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年中コンビニで売れている季節商品に「ざるそば」があります。今冬はとくに厳寒でしたが、実は年中そこそこの需要があります。考えてみれば、名古屋では夏でも暑気払いとかいって味噌煮込みを食べるぐらいです。もちろんどちらも最盛期ほどの需要はありませんが、それなりには売れているのです。ちなみに中華まんをスタートさせるのが実は盆明け頃だったり、おでんの最盛期は厳寒期の1~2月かと思いきや、実は導入期の11月ごろだったりするんですね。これは「自宅で作るまでもないけど、ちょっと食べたい」というニーズを満たすから。とくにおでんはその傾向が強いようですが、ざるそばの場合はウチでゆでてから水で冷やすという作業がめんどうですから、コンビニで買って食べるという最底辺の需要は、冬場でもおでんに劣っているとは言い切れないのです。TITLE :サマーコンビニエンスARTIST :スイミングマニアRELEASE:1995/08/02CD NUM :KSD21106LABEL :Ki/oon SonyACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆☆すでに、この夏に向けた商品開発も真っ只中の冷やし麺。今回はかつてコンビニのCMソングとして使用された作品をご紹介。スイミングマニアとはモダンチョキチョキズの濱田まり女史の変名ユニットでした。ローソンの『それいけ!ローソン通り 夏物語'95』のCMイメージソングですから、もう10年以上前の作品です。曲中イヤというほど登場する「んちゃ、んちゃ、んちゃ・・・」のリフレインがなんともいえませんね。誰にも会いたくないようなどこにも行きたくないようななんにもすることない時はなんでも売ってるコンビニへいつも開いてるコンビニへとても近くの コンビニへ売っている側からすればあまり意識がないのですが、実はこの一見記号のような歌詞の内容は結構重要で、「何にもすることない時に、行きたくなるようなコンビニ」をめざすというのは、我々のようなコンビニ人に永遠に与えられた命題なのかもしれません。冬でもざるそば置いてるコンビニっていうだけで、ざるそば至上主義な固定客をひとりゲットできる・・・かも!?
Jan 22, 2006
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昨日(といっても書いてるのは2月末日・・・汗)の日記で、「住友生命♪」のサウンドロゴのネタにふれたが、ちょっとネタをきちんと整理して書きたいと思う。2月20日には第一回口頭弁論が出るということもあって、CD紹介方々ちょっと後回しにさせてもらおうと思うが、ちょっといい題材があるので紹介しておきたい。缶コーヒーである。そんなワケで、缶コーヒーで一息入れよう。そう、今回紹介するのは缶コーヒーのCMソングなのだけど、実は一種のサウンドロゴから派生したものだと考えられるからである。TITLE :SHALALA 男のやすらぎARTIST :クロックムッシュRELEASE:1995/06/21CD NUM :PCDA00722LABEL :PONY CANYONACQUISITION(入手容易度) :☆☆(オークション等で)STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆あ~、オトコのやすらぎ。というサウンドロゴと同名のキャンペーンで、飯島直子女史らを擁したCMを大手飲料メーカーが宣伝していたのは、つい最近のことのような気がしていたけどもう10年以上前のことだった。同じ頃TVを席巻したスキー用品で有名なCMソングの某社の場合は別で、15秒のCMに楽曲を合わせていて、そこから一曲のうたに仕上げてしまったというのは有名な話であるけれど、それはもとからサウンドロゴではなくCMソングである。CMのインパクトとかを考えた場合、「ロマンスの神様」であろうが「あ~、男のやすらぎ」であろうが、クライアントはわからなくとも何のCMであるかを想起させるに充分である。であるから、会社名をはっきり出している「住友生命」に至ってはそのインパクトは充分すぎる。一方、この題材となった缶コーヒーの場合は、このたった2小節のサウンドロゴから一曲の作品を作り出してしまったのである。今くだんの生命保険会社の案件はいったん棚上げするけれど、結局どんなサウンドロゴも前後に曲をつけて「これは、楽曲です」という体裁にしなければならないのかな、と思えてしまうのだ。そうしたサウンドロゴもCD化してしまったという例では、著作権争議については先輩?である小林亜星氏のケースがあるが、これは充分ネタなので次回以降に項をゆずる。1トラック目は秋元康氏の詞に女性のボーカルが乗っているのだけど、詩の内容は別段批評するに足らない。よくいわれる「詞は記号」というやつである。曲タイトルの"SHALALA"も曲中しょっちゅう出てくる記号そのもの。まさにムリして楽曲にしてもうた感バリバリ。演奏者クロックムッシュも、正体不詳。ところが2トラック目は一転して様相が変わる。タイトルも「SHALALA 男のモノローグ」である。♪SHALALA・・のコーラスをバックに伊武雅刀氏の愛の独白が我々を包み込む。お願いだ その瞳でみつめないでくれ僕のからだは 愛に縛られて動けない君は凶器だ美しき凶器だ男たちを傷つけ 破壊させてゆくいや 傷つくことなどかまうものか破壊することなどかまうものか僕のからだから流れる赤い血が 君を得る代償なら命さえ惜しくない(中略)君をどれほど愛していようと僕の心の器は満たされない人は愚かだ そして僕も愚かだ満たされた器から また 愛がこぼれてゆく・・臭いセリフだけど、あのジェットストリームのナレーターであり、「子供たちを責めないで」で熱弁を奮った伊武氏の、また違った一面を楽しめる一枚だ。このCDもカップリングがアタリである。さて入手可能状況。大手ネットオークションでは比較的安価に流通している物件が散見できたので、興味をもたれたらブックマークしてほしい。
Jan 17, 2006
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さて、12月の日記欄は31日を除いて空欄のままであるけれど、今月中にはなんとかするので、暫しお待ちを。それよりも、このブログの根幹をなしている[いまむかCD]というカテゴリ、そうCDレビュー向けのおサラに格好のターゲットがいるのだが、彼はいま裁判で係争中になっておられる。その彼のネタについては後日にゆずるとして、今まで私がこうして1年以上、枚数にして60枚以上レビューしてきたCDは、すべて写真つきで取りあげてきた。言い換えれば著作関係者にすべて無断使用である。がしかし、いまだに苦情は一件たりとも頂戴していない。それどころか、(厳密に言えば著作者とは異なるが)K-MIX(静岡エフエム放送)様からはトラックバックまで頂戴している。これらはすべて、「黙認」というありがたい2文字に助けられているといえるかもしれない。さて、経験アリな方もいると思うが「カノジョや友人のために、ベストヒットポップスのカセット(だと古いから、ちょっと前ならMDか・・)を編集した」なんてのも、厳密には著作権の違反である(但しそのメディアを譲渡しなければ、違反とはいえないだろう)。私ならとっくに終身刑並みの法規違反だ(謎)。しかしこれまた個人的主観をいえば、これも「黙認」とされて仕方ないと思う。そもそも、そこまで著作権者が関知不可能である。 話は飛んで、今日仕事場で聴こえてきたタイトル知らずの洋楽が、榊原郁恵女史の名曲『夏のお嬢さん』にそっくりだったのだけど、こいつは当時、いろんな意味で"大丈夫"だったのか? なんて、マジメに考えてしまった。ついでに、レベッカのアノ歌がマドンナのアレに似てるとか、石川秀美のアレもペットショップボーイズのアレそっくりだな・・などと、洋楽も一通り漁っていた自分の高校・大学時代の音楽生活まで思い出してしまった。 法学部出身の私とて、卒後15年以上経っているから知識もとっくに薄くなってしまったし、CDレビューで知的財産権について論じようなどと毛頭考えていない。時折こちらでも紹介しているCM音楽のなかでも、とりわけ「サウンドロゴ」について一部にCD化されているものがあるので、そのライブラリを数点引っ張りだして来ようと思う。いま「サウンドロゴ」で検索をかけると、渦中のこのヒトにブチあたること必至。水素でしゅるるだ(謎)。 あなたにとって『甘強みりん♪』はCMソングと思いますか?(東海地区向け) あなたにとって『有馬兵衛の向陽閣へ♪』はCMソングといえますか?(関西向け)いちコマソンファンとして、文章を起こすのに煮詰まる日々である。
Jan 16, 2006
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この日記は前日からの続きとなっておりますので、まだの方はこちらからご覧下さい。御用納めの早朝を伊良湖岬で迎えた私。これから船に乗ろうにもまだ2時間近くある。それ以前にターミナルが開館していないので、寒風の中をバスのりばで堪えねばならない。もう我慢できないので、豊鉄バスの豊橋駅ゆきで帰ることにした。単に盲腸線を折り返す結果になってしまったのは芸がないが、この寒さには堪えられない。朝日を浴びて凛々しくさえ見える、伊良湖岬7:24発豊橋駅前ゆき。昔は特急バスなども走っていたが、いまではこの在来型車のみの運行である。豊橋と伊良湖岬の路線はほぼ毎時1本、鉄道線と連絡する伊良湖岬と田原駅を結ぶ区間便もあるので、本数的には毎時2本は豊橋と伊良湖岬を結んでいるといっていい。確かに東京とを結ぶ夜行便は廃止だけども、そんなに不便になったわけではないのである。とっくに冬休み、もう御用納めだというのに渥美農林高と田原高の生徒が保美から続々と乗車してくる。観光路線としての役目はひとまず置いといても、しっかり"本線"として通勤需要に貢献している。途中の三河田原駅からは豊鉄の電車線にも乗り換えられる。愛知大学豊橋学舎などへ向かうには、むしろ電車の方が便利かもしれない。往路の夜行伊良湖岬ゆきは、豊橋駅の手前まで目覚めることはなかったけど、これは前日の上京する日が夜勤明けだったから爆睡してしまったのである。とはいえ深い眠りではなかったようで、この豊橋ゆきのバスの車内でもつい寝てしまい、植田車庫前を過ぎたあたりから豊橋駅の直前までの記憶がない。バスはほぼ定刻どおりの到着だった。およそ90分の所要時間で運賃は1,470円。なかなか乗り応えがあるが、この距離と時間を在来型の路線バスでというのは、慣れない旅行者にはツラいだろう。とはいえ観光路線としての使命は一巡している気もするので、乗り心地のよいハイデッカーな車両を求めるのは愚問なのかもしれない。つくづく惜しい路線を失くしたな、とは思う。とはいえ、あの夜行便で伊良湖岬の到着は早すぎる。しかし、前日のような"救済"シーンを目の当たりにすると、せめて豊橋駅止まりにはできなかったのかな・・、とも考えさせられてしまうのであった。豊鉄バスには、このような旧塗装色の車両も走っている。このほかにも豊鉄は路面電車の存在を忘れてはいけない。旧名鉄岐阜市内線の車両も、まだまだ現役で活躍中だ。
Jan 15, 2006
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12月は袋井市を中心にコンビニ店をサポートしていたんだけど、普段は採算不振店とかオーナー不在の仮直営店舗をまわることが多かった中、ここは隣が工場とあってなかなか忙しい店で、三交替制のせいか朝4時半頃にピークがくるのが特徴。しかも静岡とくに遠州地域は海外から日系人の就労人口が高いので、そうした方々のニーズに合わせた品揃えもしなければならない。タバコの注文だって「マールボロゥ、ヒトゥツゥ、クダスァイ」とマールボロの発音がかっこいいのだ。パッと見は日本人と変わらないのにね。で、この年末年始はとても休めそうになく、年末は27と28の両日が最後の休みで年始も2日だけ。その後は七草7日まで休みなし・・。まぁ、客商売ですからね、諦めてますけど。で、以前からバス好きのほっけが気になっていたのは1月14日の運行をもって廃止となる「伊良湖ライナー」の存在。このバスは豊橋鉄道(以下 豊鉄)がJR東海バスと共同運行により、文字通り渥美半島の先の伊良湖岬と東京駅を結んでいた夜行バスのことで、開設当時は昼行便まであったのだ(しかも昼行・夜行とも運賃同額)。それとは別に、豊橋駅と伊良湖岬を結んでいたダブルデッカー(2階建バス)による「伊良湖ライナー」もあった。幻に終わったが、豊鉄自体が鉄路で三河田原から伊良湖岬を計画していた歴史もあったし、現在でも豊鉄バスでは豊橋と伊良湖岬を結ぶ路線を"伊良湖本線"と称しているぐらいの幹線路線である。こちらは伊良湖岬ターミナルのタクシーのりば。すでに閉園した「フラワーパーク」の文字が寂しい。そんな幹線から「渥美花の村」や「フラワーパーク」などの周辺観光地をかかえていたが、そうした施設はすっかり姿を消してしまい、路線バスを利用して訪れる観光客も激減したのも、廃止の背景にあると考えられる。ちなみに現在の「フラワーパーク」跡地まではまだバスが乗り入れているが、そのバス停の名は昨年4月に「浜辺」と改称された。そのきれいなイメージとは裏腹な、廃墟以外には人家も少ない場所を以前訪れたことがあるが、虚しさだけが残った。私が特段にこの夜行系統に思い入れが深いのは、夜行便なのに東京から豊橋まで5千円以下で結んでいたこと(当時4900円だったので、豊橋から名鉄に乗り換えて名古屋に帰っても、ドリームなごや号より安かった)、それに加えて15年前の東名高速系統では珍しい3列独立シートであったこと、そして東京駅のバスターミナルを一番最後に出発する(23:50)ので都内での滞在時間が長く取れたことなどの理由があるからだ。このメリットを生かして、私が主宰していたラジオ番組のサークルの東京でのイベントには、参加リスナーを募ってこの便をほぼ貸切状態で予約したこともある(おカネのない学生さんには片道大垣夜行(現ムーンライトながら)を使っていただいたりした)。まぁそんなわけだから、廃止前にもう一度乗っておきたかったのである。これは12月27から28日にかけて乗車してきた記録なのですが、もう2月になってしまったので(苦笑)、運行最終日付けでUPしております。現在の伊良湖ライナーは、車両が更新された上に着席定員の確保から2人がけ2列のポピュラーな配列に戻されてしまったが、運賃は豊橋-東京間で4500円とさらに安くなっている。終点伊良湖岬まででも5100円だ。当然ラストまで乗るつもりだし、海辺の朝日を見たいからあえて東京発の下り便を選んだ。となると、まずは始発地の東京駅まで行かねばならない。27日の夕方、掛川駅から新幹線に乗り込んだ。とはいっても、次の静岡駅でいきなり途中下車である。17時09分。この後の東海道線上りは特急が2本続行で出発する。画像はその1本目の「ふじかわ11号」甲府ゆきで、この特急が出た後に私の乗る「東海4号」東京ゆきが入線する。新幹線から在来線の特急・急行に乗り継ぐと特急(急行)料金が半額になるので、あえて静岡から在来線に乗り換えることにしたのだ。さて、特急の出発まで少し時間がある。東京に着くまでも時間がかなりある。改札でも出て、あったかいファーストフードでも買ってこようと自動改札に乗車券を投入したところで、思わぬアクシデントに出遭う。乗車券が、出てこないのだ。アタマのいい自動改札機の場合は、機械が自動判別して途中下車のきっぷを出口で吐き出すのだが、静岡駅のはいっこうに出てこない。しょうがないから事情を話して、駅員を呼んでくる。「あ~、これはいけませんね。前途放棄になっちゃいますよ」私は耳を疑った。前途放棄とは読んで字の如く「その先は乗りません」という意味だ。もちろんそんな気はない。特急券を指し示し意思を伝えると、「回数券はね、途中下車できんのよ」・・・・そうだった。すっかり忘れていた。旅費ケチって金券屋で回数券にしたんだった。しかもSFカードを使うクセで、ご丁寧に連続する2枚の回数券をを投入している。仕方ないから売店ですっかりアイテムの少なくなった駅弁から一つを買い、特急に乗り込んだ。旅の恥はかき捨てとはよくいったものだが、どちらかといえば鉄道ファンらしからぬ「弘法も筆の誤り」である。駅員が書き入れた「誤投入」の文字が情けない。もちろん、酒も欠かさない。ちなみに、磁気データも「前途放棄」が記録されているのはわかっているので、東京駅では有人改札をでなければいけない。さて、せっかくの東京駅である。廃止間近の「伊良湖ライナー」も大事だが、この春廃止といえばこちらもそうだ。寝台特急「出雲」である。06年春のダイヤ改正での廃止が既に発表されたあとなので、このように方向幕を携帯電話で撮影する姿があちこちでみられた。これも時代である。ちなみに東京駅では、機関車がホームの最西端の先っちょにあるため、寝台特急のヘッドマークを撮影するのが困難。あとの獲物は客車の「出雲」マークぐらいだ。ちなみに、名古屋と奈良を結ぶ急行「かすが」も廃止が決まっている。さて有人改札を出て、ひとまず八重洲南口のバス乗り場へ。昼行便もつくば方面へのバスがまだ発車しているのだけれど、ひときわ目を引いたのがこちら。羽後本荘ゆき「ドリーム鳥海」号である。当時羽越本線は突風による特急列車横転事故で不通、その影響で寝台特急も運休だから実質的に振替輸送を担う役目を果たしており、おまけに帰省ラッシュも加わって、バスのりばは大賑わいである。こちらは繁忙期と週末のみに運転されている「スーパードリーム大阪1号」。スーパーと名がつくだけあって、シートもゆったり。通常のドリーム大阪号より300円高い運賃設定(8,910円)になっている。スーパードリーム号も出発すると、いよいよ私の乗車する「伊良湖ライナー」の乗車時間がせまってくるが、実はこのバスが最終便というわけではない。「伊良湖ライナー」と同時に、浜松駅ゆきの「ドリーム静岡・浜松」号が出発し(上の画像、実際には"伊良湖岬"と"静岡・浜松"が交互に表示されている)、そのあと日付が変わった0時半発、常磐高速線つくばセンターゆきの深夜バス「ミッドナイトつくば」号が最終となる。深夜運賃ということで料金は2千円。通常運賃はつくばエクスプレス(TX)と競合するので同運賃の1150円だが、TXよりも遅い終便ということで人気も上々である。さて、「伊良湖ライナー」に乗り込む。きっぷうりばでは満席だったが、若干の空席がある。おまけに0時を回ったというのに、まだ出発していない。これは、神田駅での事故発生のために京浜東北線が運転見合わせとなってしまい、本来ドリームなごや号に乗るべきだった乗客がまだ立ち往生しているという連絡が入ったからである。0時10分過ぎ、乗り遅れた4人の女性客を"救済"し、約20分遅れで発車した。しかし、今回の例は極めてまれなケースとしても、この「伊良湖ライナー」がなくなったら、どう救済するのだろう。名古屋に行きたいのに、今後は浜松止まりの夜行バスしか残されていない(浜松までの運賃は4,800円)。その上、さらに名古屋まではこだまで40~50分、在来線でも80分以上かかる。さらに運賃もかかる。乗客も余裕をもってバスのりばに来てほしいとは思うが、どうにも歯がゆい。夜明け間近の保美(ほび)バス停(田原市)。ここが豊鉄バスの車庫である。私以外の乗客は、すべてここ保美で下車した。伊良湖岬まで行ったあと、この保美の車庫で夜まで休息。JRバス車両が伊良湖までやってくる、そんな風景も、もう見られない。夜も明けてきた。車庫の職員に引継ぎをしたあとは、終点伊良湖岬までラストスパート。しばしの貸切状態を、先頭席で堪能である。6時45分、終点の伊良湖岬バスターミナルに到着。運転士は伊良湖岬から静岡インターまで乗務したあと、東京からの便を同インターで引継ぎ再び伊良湖岬まで戻ってくるそうで、話によれば2週間に一度程度この行路を担当したそうである。静岡を境に東京側をJR東海バス、豊橋側を豊鉄バスが担当していたのである。1台をまさに2社での「共同運行」であった。「もうこの(JR)車両に乗務する機会もないでしょうからね」と、彼自身もケータイに写真を取り込んでいたのが印象的だった。岬に着いたが、この先鳥羽・師崎方面への船舶は8時過ぎまでない。寒風吹きすさぶ中、途方に暮れた。
Jan 14, 2006
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我々の業界コンビニで一番売れているものと云えば、お弁当・おにぎりなどのファストフード、そしてソフトドリンク。特に缶コーヒーだろう。最近のこの時季はあったか~い(この"~"が重要)ペットボトルも登場して、加温飲料の売場はにぎやかである。あの壁面ゴンドラいっぱいに加温された飲料の売り場は、夏場となると要冷蔵のアイテムで埋まる。さしずめ冷やし麺だろう。そんなわけで、缶コーヒーのCMソングかコンビニ冷やし麺のCMソングにしようか、今日の[いまむかCD]は悩んだが、コンビニでその次に売れ筋であるアイテムをすっかり言い忘れていた。タバコである。ここに、あるコンビニ店員の管理する「不良店員の部屋」と称するモノローグがある。彼いわく、最近は、「自分は客(=神様)で偉いんだから何でも許される」と言う様な勘違い・思い上がりをしている人が凄く多い。そんな、日本のモラルの低下にコンビニ店員の立場から警鐘を鳴らそうというコンテンツ。なのだそうだ。業界に身をおく私とて、このサイト結構共感できる部分も多い。そういえば、バス好きな私の知人の運転士でさえ「もっと速く走れ」だの「休憩場所を変えろ」だのワガママ悪態のつきまくりでほとほと困ったケースというのを聞いていたことがある。どこの業界でもそうだけど、自分の周りを地球が回っているのと勘違いするお客様は、枚挙に暇がないようである。さてそのサイト、チ○ポのコラムについてはさすが不良店員、アドリブの利かなさも不良級。プロの私なら、こうだ。ヲトコの私がシてもよろしんですか?私、フェラプロ((C)揚田・あき→ブログはこちら)じゃありませんしねぇ客はヒきまくるだろうが、それも計算の上だ。もちろんというか、当然ながらタバコについても言及している。なかなかツボをついた指摘である。私もタバコは番号で呼ばれるより「マイルドセブンプライムのスーパーライトボックス、ひとつ」とご指名された方が、超ウルトライントロクイズの如く銘柄を取り出せる自信がある。気管支喘息の持病が再発しないようハタチでタバコはやめたが、その後も銘柄はカンペキだ。廃番(終売=製造終了)になった銘柄もほぼパーフェクトである。興味があればこんなサイトもあるのでご覧になってほしい。地域限定銘柄も通信販売しているそうだ。だから、というわけではないが「まるめんの、らいと。ぼっくす、ひとつ。」とか若いねーちゃんが小さい声で注文してくると、マチャ某女史ではないがはぁ?ってな気分になる。まるめんのらいとじゃねーんだよ!「まーるぼろ・らいと」のメンソールなんだよ!「まーるぼろ・めんそーる」がライトになったんじゃねーーーっ!って、お客にはもちろん、言いませんがね・・。で、タバコのCMソングである。TITLE :あなたのままで(試聴可要Real Audio プラグイン)ARTIST :大本友子(オフィシャルサイトはこちら)RELEASE:1995/05/19CD NUM :PCDA00733LABEL :PONY CANYONACQUISITION(入手容易度) :☆☆(オークションなどで)STUPIDITY (バカバカしさ):no starsCURIOSITY (ヘンテコ度) :no starsテレビ・ラジオからタバコのコマーシャルが一掃されて久しい。個人的なことを言えば、私は別にメディアを使ったタバコのCMがあってもかまわないと思っている。「すぴーくらぁく?」ってキャッチとか、「らっきぃすとらーいく♪」ってラジオから流れてるのはよく聞いたもんだし、もっと古い例を出せというなら、「よろしかったら、もぉいちぃどぉ~」と梓みちよが歌った「パートナー」(国産・廃番)のコマソンとか、「リベラマイルド~(マイルド~)♪」(国産・こちらも残念ながら廃番)なんてのも口ずさんだりもしたもんだ。これらを聞いたからといって、全国の未成年が一斉に喫煙に走ると考えることこそナンセンスなのだけど、この寛容でユルい喫煙を促す広告そのものを、世界の世論は許してくれない。マイルドセブンとはその商品名であって、今さら商標を変えるというのも難儀な話だが、それでもその「マイルドそれがし」という呼称が「マイルドならエエッちゅうもんではないやろ!」と、欧州ではつっこまれまくりなのだそうだ。最近のタバコのパッケージの警告文がウルさいのも、こうした背景がある。今日紹介しているのは、今はなきタバコのCMソングのタイアップCDである。この静かなバラードを歌うは、当時OLと二束わらじを履きながらシンガーソングライターとして活動をしていた大本友子女史(現在は「おおもと友子」名義)である。上記リンクから、現在も幅広く活躍されているのがおわかりいただけるはずだ。このシングルは、アルバム『映画のようにはいかないの』からのシングルカットだが、このアルバムを通じて「恋愛と結婚」がコンセプトとして伝わるにもかかわらず、なんでタバコのCMソングのタイアップだったのかという点が、今となっては不思議なのだ。ボーカルのイメージは今井美紀の、レコード会社的には平松愛理のフォロワー的な見方もできるが、それにしてもなぜフィリップモリス・スーパーライトだったのか。サイトでも「ラジオでヘビーローテーション」と評されており、タバコはともかく楽曲としては一定の評価を受けたと思われる。かくいう私も大好きな一曲で、昨夏このカテゴリで企画したウェディングソングの撰に次点で洩れた作品なのだ。なぜか次点かというと、BGMで使うにも楽曲としての"弱さ"を禁じえなかったから。アルバムのコンセプトが『薄幸』とはこのサイトを見て初めて知ったが、なるほど、という気がしないではない。実は、そのフィリップモリスには話の続きがある。翌96年、タール1mgの「フィリップモリス・ワン」が登場するのだが、そのイメージキャラクターは中山美穂女史であった。過去にもそして未来にも、邦人の女性タレントをタバコのCMに起用した例は彼女か黒木瞳女史ぐらいではなかろうか。黒木女史はともかく、ミポリンはアイドル歌手の出身である。「アイドル歌手がタバコのCMとは何ごとだ!」と、確かに消費者団体からの反発も相当なものがあって、CMそのものの放映も早々に中止されたと記憶している。それはともかくとして、前年の大本友子女史やこのミポリンの例からみて、どうも当時このタバコは女性をターゲットにしていたようだ。10年後の現在はというと、タール1mgのメンソール系アイテムが増えたため、お世辞にもフィリップモリス・スーパーライトが女性にウケているとは到底思えない(フィリップモリスにも、アルミ包装された"スーパーメンソール"という銘柄があるが、タール5mgである)。ただ、男女平等社会を謳うのならば、別にタバコのCMだって女性も平等にやってかまわないと思うのだが。さて、このCDの購入可能度診断だが、当然ながらとっくに廃盤になっている。彼女のオフィシャルサイトからも通販大手サイトへリンクが飛ぶものの、残念ながら在庫なしでハネられてしまうが、オークションサイトでは比較的出品もあるようだ。最後に、アルバムのコンセプトを深読みしてみた。喫煙者→短命→薄幸・・という意味だったのなら、意味深すぎである。んなワケ、ねーだろ。いやぁ・・、個人的には彼女のお友達リンク先に田中由紀美女史のブログがあったのは、メッケものでした。3人組Melodyから早や10年超。ブログを毎日更新されているだけでも、頭が下がる重いでした・・。
Jan 12, 2006
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すいません!いったん仮書きこみしておきます!内容としては、静岡観光・・かな。
Jan 8, 2006
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久々に転勤先でむかえた今年の正月は、おせち料理というものにまったく縁がなかった。というか、ここ数年おせちらしいものは食べていないかもしれない。あえていうなら雑煮はしたが、白菜が高値だからなかなか作る気がおきない。鍋を作った翌日とかに、残り汁でぱぱっと作るのだけど、この冬は白菜だけではなく野菜そのものが、ここのところの大雪で高値推移だ。七草の時季でもあり、野菜の高騰は主婦を悩ませる。TITLE :にまめ恋物語ARTIST :ジョージ白花&赤花ブラザーズRELEASE:1998/03/25CD NUM :CRDW3055LABEL :NIPPON CROWNACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆☆☆画像をクリックすると、裏面のハンサムなジョージ白花氏が登場します。だからこそ、ビタミン豊富な「煮豆」なのである。正月おせちの具材にも欠かせないのが「煮豆」。そんな「にまめ」の良さを啓蒙しようじゃないか、とリリースされたのがこのCDである。なんだ、結局食べ物系のCDじゃないか・・・、思いきやこの話は少しウソ。掲載のジャケットがCMに使われていたのをご記憶の方もおいでかと思われるが、この歌は惣菜メーカーカネハツの煮豆シリーズのCMソングだったのである。とはいうものの、実はジャケットにはそのあたりについてのクレジットが一切明記されていないのである。クラウンといえば演歌の大家であるから、そんなローカルな食品メーカーのロゴすら入るのをCDメーカーとして嫌ったのだろうか。否、カネハツ様にちょっとだけ予算が余分にあれば、会社名の活字ぐらい入っただろう。むしろ、「これは、CMソングです!」とカミングアウトして、私らのような演歌のライトユーザー(←うそつけ!なにがライトユーザーだ!といわれるだろうが、こと演歌についてはライブラリは少ないからこれでいいのである)にアプローチするぐらいの方が、売り上げ枚数が伸びるというものである。さて、内容だ。♪にぃまめはぁ~、やわらかがいいぃ~(やわらかなの~)で始まる、知ってるヒトなら記憶に新しいフレーズからいきなり入ってくるが、確かにCMで使われた部分というのは最初の4小節だけである。でも、しっかりCMタイアップなのだから、なにも恥じることはない。そのあとにムード歌謡チックなイントロからAメロへと続いていくが、私思うに、これも「ロマンスの神様」同様CMのパートだけデキてて、あとから完全オリジナルの作品になったパターンだろう。それにしても、このジョージ白花(写真)氏の低くも甘いボーカルは、まるで煮豆そのものである(意味不明)。カラオケも収録されているが、いきなり唄いだしのため、いわゆる"きっかけ"(タイミング)をつかみやすくするために、エレキギターのソロが入っているのだけど、こいつが泣かせる。♪にまめは~・・のフレーズがエレキで鳴くのだ。これはこれで煮豆のように味がある。さらにカップリング曲、こちらも豆啓蒙ソングといった趣の『ビタミンスマイル』が2テイク。1本は(ピクニック編)としてジョージ氏の生ボーカルだが、もう1本は(宇宙旅行編)となっていて、どういうわけかボイスチェンジしたジョージ氏のボーカルで収められた内容になっている。宇宙をイメージするためだったのだろうが、曲はまったくの別物を仕込んでいるものの、詞はまったく同じである。いずれにせよ、この3曲は惣菜コーナーで流してもいい内容なのである。あ、だからワザと「カネハツ」の文字がないのか!・・と自己納得したものの、このCDがリリースされて約8年経った今、惣菜コーナーで『にまめ恋物語』を一度も聞いたことはない。さてこのCDが、今買えるか?ということなんだけど、発売元の日本クラウンのサイトでも取り扱いがなく、オークションにしろ某マーケットプレイスにしろ片っ端から巡回してみたが、出物は一切なかった。CM自体がおそらく東海地区限定だったと思われるし、プレス枚数も4ケタちょっとといったところだろうから、今後もなかなか出てこないと思われる。客観的に、ビジネスとしてCDのセールスだけを考えるならば、世の食べ物CDブームに便乗して、リイシュー(再発売)でもいいので上手にプロモートしたら、それこそ『おさかな天国』のようなヒットに結びついた可能性があっただけに、残念である。でもそのおかげで、私のコレクション的価値が上がったから、これでいいのだ。
Jan 7, 2006
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さて、今年は戌年。毎年わたしが差し出す年賀状の特徴のひとつに「ハガキに字がいっぱい」という、もう6年以上続けているコンセプトがある。2005年の初春は、前年オープンした刈谷ハイウェイオアシスの大観覧車を背景画にしたが、今年はやっぱイヌで行こう!と昨年の春から決めていた。そのネタというのが上の画像にある「清内路村 長田屋犬」である。こちらが当時の幼犬。サイズ調整をせずに携帯902SHで撮影したのが悔やまれる。彼が吠えながら尻尾を猛烈にフリフリして我々に近づいてきたのだ。こういう場合、だいたいは一緒に遊んでほしいと訴えているのであるが、バスの折り返し時間は5分とないので、かまってやれなかったのが残念であった。そもそものきっかけは、当日記のバックナンバーであるこちらの最後に登場するわけだが、信南交通の路線バスがこの下伊那郡清内路村から昨春撤退が決定し、当時一日3往復しかなかったこの路線を乗り納めた際に終点の長田屋さん前に居た親子犬の印象が強く残ったからにほかならない。そして、現在の長田屋バス停。むき出しのアルミ製でさびにくくシンプルだが、このバス停ではやはり寒空に冷たく映る(個人的意見)。"取材"したのは12月の初旬。例年よりも早い積雪で、清内路峠も凍結気味である。もちろん今回もポータルサイト主宰のETOK師がお供だ(というか兼運転手さん、アリガト)。確か当時はその酒屋の真向かいで茗荷の洗いものをされたいたが、季節違いで工場のシャッターは下りたままである。長田屋のご主人に犬撮影の許可をいただいて数枚をデジカメに。そして凍った路面を下坂して、町役場で新しいバス時刻表をゲットするのはETOKさんの仕事。こうした行政移管後の町営バスなどは、市町村役場でもらうのが一番手堅いのである。さて。新年一発目のCDレビューも「犬」でいってみよう。TITLE :お茶犬のうた(C/W お茶っ茶お茶犬 -「茶摘み」メロディーより-)ARTIST :みずたにあきこ(同 お茶犬シンガーズ)RELEASE:2002/12/11CD NUM :UICZ5002LABEL :UNIVERSALACQUISITION(入手容易度) :☆☆☆☆(試聴可能サイトはこちら)STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆2005年の年末は、過去にも首かけストラッププレゼント等コラボレーションで実績のある伊藤園が「おーいお茶」そのものを特別パッケージで主にコンビニ向けに出荷している(但しリーフ(上画像になし)は量販店向け)。このCDはお茶のCMソングだったわけではなく、玩具のお茶犬とのタイアップであった。なにしろお茶犬関連のグッズは、派生種のお茶猫も含めるとけっこう多彩だから、詳細はお茶犬ポータルサイトに譲るのが賢い。で、肝心のCDの内容。3年たった現在でも試聴が可能であるが、いわゆるA面(私は両A面というコトバがキライなんだが)すなわち1曲目のほうはクセのない矢野顕子風とでもいうか、お茶犬のコンセプトである「癒し」のあるボーカル。これではそこらへんのCDレビューと変わらないので、私が造語を考えた。"やすらぎファンシー"なんてどうだろう。え、余計にピンとこないか・・。そしてカップリング曲に耳を傾ける。こちらは唱歌『茶摘み』の替え歌である。基本的に5つの下降コード(和音)のみで曲が進行していくアレンジは妙であるが、この"お茶犬シンガーズ"は、おそらくそこらの児童合唱団の寄せ集めだ。"癒し"というよりは"遊び"の一曲である。この曲を聴けばお茶犬は緑茶犬以外にも大勢いることがわかる。関連リンクはこちら(ただし、歌のほうでは新参の麦茶犬は登場しない)。お茶と同様、日本に名だたる静岡名物といえば「うなぎ」である。以前に『うなぎのじゅもん』をこのカテゴリで取りあげたが、当初はどこのうなぎパイ売り場でも一切流れていなかった。しかし最近では変化が見られ、東名浜名湖SA下り売店だけでなく、市中の魚屋のうなぎコーナーでも流れているのを見かけるようになったのだ(多分静岡県内だけ)。いっときの、猫も杓子も『おさかな天国』状態は見るに堪えなかったが、こうした販促活動での音楽の利用に回帰現象がみられるのはほほえましい。ぜひこの2曲目は、例えば「おーいお茶」のペットボトルネックに「お茶犬根付(orストラップ)つき」の販促グッズがあるのなら、単品陳列コーナーなどで展開する際に活用してほしいと願っている(やっぱり静岡限定で構わない)。ただし、これが緑茶葉コーナーでの展開となると、お茶犬6キャラの残り5匹が緑茶でないので、ちょとキビしいかも。CDはお取寄せ必至も、入手確実である。
Jan 2, 2006
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