PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
ゴルフ場のパブリック・コースの話は横に置いて、通常パブリックと言うと 公衆とか公共・公式・・等。プライベートの反対語として使われるかと思う ラテン語で、人々 人民・大衆という意味の言葉と聞く。
パブリックを 公(おおやけ)という意味で使うと少し話がややこしくなる。公(おおやけ)の元字は大宅で 大きな家 御殿 天皇の住まいする家の意味に帰着する。言語学者 大野晋氏は著書 『日本語の年輪』の中で、奈良朝時代 既に大宅が、御殿天皇の住居を指し示す言葉となり そこに住む人 そこで仕事をする人 朝廷・政府・官庁を意味する言葉の概念が出来上がっていたという。
公的に決まった事と お上が決めたこと同意語で使われることが多い。消費税を最初に導入した時、アメリカのあるエコノミストが面白いことを書いていた。
『国民の生活に一番影響の大きい新税(消費税)の導入が閣議決定で決まると、日本では民が率先して税の勉強を自発的にして施行されるとほぼ100%の捕捉で国庫へ金が流れる。米国なら大変な反対運動が起こって支払わぬという人もでてくるだろうに。お上の決めたことは従わねばならぬ こういう国を我々は相手にせねばならない』という内容である。
『お上の決めたこと』と言う人は少なくなったが、『公式に決まった事』にはひれ伏し従う国民性は色褪せる事が無い。無意識に天皇の赤子などと言う刷り込みが民族記憶として身に付いているのかと思う。 パブリックは人民・大衆 公(おおやけ)は天皇となると我々の立場はと考えるが、主権在民と唱えられてからまだ60年少々 ひよこのパブリックなのだ。
柳居子花徒然
パフィオ