「怖い夢でも見たと?」
嫌な夢を見て目が覚めた。泪が後からあとから―
心配そうに顔を覗き込んでくる彼。
「どうしたと?怖い夢でも見た?」
額と額を合わせ、必死にiku3+をなだめようとしていた。
泪は止まらない
彼は生まれつき、心臓が肺に擦れる程大きい。その為、時々発作を起こす。
iku3+の目の前で数回、この発作で倒れた事があった。
心臓に先天的な疾患がある事は知っていた。しかし―
目の前で苦しそうに蹲っている彼の手を握ることしか出来なかった。
泣いて目が覚めた夢の内容…
心臓の辺りを押さえて苦しみながら倒れたまま、そのまま二度と目を覚まさなくなる夢。
現実に似た様なシーンを数回経験している分、リアルで残酷な夢だった。
あんな風な別れ方は、絶対に嫌っ!!
「俺は、iku3+より先に死んだりしないよ。
だって、俺が先に死んだりしたらiku3+はあの世に生霊となって現れそうじゃん」
生霊になるほど、根性曲がってないし
「根性の問題じゃない」
「愛してる?」
愛してる…
「大丈夫。
寂しがりなiku3+を置いて、俺が先に逝くわけなかろうもん。俺が看取ってやる」
神様―
suspicion(疑惑) April 12, 2007
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訊クカ、否カ… April 6, 2007