬がフロアに登場し、びっくりしましたが、患者さんの表情をみて、その理由がわかった気がしました。そして結婚式も。1ヶ月以上も毎日受け持ってた 女性の患者さん、55歳。卵巣癌で、メタもあり、いつ状況が悪化してもおかしくない患者さん。そんな彼女にはお付き合いしている方がいて、つまりは自分が亡くなった後、遺産の問題やなんやで 彼に全てをもたらすようにするために結婚をしたいと。そこで 病院に常勤する神父さんを呼び、ウエディングケーキも用意。CAの一人が 綺麗に髪を結ってあげ、お化粧もバッチリ。いつものパジャマから綺麗なドレスに着替え、彼女は見事に患者から新婦に大変身。いろんなスタッフも集まり、賑やかにフロアで結婚式が行われました。そんな彼女は 今後ホスピスに転院予定。急性期の病院でありながら、こういうサービスのできることは日本ではあまり耳にしないなぁとしみじみ。なんだか心温まる週でした。
October 21, 2006
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木曜日の仕事が終わる頃、マネージャー(婦長)が私の肩にポンと手を置いて「明日面接しましょう」と。おいおい、もうクビかよぉぉ。まだ誰も殺してないよぉぉ。しかもプリセプターも一緒に来なさい、と。ひょえぇぇぇぇぇぇ。ということで、金曜日は超緊張しながら仕事。最後の1時間を面接の時間に。プリセプターと一緒にお部屋に行くと 椅子が2つしかない。しょうがないから替わりに 車椅子に座ろうとしたら プリセプターが「そうね、帰りはショックで立ち上がれないかもしれないから車椅子は 良いアイデアね」と。がいぃぃん。「やだ、冗談よぉ。」とすぐさま笑って否定してくれたけど 全くもって面白くない。さぁ、マネージャーの登場。緊張は最高潮に。あれのこと注意されるの? それともあれ? これ?といろいろ頭にめぐる。←そんなにあるのか?「あなた、12週間の研修期間予定だったけど 大丈夫そうなので9週間に短縮するわね」と開口一番のセンテンス。丁度この面接の日が7週目の最後の日。なのであと2週間で終了させる、とのこと。そしてその残りの2週間を夜勤をこなして欲しいと。しかも プリセプターもいつもは厳しいのにマネージャーの前では褒めちぎってくれる。なんなの? ちょっと気持ち悪い・・・・と思いながらもちょっと嬉しい。でもまだ自信がないので もう1週間だけ日勤をさせてもらうように頼みこみ、結局10週間で研修期間を終了することに。なので来週いっぱいで 日勤は終了。なんだかあっという間だったなぁぁと しみじみ。マネージャーは 「1週間余分にあげた貸しは大きいわよ」と、ニヤリ。こわぁぁぁぁ。同じ病院でも 他の一般内科や外科は独り立ちする期間が 比べものにならないくらい早い。でもやはりBMTとonocologyの病棟ではとても長く研修期間が設けられている。それはすごくありがたい。そして今後受けていく授業や勉強会、オンラインコースの予定などの説明も受けた。来年早々には スタンフォードである勉強会にも出席するようにと。しかもその旅費も参加費も病院が出してくれるそう。こういうところが やっぱりアメリカってすごいなぁぁと思う。看護師の知識を向上させることに とても協力的。最後に、来月の友人の結婚式の出席のために3連休が欲しい、と頼んだらあ、良いわよ、どこの週末? とさらっと回答。こんなこと、日本ではありえない・・・!としみじみ。ということで、看護師としての命はまだ繋がれてる様子。安全第一で頑張ります。
October 8, 2006
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今日は半年ぶりほどに 日本人ナースの会というものに参加してきました。このベイエリアを中心にナースやナースの学生さん、ほかの医療スタッフさんも一緒に交流を深める会。発足して一年たつこの会、いつも参加するたびに励まされます。もう何年もアメリカでナースをしてる大先輩もいれば、自分が歩んできた同じ道をたどる学生さんも。どの立場であっても それぞれ悩みもストレスもつきることなく、そんな状況を支え合う、心のヨリドコロとなる会なのです。私も 仕事を始めて一ヵ月半が経ち、ちょうど日本で云う五月病状態。そんな中、今日の会ではいろんな人の体験談を聞いて励まされ、また明日から頑張ろう!という気持ちになれました。せっかく叶った夢。まだ放棄するわけにはいかないのです。焦らず、ゆっくりとアメリカナースの現状に慣れていければいいなぁと想った一日でした。
October 1, 2006
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日本で看護師してた頃は大学病院で、日勤だと8人ほど、準夜、夜勤になるとその倍の受け持ち患者さんがいた。その中で重症患者さんとかがいると もうてんてこ舞いで、ケアアシスタントもいなければ、クラークもいなかったので毎日走りまわって仕事をしていた。アメリカに来て、私のいるCA州では受け持ちが5人以下であることが判明。そして私の勤務先でも 本当に5人以上受け持つことはなく、しかも大抵、3人から4人の受け持ち患者さんであることが多い。ケアアシスタントさんも必ず付いてて、ベットバスやADL介助は全てやってくれるし、クラークさんがナースコールをとってくれて、自分の受け持ちだと 配られてる携帯に電話がかかってくる。なのでナースコールの対応もない。でも何故か 日本にいたときと同じくらい、もしくわそれ以上に忙しい。なんでなのか、本当に不思議。ルーチンのバイタルもケアアシスタントさんが測ってくれる。検査出しや 転床も全て トランスファーの係がしてくれる。病棟から出ることなんて ほとんどない。なのに、なのに、めまぐるしいくらい忙しい。休憩もままならないくらい忙しい。なんで????????そもそもの仕事の内容が違うので それに慣れてないからなのかしら?それでもこの恐ろしいくらいの忙しさにもうついて行くのが精一杯。こう忙しいと、本来できるはずのことも上手くできなくなってもう訳がわからなくなってくる。あああああ、半年後くらいにはへっちゃらになってるのかしら・・・・。
October 1, 2006
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今日の受け持ち患者さんは 84歳の膵癌のおじいちゃま。数ヶ月前に発見され、ケモを決行。80歳過ぎてもケモをすることって 日本では少なかった気がする・・・。それはさておき、毎晩奥さんか 娘さんが一緒に泊まってて、昨夜は奥さんが付き添っていた。今朝、私が日勤で会ったときも奥様がしっかり横に。お昼頃になって、奥様が一度帰宅して、また夕方来るから、と出て行った。1時間ほどしてから、患者さんが「妻はまだ来ない」という。「もういなくて寂しいの?さっき帰ったばっかりよ?」と声をかけると「I always miss her」と。なんだかキュンと←死語? となってしまった。聞いたところによると学校で出会った二人は もう60年以上も一緒にいるとのこと。それでも彼女が傍にいないと I miss her になるなんて・・! (><)素敵な愛を垣間見た一日でした。
September 22, 2006
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今日は onocologyのお勉強会でした。外来ナース、姉妹病院のナース、そしてウチのフロア。合計4日間に分けて、oncologyに関わるナース全員が参加。私は初日の今日、参加してきました。毎年行われてる勉強会、トピックを毎回変えて、知識をアップデートしていくのが目的。CEの単位にも換算され、終了時にはテストも。ことごとくテストの好きな病院・・・・。今回は4つのトピックスがあり、その中で最も興味深かったのが Acupuncture in Cancer Treatment.ケモの副作用による吐気・嘔吐を針治療で治すという。しかもうちの病院はそれを取り入れてるらしい。知らなかった!(病棟ではしてないけど外来でしてるらしい)もちろん痛みのコントロールや精神症状にも使われているらしい。講義をしてくれたドクターはウチの病院のドクターで、中国人。「アメリカはいつも人生において自由を謳ってるけど、治療になると同じ治療しかしない。中国は自由が少なく、束縛された人生だけど、治療になるといろんな選択肢がある。西洋医学と東洋医学、どちらが良いとか悪いとかではなく、患者さんが選べるようにいろんな道を提供するべきだ。」と。その先生はもちろんうちのドクターなので ケモや他の薬も処方してれば、モルヒネでペインコントロールもしている。でもその傍らで針治療もしいる、という先生。なんだか素敵な講義に参加できて、有意義な一日でした。
September 20, 2006
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今日の担当患者さんは 白血病とHIVをもった方。今回はケモ目的での入院。neutropeniaもあって、なんだか重症。しかも数日 熱発しててぐったりしてる。そこでmultiple antibiotic therapyというようなものが実施されていてものすんごい量の抗生剤が投与されている。バンコマイシンからはじまり、4種類ほどの抗生剤が投与。もう一つ、びっくりしたことは薬剤師さんが電解質の処方をしてること。Mgが低下していたところ、病棟の薬剤師さんがMgの補液の処方を出していった。薬剤師さんも 患者さんのデータをしっかり観察してて一緒に治療に携わってるんだなぁと実感。そもそも ここのフロアは毎日朝9時からカンファレンスがあって、ドクター、ナース、薬剤師、が集まり、週一回はそれに PT、OT、ST、RT、管理栄養士、ソーシャルワーカー、牧師さんなども加わり、全体のカンファレンスが行われる。みんながそれぞれの立場からの意見を出して話し合っていて、ドクターも 自ら他の職種の意見を聞いてて、なんだかチームワークを実感することが多い。ああ、私もいつかあの中で発言してみたい・・・・。
September 15, 2006
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日本でいうIVHのライン。「まる子、○○号室の患者さん、ラインもういらないから抜いてきて」え? 抜いたことないんですけど・・・・・。そう、アメリカではこれも看護師がしてしまう。したことないし、怖いぃぃ、と先輩に言うと、「入れてって言ってるんじゃないんだから! 抜くだけよ!」と。でも血小板もめちゃめちゃ低いし・・・・・・。(10日前に骨髄移植をした患者さん)もう少しまともそうな?患者さんのときにさせてくださいぃぃ。ということで今回は見学させてもらうことに。←逃げ腰。確かに抜くだけ。ニョロニョロと けっこう太いラインが出てくる。これも看護師がするんだぁぁぁとちょっとしみじみ。
September 11, 2006
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今日受け持った患者さんは LKで化学療法と放射線治療の併用治療をしているAさん。普段は外来治療。今回は 副作用による食道炎と吐き気、嚥下困難により、摂取困難→脱水という状態での入院。最初はTPNで栄養状態を維持していたけど、退院を考え、PEGを作った。明日の退院を念頭に、今日はPEGの使い方の指導、教育。そこで、超びっくりすることが。日本でPEGを使って高カロリー液(エンシュアみたいなの)を注入してたときは プラスチックのバックに入れて、1時間から2時間かけてドリップしてた。でも今回、初めてアメリカで指導に同席した際、なんとシリンジを使って押し込んでいる!!!! ええええ!!! いいんですか!? とあまりにもびっくりして、バックを使ってドリップしないのか聞いたところ、それは24時間の持続ではない限り、使わないとのこと。最終的には480mlの高カロリー液と180mlの水を最後に入れ、一気に合計660mlを注入!!! その間30分ほど。すごぉぉぉぉぉい。しかもTFを24時間することもあるんだぁ、とそれもびっくり。患者さんも「すごい満腹感・・・」とのこと。そりゃそうだろ、と心の中でつぶやいてしまった。所変われば技術も変わるのは百も承知。でもこれは違いすぎる・・・・・。それとも私が知らなかっただけ?
September 9, 2006
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ブログを始めたというのに 全然書く暇ない。家に帰っても いろいろ復習・予習したり はたまた遊びにでかけたり。PCの前にいることが 随分減った。さて、今週からようやく患者さんを受け持たせてもらえるように。申し送りを聞くのもだいぶん慣れてはきたけど やっぱり略語と数値がわかりにくい。朝の申し送りを終わっても ひたすら薬の辞書を片手に調べて、それからラウンドに行くので 時間がかかる。それでもやっぱり知らない薬を投薬するわけにはいかない。抗生剤やステロイドなんかは名前でわかるけど 予想しがたい名前もいっぱい。焦るけど、「新人だからしょうがない」と自分に言い聞かせてひたすら調べるのみ。でも薬が 終わると後はだいたい日本と一緒。しかも清拭などをしなくてもいいからその点ではラク。あとは どういう時にドクターコールして、どういう時に自分の判断で実行していいのか。その基準がイマイチわからない。アメリカのほうが 日本よりもナースの判断力に委ねらることが多いけど、それでもやっぱり、あ、やっちゃっていいのかな・・・、だめ? と葛藤することがしばしば。実は 日本での知識が邪魔してしまったりすることもある。日本でこうだったから、こうのはず!という邪念が・・・・・。
September 6, 2006
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ようやく1週間が終了。なんだかあっという間で、なにがなんだか・・・・。最後の3日間は 先輩ナースにくっついて業務をどのようにこなしてるのかを傍観。ま、どこの世界も看護は看護。同じような流れ。でも なんだか少しずつ違う。まず、ベットバスなどの清潔維持系の仕事がない。準看さんがいるので 全てやってもらえる。バイタルだってとらない。もちろん ルーチンのバイタル以外はとるけど。ナースコールもとらない。(これはウチの病院だけかも)クラークがとって、自分の受け持ちであれば、PHSに連絡くれる。なので コマゴマとしてて自分の時間をとられるような仕事がない。スムーズに業務がこなせる。ラクチーン。でも、でも。私の 最大の問題。それは みんなの字が読めないこと。日本人って、一般的にいくら字が汚くても 必ず読める字を書ける。しかもそれが仕事になると 余計に気をつけて書くと思う。でもアメリカ人って、そもそも「字は綺麗に書かなければいけない」という観念がないらしく、カルテ類が読めない。もう、よく云う、ミミズがはいつくばった字。どんなに美人さんでも 字が汚い。指示が読めなければ 何もできない。ああああ、前途多難。
August 27, 2006
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今日から病棟でのオリエンテーション開始。朝7時からの勤務のため、5時に起床、6時前の地下鉄に乗る。でも実はかなり早く着いたので、明日からは15分遅らせても大丈夫そう。で、6時半には着いてたのでナースステーションでとりあえず夜勤さんにご挨拶。なんだか大歓迎をうける。「あ、あなたがまる子ねぇぇぇ。ようこそ!!! あなたは夜勤担当でしょ?日本はどこからきたの?あなたのバックグラウンドは? 家族は?」え、え、え・・・・・・。みなさん、まだ夜勤中では・・・・・・。ほらほら、ナースコール鳴ってますけど・・・・・。とりあえず一通りの会話を終えるも、どんどんくる日勤さんにも「ほら、彼女が新しいナースよ!」と紹介してくれる。みんな本当に朗らかで フレンドリー。うん、ここでならやっていけそう。さて、7時にオリエンテーションが始まる、わけもなく担当さんを待つこと30分ほど。病棟の教育担当さんが来てから 病棟の特色、チャートの方法、などの説明を受ける。そのつどメモをとろうとすると、「そんなの書かなくていいわよぉ! リラックス! 忘れたらまた聞いて!」と言われる。あ、そうですか。いいのか?こんなことで。 ま、いいか。そして中央の 教育担当さんが来てくれて 今度は病院全体のツアーへ。みんな本当にいい人ばかり。これが初めだけだったらどうしよう・・・・と思いながら。そして午後からは 先週受けたテストの答え合わせ。「さ、ここからは泣いてもらうよ」と脅かされる。ひゃーーーーー。指導員いわく、やっぱり問題は英語。会話は問題ないけど、スペル間違いが当面の課題だね、と言われる。はい、頑張ります。なんだかんだいって、半分以上は世間話で終わり、週に一度は 必ず話し合える時間をもってくれるとのこと。プリセプターに加え、中央からの指導員もしっかり付いてくれて、なんだか心強い。たまたま仕事開始時期が 新卒プログラムと一緒になったので、ラッキーだったかも。ということで、当面は日勤ばかりになりそう。明日は スタッフナースに付いて、一日の流れを見ていくそう。楽しみ、楽しみ。さ、早く寝なきゃ。
August 22, 2006
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今日は 2日目のオリエンテーション。はぁぁぁぁ。疲れた・・・・・。このオリエンテーションは 外人ナースの為!と 昨日強調されてたので てっきりそうなのかと思いきや、新卒ナースもいて、結局普通のオリのようでした。そして テスト三昧の一日でした。まずは 優先順位のテスト。1:今すぐにしなくてはいけない2:自分のシフト中に終わらせれば、今すぐにしなくてもいい。3:このシフト中にしなくても 次回でも大丈夫。網羅されている状況を この上記の3つに区分けしていく。そしてその横にはその理由を記入。それが10問。次が会話のテスト。患者、家族、医者などが 言ったことに対してどのように答えるべきか。それが10問。そしてIVの状況問題。写真やIVについての状況問題があり、何が問題か、それに対してどのように対処しなければならないか。そしてその理由は。これも10問。で、極め付けが ビデオでの問題。ビデオに患者さんが出てきて、その症状、言ってる言葉などをしっかり覚え、検査値を読み、診断名を考え、記入。 その診断の根拠、今後どのような処置をしなければならないか、観察項目な何か。 ドクターをコールして、どのような検査、処置が指示で出されるのか。薬は何が処方されるか。それを記入していく。これが10問。そして全ての答え合わせ。自分の回答は全て プリセプターに送られるそう。あああ、顔合わせする前からもう私の実力を知られてしまうのね・・・・・。仕事開始の日程は私が決めてもいい、とのことで、来週にしてもらいました。やっぱりもう少し勉強しなくちゃ、と思い・・・・。シフトは夜勤になるのだけど、最初の1週間は日勤、次の週が準夜、で3週目から夜勤になっていくらしい。今週中に忘れ去った記憶を呼び起こして、もう少し勉強しなくては!!
August 15, 2006
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このブログを設定してから 早くも1ヶ月半ほど経ち、ようやく初出勤までこぎつけました。本来なら1ヶ月前に 仕事を開始してるはずだったのに いろんな書類のゴタゴタで結局1ヶ月も延びてしまった。ま、その間に一時帰国ができたので良かったのだけど。さてさて、初出勤はもちろんオリエンテーション。リスクマネージメント、院内感染防止対策、PCの使い方・・・・。日本と違うのは院長や看護部長の挨拶などがないところ。出席してる新入ナースも コーヒー片手に超普段着。スーツ着てる人は誰もいない。そして午後は「テスト」まではいかないんだけど、NCLEXのような問題を一時間ほど解かされた。 状況把握問題とか、選択問題。難しくは無かったんだけど、急だったのでなんだかアタフタしてしまった。そして明日ももう一日オリエンテーション。これは外国人ナースやブランクのあるナースを対象にしたオリエンテーションなんだとか。うちの病院は ベイエリアの中でも教育がしっかりしている、とは聞いてたけど、初日の小テストから始まり、外国人ナース向けのオリエンテーションまでしてくれるとは。なんともありがたい。それでいてオリエンテーションに参加してた人は20人中3人ほどの外人(フィリピン人+私、日本人)しかいなかった。もっと隠れていたのかなぁぁぁ。でもまだそれ以降のスケジュールをもらっていない。今後働くことになっているunit(Oncology)に電話してみるも、マネージャーが不在。明日また連絡くれる、とのことになった。うーん、なんだか最後までスムーズに事が進まない・・・・。先が思いやられる・・・・。病院からの帰りには弁護士の事務所に寄って、帰国中に届いていたSSNカードとVISAスクリーンのcertificateを渡してきた。これで早くて今年中にはグリーンカードがもらえるはず。あああ、早く軌道にのって、カリフォルニアライフを満喫したーい。
August 14, 2006
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