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白のプリウスは前橋駅を出て欅並木をぬけ、北に向かってゆく。田村京子の運転は相変わらず軽快でストレスがない。おかげで二人だけの幸せな時間は一瞬にして過ぎ去り、無情にも車は田村邸に到着した。僕は田村家の家族と赤い十字架に迎えられ、問題を解決しなければならない責任の重さをあらためて感じたのだった。僕は田村家三代の女性を前に、赤い十字架改修工事の内容と工程を説明した。田村家の改善計画☆ ダウンライトの撤去とその穴を塞ぎ、照明器具を変更する。☆ 屋根裏の断熱改修と通気止め処置。この2処置で、暖房の熱が屋根裏に逃げてしまうのを防ぐとともに、結露を防止し、カビやダニの発生を抑え、アレルギー対策としても効果が見込める。☆ 書架やその他の収納位置の変更し、外壁の内側に断熱力のあるものを置かない。この処置は、収納物が結露によって傷むのを防ぐことを目的としています。箪笥を外壁沿いにおいて、数年開かずにいたら、大事な着物や洋服が傷んでいたなどの経験は、誰にでもあるものです。収納物は、通気止め処置を施した間仕切壁側に置くことで、結露によるシミなどを防ぐことが出来ます。☆ 裏庭の植栽を整理し、通風を確保する。植栽は、夏を涼しくすごすためにとても効果的ですが、茂りすぎると、藻が生えたり、風通しが悪くなるばかりでなく、落ち葉で雨樋が詰ってしまったり、あまり歓迎できないことが起きるものです。枝おろしなどで、風通しを良くして置きましょう。原因は室内空気循環による壁内結露と日照の不足、風通しの不足、家具の配置ミスであり、これらの問題を解決する為の工事は、結露を防ぐという目的上、暖房する季節に入る前か良いこと、その工事は一週間ほどで完了するという事、などを告げると。田村母娘は同じ言葉を違うニュアンスで口にした。「一週間ですか、それでいつから取り掛かれるのですか?」「一週間ですか、それでいつから取り掛かれるのですか?」一週間と言う工期に母親はにっこり応え、娘はなんだかがっかりした様子だった。僕は杉山にスタッフの手配を依頼し、三日後には工事を開始する事になった。これで、最低十日は前橋に滞在する事になる。なんだかとても憂いしい自分がいた。うつむいていた田村京子が顔を上げで言った。「シードさん、工事をしている間は、ずっとこの家にお泊りになってくださいね。」「ええ?いいんですか?」僕はあまりに嬉しい提案に驚いてしまい、三人の顔をきょろきょろと見ながら聞き返した。「ええ、いいですとも。自分の家だと思ってお泊りになってください。」そうこたえてくれたのはおばあちゃんだった。後の二人も笑顔でうなずいている。僕はなんてついているんだろう。今まで人生が究極の平凡であったかのような幸運に恵まれている。( もう死んでもいい )などと思った瞬間、出雲の高山邸の事を思い出した。この幸運はたった十日間のことでしかない。工事が終わればまた出雲へ旅立つのだ。期間限定の幸運である事に気づいたときに幸運は同時に悩みとなった。
2009.09.27
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群馬県の県庁所在地である前橋市は、西に榛名山、さらに西には浅間と白根、北に子持山、谷川岳、赤城、日光白根、男体山などの名山に囲まれ、東は関東平野が開け、南には秩父の山々が連なっている。幾度も訪れたこの町は、やって来るたびに故郷に戻ったような感慨が強まる。電車の車窓のゆっくりと流れる風景は秋が深まったとはいえ、まぶしい光に満ちている。前橋駅の改札には田村京子が待っていた。改札を通過した僕に笑顔で手を振っている。そして緩やかな動作で僕に向かって歩きはじめ、しだいに小走りになった。僕に向かって近づいてくる彼女の顔は突然表情がくもり、目が潤んでいるように見える。おもわず僕も彼女のほうへ歩み寄る。(いけない、これじゃあ抱きしめてしまう。)と僕は一瞬の衝動と自制心の狭間で次の行動に踏み切れない。「あっ」次の瞬間彼女が何かに躓いて倒れそうになり、僕はとっさにささえ、図らずも抱きとめてしまった。思いが現実になるときの偶然と必然の悪戯を、人は運命だと感じでしまうのだろう。人生は運命が支配し、運命が人の背中を押し、足を歩ませているのだと。しかし、それは幻想なのだ。人は、自分の行動を自ら決定しなければならない。意思の力で生きるからこそ人は美しいのだ。「大丈夫ですか?」と聞いた僕に「はい、大丈夫です・・お帰りなさい。」と田村京子は答えた。その瞳には涙が光っている。僕の心には一つの確信が訪れ、愚かな迷いを消し去った。しばらくの間、会えずにいた事が僕の思いを育てたのだろうか。ただ憧れていただけの相手に、自分でも抑えきれぬほどの強い思いを持っていたのだと、初めて気づいた。「ただいま・・」( ただいま )で良いのだろうかなどと一瞬考えたが、すぐにどうでも良くなった。このまま抱きしめていられたらどんなに幸せだろうと思う本能とは裏腹に反射的に離れようとする自分を嫌悪しながら、不自然ではない距離に自分を置き、あらためて田村京子の顔を覗き込む。「シードさん、全然連絡をくれないし、何処にいるのかもわからないし、好い人でも出来たんじゃないかって思ってたんですよ」抗議する言葉を涙ぐんで呟く田村京子の顔を目の真近かで見てにしてしまった僕は「ごめんなさい」と詫びる以外に出来ることはなかった。
2009.09.25
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完璧な人間はいない地球には不完全な人間が60億人なほど生息していて勝手気ままに生きている人間社会はピラミッド型の組織を構成しようと画策したリーダーがいて配下を思い通りに動かそうとする時代が進み組織化が進むと財力を持つものがリーダーとなるようになる彼らは財力はあるが能力はないから能力のあるものを雇用する自分に出来ない事をさせようとするから完璧を望む自分にない能力を求めるからこそ要求が高いこれは組織の中でなくてもよくある話だあなた、帰りに洗剤を買ってきてと依頼された亭主が買ってきた洗剤がいつも使っているものと違うと激怒したりする激怒するほど洗剤にこだわりがあるのなら自分で買いに行くか事細かに書き込んだ指令書を渡すべきだ僕の家の事か?ですって?我が家は違います買い物は楽しみの一つですハニーと一緒に行きますからおっとのろけるために書いているわけじゃありません部下が命令したとおりに動かないのは命令が不適切だからに他ならない大抵の場合リーダーの能力に問題がある部下に問題があるのなら不適切な社員だから雇うべきではないリーダーに問題があるとクビに出来ないから始末が悪い世の中は多かれ少なかれ誰かの思惑で動いている思惑で動かそうとする輩の考えることなど善良な市民には思いもよらない善良な市民は平穏に生きたいだけなのだ思惑を持つ人間はその善良な市民を利用して自分だけが優位に立つための方法をピラミッド型に構築しようとした始めのうちは勝手気ままに振舞う自由人たちをコントロールできず怒り心頭だったがそのうちに教育と言う洗脳技術を開発し自由人にルールという鎖をつける事に成功する時代は変わり封建制から帝国主義、そして民主主義と呼ばれる時代となったがピラミッドの存在は相変わらずだ王様が資本家に代わっただけ暴力は武力へそして国家権力へと変った法や国家権力は民衆を守るためのものではないピラミッドを守るためにあるピラミッドは何のためにあるのか意思(思惑)の伝達効率を上げるためにあるなぜ意思(思惑)の伝達効率を上げる必要があるのかピラミッドの最下層にはピラミッドの意思(思惑)は無い意思(思惑)はピラミッドの頂点にある最下層の願いがピラミッド全体の意思となることはないなぜならピラミッドの意思は頂点の思惑に優先されるから人の世はピラミッドではいけない原始的な野蛮な時代はピラミッドでなければ乗り切ることは出来なかったと思われるが熟成した社会は循環する球体でなければならない利害は循環する事が出来る僕の欲する利益を僕が消費したときそのエントロピーが誰かの利益にならなければならないのだ球体の社会は可能だそれを実現するためには統治という概念で出来たピラミッドを解体する事が必要だけれど
2009.09.25
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連休です ただ休むのもなんだかなーということで 今話題の、 ここへ行ってきました 利権と人情のかたまり これからの日本に こんなことが起こらないような処置をしてほしいです 国民のための政治ですから
2009.09.23
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突然の電話三日目の夕方には防湿フィルムを全て貼り終える事が出来た。すでに日課となった酒盛りが始まろうとしたとき、僕の携帯電話が振動した。携帯のディスプレーには僕にとって最高に嬉しい名前が表示されていた。<<<田村京子>>> この名前を見ただけで僕の心臓は張り裂けそうになっている。「はいっ、シードです。」僕はあわてて受信ボタンを押し、しどろもどろで電話に応対した。「シードさん?京子です。お元気ですか?研究所に工事のお願いをしたら、シードさんは長期休暇をとられているとお聞きして、心配になってお電話してしまいました。今、どちらにいらっしゃるのですか?」田村京子は少し怒っているような口調でやつぎばやに質問をしたが、僕にはその声が優しい音楽のように聞こえる。「はいっ、大丈夫です。元気でやっています・・。そうですか、工事させていただく事になったんですね。ありがとうございます。僕は今、出雲にいます。出雲で友人の家を作っているのです。」「えー出雲ですか?遠いところにいらっしゃるのね。」携帯電話から流れる田村京子の声は少し落胆したように聞こえたが、僕はすかさず答えた。「京子さん、大丈夫です。すぐにお宅に伺います。明日の午後には・・」僕の受け答えをテーブルを挟んだ正面で見ていた高山が「おいおい」と呟いている。僕は片手で高山を拝むような仕草をしながら気持ちは携帯電話に集中している。「ええっ本当ですか?明日お見えになれるのですか?」田村京子は、急に弾むような声になった。僕には笑顔の彼女が受話器をにぎりしめている姿が見えていた。 高山邸の工程は、すでにプラスターボード(石膏で出来た耐火ボード)を貼る段階に来ている。エンタルピー断熱の仕上げはプラスターボードを張り終えてからでなければ出来ない。 数日なら、僕がいなくても問題はあるまい。高山には申し訳ないが、僕には田村家の工事のほうが先約なのだ。いや、田村京子の方が優先項目だと言うべきか・・ 電話を切った後、高山に電話の相手は誰なのかとひつこく追及され、ついには僕の憧れの人だと白状するにいたったが、おかげで高山は、「お前が女性に興味を持つとは青天の霹靂だ。野暮天な事は出来んからな。」と、僕がエスケープする事を快く承諾してくれた。 親友とはありがたいものだ。友の喜びを一緒に喜んでくれる。 眠れぬ夜を越え、僕は翌朝の第一便で出雲空港を飛び立った。心は既に雄大な赤城山と、麓に流れる藤沢川ののどかな風景がいっぱいに広がっている。いつもなら、熟睡している間に一瞬で目的地に到着する僕だが、この日の時間の流れは永遠にたどり着けないのではないかと思えるほどゆっくりと流れ、僕の心臓はその間中ずっと強い鼓動を繰り返していたのだった。
2009.09.20
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防湿フィルムを貼る工事は簡単ではない。僕たちが採用したフィルムは3メートル幅で長さが17メートルもあり、0.2mmもの厚みがあるから、ごわごわしていて室内で取り回すにはなかなか手ごわい相手だ。しかし、僕は数年前に、この手ごわいフィルムをいともたやすく施工してしまう名人に会った事がある。岐阜県の名工、三郎さんである。僕は三郎さんのテクニックを学び、これを三郎工法と名づけた。あまりにもベタな呼び名だが、その効果といったら、それまで3日かかっていた工事が1日になってしまうほど的確で、美しく、スピーディーな技だった。初めから三郎工法を教えられて、フィルムを張っている高山はその技術のありがたさが理解できず、「へー、うまく貼れるもんだな!」と言うだけだった。職人が苦しんだ末に編み出した技術は、その卓越性にかかわらず、あっけないほどシンプルなものだ。いや、優れた物ほどシンプルになっていくのかもしれない。昔の親方たちは、弟子たちに技を教えなかった。日々の作業のなかから見て盗むのが弟子たちの修行だったのだ。教えられた技は本物にはならない。なぜそうしなければならないかという、技の真意は教えからは伝わらないからだ。技術は科学で裏づけされて初めてその人の技術となる。見て盗めとは、失敗し、科学し、理由を自分で理解せよという親心なのだ。厳しい親心だ。理解できなかった弟子たちは、いつの間にか消えていく。教えられた技は、真意を失い、形だけの偶像となっていくのだ。経済というルールで成り立っている現代社会では、効率が優先され、新人におしげなくプロの技術を教えていく。教えられれば、形だけはすぐに出来るようになる。しかし、彼らに技の真意は解らないから<応用>などは一切出来ず、<応用>しようとすれば、効率を落とす<失敗>という事態になる。そこで管理者は、<応用>を禁止するマニュアルを生み出す事になる。人間はロボットと化す。古来から、職人たちは、工夫し、失敗し、いつか成功し、応用し、また失敗する繰り返しのなかから、経験と言う科学に近いものを勝ち取ってきた。その時代は、経済よりも、知恵や技に価値を見出していた筈だ。人を生かす価値観が世界を作っていたはずだ。現代にあっても、その心を失わなければ、教えられ、安易に手に入れてしまった技も、改めて検証され、進化するだろう。技を極めることの面白さを知ってしまった職人たちならば。神仏が暮らすための建築物を作る技術は尊い。永久に伝えられるべき技術だ。寺社建築は、継承されるべき建築技術である。<変化>より、<継続>が尊ばれるべきだ。住宅建築は違う。今の建築技術では不十分だと断言できるほど、人の健康を維持する性能が不足している。職人たちは、技の真意を失いかけ、かたちのみを追い始めた。神や仏は、風邪をひかないのだ。死なないし、寒がらないし、暑つがらないから、気密など無意味だ。住宅建築は違うのだ。生身の人間が暮らしていくための第三の皮膚なのだ。住宅には、住まう家族の健康を守ると言う使命がある。職人たちは、あらためてその事を学ぶべきなのだ。価値観を経済だけで決定している限り、古の親方たちの心を理解することは出来ないと、僕は思っている。
2009.09.19
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翌日は防湿フィルムの施工を開始。高密度ポリエチレンフィルム、厚さ0.2mm、3メートル幅のものを採用した。幅が3メートルなら横張りでも一階の床から2階の床下まで十分に届くから、フィルムの長さの限界まで継ぎ足しなしで貼る事が出来、隙間の少ない防湿工事が可能になる。防湿フィルムを貼る工事の事を気密工事と言う人が多いが、彼らは気密の事を勘違いしている事が多い。「気密工事」という言葉に間違いはないけれど、気密の高い家イコール隙間の少ない家と考え、隙間風が少ないから省エネな家と、単純に考える人が多いようだ。僕は、気密の気を空気の気とは考えていない。水蒸気のコントロールこそ室内環境の快適性をエネルギーを使わずに管理することのできる最も重要な要素の一つであり、永遠のテーマでもある。気密の気は 「水蒸気の気」 なのだ。だから僕は「気密工事」とは言わず、「防湿工事」と言うことにしている。防湿工事をする主な目的は二つある。その一つは断熱材の内部の結露を防ぐことであり、そのことで断熱性能を維持しようとしている。もう一つは水蒸気が外壁を透過するを防ぐことだ。この二つの目的を達成しても水蒸気をゼロエネルギーでコントロールすることなど出来ないけれど、防湿工事のおかげで透過水蒸気量が無視できるレベルまで下がり、コントロールするためのステージが整う事になる。高山邸の壁構造は僕が数年前からテーマとしていた「エンタルピー断熱」という考え方で作ろうと考えている。< エンタルピーとは >空気には必ず水蒸気が潜んでいる。空気が持つエネルギー量は気温によって変化するけれど、それだけではない。空気中の水蒸気量が増えるとエネルギーも増える。この、水蒸気を含めた、空気が持つエネルギー量をエンタルピー(kJ/kg)と言う単位で表すことになっている。たとえば、気温30℃相対湿度0%の空気のエンタルピーは30kJ/kgだが、気温10℃相対湿度100%のエンタルピーも30kJ/kgで、エネルギー量は等しい。実際に気温30℃相対湿度0%の環境を作り、体感してみるとかなり寒い。その寒さは、まさに気温10度で雨が降っている状態に近いものだ。気温30℃相対湿度0%という環境は、気温は高いがあまりにも乾燥で皮膚からは気化熱を奪われ、体温は著しく放熱される。水蒸気のコントロールとはエンタルピーのコントロールであり、空気と言う環境を熱的な部分においてコントロールすると言うことなのだ。「エンタルピー断熱」は室内空気中の水蒸気コントロールをパッシブ(自然の力を使った流れ)で行うという、全く人為的なエネルギーを必要としないシステムの事で、住環境維持のために費やされる冷暖房費をゼロにする事が出来る可能性を秘めている。僕は高山邸で、エンタルピー断熱の実験をしようとしている。実際に人が住む住宅での実験など許されることではないが、高山は、僕の申し出に快く承諾してくれた。というより、僕より乗り気かもしれない。
2009.09.18
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自民党のピラミッドは派閥というピラミッドの頭が総理になると自分の派閥から内閣を構築しようとする数人は別のピラミッドから出向してもらうけれどねだから優秀な人材が要席に就かず限られた能力で運営し破綻していく民主は派閥はあるもののどうやら小さいピラミッドの頭が組閣に採用されピラミッドを積み重ねたピラミッドを構築したようだこれで一応は、全力を出し切れる構造にはなったということか・・浮かれ顔だった鳩山氏もやっと顔つきが真剣になってきて半年後には前総理のように顔がゆがんでしまうかもしれないが始めた事は最後までやってほしいものです甘やかされて育った人は仕事を途中で放り出してしまいがちですから
2009.09.17
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今週は、 月曜日の網走の日帰りに始まり 今日の豊橋講演 物差し塾まで まるまる出張でした まあなんとか こなせました 今朝、彦根を出るときから雨にたたられ 豊橋でこだまに乗るときも ヤクザ豪雨! いや ゲリラ豪雨ってんですか? 温暖化だから凄い雨が降る とか 異常気象だ とか 結論付けそうですが 結露の基本は 湿り空気を冷やす事です 雨は 空中結露 急激に冷やすと 豪雨になります 急激冷やすには とっても冷たい空気があればよい 夏の夕立は急速減圧だから ジヤンル違い 温暖化と 寒冷化の狭間で 夕立とはちがうタイプの雨が降る さておき 雨 気持ちいい
2009.09.12
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必死で頑張っています 本当です
2009.09.12
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「うーん、確かにそうだな。水蒸気は透過するのだから、水蒸気の量が増えたら蒸し暑く感じたり、過乾燥の空気では冬は寒く感じたり鼻やのども渇くから、水蒸気量をコントロールするには、水蒸気を通さない層が必要になるということか。」高山は腕を組んで、うなずいた。「だから、断熱材に吸放湿を望んではいけないし、意味もない。」ぼくは、高山が納得したのを確認しながら、つづけた。「防湿層が適正な位置に設置されていれば、どんな断熱材でも目標とした性能を獲ることは出来るといえるけど、断熱材には、断熱性能以外にいくつかの条件を課す事になる。」「条件?」「うん、絶対に腐らない素材であること、早く乾くこと、耐熱限界が高いこと、だ。数十年という長い間には、断熱材が仕込まれた部分に雨が漏ることもあるだろうし、急激な温度変化や、放射冷却などで内部結露が生じることも十分考えられる。畳の下に敷きこんだ新聞紙を数年ぶりに見るとシミだらけだし、何年も箪笥にしまいこんだままのウールのセーターは縮んだり虫が喰ったりして、使い物にならない。断熱材は、永久に腐らずいてほしい素材だ。耐熱限界も大切だ。太陽の日射で屋根や外壁の温度は70℃にも達する。断熱材が、熱で収縮してしまったら、洒落にもならない。」高山は、僕の説明など、なくても既に理解していたのだと思うが、大きく頷きながら、「よし、納得した。グラスウールで行こう。何しろ、価格が安いのがいい。」といったものだった。断熱工事 僕たちは、パラマウント社のSAN-Eというグラスウール断熱材を選択した。この断熱材は良く出来ていた。通常のグラスウール断熱材とは、繊維の方向が90°違っている。通常のものは、厚さ方向に弾力が在り、面方向は簡単につぶれる。SAN-Eは、繊維方向が厚み方向になっていて、厚さには殆ど弾力がなく、幅方向に弾力を持たせている。そのため、厚さはつぶれず、幅をつぶして壁に入れると、幅を復元しながら柱に密着する。この復元力でいつまでも隙間のできない経年変化のない断熱が可能になっている。高さ方向のつぶれにも対応しやすい。どんな断熱材も自重によって沈下するものだが、この断熱材は最上部をカットして回転し、部分的に上下につぶして挿入することで自重沈下を復元・相殺してしまう。これなら、誰がやってもほぼ完璧な断熱工事が出来るし、経年劣化を心配する必要がない。しかも作業効率がとてもよかった。僕たちは二人で3日の工程で、屋根まで含めた断熱作業を完了した。断熱の完成した室内は、既に暑いとか涼しいとかいう感覚が消え、耳鳴りに似た静寂の世界だった。
2009.09.09
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網走の日帰りと言う 仕事が たまにあり 今日が、それ 来年度のVOC測定士試験の日程を決め オホーツク環境住宅の仕様を決め 改めて佐々木教授に温暖化がCO2のせいじゃないよねと聞き うーん まー そういうことですね なーんて 言わせ 今日のお仕事ご苦労様です さて 帰りましょう 何時につくのやら 明日は 岡崎か
2009.09.07
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「セルロースファイバーか、確かに断熱性能が高く、再生品だから環境に対して配慮された製品であり、意義深いものだから一考すべきだが、外壁の中に仕込む断熱材としては少々難在りだ。湿気の吸放湿は確かにしてくれるがそれが実は問題なのだ。断熱材は乾燥していてはじめて断熱性能を維持できる。その断熱材に湿気の吸放湿を求めるのは、どう考えても間違っている。」「そうか、含水率が上がれば、熱伝導率も上がってしまうということか。含水率は重量比だから、たった10%でも大変な水分量になってしまうな。」高山は僕が言わんとする事を即座に理解してしまう。怖いくらい反応が早い。「うん、しかも・・」僕は、断熱壁が吸放湿することのデメリットについて話した。「湿気の吸放湿素材は湿度が高いときに湿気を吸ってくれて、湿度が低いときには湿気を出して、空気に潤いを与えてくれる。というように言われていて、確かにそのような性質がある。だから防湿フィルムを使用しないと言う。しかし、それはあくまで室内空気と吸放湿断熱材との相対的関係で考えられた現象で、条件設定に誤りがある。防湿フィルムを使用しないなら、外気も相対論の仲間に入れてやらなきゃならない。吸放湿断熱材の一方には外気が在り、一方には室内空気がある。吸放湿断熱材は、どちらの空気からも湿気を吸う可能性が在り、どちらへも放湿する可能性をもっている。たとえば冬は、室内は過乾燥にならないように加湿器などを使用して湿度コントロールをするが外気は非常に低温なので極度な乾燥空気となっているから、吸放湿断熱材は室内空気から湿気を吸い取り、外気に対して放湿してしまう。なぜなら、室内が暖房と加湿をされて気温23℃で相対湿度50%の状態の絶対湿度(空気中に存在する水蒸気の絶対量を重さで現したもの)は空気1キログラム中に9グラムのH2Oが存在する。それに対して、外気が気温0℃で相対湿度50%の状態の絶対湿度は、たった2グラムでしかない、超乾燥空気だからだ。夏はその逆になる。室内はエアコンで除湿され、気温27℃で相対湿度50%、かたや屋外は、気温35℃で相対湿度60%、などということは頻繁にあるはずだ。湿度が低ければ涼しく感じることは誰でも知っているが、断熱壁が湿気を吸放湿してしまっては、エアコンがせっかく除湿した室内空気に、水蒸気を無尽蔵に含んでいる外気から、とめどなく湿気が流れ込んでしまう。つまり、防湿されていない断熱壁の吸放湿は、全く逆効果となってしまうのだ。勿論、吸放湿素材の性能は正しく使用すればすばらしい効果を発揮する。外気に面した壁は湿流が起きないように防湿した上で、室内の壁、つまり間仕切壁の表面や内部に吸放湿素材を仕込むことで多大な吸放湿効果を期待する事が出来る。家とは、居住する環境をコントロールすることで快適性を維持しようとする行為なのだから、外周を気密化した上でなければ、室内をコントロールできないと理解するべきなのだ。」
2009.09.05
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今朝起きる前に夢の中で整理したことこれでまたちょっとスッキリしました動物の細胞は必ず老化する----第一定義酸化 の事を 老化 と言い換えている人がいる--最近の情報抗酸化なんちゃら で商品化したりするその情報を真に受けて変なものを衝動買いする人がいる---ありがちさて動物の細胞は必ず老化する----第一定義なぜ老化するのかそも老化とは何か細胞は例外なく生まれ出るとき、それぞれに使命を持って生まれる肝臓になるやつは血液から余分な物質を剥ぎ取り皮膚になるやつは外気に内臓がさらされるのを防ぐそして使命を果たすと新陳代謝という世代交代で廃棄されていく皮膚を見ると、とてもわかりやすい表皮よりもずっと深いところで皮膚細胞は生まれる表皮が垢となって廃棄されるのを待ってどんどん上昇していくこの上昇過程で暑さや寒さを血行や発汗でしのぐ使命をはたし水分の過剰な蒸発を汗腺の絞込みで防ぐ最上面に至った角質化した肌は、さらに保湿の役に立っているしかも水蒸気を奪われる立場だから垢となりながら剥がれ落ちるまで皮膚を守る細胞はたんぱく質の集合体であるタンパク質はアミノ酸のポリマーであるアミノ酸の配列は、遺伝子の本体である物質・DNAの塩基配列により決定される分子構造を見るとあらゆる細胞にはCとHつまり炭素と水素が見られる細胞は炭素と水素を使って非常に複雑な姿となっているこれを大雑把だが炭化水素の仲間ってことにする細胞は与えられた使命を達成することでそのつど何らかの物質と化学反応しながらその構造を変えていくこれが老化だ まさに 蝋化していくでは酸化とは何か炭化水素である細胞が何らかの物質と化学反応し、その構造に変化をきたしたことで細胞としての使命を全うしたとするその讃えられるべき細胞は既に仕事が出来ないから廃棄されなければならない悲しい細胞の廃棄には酸素が活躍する老化した細胞 <炭化水素> の近くに酸素O2がやってくるすると浮気っぽい炭素Cは美女の酸素O2に恋をする恋は熱い酸化現象は熱を伴いこれが体温を維持する熱源となる水素Hはレズビアンだから酸素O2とあっという間に結ばれるレズビアンも熱いすごい熱源となる( だから僕たちは体温より10℃以上も低い気温の世界にいないと放熱できにくくなるので疲れてしまう )大気中にはいくらでも美女のO2がいるからかぎりなく浮気が成立し離婚訴訟も無く賠償問題にもならないそも美女のO2がいなければ老化した細胞は廃棄できない血液注の炭素化合物も呼吸によって肺胞で酸素と結ばれCO2となって廃棄される酸化は、老廃物の廃棄をするためのシステムというべきなのであるだからたくさん呼吸して酸素O2を取り込むべきなのだよく活性酸素という言葉を聞くが人心を惑わす表現といわざるを得ない生き物にとってO2は必須のものだが酸素には結合手が2つあるO2は二つの結合手で手をつなぎあった輪の様な状態の非常に安定した物質だしかし単体の酸素O1はとても有害O1(OをあえてO1と書いています)は結合手の余った状態の酸素だ手ぶらの悪女めちゃくちゃ浮気性で悪い女だこれは生物にとって有害な作用をする手ぶらだからどんな物質とも結びつきやすくなっているので健康な細胞も酸化させてしまうでもねこんなに魅力的な悪女はめったにいるもんじゃありませんもう逢ってみたい ホント単体の酸素が一個だけでいることはあまり無い生まれるには理由があるから理由のあるところには複数存在するしかしみんな手ぶらだからすぐに酸素同士で手をつなぎ二人で手をつなぐと酸素O2になり三人で手をつなぐとオゾンO3になる一人だけあぶれたやつが浮気性の男とくっつくさておき人は誰でも健康で長生きしたいその心の弱いところにつけ込んで必要の無い商品を売りつけようというやからが多いですから気をつけてください新鮮な野菜とたんぱく質(豚肉なんかいいですねー)健全な食事で十分、長生きできます抗酸化工法とか免疫住宅とか建築にもわけのわからんのが増えて困ったものです廊下に立ってなさい!
2009.09.05
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ドラゴン桜という漫画があるモーニング今週号は面白かったねたばれはまずいからあまり書かないが長期優良住宅がどうも気に入らなかった本能的に拒絶していたしかしもうすっきりした補助金は無意味だ1000000円もらうためにその倍以上のカネを使う事になる。税金は税金にしか出来ない事に使うべきだ子供の養育費 いいね道を作る いいね病院や学校を作るのもいいしかし政治家の人気取りのために金をばら撒き、その業界にかかわる人間に設けさせるのは意味が無い良い家を作れるのは優良な工務店だけだ補助金があれば出来るってもんじゃない
2009.09.04
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壁の断熱工事は順調に進み、外壁以外の電気配線が完了。上下水道配管も外壁以外は完了。僕と高山は筋交いの取り付けを完了し、窓枠も2~3箇所を残すのみとなった。明日からは外壁内部の断熱工事に取り掛かれる。使用する断熱材は既に入荷していて、リビングの中央にうずたかく積み上げられている。数日前、僕と高山は断熱の仕様について話し合った。話し合いといっても、無暖房で暮らすという僕の提案を高山に納得してもらうための説明のようなものだったが、理系の高山は飲み込みが早く、断熱話はとても盛り上がって深夜になっても尽きることはなかった。「グラスウールで良いだろう。」「断熱材は何を使ったらよいのだろう」という高山の問いに、僕はぶっきらぼうに答えたものだった。「グラスウールか?ウレタンとかポリスチレンの方が断熱性能が良いのじゃないか?」「うん、確かにプラスチック系の断熱材のほうが熱伝導率が低く、断熱性能が良い。そりゃ断熱性能が高いほうが良いけれど断熱性能は単位当たりの性能値で考えてはいけないんだ。ここで誤ると大金を投じたにもかかわらず大失敗になる。断熱材は厚いほど良い。厚くするためには安価なものを選ぶべきなんだ。」「その根拠は?」高山も学生時代工学部だったから、専門的な話になるとなかなか鋭く、論理的な説明をしなけれは納得しなかった。「たとえば・・」僕はデイパックから断熱材の一覧表を取り出して解説する事にした。この表は断熱材が、熱伝導率の低い順(断熱力の高い順)にその性能値とともに一覧表にしたものだ。断熱材の性能値は、厚さが1メートルの断熱材の熱伝導率を現したものだから、その性能値を単純に比較しても意味がない。断熱材を厚さ1メートルも使用する家などないからだ。外張り断熱なら40mm程度、充填断熱なら120mm程度と、その断熱手法によって使用する厚さが違う。そのため実際に使用される厚さでの性能値は、熱伝導率を厚さで除したものとなる。たとえばフェノールボードの熱伝導率0.020W/m・Kウレタンボードの熱伝導率0.024W/m・Kポリスチレンボードの熱伝導率0.034W/m・Kグラスウール16Kの熱伝導率0.045W/m・Kグラスウール10Kの熱伝導率0.050W/m・Kと、断熱材そのものの断熱性能は確かにプラスチック系の断熱材が圧倒的に高い性能を備えているが、実際に使用する厚さで比較するとプラスチック系は今流行の外張り断熱で使用するから40mmグラスウールは壁の中に詰め込む充填断熱だから120mmでフェノールボード40mm厚の熱伝導率0.5W/Kウレタンボード40mm厚の熱伝導率0.6W/Kポリスチレンボード40mm厚の熱伝導率0.85W/Kグラスウール16K 120mm厚の熱伝導率0.38W/Kグラスウール10K 120mm厚の熱伝導率0.5W/Kとなる。断然充填断熱のほうが高い性能を得る事が出来て、しかも安い!そして何より重要なのは絶対に腐らないことと、耐熱限界も最も高い。「へーっ、そういうことか。納得したよ。要するに安いものをたっぷり使ったほうが得だということだ。だったらセルロースファイバーはどうなんだ?充填断熱だから厚さは十分確保できるし、湿気の吸放湿をするらしいじゃないか。古新聞の再生だから値段も安いのだろう?」つづく さてさてセルロースファイバーとは・・・
2009.09.04
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