今はとても優しいご主人様のもと、双子とも過保護に育てられております。こんな幸せな日々が来るなんて思いもしませんでした。前世は苦しいこと、辛いことしかありませんでしたから…私のことはゆっくり話して参りますが、先ずは忙しいご主人様のことが心配でなりません。

脚の間を８の字に、頬や身体を擦りつけながら一緒に階段を降りる蘭ちゃん。優しいご主人様が大好きで、ご主人がいる時には、いつもいつでも纏わりついて、そのしぐさも蘭ちゃん可愛いです～
吾輩も便乗したいのですが、階段はあまりに危険ですから遠目に観察中。

この一軒家は数年ほど前に中古を購入したようで、築年数も浅く、同居のお母様による一括支払いにより、無借金で住んでいらっしゃる様子。お母様はオーナーとしてとても素晴らしい！
今は、お母様、ご主人様、女子高生の娘さんの３人と、吾輩翆と妹藍で住んでおります。

お母様は週に３日ほどアルバイトで昼間留守にすることがあり、また毎週末にはよくお友達のお家や旅行にいかれ、留守が多いので、ご主人様に多く干渉したりせず、一定の距離を保ちながら上手に生活をされているようで、それもまたお母様上手ですね～と感心して観ています。
ついつい自分の娘や、孫をみると、余計なことに気が回り、言いたくもない小言を言ってしまいがちになる、娘は分かっているのよ今やろうと思っていたのよ過干渉な親ねと小さな反感を覚え、それは次第に積もって大きくなっていく。
ご主人様！お母様を大切にしてあげてね。小言聞いてあげましょう。右から左に流してしまって良いので
。お母様の健康な時期もそう長くはないでしょうから、会話ができる今を大切に！
お母様は自分を写す鏡ですよ～私のように後悔しても、親にありがとうって伝えることはもうできませんからね。

つづく