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カテゴリ: シンガポール生活
もうかなり前の写真(10月中旬)になってしまったが、 とっても気になる事


ある時道を歩いていると、何やら 「護符」 の様な物が 道の隅に「転々」と落ちていて 、そしてそれを辿って行くと・・・・


広い空き地で何やら「催し」が行われているではないか。


凄く気になったので写真を撮り、シンガポーリアンの知り合いに聞いたりネットで色々調べたりして今、ようやく判明(途中、病いで倒れていた2週間の空白あり)。

写真1枚目がその「護符」
写真2枚目、3枚目がその「何やら催し」
taoism

Wayang (Chinese street opera(京劇)の一種) の舞台も作ってあった。


前述の知り合いのシンガポーリアンに聞いたところ、写真1枚目は「Joss Paper」と言われるもので、 あの世 で使うお金。(祭壇で燃やす)
他にも様々なデザインの物があるらしい。 Joss paper いろいろ



2枚目の写真を見ると 「九皇大帝」 と記載されているのがお分かりだろうか。

前述の彼女によると 「Taoism(道教)」 のセレモニーだということだった。


「九皇大帝」の説明の前に、まずこの「道教」について説明しなくてはならない。


お恥ずかしい話、「道教」という言葉は聞いた事があったけれど、どんなものかさっぱりわからなかったのでネットで調べてみた。
あちこちから抜粋し「かいつまん」で記載するので引用元は割愛させていただく。



神仙思想とは、養生・錬丹・方術といったいわゆる神仙術により神人・仙人になることを目指す思想。
その究極の目的は不老長生であり、それゆえのちに道教の中心的思想となった。
神仙思想が山と結びつけられる理由は、気に満ち幽玄な環境をもつ山が修行に適していたことや、鉱物や薬草が豊富であったことであると考えられる。

さて、「九皇大帝」の説明に戻ろう。
これは、道教のセレモニーの一つ、中国語で「九皇斎節」と言い、神格化された北斗九星「九皇大帝」の誕生日を祝う祭りである。

旧暦の9月1日から9日までの9日間
「九皇大帝」とは、東南アジアの華僑たちに信仰されている神の事。
「九皇爺」、「九斗氏」とも呼ばれる。
神話では天老か導母の九人の息子で、北極星に位置する天老の周りをめぐる九つの星は九皇だとされる。
漢代の説話では、五斗米道の祖である張道陵が皇帝から厄落しを命じられて壺に封印した九つの悪霊が九皇だとされる。
また明代の説話では、九皇は明皇帝の九番目の息子の九代後の子孫であるという。
各地の港町には年に一度だけ九皇が訪れるとされる。別の説によれば逃げ出した明皇帝の息子を救った九人兄弟の霊が、九つの香炉に入って海を漂っているのだという。


かつて私の日記で「お葬式らしき催し」を見た・・・として紹介した写真があった。
実はそれこそまさに、この「九皇大帝」のセレモニーだったのだ。
謹んで訂正いたします。ごめんなさい。


こちらが、その時紹介した写真(計5点)


チャイナタウンで遭遇した、道教のセレモニー。(2004年11月初旬に撮影)
Funeral2

「川弓殿」というのは、どうやらこの地域の名称らしい。

右の方の垂れ幕に「五方兵馬」という文字が見える。「五方兵馬」という儀礼は五方の兵馬を点検し、東西南北中央の五方を守らせ村落の安寧を保証しようとするもの。



道教のセレモニーには、Wayang(チャイニーズオペラ)が欠かせない。
Funeral1

前述の知り合いに聞いたところ、チャイニーズオペラの上演前にメインアクターがショーの無事と成功を神と霊達に祈るのが恒例となっており、この写真はまさにその瞬間だということだった。


こちらも、以前は「お葬式かな?」とご紹介したけれど、実は道教のセレモニー。(2004年の11月に撮影)
Funeral3
写真にはないけれど、この大きな祭壇の手前に橋があって、参列者は列になて橋を渡りながら祭壇に御参りし、大きな輪になってぐるぐると廻って何度もお参りを繰り返してた。

紙で模した家。沢山置いてあった。
Funeral4_ph


紙の馬に乗った紙の閻羅天子(仏教では閻魔大王)
enma
馬の口には餌の「草」が・・・。この馬も欠かせない存在らしい。
閻魔は元々は「ヤマ」というインドの神だったが、道教の影響を受け後に仏教における閻魔大王となった。

調べてみると

「インドの聖典に拠れば、古くは神格であり、人祖であり、初めて死んだ人であるため死者の国の王になったとされる。
「地獄の裁判官として生前の行いを裁断する」というのは古代中国の道教と古代インドの仏教が混和して発生した概念であり、中国を経由して仏典がもたらされた日本でも(説話に使いやすい題材が幸いして)この内容が伝わり、「地獄の罪科の取調べをする」という性質が残った。」


これらの道教のセレモニーには「The possession(降霊、憑依)」がつきものらしく、こちらのサイトで写真付きで紹介している。
道教の儀式いろいろ


中国、台湾、シンガポール、マレーシア他にもタイなどでもこの「九皇斎節」の儀式が行われている。
また、驚いた事にヒンドゥーのお祭り 「タイプーサム」 と同様、 体に無数の串を刺し、カバディーを背負って 行進をする儀式も行われている。

ちょうど、NHKのニュースを見ていたらタイのプーケットの「九皇斎節」を紹介しており、このタイプーサムの様な串刺しの人達が写し出されていた。



道教、仏教、ヒンドゥー教・・・宗教としてはそれぞれ違うものだけれど、微妙にかぶっている事があったりして(神様とか儀式とか思想とか)、今回ちょっと勉強になった。

ちなみに、孫悟空も道教の中に出て来る神様らしいが、ヒンドゥー教では「ハヌマーン神」と言われている。




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最終更新日  2007.11.01 10:34:54
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