アメリカの掛け時計


八角の時計が主だった。最初は国産のセイコー社や
名古屋のものが、多かった。その頃外国製のセス・トーマス
などは、少なかった。鍵穴が、普通4時8時のところにある
のだが、外国製は5時7時のところにあるのが、良いとか
その頃はそんな情報だけで、探していた。
そのうち、ふりこの短いものが、古い、精度あげるため
振り子が長くなったとか、確かに八角の下に振り子の見える
窓があるが、ここの短い物は非常に少ない。

長い年月の間に中味は変わり、文字盤が変わり、針が変わり
どこの時計か解からない物も沢山ある。
しかしコレクションするなら、なるべくオリジナルなものを
求めたい。振り子のしたにメーカのレッテルが、貼ってあるもの
文字盤にも同じマークが入っている事、それらが違えば、
針も変わっている可能性もある。

精工舎でもこのレッテルに石原町の名があるのが、貴重で
明治25年から26年の1年半しか製造されていない。
ISHIWARA-HONJO TOKYO JAPAN と入っていたら即購入
したらいいと思う。

アメリカの時計会社の年表を見ていると、セス・トーマス
が一番古い、年代順にあげると、以下のようだ。8大メーカー

セス・トーマス   1813--1934
イングラハム    1831--1967
ギルバード     1841--1957
アンソニア     1850--1929
ニューへブン    1853--1960
ウォータベリー   1857--1944
ハワード      1859--1934
ウェルチ      1864--1903

東京の谷中にある大名時計博物館は和時計を中心に
鎌倉彫りのグランドファーザークロックがすごい
もう30年以上前のことだか、この時計を絶対
手に入れたいと思った。
今、まだその希望は叶えられていないが、アメリカで
10年前高さ235センチのグランドファーザークロック
を見つけたときは、どうしても欲しくて、持ち主と交渉
やっと買える値段まで下げてもらって、どうやって送って
貰ったのか、覚えていないが、無我夢中であったことは、
覚えている。この時計は、骨董雑誌 集(しゅう)4号に
載っている。

23年前に東京からユータンして地元に帰ってきたとき
地元の骨董屋さんで、素晴らしい置時計を分けてもらい
本格的に集めようと思った。この時計もまだ我が家に鎮座
している。

埼玉に居た時集めていた時計が30台ぐらいあったが、
北坂戸の駅前でタイムという喫茶店に全部ゆずった。
今もやっているだろうか。





© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: