今日は新しい美容師さんが来られました。
今現在も美容師をしながら着付けもされているようなのですが、
着付けに自信がもてない、とのこと。
「私だって他装の経験あんまりないし自信ないけどなぁ。」と思いつつも、
とりあえずお話伺ってみました。
やはり、「体型に合わない着物をお持ちのお客様が多すぎる」とのこと。
少しのサイズの違いなら着付けの技術でなんとかできるのですが、
あんまり違いすぎるとどうしようもない場合もあります。
例えば、「お母さんの着物」や「おばの着物」を借りてきたお客様。
お母さんやおば様と身長や体型などほぼ同じであれば良いのですが
10cm以上違う場合は厳しくなってきます。(><)
着物が大きい、長い分にはなんとかなりますが、小さい、短いと厳しいです。
誂えた時よりも20kg程度太ってしまわれたお客様。。なども身幅が変わってくるしね。
苦労して着付けをされた話を伺いながら、ほんまに
「あぁ、アドバイスしてくれる人がいるわけでもなく、一人でがんばってこられたのだなぁ」と
思って聞いていました。
で、話聞いていて私なりにアドバイスさせてもらいました。
今まで、長さの足りない袋帯(かなりふくよかな方だと足りないこともある)の場合、
無理矢理二重太鼓に結んでいたようなのですが、
「帯締めからはずれてしまったら、お太鼓がプラーンとなっちゃうので、
もうその場合は一重太鼓にした方が良いですよ~。お客様にもそう伝えたらいいと思います。」って言いました。
本来は、お目出度い席では「喜びごとは重なるように」ということで
二重太鼓を締めますが、もぅこの場合は一重太鼓で仕方がないと思うんですよね。
お太鼓はずれて、お客様が恥ずかしい思いするよりは良いと思います。
「短い帯でもできる結び方」ってのも笹島寿美先生の本に書いてあったけど、
それでも足りない時ってやっぱりありますよね、現実問題として。
どうしても二重太鼓にしたい場合は、改良枕のやり方でやるしかない。
また、着物の丈も思いっきり短いものがあったらしいのですが、
「おはしょりを出すために、腰紐は肛門あたりで締めました。
でも、これだとトイレできないだろうなぁーって思いました。。。」と話されていたので、
これについても「その場合は対丈で着せた方が良かったかも。
本当はおはしょりあれば良いけど、
肛門で結ばないと(笑)おはしょり出ないくらい丈が短いなら仕方ないですよね。」
とお話しました。
他にも、長襦袢が長くて着物の裾からペロリンと襦袢が出ていた話も聞いたので、
襦袢の丈の調節の仕方も教えさせてもらいながら、
とりあえず自装で着物を着る練習をしました。
締め具合とかは、自装ができていても他装では難しいものですけど、
やっぱり自装はできていた方が良いと思うので。
着付けの初心者向けの本はたくさんあるけど、
着付け師のための本ってほとんどない。。
全国いろいろな着付け師が経験したトラブルやその解決法など集めた
「着付けの知恵本」なんて出版されたらいいのになぁ~。
着付けに関してゆきずまってる人って多いと思う。(私もよくゆきずまるし)
普通の着付けの本って、サイズが適正であることが前提で書いてあるけど、
着付けの仕事を実際にやっていたら、そんな人ばっかりじゃないし、
むしろサイズが合っていない人がほとんどなくらいだしね。
帯が長かったり、短かったり・・。
まぁ、いろいろあります。。。
今日の方はいろいろ仕事の辛かったことを、どあーー!と話して帰られたので、
ちょっとはスッキリされたかな?と思います。^^
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