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このところauから頻繁にアクセスしてくださっているアナタ!どこのどなたか存じませんが、毎度ご愛読ありがとうございます。もしよろしければご感想などお寄せくださるとうれしいです。今現在42歳。まだ第二子の誕生に期待しております。何故か。ただただ息子が弟妹と賑やかに過ごしている姿を見たいんです。子どもが増えるって楽しい。単純にそういうことなんです。自信満々じゃないけど、どんな子でもいいんです。どんな運命でも頑張って受け止めます。3日前から、ムチウチ状態で激しい頭痛。最悪の体調。自分に打ち勝てず甘えてばかりの母親です。でも何とか生きています!
Nov 5, 2006
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42歳で第二子を授かりました。引き続き、こちら↓で体験記公表中です。40代の高齢出産体験記 http://ameblo.jp/40s-kosodate
Aug 21, 2006
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いつまでたっても更新されないブログをチェックし続けてくださる皆様ありがとうございます。近く本ブログを移動し完成させる予定です。
Aug 8, 2006
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Jul.6助産師による妊娠後期の指導を受けた。途中「おっぱいでますか?」と聞かれ耳を疑った。出産前じゃないですか、まさかあなた乳が出るとでも?と思いきや出るんです。出るんです、これが。感動と驚きです。びっくりです。ビックリドンキーです。出るといっても自然に噴出してきたわけじゃない。おもむろに助産師さんに乳輪のあたりを「ギュッ」と掴まれ「ムギュッ」と押しつぶされたかと思うと、乳頭から液体が「ジュワッ」とにじみでてきた、という感じだ。こ、これ母乳なんですか?これが?と何度も尋ねた。真新しい新品の水彩絵の具を初めてパレットに搾り出したとき、有色の絵の具とは別に透明の水のような液体が一緒に出てきた記憶を思い出してほしい。透明さの中に、ほわっとした黄色のような白いようなまだらでまだ未完成の母乳が私の体内から出てきたのを見たとき自分の体が着々と「母体」になる準備をはじめていることを実感した。
Mar 2, 2005
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Jul.5暑い。とにかく暑い。体の中で何かがふつふつと沸いているような感覚。ただでさえ暑がりの私にとって、この暑さは吐き気をもよおす程うだる。相棒に「裸族」と呼ばれても開き直るしかない。らららバンバらんばっ♪と歌返しである。相変わらず週に3日の通学は皆勤賞で、夕方の西日を避けて長く延びる影を踏みながら速歩は快調である。短い夏。じっくり味わおうじゃないか。さて前回予告の「この子誰の子?」である。妊娠中、やたらつまらないギャグがつぼにはまるようになった。産院近くの八百屋のおじさんが、買い物に行く度、私の大きなお腹に向かって「は~い、本当のお父さんですよー」と話しかけてくる。オキマリの「800万円のお返しです」も今の私には全然「あり」なのである。八百屋のおじさんのギャグを笑ってゆくうち、本当に誰が親でも構わないんじゃないかと考えた。自分の産んだ子は、自分だけが育てるんじゃない。家族だけでもない。この手を離れれば世間の荒波にもまれるのだ。生まれ来る子どもたちは、いわば地球が生んだ子。八百屋のおやじさんに叱られつつ世の中を知ってくれれば本望。まぁ八百屋のおじさんも、そこまで親身になって関わってはくれないだろうけれど、とにかく我が子をポンと社会の海に浮かべるくらいの気持ちでいたい。
Mar 1, 2005
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27週の安定期に入ったというのに私は一向に不安定な忙しい日々を送っている。何故だろう。ひとーつ。いつもおしりに火がつかないと走り出さないタイプだから。ふたーつ。走り出すまで放っておいた事がたくさんあるから。みーっつ。おしりに火がついちゃったから。というわけで、連日とても焦ってます。やり残した事はともかく、出産後暫くは出来そうにない事が目に付いてしょうがない。思いつくととりあえず着手してしまう。出産までにアレもコレもソレもやっておきたい事が次々山積してくる。そんな張り切り虫が結果私を1日平均5km歩かせている。さて、前回予告の「行かなくちゃだわ母親教室」」である。母親教室。妊娠ライフを象徴するような響き。私には少しこそばゆい。通院している産院では、独自の母親教室を開講している。行政の母親教室もあると聞く。両方行って比較してみるのも面白いだろう。まずは、産院の母親教室の話である。産院では妊娠初期・中期・後期の3回にわたって指導教室が開講される。今日、安定期に入った人達へ向けての中期母親教室があった。ホールに入ると皆一様に黙って着席している。「どなたかご不幸でも?」と聞きたくなる。ひとり「アホっ。アホっ。アホーのさーかたっ」と小踊りながら入室していったらどうだろう。きっと無視されるに違いない。講座は、主におっぱいマッサージについての指導が盛り込まれていてその他当院ならではのアロマテラピー等についての紹介があった。おっぱいマッサージ。自分の乳房をマッサージ。いやんバカンな感じ。はじめておっぱいの仕組みを知り「ふへぇー」てなもんである。後期には会陰マッサージもあると聞く。会陰切開を回避するためらしいが結局は体質の個人差によりその効果のほどはわからないと思った。自分の体ながら人間の体、特に女性の体の不思議に今更ながら関心する。サービスで出されたテトラパックのウーロン茶をすすりながら若い妊婦さんに混じって、ふむふむと初めて知る話にアゴが上下する。あいづち・感嘆同意の声・笑い声を象徴する「おばさんの証」。これら全ての所作が私に備わっていることを固く確信した2時間だった。帰りにエレベーターの中で誰かが「あたし~今日お昼まで寝てた~」というと周りにいた3-4人の妊婦さんが「あたしもあたしも~」と同調する。「あたしも寝てみた~い」心底そう叫ぶ私であった。早起きは三文の得。いつかいいことあるらしい。【次回予告】この子誰の子
Jun 10, 2004
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今日から8月2日まで、とある勉強のため通学することになった。相棒の仕事を補佐するため必要な知識なのだ。臨月までの2ヶ月間(26週~36週)、毎週月・火・水の18:00~20:00まで授業を受ける。授業前にバナナを食べていざ出陣。一番前の席に座ってヤル気満々。講師が「はなわ(芸人)」にそっくりでびっくり。必死に笑いをこらえながら、はなわの事は思い出さないようにして新聞記者のようにノートをとった2時間だった。次回からはもっと後ろの席にしよう。さて、前回予告の【レッツ梅干つくり】である。私は大の梅干好き。幼少の頃から梅干には目がなかった。小学生の頃に読んだ「梅干殿下」という漫画に影響され、自分のことを「梅干妃殿下」だと思っていた。梅干し。うめぼし。THE U-ME-BO-SHI。思うだけでパブロフの犬現象に。そんな梅干好きが高じて、30の声を聞く頃より自分で梅干を漬けるようになってもうかれこれ10年になる。最初の頃は慎重且つ楽しみに漬けていたせいか失敗はなかったが年月を重ねるにつれ慣れもあって、つい仕込みが手抜きになってしまった。そのためかここ数年失敗が続いている。今年は失敗はしたくない。相棒に自作の梅干を食べさせてあげたい。が、今年もご多分に漏れず、カビさせてしまった。触ると粘土みたいな緑色のカビが付着していて、みるからに「残念」。例年なら諦めポイと捨てるところだが、今年は少し意地になっていた。10kgsの梅を無駄にはしたくなかったので常識はずれな手段を試みる。緑色のカビを水でゴシゴシ洗って、もう一度天日干しをしてみたのだ。干した後は、リカーをジャバジャバかけてビンに戻した。まるで子どもを育てるような作業。ひと粒ひと粒大事に育てる。ビンの中で赤々とした梅干が機嫌よく納まっている。こんな荒行を施した梅干って、どんな味がするんだろう。こわーい。けど食べたーい。結果は梅が完熟する10月~11月頃にはわかるだろう。梅干よ、どうか息を吹き返してくれ!梅干妃殿下は今日もゆく。【次回予告】行かなくちゃだわ母親教室
Jun 4, 2004
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梅雨月。私にとっての誕生月である。思い込みかもしれないが、私が雨の音に安らぎを覚えるのは入梅の季節に生まれたためかもしれない。今、私のおなかの中にいる子は9月のはじめに誕生する予定である。臨月の頃は夏真っ盛りだ。この子にとって、うだるような暑さは、どこか懐かしい感覚を呼び起こすことになるのだろうか。さて、前回予告の【レッツソーイング】である。自慢でないが、私は裁縫が大の苦手である。中学生の頃、夏休みの家庭科の宿題だったパジャマ作製を10月に入って提出したが、もはやそれはパジャマではなく「ムームー」だった。(引用:ムームー:ハワイの女性が着る、ゆったりした派手な柄の木綿のワン-ピース)そんな私だが、何故か裁縫には興味がある。自分の思い描いた通りのハウスウェア諸々が作れたらどんなにか楽しいだろう。そう思って10年前に卓上ミシンを購入した。した、が1度も使ってない。そのミシンを押入れから引っ張りだし、マタニティウェアを作ることにした。今度こそムームーを作ればいいのだ。そう思えば肩の荷も軽い。とは言え、ひとりで作ればコシノジュンコばりの仮装衣装になりそうだったので義母の力を借り、生地の購入から全て手ほどきを受けた。生地から出来上がりを想像するのは楽しいが、私が選ぶ生地は大抵シルクドソレイユのメンバー(特にキダム)が好んで着ていそうな奇抜柄のものか、今時ふうてんの寅さんでも着ないような渋柄で、この両極端さがつくづく自分の性格を表現していて我ながらあきれる。なんとか無難な生地2種を選んで、ワンピとツーピを作る事になった。義母が採寸しスイスイ裁断してくれるのを見ているうちにやばいことになった。既に面倒臭くなってきたのだ。これではムームーどころか、小学生の頃、水着に着替える時に使ったゴム入りバスタオルになってしまう。まずい。士気を高めなければ。すぐに裁断に参加して意欲を奮い立たせる。あっという間にミシンがけになって、その日のうちにツーピのスカートができあがった。ボレロは結局義母が作ってくれ、後日出来上がった上下を試着してみると義父の顔から笑みがこぼれる。と思ったら義父が下を向き必死に笑いを噛みこらえているではないか。「お父さん、どうしたんですか?」真面目に聞いた私がばかだった。鏡に映し出された自分の姿が、映画ゴーストバスターズのマシュマロマンにそっくりなのだ。「大丈夫ですよ・・・」何が大丈夫なんだろうか、咄嗟に誰にでもなくつぶやく自分が愛しい。気を取り直しワンピも勢いで作った。こちらの出来上がりはシェーキーズの匂いがした。今時の妊婦さんは皆おしゃれだ。でも私は手作りのマタニティウエアに大満足だった。外出時に「それ、着てくの?」と相棒に怪訝な顔をされても街行く人が通り過ぎざまに目を丸くしても、私は自信をもって自作の服に堂々と身をまとった。嬉しかった。何より完成したのが嬉しい。どんなに不細工でも手作りっていいものだ。調子にのって、日焼け防止の腕抜きを作ってみた。手首から肘先くらいまでを覆う袋のようなものなのだが、マタニティウェアと併せてこれを着けると本物のキダムになりそうだったのですぐに雑巾になった。自信をもてばどんな洋服でも着こなせると自負していても、思い上がりには限界がある。でもその限界へのギリギリの挑戦がなんともスリリングで刺激的。手作りって面白い!【次回予告】レッツ梅干つくり
Jun 2, 2004
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朝から蒸し暑く気分も優れない。昨夜、夜中に目が覚めたのも運がなかった。隣で相棒が見てたビデオの「本当にあった怖い話」に夢でうなされ目覚めてしまったのだ。相棒は怖い話が好きなくせに何故かひとりでは見ない。聞くとひとりで見るのは怖いらしい。寝室でも寝入った私の身体にピタっ・・・と足をくっ付けてビデオを見ている。そうまでして見たいのか。理解に苦しむ幼心である。さて、前回予告の「ハローダーリン」である。私は人を、あっ!と言わせるのが好きだ。特に「びっくりしたなーもー」的ないたずらは大好物である。昔、寮の食堂で大きな段ボールの中に隠れて、誰かが開けようとした瞬間に、手にした風船をパンパンッと突つき割って中から飛び出た事があった。その時、人がおしりで走るのを初めてみた。先輩に頼まれて、写真屋さんに写真の現像を発注に行った時は、依頼者氏名の欄に「睾丸 太郎」と書いて出した。後で、写真を受取りに行った先輩に顔を真っ赤にして叱られた。相棒にも随分色んないたずらをした。今ではもう通用しないが、一時期流行った丸秘ドッキリがある。大した事ではない。ただ相方(自営)の会社宛に電話をするのだ。英語で。英語の苦手な相棒の反応は様々。「(無言)・・・・・・ガシャっ」もあれば「あ~わかりません・・ガシャっ」もある。そのうち、どんなに声色を使っても私だとバレるようになると「ふぁっくゆー」と返されるようになった。今度は中国語で電話してみた。何故かすぐに私とバレた。もうハンガリー語でも通用しないだろう。ドッキリ大作戦は、ほんの数ヶ月で幕を閉じた。ドキドキは、するよりさせる方が楽しい。【次回予告】レッツソーイング
May 29, 2004
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私の住む街には愛すべき住人が多い。私は、人生の半分を東京で過ごした。今はこの街で生きている。先日、近くのスーパーへ夕飯の買い物に出かけた時の事である。レジで清算を済ませると、大抵レジの方が買い物かごを袋詰めするカウンターまで持ち運んでくれる。カウンターで袋詰めしていると、隣のおばあちゃんが、ほらあれ、なんていうんですか、ロール状に巻かれてある小さめのビニール袋?それを、ぐるぐる巻き取ったかと思うと、「あなたもいるでしょ?」と鷲づかみにしたビニール団子を私に差し出す。思わず声を出して笑ってしまったけれど、すぐに「わぁーおばちゃん、ありがとう!助かります」と感嘆した。本気です。正直、過去スーパーであの小さなビニール袋をぐるぐる取りした事はある。でも、その時は「私も一派に加わってしまった」という自責の念を感じた。結婚をし自分の稼ぎ出す収入を失い、家計をやりくりしている今となっては、背に腹は代えられない現実である。お国柄、というのはあると思う。世界各国、色んな歴史があり文化がある。人種も異なれば慣習も違うだろう。しかし、人の良心に大差はない。日本国内でも、各都道府県(お国)によって同じ事がいえそうだ。「○○県の人は気が強い」とか「あの人は出身地が○○だから、こういう人物」は必ずしも当てはまらない。やはり、その人次第なのである。さて、前回予告の「朝の風景」である。以前にも触れたが、私と相棒は3月(15W)から、週に4日ほど朝7時過ぎにウォーキングを始めた。最近では天候や体調に左右され、週4日も厳しい。近くの公園が1周2kmでウォーキングに最適なのだが、その公園までに片道約15分ほど要する。公園には、大掛かりな青テントが乱立している。いわゆる住所不特定の人達の住処である。一部の人々が朝早くから空缶をつぶす作業にいそしんでいる。我々は、その傍らで飼われている白い犬が大好きだ。咄嗟に「シロ」と命名した。シロは、人なつこい。きっと隣人に愛されて育まれているのだろう。いや、犬にも生まれもった性格はあると聞く。どんな環境で育っても人格ならぬ犬格は、やはり犬それぞれなのかもしれない。ウォーキングでひと汗流し家路へと向かう。帰路、通勤人の行列とすれ違う時に、少しだけ得した気分になる。通常なら通勤時間に要する時間を、我々は朝の散歩とウォーキングに費やせている事。自営業なので、あくせく始業時間に縛られる必要がない事。あと10分で家路に着けば、一杯のコーヒーと共にすぐ仕事を開始できる事。何より、人の波と逆行して歩を進めていること事態が痛快である。かつて会社人だった頃、通勤の朝電車のホームで会社とは逆方向行きのガラ空きの電車に乗ってみたい衝動にかられたことを思い出す。あの頃は、ただ目の前の波に乗っていれば安泰だった。給料をもらって働く労務には、それなりの理不尽さやジレンマがつきまとう。しかし自営業には、明日どうなるかわからない不安定さがつきまとう。リストラが珍しくない昨今では、どちらも同じかもしれないが、どちらの波に乗るが得かは、結局自分次第なのだろうか。国のせいでもない、地域のせいでもない、会社のせいでもない、すべては自分次第ということか。私はシロになりたい。【次回予告】ハローダーリン
May 28, 2004
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妊娠生活がもたらす副産物は様々。良かった事は、食生活を前にもまして留意するようになった事。よく運動するようになった事。自分の性格改善に努めるようになった事。では悪かった事はあるか。ない。損したーとか、まずったー、と思う事はない、がしかし、妊娠前にやっておけばよかったと思う事柄はいくつかある。例えば、我々夫婦は後にも先にも出会ってからこのかた一緒にレジャーを楽しんだ事がない。今年の冬はスノボーにでも行って「俺はプロ級」という彼の嘘を暴いてやりたかった。妊娠するずっと以前に、一度ふたりでプールに行った事がある。その時も相棒は「小さい頃スイミングスクールに通ってたから泳ぎには自信あるけどね」と豪語していたので、腕に覚えのある私も密かにライバル意識を抱きながら楽しみにしていた。当然ふたりが選んだレーンは水深2m距離50mの競技用エリアである。まずは軽く流しましょう、とウォーミングアップでクロールを泳いだ。50m泳ぎきったところで横を見ると彼の姿がない。さすが殿下、既にターンしたのか、と振り返ってみると、な、な、なんと目下後方に今にも溺れそうな、うなぎ犬発見!相方である。。。。来る来る、必死に泳いでくる。クロールなのに、真正面に顔をあげて息継ぎしてる!相当パニクッテいるらしい。笑いが止まらなかった。それ以来、彼がスポーツをしている姿が見たくて見たくてたまらないのだ。皇太子妃殿下のように、山登りをして山頂にたどり着いた時の達成感と感動を一緒に味わってもみたかった。お互い山登りは苦手だ。そんなふたりが疲労困憊の中、相手を思いやる余裕があるだろうか。あったとしたら、どちらだろう。そんな非日常的本性も垣間見て見たかった。下山後のビールもまた格別美味しかっただろう。けどまぁ、そんなとこだ。妊娠すると、副産物として良い事にたくさん出会えるような気がする。そのひとつがアロマテラピー。今日、アロマオイルマッサージに初挑戦してきたのだ。妊娠して驚くほど身体が自然界の摂理に敏感に反応するようになった。味覚、天気、そして匂いだ。今まで、アロマの匂いなど、ぜーーーーーんぜん興味なかったし、むしろうざったいとさえ感じていた。たまにペンションで嗅ぐ程度でよかった。だけどだ。この頃では、つぼにはまるアロマの匂いを嗅ぐと「時をかける少女」の原田知代のように、気を失いかける程ぶっ飛びなのだ。失礼、恍惚なのである。そんなわけで、今日はアロマオイルマッサージを45分官能してきた。担当してくれた方がとても正直な方で、その人柄も気持ち良かった。暖かい手で全身を滑らすようにオイルを塗り込んでいく。帰ったら相方にやってもらおうか、いや奴だと何をされるかわからない。日頃私が彼を押さえつけて「くすぐりの刑」に処している後ろめたさがある。仕返しが恐い。やっぱりプロに限る。プロといえば、私もマッサージについては定評がある。小さい頃から、何故かつぼを感知していた。肩もみがうまいと、小学校の担任からもお昼休みにご指名がかかる程だった。これからアロマの道を極めてみたいと思う。さて、前回予告の「デパチカの女王」である。最近、デパートのいわゆる「北海道特産展」とか「○○TVで紹介されたあのお店が勢揃い」とかいう催しにすすんで足を運ぶようになった。最初は「懐かしいあの味にもう一度」という思いもあったが、今ではただ「喰いてぇ~」である。こう見えても私は、あの試食とやらになかなか手が出ない。買わない、とわかっているのに試食するのは気が引ける。なのに、まわりの店員さんがこぞって私に試食を勧める。何故か。私が妊婦さんだからであーる。「赤ちゃんの為にこれ食べときな」「ほら、栄養とらないと」などと、口々に私の身体を気遣う声と同時に、目の前に「食い物」が上納されるのだ。以来、ずる賢くなった私はデパチカを歩く時は出来るだけ腹を突き出し、お殿様のように殿中を歩いている。「今日は何もないのかえ~?」と言わんばかりである。今後とも妊婦へのお気遣い宜しくお願い申し上げまする。※ 好意に甘えるのもほどほどにしましょう。【次回予告】朝の風景
May 27, 2004
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私は競争が嫌いだ。しかしその裏返しは負けず嫌いだとも自覚している。例えば、相棒はスポーツ観戦で自分が応援する選手やチームが勝負に負けると声をあげて悔しがる。その感覚が私にはよくわからない。勝とうが負けようが、命に関わらない限りどうでもいいのだ。しかし、競争するのが自分本人となると、この定義に納まらない。競争が嫌い、つまり負けるのが嫌なのである。勝ち負け、とは優劣ではない。優越感と敗北感だと思う。人間は正常な本能で、この優越感を求める生き物だと思っている。だが、優越感ばかりを身に纏うと、とんでもない怪物になってしまう。負けて勝つ、という言葉通り瞬間の結果よりもその先が、競争する上で重要な結果なのではないだろうか。負けず嫌いと認める私が、偉そうな事は言えない。でも一番負けたくないのは、自分である。他人には負けても、自分には負けるな。悔しくなった時の自分へのエールである。さて、前回予告の「おやじと徒競走」である。妊娠して3ヶ月目、2004年の1月末付けにて勤め先を離職した。仕事をもつ女性だったら、一度はぶつかる壁だと思う。理由は様々である。このことは後日詳しく触れさせて頂きたい。離職後、つわりが一段と気になりだした。一日寝て過ごす事も珍しくなく、仕事から開放された快感をあまり味わえないでいた。気分転換に毎朝7時過ぎに相棒とふたりで近くの公園を散歩した。まだ肌寒い2月の事だ。15週目を過ぎた頃からは本格的にウォーキングを始めた。以来、週に5日ほど1周2kmの公園を一周19分で歩いている。元々早足の私だが、ウォーキングでコツを掴んだせいか益々早足になった。その癖か、持ち前の負けん気のせいかはわからないが、街中を歩く時も、つい早足になり、道ゆく人をガンガン追い抜く。先日、徒歩20分ほど先の取引先へ相棒の作品を納品しに出かけた時の事である。前を歩いている紳士の側を、いつもの通り早足で追い抜いた。歩いている人に、競争心と気づかれないよう追い越すのは一瞬気を使う。「私はちょっと先を急いでいるだけなの。あなたの事は眼中にないのよ。」という顔をして、空気のように歩行者の傍らを通り過ぎなければならない。しかし、その紳士は察知していた。私が勝負に出た事を。紳士を1M追い越したところで、彼は足を早め私に追いついてきたのだ。ここであからさまに急速しては、企みがばれてしまう。速度を変えず様子をみる。紳士は勝ち誇ったかのように私を追い抜いてしまった。勝負の火蓋がきっておとされた。私は改めて戦闘態勢に入った。彼との距離を左右3Mに広げ、遠慮なく戦える環境を整えると、日ごろ鍛えたウォーキングでグングンと追いつめ難なく追い越した。軽いもんだ。こんなもんだ。妊婦だと思ってみくびるなよ。が、しかし、である。今度は紳士の初老魂に火をつけてしまった。よく見ると身なりはスーツなのにスニーカーを履いている。条件に不服はない。いざ。想像して頂きたい。マタニティウェアの40のおばさんと、スーツ姿の紳士が巾4ー5Mの歩道を横一列にガンガンに競歩しているのだ。前からすれ違う人はたまったもんじゃない。何事?である。両選手は、追い抜き追い越されを繰り返しながら、いよいよ持久戦に入った。そうなるとこちらが優勢だった。少し後ろにつけてくる紳士との距離は一向に縮まらない。勝利の女神が微笑んだ。負けん気の私は、ついに優越感を勝ち取ったのだ。となると、私は本来の目的地を目指さなければならない。紳士の前を横切って、信号が点滅している横断歩道を渡る。その時である。正面の自動ドアに写った初老の紳士、まさしく彼である!まだ勝負は終わってなかったようだ。だが終盤戦はそう長引かなかった。2度3度、抜きつ抜かれつを繰り返した後、彼は消息をたった。初夏の日差しが眩しい。信号待ちで立ち止まる私の上半身に一斉に汗が吹き出す。私はこの勝負の先に何を見出すのか。何も意味はない。やはり他人との競争とはバカバカしいものである。【次回予告】デパチカの女王
May 26, 2004
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40年間、色んな人に出会った。ビルマ(今のミャンマー)で暗殺を企てた為に日本へ逃げてきたという難民の同僚。元プロボクサーの営業部長。アルコール中毒の経理部長。北アメリカをローラースケートで横断したというスケートコーチ。性同一性不一致の人達。ここでお話するにはギリの人。などなど。長いこと思い出す事がなかったけれど、そういえば色んな出会いがあったものだ。私が若い頃は嫌いな人がいなかった。年を重ねると共に、憂鬱になる程嫌いな人と遭遇するようになった。というより理解できない人の存在を知った。初めて夫婦という家族をもって、この「理解できない人」の原則を自分の中に見つけたような気がする。当たり前の事だが、人は誰とでも理解し合えるものではない。「納得」することと「理解」することは違う。例え相手の言い分に納得できなかったとしても、自分とは違う考えをもった人だという事は理解できる。つまり相手の主張も不本意ながら甘受することができるのだ。私の悪い癖に、自分の主張を強要する迫力と意地がある。特に身内に対して、この主張は強烈らしい。遠慮のない関係、力関係の明確な人物、こんな人達には要注意である。ついつい我が侭になってしまうのだ。主張も通れば「自己主張」だが、「我が侭」と背中合わせではないか。自分の意見が通らない、相手が理解できない、といった理由だけでいつも憤慨していたのでは賢くないし、人生の損である。相手を理解しようとする努力、これだけは相棒の助けを借りて、なんとか克服したい私の癖である。さて、前回予告の「ありがとう・・]である。先日こんな人に出会った。夕刻、早足で家路を急いでいると、人通りの多いレンガ道で、見知らぬ紳士がすれ違いざまに、私のデカ腹を見るなり「いやぁ~赤ちゃん生まれるのぉーーー!」とよく通る声で両手を広げて足を止めた。続けて、「幸せになりますよーーーー」と紳士。これには私も思わず笑みになり、アリガトウ・・・と言いかけた矢先、紳士は「ありがとおーーーーー!!」と叫び片手をあげて通り過ぎてしまった。私も軽く会釈をしてその場を去った。ほんの5秒の出来事だった。不思議な我が街。人類みな兄弟。色んな人がいるものだ。【次回予告】おやじと徒競走
May 25, 2004
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40も過ぎれば自分の気持ちくらいコントロールできて当たり前、それが大人というものだ。と思っていた。「熱くなる」と「取り乱す」は違うのだ。しかし微妙でもある。私は妊娠してからというもの、自分でも押さえ切れないこの「イライラ感」に自己嫌悪さえ感じる事がある。今日はマタニティヨガの2回目。ヨガには興味があったが、どうも入りづらい印象があり大抵の事には首をつっこんできた3日坊主の私でも、かつてヨガは体験したことがなかった。これも妊娠したお陰である。ヨガって楽しい!嫌な事すべて吹き消してくれる。そう、今朝出掛けに不動産屋から誠意のない回答があった事も、夕方近所のパン屋さんに予約したパンの耳を受取りに行く時に感じる厳しい現実も、なんてことないストレッチあ~んど呼吸ひとつで、気分爽快!特に、このヨガの指導者は、呼吸法のひとつとしてヨガをしながら童謡を歌うという手法を取り入れているのが面白い。題名はわからないが、嗚呼そんな童謡あったっけなぁ、と懐かしい気持ちになる。上向きに寝たまま「ぱっぱ~か走るぅ」なんて歌いながら両足で自転車こぎしている自分の今の姿を想像しただけで、笑える。「あたしまで、ぱっぱか走んなくていいのよ」である。今の私にとって、イライラ解消法またはポジティブ精神にはヨガ!みなさんもヨガってみませんか?さて、前回予告した「つわりの歯磨き上手」である。私は妊娠初期に異常に唾液が出た。これが飲み込めないから辛い。くしゃみしても出たし、寝るまで出まくる為、ある時1日に吐き出す唾液の量を見てみようとビニール袋に採取したことがある。100mlはあった!そんな折、歯磨きは勇気がいった。とにかく口の中に水分が入る事すら不快だったのに、それを吐き出すのである。下を向くだけで十二指腸まで流れ出てきそうだった。喉の奥を刺激するアワアワになった歯磨き粉もまた驚異。とにかく歯磨きの回数は激減した。そんな時思い出したのが「塩歯磨き」。小さい頃、大分の祖父母が粗塩で歯を磨いていた。なんで塩で磨くのか、幼い頃は理解不能だった。磨き過ぎて、口の中がしわしわになった。上手に吐き出せなくていつも喉がカラカラだった。塩はなめくじにかけるものだと思っていた。しかし昨今では、塩歯磨きは歯茎をひきしめるのに定評がある。つわりの時に歯磨き粉で吐き気をもよおしたら、一度塩歯磨きをお勧めする。指でも歯ブラシでもよい。私の場合は、さっさと終わらせたかった為、電動歯ブラシを使用した。研磨剤が入っていない為、若干ざらざら感が気になるかもしれないが、磨かないよりはましである。そんなわけで、私のお勧めは「塩歯磨き」。一度お試しあれ。【次回予告】ありがとう!(?)
May 24, 2004
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妊娠7ヶ月の私は、毎日快便でR。野菜を牛のごとく食べ、象のような糞が出る。私がトイレにたつ時は「ちょっと小旅行」と相棒に言い残してゆく程、気分爽快なのでR。昨日の検診で、性別ははっきりしなかった。エコーの性能にもよるのだろう。恐らく男の子だろうとの判断だったが、まぁ生まれてみてのお楽しみと思っておこう。今日は久しぶりのお天気だったので、近くの植物園を目指して相棒とふたり(と若干1名おなかの子)で外出してみた。・・・みた、が、結局有料の植物園には入園せず近隣の公園を散策することになった。100段はあろうかと思われる階段を登って、誰もいない山林公園を落ち葉を踏みしめ歩いているとどこからか猿らしき鳴き声。サル?なわけない。だが期待を裏切らず、それは猿だった。崖下に何やら子どもの笑い声。どうやら動物園に沿って歩いていたらしい。植物園と動物園が入り口こそ異なれど、一体となっているのだ。しかも、園外から猿山が見渡せる。太っ腹な動植物園だ。猿山を右手にズンズン山を降りてゆく。子どもをつれて、こんなところ来れるかしら・・・。この子が10歳の時には、我々夫婦は50歳だ。子どもの手をひいて、というより親の手をひいてもらいたいお年頃である。まぁ、熟年には熟年なりの子育てがあっていいとしよう。帰宅して、魔法の水(後日ご紹介)をしこたま飲んだ。不思議なもので、つわりの時期には水など一切受け付けなかったのに、今ではラクダのように飲む。つわりの時期、出会ったのがハーブティ。ノンカフェインでノンシュガー、ついでにシナモン味で、元々頭痛持ちの私には大変重宝する代物であった。これは今も引き続き愛用する生涯の友となった。さて。前回、予告させて頂いた「先生、この子は虫ケラじゃありませんことよ?」である。実は妊娠7週目の頃まで、私が通院していた病院は、出産施設のないいわゆる婦人科専門医院であった。ドクターは優秀かと思われるが、時折言葉の選択をしくじる。この時も妊娠4~5週目で、まだ流産が懸念され、毎週のようにHCGを注射しながら、経膣超音波検査を受けていた。「まだ生きていてくれてるかしら・・」そんな不安を抱きつつ、診察台の上でエコー画面を見つめる私にドクターは「ちょっと頭が小さいですね・・・また来週様子をみましょう」と告げた。そうか、頭が小さいのか、、、頭が小さい・・・頭が小さい・・・頭が小さい・・・????ふと次の不安が頭をよぎった時、ドクターは淡々と「生きてますね」と言い、診察台は下降した。私の心も地球ごと下降しそうになった。生きている。それはよかった。しかし生きているのはゲームソフトの中の登場人物ではない、昔流行ったシーマンでもない。まぎれもない「命」なのだ。診察台の傍らで聞いていた相棒が、後で「虫ケラの命のように言うんだな・・」と、ポツリと言った。我々が病院を変えたのは、そのすぐ後である。【次回予告】つわりの歯磨き上手
May 23, 2004
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今日は、1ヶ月ぶりの検診日。7ヶ月に入ったお腹は、堂々としたものです。先日、知らない人に「臨月ですか?」と話かけられた。こんなこと1度や2度ぢゃない。思わず口篭もってしまう。私も来月40歳だ。相棒と出会って1年目には、お腹に宿った命は既に6ヶ月であった。相棒とはこれから長いつきあいになる。いや、なりそうだ。彼との出会いや、結婚のいきさつについては後日のご紹介として、今日はとりあえず私の日記に訪れて下さったみなさんに「お目にかかれて光栄です」のご挨拶まで。次回予告:「先生、お腹の子は虫ケラじゃありませんことよ?」
May 22, 2004
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