category "I"

April 13, 2005
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カテゴリ: sweet days
私は膝枕をしてもらって、まどろむのがこの上なく好きだ。

耳元から伝わる相手の温もり、息遣い、心音…
目を瞑っていると、母の胸に抱かれて安らかに眠る幼子の気持ちが分かるような気がしてくる。

うとうと―
膝に顔を埋めたまま眠りに落ちそうになった時だった。
少しだけ短くなった私の髪を撫でながらヤツは言った。
甘えん坊さんだね、膝枕をしてもらうのがそんなに好き?と。
膝枕好きだよ、安心するの、体の向きを変えてヤツの顔を見ながら答えた。

愛してる

沈黙が訪れた。
まるで眠りを促すかのように、ヤツは再び私の髪を撫で始めた。


「そんなん知らん」

「……」

「俺はお前を好いとう。
傍に居って欲しいと思うし、抱きたいと思う。
お前が楽しそうに笑いよったらと俺も嬉しいし、泣きよったら悲しい。俺はお前を幸せにする。
それが愛じゃないんやったら、そんな言葉はどうでも良か。詩を詠んで生きていくわけじゃないけね」


膝枕で見る夢、その先にあるものは―





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Last updated  April 13, 2005 02:44:25 PM
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