柳居子徒然

柳居子徒然

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

柳居子

柳居子

Calendar

Favorite Blog

宿場町「山崎」の本… New! しぐれ茶屋おりくさん

Comments

柳居子 @ Re:経験と初体験(01/25) 一夏の経験 https://www.bing.com/videos…
柳英治@ Re:風雪ながれ旅 解題(04/28) 「とおる」は、「徹」では?
もも2535@ Re:一年一度の 贅沢朝食(08/20) 素敵な会合ですね。私も錦市場の「のと与…
柳居子 @ Re:祖霊の送り火(08/19) 大勢の人が 使うようになると 本来の意…
もも2535@ Re:祖霊の送り火(08/19) 私も結婚して京都に来るまでは関東の人間…

Freepage List

2023.12.29
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 御厨貴氏が 地元紙の 現代の言葉欄に『ストマと杖』という一文を寄せておられた。 

五年前の膀胱癌の手術の跡 転移藻無く一応の寛解 という医師の診断結果から文が始まっている。寛解という診断を下すのは 白血病とか 精神分裂症などの特定の病に下すものと聞いていたが 今は全科的に使われる言葉になっている様だ。


 経年で劣化するのは、あらゆる事物に当て嵌まる事だが、人間も含めてあらゆる生物は 個体の死滅が劣化のコールと言えるのかも知れない。

 御厨氏の場合 排尿の管理が大変な状態の様だ。若い時と変わらず同じというのは 誰も居ない、我々の眼にする老人達は 元気そうに見せる事の出来る元気が残っている人と見たらよい。


御厨氏程 重篤な病名では無かったが 母親が転んで手首に傷を負った時 整形外科に一年程毎日の様に通い 手首を動かす毎 ホッキと音がする 其れを医師に訴えたら 『あっ それはもう気にしない様にという御託宣』母は翌日から病院へはいかなくなった。「病院へ行かないの?」と聞いたら 『気にしないでと言われたが 行っても行かなくても同じ 医者が匙投げたから行くのを止めた』 これも寛解の話しかと思う。
 柳居子も骨密度が下がり 腰椎と胸椎の圧迫骨折を三ケ所お越し 喧嘩的には背中と腰の曲がった完全老人になり果てたが 自分で注射を一年程続け その後月一回の注射も無くなり 今は毎日一錠飲み薬だけになった。それでも三月に一度 骨密度の検査が有る 検査結果を見て 先生はいつも同じ事を言う『大分数値が良くなってきましたね 手抜きせず頑張りましょう』『先生 骨密度の数値が上がったとは言っても 同じ年の平均値に近付いてきたというだけですね 決して若い時の様には戻らないのですね。』患者や看護師が沢山居る前で尋ねた、先生は何も言わず貴方の言う通りです と 苦笑い顔で返事をして入れた。



「現代の言葉」欄に 己の病気とか 対応について書かれた文と言うのは 記憶にない。 何一つ隠し立てせずの一文  『同病 相憐れむ』という言葉が有る。 この文を読んで 病とか杖が必要と言うのは 誰にでも起こる事 御厨さんの様な人にも 自分と同じ病とか 老いが迫っている人を自覚した人は多いはず 自分を晒す事が多くの人の爲になっていると 私は思うのだ。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.12.29 11:42:05
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: