「転びやすい」という、この橋の機能の問題からすれば、景観や現代建築うんぬんなど、些末なことになりますが、この「憲法の橋」という名前についてもどうかと思うのです。 決定には紆余曲折あったらしいのですが、どうしてまた「Ponte della Costituzione」などというイタリア語でも固い響きの名前にしたんでしょう。 今年はイタリア憲法60周年だから、とのことですが、これではまったく耳かき一杯程の想像力もかき立てられないというものです。間違いなく、地元の誰もこの名前では呼ばず、「ローマ広場の橋」か建築家の名前で呼ばれることでしょう。