小林千絵BLOG
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またまた長らくご無沙汰してしまいまして…。実は私、去年の秋から散々悩んだ末に、今年の1月25日についに都内の病院で子宮筋腫の全摘出手術を受けました。手術は成功!(右写真は入院中の一枚です。携帯カメラで自分で腕を伸ばして撮りました。素顔でド近眼メガネなのが恥ずかしい~!病人のわりにはやたら明るい…てか?)今月の2月2日に退院してからも術後の経過はとても順調で、自分でも1ヶ月ちょっと前に手術したことが信じられないくらい元気です。体調も顔色も手術前よりも断然良くなったし、『こんなにラクならもっと早くに手術を決断しておけば良かったナ…』と後悔してます。後悔…というのも、前回の日記でも書いたのですが、私の場合、小さい子供の子育て中ということもあって入院の必要な開腹手術を避け、通院で済むホルモン治療を選んでいたワケなんですが、その薬の副作用でちょっとやっかいな病気になっちゃったからなんです。やっかいな病気というのは『下肢静脈血栓症』。これはエコノミー症候群という名前でも知られているとおり、突然に足の静脈に血栓が出来て詰まってしまう病気です。『動脈なら怖いけど静脈でしょ?大したことないのでは…』などと侮るなかれ。この血栓が血流に乗って肺に飛んだら肺塞栓症を起こして発作を起こし、肺の一部が壊死したり、最悪のケースでは急死してしまうというという恐ろしい病気なのです。そう、サッカーの高原選手が飛行機の中で発症してこの病気が一気に世の中に知られましたよね。私の場合、去年の9月末、筋腫の治療のため医者から処方された経口ピルを飲んで10日目に突然発症しました。大きくなった筋腫が骨盤内で大静脈を圧迫し、血流が悪くなっていたところに血液を固めやすくしてしまうピルを飲んでしまったために足に血栓が出来てしまったみたいです。不幸中の幸いだったのは血栓が肺に飛ばず発作が起きなかったこと。どうやら血栓がある程度自然融解してくれたみたい?ホッ…! でも、これに関しては今でも素人判断ながら咄嗟に自分で行った応急処置が良かったからだと秘かに信じている私。大量に水を飲み、納豆を一気に3パック食べたのだ。(この時のことに関してはまた詳しく後日書きますね。病院での精密検査の結果のことなども)。そんなワケで、元気だった私が突然、まさかまさかの命に関わる血栓症という病気を発症してしまったのですが、命拾いしたことには神様に感謝しながらも、“血栓後遺症”なる症状が右足に残ってしまったことには大変なショックを受けています。ふくらはぎの疼痛、張り、引き攣れ、むくみ、湿疹などなど…。インターネットで散々調べたけど、これは血栓が溶けた後も静脈の弁の損傷だけは残ってしまうことが原因らしいです。いったん静脈弁が壊れると心臓に戻るべき血液が少しづつ逆流してしまうんだそうです。どのネットページを調べても『残念ながら損傷した血管の完治は望めず、現在の我が国の医学では圧迫ソックスなどを用いる圧迫療法を根気よく続ける保存療法しかない』と書かれてます。ウ~ン、ショックじゃ~! なんでや? 日々医学は進歩していて動脈の繊細な部分のすごい手術が出来るこの現代に、なんで静脈の弁は治せないんや? 医者から処方された薬の副作用で発症したことも納得いかないし、処方された時に何の説明もなかったことも納得いかんよ~!ちょうど今、インフルエンザの治療薬『タミフル』で問題が起こってるけど(これに関しての因果関係はまだ明らかにされてないけど)、薬の副作用で持病以上の病気を発症したりするというのも一つの医療ミスではないのかナとふと考える今日この頃であります。すっかり医者不信になった私がその後、新しく信頼出来る先生に出会い、筋腫の手術を受けることになったいきさつも後日あらためて書きますね。去年の暮れからまるで厄年のように色々あって凹んでいた私だけど、今の私は前向きに歩き始めてますのでご心配なく!右足のことも『くそ~!絶対に治したるぞ!ゴルフするぞ!旅行いくぞ!』とやっつける気満々であります!今回の闘病は辛かったけど教えられたことがいっぱいありました。当たり前のことだけど、健康の大切さ…。家族のありがたさ…。普通の日常のありがたさ…。みなさんもくれぐれもお身体に気をつけて…。なんてったって健康が一番!ですよね!
2007/02/28
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