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定例[いまむかCD]の日にち(末尾2・7の日)ではありませんが、この日も書き込み予定があります。
Jul 18, 2006
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まだ工事中ですよ
Jul 7, 2006
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しばらくおまちください。
Jun 27, 2006
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アナウンサー列伝シリーズも今回で4回目。今回はじめて男性アナウンサーを取り上げますが、売れっ子当時に病魔に侵され、人気絶頂のままこの世を去った、あの名アナウンサーのリリースしたCDを取り上げてみます。TITLE:流星のごとくARTIST:逸見政孝RELEASE:1990/08/21CD NUMBER:VIDL30LABEL :VICTORACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆そうです。彼はテレビ局内で進行性の胃がんであることを告白するという、いうなればセンセーショナルな記者会見で話題を集めました。そして、その記者会見からわずか3ヶ月あまり後にこの世を去ることになろうとは、思いもよりませんでした。私にとっての逸見氏は、「夕焼けニャンニャン」というバラエティ番組で、夕方6時からのニュースの予告を5時台終わりに、その「夕ニャン」レギュラー陣と軽妙なクロストークをするのを見たのが最初かもしれません。実は逸見氏のレコードデビューはその頃で、『眼鏡をはずした恋』というタイトルの、いうなれば加山雄三氏の『君といつまでも』風な曲でした。残念ながらCDや音源が存在しないため今回は紹介することができませんが、後にリリースするCDシングル2枚を今回はご紹介することにします。上記1枚目のCDはマツダ西ドイツNo.1キャンペーンCFソングというわかりにくいタイアップでしたが、逸見氏本人も「マツダのクルマは売れてるんですよ!」といったコメントを言いながらCFにも出演していました。フジテレビからフリーに転向後、あの名クイズ番組「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」でアナウンサーや司会者という枠にとどまらないパーソナリティを発揮し、まさに円熟期を迎えていた頃のCDリリースだったといえます。この逸見氏のCDもオリコン100位以内にランクしていないのですが、あまりTVでのCM放映回数は多かったとはいえません。ちなみにこの楽曲のプロデュースは、「鉄骨娘」(歌:鷲尾いさ子)や「バスクリン」の『裸の王様』(同:渡瀬恒彦)でおなじみの東京バナナボーイズ。あまりヒット曲とは縁のないクリエーターチームのように見えますが、「彼らの創るウタを聴いてない日本人はいない」というぐらい、実はメジャーなユニットだったりします。パイオニアのロゴも懐かしいですが、2003年10月からジェネオン エンタテインメント株式会社に社名変更しています。TITLE:ナイスチョットARTIST:夜も一生けんめい's(杉本彩&逸見政孝)RELEASE:1991/09/25CD NUMBER:PIDL1032LABEL :PIONEER LDCACQUISITION(入手容易度) :☆☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆そして2枚目は、のちに「夜もヒッパレ」へとそのDNAを継承することになるバラエティ番組『夜も一生けんめい。』の司会であった逸見氏と、アシスタントを務めた杉本彩女史による単発ユニットのCDです。カップリングには番組でもおなじみだった岩本恭生氏によるイミテーションバージョンが収録されています。関係ありませんが、作詞と作曲がそれぞれ長戸大幸氏と織田哲郎氏というビーイングコンビにもかかわらずレコード会社がパイオニアLDCだったというのは、きっとパイオニアが番組の冠スポンサーだったからという事情に違いありません。ちなみにこちらのオリコンチャート最高位は85位、100位以内在位3週、売上9000枚だそうです。いずれにしても、(ジャムクリームの『19番目のタンゴ』にも匹敵する)ゴルフ用語を羅列しただけのはっきりいってとても「一生けんめい。」やっているようには感じられない曲ですが、たかが9000枚とはいえ買う人がいたんですね(ちなみに私は、先月中古屋で仕入れました)。TVのチカラってスゴいです。レコードデビューから通算して彼には3枚のディスコグラフィーが存在し、お世辞にも上手とはいえない歌唱力ではありましたが、けしてイヤみなものではありませんでした。“どこか憎めない”音痴、とはよくいったものです。彼が生きながらえたとして、次のシングルが出る可能性は低かったかもしれませんが、ぜひとも六本木男声合唱団には入団してほしかったなと思います。嗚呼、噂供養。合掌。
Jun 17, 2006
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アナウンサーの出したCDを棚から一掴み。・・・、こういうとどこかのFM局で喋っているシンガーソングライターみたいですが、TOPページの画像にもありますように、本当に「棚からひとツカみ」すると、そのライブラリの中にはドラマがあります。あの画像を見てお気づきの方もいるかもしれませんが、私のシングルCDの整理方法は「レコード(というかCD制作)会社」順に並んでいます。その会社は順不同なのですが、まず一番上がポニーキャニオン、その次はポニーキャニオンが販社かつ関連会社だったメディアレモラス、そん次はフォーライフで、その次はビクター・・ってな具合。これがアルバムや12センチマキシの場合は邦楽は50音順、洋楽はアルファベット順に整理しています。移籍の多いアーティストなどがいると会社別に整理していたのではワケがわからなくなるからです。一方で、すでに8センチCDは製造縮小の一途でこれ以上ライブラリも増えないこと、リイシュー(再発)もなく、自分さえわかっていればいいというのもあって、会社別に分けてあったほうが都合がいいのです。TITLE:いつまでもそばにいてARTIST:DORARELEASE:1993/04/01CD NUMBER:VPDB20487LABEL :VAPACQUISITION(入手容易度) :☆☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆さて私のCDシングルのライブラリから「VAP」という会社のところで一掴みしたところにあったのが、このCD。言わずと知れた、当時日本テレビのアナウンサー3人組で結成されたユニットです。DORAとは、「THREE DORASTIC OL OF NTV」という、強いて日本語訳すれば「日テレの、思いきりのある(正しくは"DRASTIC")3人の女子社員」ってことになるのでしょうけど、思いきりがある3人にしては「日本テレビ開局40周年サブキャンペーンソング」という立ち位置がビミョーなタイアップ。いずれにせよ、VAPレコードは昭和56年に日本テレビが設立したレコード会社なのだから、これでいいのです。改めてこの三人を紹介するまでもないでしょうが、この3人のうち米森麻美女史だけは残念ながら故人となられていますが、残る二人はフリーランスで現在も活躍中です。永井美奈子女史は、ひところアイドル相手にパジャマ姿の深夜番組に出演し視聴者の度肝を抜きました。ひょっとすれば「アナウンサーのアイドル化」のはしりだった一人かもしれません。公式HPもありますが、現在更新が停滞気味です。昨年自伝を著した薮本雅子女史は、現在英国在住。彼女は頻繁にブログを更新されているようです。さて、「アナウンサーがCD出すとヒットしない」と以前書いたんですが、実はこのCDだけは例外だったようで、平成9年刊行の「オリコン30周年チャートブック」によれば、[最高位43位・100位以内3週在位・売上2.0万枚]という成績だったようです。あくまでチャートは指標に過ぎませんが、先回紹介したMappie女史は100位以内にも在位できていなかったため、やはりTVとFMでは露出度も違うのかなと思えてきます。そういえばVAPに限っては、CDやビデオのCMが日テレ系列でやたら流れてましたからね。例えば「あぶない刑事」しかり、あるいは「菊池桃子」しかり。VAPといえば日テレ、日テレといえばVAP。過去には日テレの知育番組『カリキュラマシーン』のサントラ復刻盤もリリースしてましたし、そういえば私の過去の日記にもこんなにコストパフォーマンスの高いCDがありました。まさにレコード会社にも歴史とドラマがあります。単なる偶然(こじつけ)ですが、歌詞を読み返してみると遠距離恋愛を唄っているようで、この季節柄、ウェディングソングにもイケそうな感じです。さて入手可能状況ですが、ときおりオークションにも出品があるようですし、中古ショップでもまれにレンタル落ちが見つかることがあります。かくいう私も後者で救済しました。次回は局アナといえば忘れてはならない、残念ながら故人となられた「あの」方の作品です。さぁ、みんなで~、ミリオーン・スロット!(↑この番組も日テレだったなぁ・・・)
Jun 12, 2006
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ブログ再開第1回目は、FM局のアナウンサーの非売品CDという変り種からスタートしました。文末で「そのほとんどが、ことごとくヒットしていない」と書き添えたのですが、やはりアナウンサーは喋るのが本業でございますから、別に自ら出したCDがヒットしなくても困ることはないんです。今回も前回に引き続いてFM局のアナウンサー(当時)のCDを紹介しますが、この方はなんと個人で2枚もたて続けにリリースしていました。画像クリックで、裏面のDJ★mappieがご覧いただけます。TITLE:マッピーのGスタARTIST:DJ★mappieRELEASE:1995/12/16CD NUMBER:PCDA00806LABEL :PONY CANYONACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆DJマッピー(Mappie)こと、松本ともこ女史。先回紹介したK-MIXのキー局でもあるTOKYO FMのアナウンサーでしたが、現在はホリプロ在籍でフリーランスで活躍中。現在でもTOKYO FMの番組を担当しています。自分のから「マッピーと呼んでネ!」などと言っていたのならとっくに私はドン引きです。実際はそうでもなかったようですが、その話は後ほど。そして、当時マッピーといえばネズミの警官が主役のテレビゲームしか脳裏にありませんでしたけれども、さすがに英語表記はそれとは意識して区別されていたようです。さてこのCD、一見してあのサザンのヒット曲『マンピーのG★SPOT』のパクりとわかるのですが、その発売から実に半年というインターバルを置いて、なぜジャケットまで酷似したパロディーCDを出したのかは今となってはよくわかりません。宴会CDとして出すのなら、タイミングはもう少し早いはず。ちなみに曲中のセリフで早口言葉が出てきますが、あまりよく聞き取れません。しかもBメロの音程が低すぎで彼女自身の声があまり出ていません。作曲の伊藤銀次大先生の罪つくりなメロディラインです。ちょうどその頃、彼女はシングライクトーキングのボーカル佐藤竹善氏とともに、日曜の午前中の番組「NISSAN HIT POP JAPAN」でパーソナリティを務めていましたが、その縁でリリースされたのが次のCDでした。【ちょっと独り言】この頃、ほっけはマジで松本ともこ女史と佐藤竹善氏が結婚するものだと思い込んでいました(苦笑)。TITLE:CHEER FOR YOU ~君を信じてる~ARTIST:Mappie(松本ともこ)RELEASE:1996/04/24CD NUMBER:TODT3634LABEL :TM FACTORY/TOSHIBA EMIACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆そのパクりもとい確信犯的1stシングルから4ヶ月後。「予定通りに発売されたセカンドシングル」のようにも見えますが、実際はレコード会社が違います。クレジットから「DJ」の文字が取れ、本人の名前もジャケットに見えます。作曲&プロデュースはもちろん、佐藤竹善氏。彼が武豊ジョッキーの結婚式に「Spirit of Love」を書き下ろした話は有名ですが、こうして著名なアーティストが、いちFM局のアナウンサーのためにオリジナルの楽曲を書いたという例はあまり見かけません。1stの銀次先生といい、彼女の器ではちょっと(本当の意味での)役不足です。ちなみに1枚目のカップリングはカラオケトラックのみが付いて800円、この2枚目はカップリングにG.オサリバンの「Clair」のカバーとタイトル曲のカラオケが収録されて千円です。日本語詞で聴く「Clair」も妙ですが、不安定なボーカル(失礼)の局アナが歌っているというのも、なんだか落ち着きません。さてここで一つの疑問にブチ当たります。それは、松本ともこ女史をなぜ「(DJ)Mappie」と呼ばせたかったのか、ということです。これについては、私のまったく勝手な想像なのですが、かの宗教団体の教祖だった方の夫人の名前と同姓同名だったからというのが持論です。地下鉄サリン事件が起き、そして教祖が逮捕され、宗教法人解散命令を受けたのはすべて、彼女のファーストシングルがリリースされた1995年でした。タイミング的に彼女のイメージ悪化や連想を避けていたのは明白ではないかと思ったのです。もちろん私の勝手な邪推ですが、もしそれが真実であれば、彼女がほんとうに気の毒であったと思いますし、このようなCDによって自らのアナウンサー活動をポジティブに高揚させようとしていたのであれば、それもまた必然だったのかもしれません。さて、この2枚のCDの入手可能状況ですが、すでに発売から10年以上経っており(当然廃盤)、かなり難しいかもしれません。とくにセカンドシングルは佐藤竹善プロデュースというステータスもあって、シングライクのマニアがなかなか手放さないはず。イントロでささやく彼のコーラスワークもなかなかの聴きどころかも。地方のCDショップで新品価格での販売を見かけたら、それが「出会いの縁」と思って購入するのが吉です。そんな君を信じてます。(最終補加筆 2006/06/23)
Jun 7, 2006
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6月10日から更新再開、としておきながらもう10日以上経ってしまいました。思えば、昨年6月はジューンブライドにひっかけて「ウェディングソング集」なる企画を1ヶ月続けたわけです(しかもその日記更新は7月でした・汗)。再開に関してはいろんなネタが資料室を転がっている中、月間を通した企画を昨年の同時期に行ったというのもあって、今月はある企画で攻めることにしたのです。それが、タイトルにもある「アナウンサーCD列伝」なぜ、この企画にしたのか。一見、梅雨どきのこの季節とは何の脈絡もなさそうにみえるのですが、第1回にふさわしいCDを入手したわけでありまして、とりあげないワケにはいかなかったのです。しかも、このテのCDの資料が豊富に存在するため、あえて6月の初めに遡って取り上げることにしました。画像クリックで裏面がご覧いただけます。TITLE:ちゅうARTIST:廣木弓子+GTPCD NUMBER:SAD0423LABEL :FOR LIFE/K・MIXACQUISITION(入手容易度) :☆(非売品 但しクローズド懸賞で入手可能?)STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆アナCD特集第1回目の今回は、5/30から静岡限定で発売されているソフトドリンク「ちゅう」の、同名タイアップソング。ということで、新発売の日に近い日付での更新にしてみましたが、このCDは購入者の中からちゅう選で当たるクローズド懸賞のアイテムになっているのです。参考プレスリリースはこちら(要Acrobat Reader)。「ちゅう」とは、柑橘系のニアウォーター(水に近い清涼飲料水)として静岡県内のコンビニチェーンで発売されており、毎年初夏に売り出されて今回ですでに6年目。昨年より発売がおよそ1ヶ月遅いのは「オトナの事情」というやつでしょう。今年からは姉妹品のシャーベットも登場しています。「ちゅう」の商品そのものについては、日付を改めて別カテゴリ「ホンキ・やる気・マジ売る気?」で取り上げることにして、CDを販促アイテムの一つとするようになったのは販売開始4年目、つまり2年前からのお話。この非売品CD企画も3年目に突入なのです。ちなみに初めてCDを制作した一昨年のエピソードはこちらを参照。その一昨年の杉山愛女史に引導を渡した(?)廣木弓子女史は、K-MIXことFM静岡に今年で入社2年目のアナウンサー。今年からは週末の長時間のローカルチャート番組でも活躍ちゅうです。しかもこの廣木さん、このCD企画も実は2回目の参加。そう、すなわち入社ほやほやの新入社員にすでに「ちゅう」CDのボーカルを任せてしまったのであります。そちらのエピソードもしっかりと、現プロデューサー氏が懐述しておられます。昨年がムード歌謡調で・・・私のライブラリ的に言えばとんねるずの『雨の西麻布』か、あるいは『離婚(わか)れた女房が店に来た日』(by伊藤清光 CRCP526)に近いのでありますが、今年はうって変わって、まるで商品である「みかん水」のようなちょっぴり懐かしいテイスト。ビートルズの「エイト・デイズ・ウィーク」でのジョンとポールのような感じに、そしてサウンド的にはウエストコースト風な味付け(K-MIX プロデューサー談引用)ということのようですが、この時期、一緒に参加してくれた3ピースバンドGTPは、静岡では『冷凍みかん』のヒットによって局地的大ヒット。タイミング的にはバッチリな感じも致しましたが、コレについてもいろいろ紆余曲折があったことが制作秘話からも窺えます。さて、このCDの入手方法ですが、先述の通り現在懸賞の景品となっていますので対象商品を購入して、所定枚数のバーコードを送ればちゅう選で当たります。クローズド懸賞ですから入手への敷居はかなり高いといえるでしょう。余談ですが、今年からは入手の敷居がさらに高くなっています。というのも「シャーベット」が同時発売されたため、ドリンクとシャーベットのバーコードを2枚づつ同封しなければならないのです。534円分の購入で1権利発生ですから、昨年度まで(280円)よりもコストがかかります。おそらく今年はプロのミュージシャンに参加して頂いたということでいろいろオカネがかかっているであろうことは想像に難くないのですが、問題なのは実はかかる費用ではなく、シャーベットが溶けてしまうことによる「もったいなさ」に他ならないことです。ドリンクはケースごと「オトナ買い」できるとしても、せっかくのシャーベットは融解必至ですので、買い付けの際にはクーラーボックスが必須アイテムになりそうです。どうして欲しいアナタ。実は発売日の5/30にはイベントがあり、そこで抽選会を行っていました。次回にそういったイベントがあるかどうかはまだ不明ですが、前年までの事例からみるともう一度販促イベントがあるかもしれません。その際には、シャーベット用のクーラーボックス抱えてコンビニに走りましょう。ということで再開第1回目は局アナさんのCDということで、レアトラックからスタートしましたが、これから数回にわたって「アナウンサーが出したCD」というのを取り上げていこうと思います。次回もFM局(当時)のアナウンサー。もちろん「ちゅう」のような非売品ではありません。探せばあるものです。今回マイコレクションである資料をあたってみて、いろいろ結構な数がリリースされていることがわかったんですが、悲しいかな、そのほとんどがことごとくヒットしてない(泣)。そういう意味では、非売品限定のCDという在りようのほうが、プレミアムな存在として君臨し続けることが可能なのかもしれません。
Jun 2, 2006
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どうも構造書偽装問題という業界の大火災から、思わぬ飛び火を受けたとしか思えない東横イン。品川駅近くのここのチェーン店が稼働率で全国トップクラスを誇ることは有名で、幾度となく私もここのチェーン店にはお世話になっているのだけど、予約しようにもトップページはこのありさま(2月6日現在)。倒壊の危険性は皆無とはいえ、やっていることはかなりエゲツないから、さっさと断罪されるべきである。A元一級建築士の一連の事件は、被害者の焦燥感たるや察して余りあるのだけど、一方でこうした不祥事という膿も出すことができたのは三分の理ならぬ一厘の救いである。しかし、こうした事件でリーズナブルなビジネスホテルがさらに認知され、予約が取りにくくなりつつあるのが皮肉な話である。以前からこのホテルに泊まってて気づいたが、聖書などもおいてある中に別の書物がある。その本の中の気になったキーワードが「内観」。東横インにはこんなホームページもあって、道場も運営している。簡単に言ってしまえば自分への問いかけを通じて気づく、修練道場みたいな趣らしい。これを見て、かなりマエに問題になった「ライフスペース」を思い出した。いまだから話せるが、実は私自身もン万円払って三日間(泊まらなくてもOK)のセミナーに参加したからだ。この年表にもあるが、名古屋は金山のとあるホールに通ったわけだけど、それにしても約12年間借り上げて運営していたとは驚いた。まぁ、その頃のセミナー自体が有意義だったのは認めるし、ヘンな修行も一切なかった。ただ、そのセミナーの終わりに、さらなる自身の向上を目指して上のステージに上がるには、さらに費用がかかるといわれ、「あ、これはヤヴァイな」と勘づいた。今考えれば、そこでの判断は正しかったということになる。十分考えたらわかることだが、私自身も上を目指した連中から無理矢理セミナーに連れてこられたのである。これはカタチを変えた、ただの信仰がかったネットワークビジネスだったのだ。いやカルト宗教に片足を突っ込んでいたのかもしれない。さて一方の、東横インの「内観」だが、こちらは7泊8日で6万円。しかもこちらは毎日三食つきだから、それだけ見ればリーズナブルかもしれぬ。しかし、この8日間は他人とのつながりを絶ち、小一時間どころか一週間も自分を問い詰める「修行」に勤しまなければならないのだ。その上、困ったことがある。持物 -洗面道具・時計 -着替え(楽な服装で)洗濯はできません -携帯電話の使用はできません 携帯電話はともかくとしてだ・・・、1週間洗濯デキねーのかよ!・・・・・。あ、命の洗濯だから、これでいいのか!(↑膝を叩く)って、ナットクしてどーする。-シーツ・枕カバー・バスタオル・フェイスタオルは無料でお使いいただけますこちらは、さすがにホテル業者。行き届いててアタリ前です。ん、でも待てよ。そもそも国立公園内にこんな施設建てちゃって、いいのかよ?何かこの箱根国立公園周辺でも、要らぬちょっかいを出してないのかと勘繰りたくなる、今日この頃。以下、内観についての抜粋。内観とは何か? 内観とは自分自身を知り、人生を前向きにいきいきと生活し、どんな逆境にあっても楽しく暮らす方法を気づくトレーニングです。 1.していただいたこと 2.してお返ししたこと 3.ご迷惑をおかけしたこと この3項目について、身近な人々との関係から自分自身を見つめます。この社長のこの会社の、この「内観」研修所。志は高いのに、まったく説得力ゼロになっちゃいました。まぁ、社長自らせいぜい「内観」しなきゃね。とくに3番。社員は「タダ」なんでしょ?この際だから、ア●ハさんも▲ジマさんも、ついでに◆リエさんも一緒に「内観」しちゃいなさい!
Feb 6, 2006
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年中コンビニで売れている季節商品に「ざるそば」があります。今冬はとくに厳寒でしたが、実は年中そこそこの需要があります。考えてみれば、名古屋では夏でも暑気払いとかいって味噌煮込みを食べるぐらいです。もちろんどちらも最盛期ほどの需要はありませんが、それなりには売れているのです。ちなみに中華まんをスタートさせるのが実は盆明け頃だったり、おでんの最盛期は厳寒期の1~2月かと思いきや、実は導入期の11月ごろだったりするんですね。これは「自宅で作るまでもないけど、ちょっと食べたい」というニーズを満たすから。とくにおでんはその傾向が強いようですが、ざるそばの場合はウチでゆでてから水で冷やすという作業がめんどうですから、コンビニで買って食べるという最底辺の需要は、冬場でもおでんに劣っているとは言い切れないのです。TITLE :サマーコンビニエンスARTIST :スイミングマニアRELEASE:1995/08/02CD NUM :KSD21106LABEL :Ki/oon SonyACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆☆すでに、この夏に向けた商品開発も真っ只中の冷やし麺。今回はかつてコンビニのCMソングとして使用された作品をご紹介。スイミングマニアとはモダンチョキチョキズの濱田まり女史の変名ユニットでした。ローソンの『それいけ!ローソン通り 夏物語'95』のCMイメージソングですから、もう10年以上前の作品です。曲中イヤというほど登場する「んちゃ、んちゃ、んちゃ・・・」のリフレインがなんともいえませんね。誰にも会いたくないようなどこにも行きたくないようななんにもすることない時はなんでも売ってるコンビニへいつも開いてるコンビニへとても近くの コンビニへ売っている側からすればあまり意識がないのですが、実はこの一見記号のような歌詞の内容は結構重要で、「何にもすることない時に、行きたくなるようなコンビニ」をめざすというのは、我々のようなコンビニ人に永遠に与えられた命題なのかもしれません。冬でもざるそば置いてるコンビニっていうだけで、ざるそば至上主義な固定客をひとりゲットできる・・・かも!?
Jan 22, 2006
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昨日(といっても書いてるのは2月末日・・・汗)の日記で、「住友生命♪」のサウンドロゴのネタにふれたが、ちょっとネタをきちんと整理して書きたいと思う。2月20日には第一回口頭弁論が出るということもあって、CD紹介方々ちょっと後回しにさせてもらおうと思うが、ちょっといい題材があるので紹介しておきたい。缶コーヒーである。そんなワケで、缶コーヒーで一息入れよう。そう、今回紹介するのは缶コーヒーのCMソングなのだけど、実は一種のサウンドロゴから派生したものだと考えられるからである。TITLE :SHALALA 男のやすらぎARTIST :クロックムッシュRELEASE:1995/06/21CD NUM :PCDA00722LABEL :PONY CANYONACQUISITION(入手容易度) :☆☆(オークション等で)STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆あ~、オトコのやすらぎ。というサウンドロゴと同名のキャンペーンで、飯島直子女史らを擁したCMを大手飲料メーカーが宣伝していたのは、つい最近のことのような気がしていたけどもう10年以上前のことだった。同じ頃TVを席巻したスキー用品で有名なCMソングの某社の場合は別で、15秒のCMに楽曲を合わせていて、そこから一曲のうたに仕上げてしまったというのは有名な話であるけれど、それはもとからサウンドロゴではなくCMソングである。CMのインパクトとかを考えた場合、「ロマンスの神様」であろうが「あ~、男のやすらぎ」であろうが、クライアントはわからなくとも何のCMであるかを想起させるに充分である。であるから、会社名をはっきり出している「住友生命」に至ってはそのインパクトは充分すぎる。一方、この題材となった缶コーヒーの場合は、このたった2小節のサウンドロゴから一曲の作品を作り出してしまったのである。今くだんの生命保険会社の案件はいったん棚上げするけれど、結局どんなサウンドロゴも前後に曲をつけて「これは、楽曲です」という体裁にしなければならないのかな、と思えてしまうのだ。そうしたサウンドロゴもCD化してしまったという例では、著作権争議については先輩?である小林亜星氏のケースがあるが、これは充分ネタなので次回以降に項をゆずる。1トラック目は秋元康氏の詞に女性のボーカルが乗っているのだけど、詩の内容は別段批評するに足らない。よくいわれる「詞は記号」というやつである。曲タイトルの"SHALALA"も曲中しょっちゅう出てくる記号そのもの。まさにムリして楽曲にしてもうた感バリバリ。演奏者クロックムッシュも、正体不詳。ところが2トラック目は一転して様相が変わる。タイトルも「SHALALA 男のモノローグ」である。♪SHALALA・・のコーラスをバックに伊武雅刀氏の愛の独白が我々を包み込む。お願いだ その瞳でみつめないでくれ僕のからだは 愛に縛られて動けない君は凶器だ美しき凶器だ男たちを傷つけ 破壊させてゆくいや 傷つくことなどかまうものか破壊することなどかまうものか僕のからだから流れる赤い血が 君を得る代償なら命さえ惜しくない(中略)君をどれほど愛していようと僕の心の器は満たされない人は愚かだ そして僕も愚かだ満たされた器から また 愛がこぼれてゆく・・臭いセリフだけど、あのジェットストリームのナレーターであり、「子供たちを責めないで」で熱弁を奮った伊武氏の、また違った一面を楽しめる一枚だ。このCDもカップリングがアタリである。さて入手可能状況。大手ネットオークションでは比較的安価に流通している物件が散見できたので、興味をもたれたらブックマークしてほしい。
Jan 17, 2006
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さて、12月の日記欄は31日を除いて空欄のままであるけれど、今月中にはなんとかするので、暫しお待ちを。それよりも、このブログの根幹をなしている[いまむかCD]というカテゴリ、そうCDレビュー向けのおサラに格好のターゲットがいるのだが、彼はいま裁判で係争中になっておられる。その彼のネタについては後日にゆずるとして、今まで私がこうして1年以上、枚数にして60枚以上レビューしてきたCDは、すべて写真つきで取りあげてきた。言い換えれば著作関係者にすべて無断使用である。がしかし、いまだに苦情は一件たりとも頂戴していない。それどころか、(厳密に言えば著作者とは異なるが)K-MIX(静岡エフエム放送)様からはトラックバックまで頂戴している。これらはすべて、「黙認」というありがたい2文字に助けられているといえるかもしれない。さて、経験アリな方もいると思うが「カノジョや友人のために、ベストヒットポップスのカセット(だと古いから、ちょっと前ならMDか・・)を編集した」なんてのも、厳密には著作権の違反である(但しそのメディアを譲渡しなければ、違反とはいえないだろう)。私ならとっくに終身刑並みの法規違反だ(謎)。しかしこれまた個人的主観をいえば、これも「黙認」とされて仕方ないと思う。そもそも、そこまで著作権者が関知不可能である。 話は飛んで、今日仕事場で聴こえてきたタイトル知らずの洋楽が、榊原郁恵女史の名曲『夏のお嬢さん』にそっくりだったのだけど、こいつは当時、いろんな意味で"大丈夫"だったのか? なんて、マジメに考えてしまった。ついでに、レベッカのアノ歌がマドンナのアレに似てるとか、石川秀美のアレもペットショップボーイズのアレそっくりだな・・などと、洋楽も一通り漁っていた自分の高校・大学時代の音楽生活まで思い出してしまった。 法学部出身の私とて、卒後15年以上経っているから知識もとっくに薄くなってしまったし、CDレビューで知的財産権について論じようなどと毛頭考えていない。時折こちらでも紹介しているCM音楽のなかでも、とりわけ「サウンドロゴ」について一部にCD化されているものがあるので、そのライブラリを数点引っ張りだして来ようと思う。いま「サウンドロゴ」で検索をかけると、渦中のこのヒトにブチあたること必至。水素でしゅるるだ(謎)。 あなたにとって『甘強みりん♪』はCMソングと思いますか?(東海地区向け) あなたにとって『有馬兵衛の向陽閣へ♪』はCMソングといえますか?(関西向け)いちコマソンファンとして、文章を起こすのに煮詰まる日々である。
Jan 16, 2006
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この日記は前日からの続きとなっておりますので、まだの方はこちらからご覧下さい。御用納めの早朝を伊良湖岬で迎えた私。これから船に乗ろうにもまだ2時間近くある。それ以前にターミナルが開館していないので、寒風の中をバスのりばで堪えねばならない。もう我慢できないので、豊鉄バスの豊橋駅ゆきで帰ることにした。単に盲腸線を折り返す結果になってしまったのは芸がないが、この寒さには堪えられない。朝日を浴びて凛々しくさえ見える、伊良湖岬7:24発豊橋駅前ゆき。昔は特急バスなども走っていたが、いまではこの在来型車のみの運行である。豊橋と伊良湖岬の路線はほぼ毎時1本、鉄道線と連絡する伊良湖岬と田原駅を結ぶ区間便もあるので、本数的には毎時2本は豊橋と伊良湖岬を結んでいるといっていい。確かに東京とを結ぶ夜行便は廃止だけども、そんなに不便になったわけではないのである。とっくに冬休み、もう御用納めだというのに渥美農林高と田原高の生徒が保美から続々と乗車してくる。観光路線としての役目はひとまず置いといても、しっかり"本線"として通勤需要に貢献している。途中の三河田原駅からは豊鉄の電車線にも乗り換えられる。愛知大学豊橋学舎などへ向かうには、むしろ電車の方が便利かもしれない。往路の夜行伊良湖岬ゆきは、豊橋駅の手前まで目覚めることはなかったけど、これは前日の上京する日が夜勤明けだったから爆睡してしまったのである。とはいえ深い眠りではなかったようで、この豊橋ゆきのバスの車内でもつい寝てしまい、植田車庫前を過ぎたあたりから豊橋駅の直前までの記憶がない。バスはほぼ定刻どおりの到着だった。およそ90分の所要時間で運賃は1,470円。なかなか乗り応えがあるが、この距離と時間を在来型の路線バスでというのは、慣れない旅行者にはツラいだろう。とはいえ観光路線としての使命は一巡している気もするので、乗り心地のよいハイデッカーな車両を求めるのは愚問なのかもしれない。つくづく惜しい路線を失くしたな、とは思う。とはいえ、あの夜行便で伊良湖岬の到着は早すぎる。しかし、前日のような"救済"シーンを目の当たりにすると、せめて豊橋駅止まりにはできなかったのかな・・、とも考えさせられてしまうのであった。豊鉄バスには、このような旧塗装色の車両も走っている。このほかにも豊鉄は路面電車の存在を忘れてはいけない。旧名鉄岐阜市内線の車両も、まだまだ現役で活躍中だ。
Jan 15, 2006
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12月は袋井市を中心にコンビニ店をサポートしていたんだけど、普段は採算不振店とかオーナー不在の仮直営店舗をまわることが多かった中、ここは隣が工場とあってなかなか忙しい店で、三交替制のせいか朝4時半頃にピークがくるのが特徴。しかも静岡とくに遠州地域は海外から日系人の就労人口が高いので、そうした方々のニーズに合わせた品揃えもしなければならない。タバコの注文だって「マールボロゥ、ヒトゥツゥ、クダスァイ」とマールボロの発音がかっこいいのだ。パッと見は日本人と変わらないのにね。で、この年末年始はとても休めそうになく、年末は27と28の両日が最後の休みで年始も2日だけ。その後は七草7日まで休みなし・・。まぁ、客商売ですからね、諦めてますけど。で、以前からバス好きのほっけが気になっていたのは1月14日の運行をもって廃止となる「伊良湖ライナー」の存在。このバスは豊橋鉄道(以下 豊鉄)がJR東海バスと共同運行により、文字通り渥美半島の先の伊良湖岬と東京駅を結んでいた夜行バスのことで、開設当時は昼行便まであったのだ(しかも昼行・夜行とも運賃同額)。それとは別に、豊橋駅と伊良湖岬を結んでいたダブルデッカー(2階建バス)による「伊良湖ライナー」もあった。幻に終わったが、豊鉄自体が鉄路で三河田原から伊良湖岬を計画していた歴史もあったし、現在でも豊鉄バスでは豊橋と伊良湖岬を結ぶ路線を"伊良湖本線"と称しているぐらいの幹線路線である。こちらは伊良湖岬ターミナルのタクシーのりば。すでに閉園した「フラワーパーク」の文字が寂しい。そんな幹線から「渥美花の村」や「フラワーパーク」などの周辺観光地をかかえていたが、そうした施設はすっかり姿を消してしまい、路線バスを利用して訪れる観光客も激減したのも、廃止の背景にあると考えられる。ちなみに現在の「フラワーパーク」跡地まではまだバスが乗り入れているが、そのバス停の名は昨年4月に「浜辺」と改称された。そのきれいなイメージとは裏腹な、廃墟以外には人家も少ない場所を以前訪れたことがあるが、虚しさだけが残った。私が特段にこの夜行系統に思い入れが深いのは、夜行便なのに東京から豊橋まで5千円以下で結んでいたこと(当時4900円だったので、豊橋から名鉄に乗り換えて名古屋に帰っても、ドリームなごや号より安かった)、それに加えて15年前の東名高速系統では珍しい3列独立シートであったこと、そして東京駅のバスターミナルを一番最後に出発する(23:50)ので都内での滞在時間が長く取れたことなどの理由があるからだ。このメリットを生かして、私が主宰していたラジオ番組のサークルの東京でのイベントには、参加リスナーを募ってこの便をほぼ貸切状態で予約したこともある(おカネのない学生さんには片道大垣夜行(現ムーンライトながら)を使っていただいたりした)。まぁそんなわけだから、廃止前にもう一度乗っておきたかったのである。これは12月27から28日にかけて乗車してきた記録なのですが、もう2月になってしまったので(苦笑)、運行最終日付けでUPしております。現在の伊良湖ライナーは、車両が更新された上に着席定員の確保から2人がけ2列のポピュラーな配列に戻されてしまったが、運賃は豊橋-東京間で4500円とさらに安くなっている。終点伊良湖岬まででも5100円だ。当然ラストまで乗るつもりだし、海辺の朝日を見たいからあえて東京発の下り便を選んだ。となると、まずは始発地の東京駅まで行かねばならない。27日の夕方、掛川駅から新幹線に乗り込んだ。とはいっても、次の静岡駅でいきなり途中下車である。17時09分。この後の東海道線上りは特急が2本続行で出発する。画像はその1本目の「ふじかわ11号」甲府ゆきで、この特急が出た後に私の乗る「東海4号」東京ゆきが入線する。新幹線から在来線の特急・急行に乗り継ぐと特急(急行)料金が半額になるので、あえて静岡から在来線に乗り換えることにしたのだ。さて、特急の出発まで少し時間がある。東京に着くまでも時間がかなりある。改札でも出て、あったかいファーストフードでも買ってこようと自動改札に乗車券を投入したところで、思わぬアクシデントに出遭う。乗車券が、出てこないのだ。アタマのいい自動改札機の場合は、機械が自動判別して途中下車のきっぷを出口で吐き出すのだが、静岡駅のはいっこうに出てこない。しょうがないから事情を話して、駅員を呼んでくる。「あ~、これはいけませんね。前途放棄になっちゃいますよ」私は耳を疑った。前途放棄とは読んで字の如く「その先は乗りません」という意味だ。もちろんそんな気はない。特急券を指し示し意思を伝えると、「回数券はね、途中下車できんのよ」・・・・そうだった。すっかり忘れていた。旅費ケチって金券屋で回数券にしたんだった。しかもSFカードを使うクセで、ご丁寧に連続する2枚の回数券をを投入している。仕方ないから売店ですっかりアイテムの少なくなった駅弁から一つを買い、特急に乗り込んだ。旅の恥はかき捨てとはよくいったものだが、どちらかといえば鉄道ファンらしからぬ「弘法も筆の誤り」である。駅員が書き入れた「誤投入」の文字が情けない。もちろん、酒も欠かさない。ちなみに、磁気データも「前途放棄」が記録されているのはわかっているので、東京駅では有人改札をでなければいけない。さて、せっかくの東京駅である。廃止間近の「伊良湖ライナー」も大事だが、この春廃止といえばこちらもそうだ。寝台特急「出雲」である。06年春のダイヤ改正での廃止が既に発表されたあとなので、このように方向幕を携帯電話で撮影する姿があちこちでみられた。これも時代である。ちなみに東京駅では、機関車がホームの最西端の先っちょにあるため、寝台特急のヘッドマークを撮影するのが困難。あとの獲物は客車の「出雲」マークぐらいだ。ちなみに、名古屋と奈良を結ぶ急行「かすが」も廃止が決まっている。さて有人改札を出て、ひとまず八重洲南口のバス乗り場へ。昼行便もつくば方面へのバスがまだ発車しているのだけれど、ひときわ目を引いたのがこちら。羽後本荘ゆき「ドリーム鳥海」号である。当時羽越本線は突風による特急列車横転事故で不通、その影響で寝台特急も運休だから実質的に振替輸送を担う役目を果たしており、おまけに帰省ラッシュも加わって、バスのりばは大賑わいである。こちらは繁忙期と週末のみに運転されている「スーパードリーム大阪1号」。スーパーと名がつくだけあって、シートもゆったり。通常のドリーム大阪号より300円高い運賃設定(8,910円)になっている。スーパードリーム号も出発すると、いよいよ私の乗車する「伊良湖ライナー」の乗車時間がせまってくるが、実はこのバスが最終便というわけではない。「伊良湖ライナー」と同時に、浜松駅ゆきの「ドリーム静岡・浜松」号が出発し(上の画像、実際には"伊良湖岬"と"静岡・浜松"が交互に表示されている)、そのあと日付が変わった0時半発、常磐高速線つくばセンターゆきの深夜バス「ミッドナイトつくば」号が最終となる。深夜運賃ということで料金は2千円。通常運賃はつくばエクスプレス(TX)と競合するので同運賃の1150円だが、TXよりも遅い終便ということで人気も上々である。さて、「伊良湖ライナー」に乗り込む。きっぷうりばでは満席だったが、若干の空席がある。おまけに0時を回ったというのに、まだ出発していない。これは、神田駅での事故発生のために京浜東北線が運転見合わせとなってしまい、本来ドリームなごや号に乗るべきだった乗客がまだ立ち往生しているという連絡が入ったからである。0時10分過ぎ、乗り遅れた4人の女性客を"救済"し、約20分遅れで発車した。しかし、今回の例は極めてまれなケースとしても、この「伊良湖ライナー」がなくなったら、どう救済するのだろう。名古屋に行きたいのに、今後は浜松止まりの夜行バスしか残されていない(浜松までの運賃は4,800円)。その上、さらに名古屋まではこだまで40~50分、在来線でも80分以上かかる。さらに運賃もかかる。乗客も余裕をもってバスのりばに来てほしいとは思うが、どうにも歯がゆい。夜明け間近の保美(ほび)バス停(田原市)。ここが豊鉄バスの車庫である。私以外の乗客は、すべてここ保美で下車した。伊良湖岬まで行ったあと、この保美の車庫で夜まで休息。JRバス車両が伊良湖までやってくる、そんな風景も、もう見られない。夜も明けてきた。車庫の職員に引継ぎをしたあとは、終点伊良湖岬までラストスパート。しばしの貸切状態を、先頭席で堪能である。6時45分、終点の伊良湖岬バスターミナルに到着。運転士は伊良湖岬から静岡インターまで乗務したあと、東京からの便を同インターで引継ぎ再び伊良湖岬まで戻ってくるそうで、話によれば2週間に一度程度この行路を担当したそうである。静岡を境に東京側をJR東海バス、豊橋側を豊鉄バスが担当していたのである。1台をまさに2社での「共同運行」であった。「もうこの(JR)車両に乗務する機会もないでしょうからね」と、彼自身もケータイに写真を取り込んでいたのが印象的だった。岬に着いたが、この先鳥羽・師崎方面への船舶は8時過ぎまでない。寒風吹きすさぶ中、途方に暮れた。
Jan 14, 2006
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我々の業界コンビニで一番売れているものと云えば、お弁当・おにぎりなどのファストフード、そしてソフトドリンク。特に缶コーヒーだろう。最近のこの時季はあったか~い(この"~"が重要)ペットボトルも登場して、加温飲料の売場はにぎやかである。あの壁面ゴンドラいっぱいに加温された飲料の売り場は、夏場となると要冷蔵のアイテムで埋まる。さしずめ冷やし麺だろう。そんなわけで、缶コーヒーのCMソングかコンビニ冷やし麺のCMソングにしようか、今日の[いまむかCD]は悩んだが、コンビニでその次に売れ筋であるアイテムをすっかり言い忘れていた。タバコである。ここに、あるコンビニ店員の管理する「不良店員の部屋」と称するモノローグがある。彼いわく、最近は、「自分は客(=神様)で偉いんだから何でも許される」と言う様な勘違い・思い上がりをしている人が凄く多い。そんな、日本のモラルの低下にコンビニ店員の立場から警鐘を鳴らそうというコンテンツ。なのだそうだ。業界に身をおく私とて、このサイト結構共感できる部分も多い。そういえば、バス好きな私の知人の運転士でさえ「もっと速く走れ」だの「休憩場所を変えろ」だのワガママ悪態のつきまくりでほとほと困ったケースというのを聞いていたことがある。どこの業界でもそうだけど、自分の周りを地球が回っているのと勘違いするお客様は、枚挙に暇がないようである。さてそのサイト、チ○ポのコラムについてはさすが不良店員、アドリブの利かなさも不良級。プロの私なら、こうだ。ヲトコの私がシてもよろしんですか?私、フェラプロ((C)揚田・あき→ブログはこちら)じゃありませんしねぇ客はヒきまくるだろうが、それも計算の上だ。もちろんというか、当然ながらタバコについても言及している。なかなかツボをついた指摘である。私もタバコは番号で呼ばれるより「マイルドセブンプライムのスーパーライトボックス、ひとつ」とご指名された方が、超ウルトライントロクイズの如く銘柄を取り出せる自信がある。気管支喘息の持病が再発しないようハタチでタバコはやめたが、その後も銘柄はカンペキだ。廃番(終売=製造終了)になった銘柄もほぼパーフェクトである。興味があればこんなサイトもあるのでご覧になってほしい。地域限定銘柄も通信販売しているそうだ。だから、というわけではないが「まるめんの、らいと。ぼっくす、ひとつ。」とか若いねーちゃんが小さい声で注文してくると、マチャ某女史ではないがはぁ?ってな気分になる。まるめんのらいとじゃねーんだよ!「まーるぼろ・らいと」のメンソールなんだよ!「まーるぼろ・めんそーる」がライトになったんじゃねーーーっ!って、お客にはもちろん、言いませんがね・・。で、タバコのCMソングである。TITLE :あなたのままで(試聴可要Real Audio プラグイン)ARTIST :大本友子(オフィシャルサイトはこちら)RELEASE:1995/05/19CD NUM :PCDA00733LABEL :PONY CANYONACQUISITION(入手容易度) :☆☆(オークションなどで)STUPIDITY (バカバカしさ):no starsCURIOSITY (ヘンテコ度) :no starsテレビ・ラジオからタバコのコマーシャルが一掃されて久しい。個人的なことを言えば、私は別にメディアを使ったタバコのCMがあってもかまわないと思っている。「すぴーくらぁく?」ってキャッチとか、「らっきぃすとらーいく♪」ってラジオから流れてるのはよく聞いたもんだし、もっと古い例を出せというなら、「よろしかったら、もぉいちぃどぉ~」と梓みちよが歌った「パートナー」(国産・廃番)のコマソンとか、「リベラマイルド~(マイルド~)♪」(国産・こちらも残念ながら廃番)なんてのも口ずさんだりもしたもんだ。これらを聞いたからといって、全国の未成年が一斉に喫煙に走ると考えることこそナンセンスなのだけど、この寛容でユルい喫煙を促す広告そのものを、世界の世論は許してくれない。マイルドセブンとはその商品名であって、今さら商標を変えるというのも難儀な話だが、それでもその「マイルドそれがし」という呼称が「マイルドならエエッちゅうもんではないやろ!」と、欧州ではつっこまれまくりなのだそうだ。最近のタバコのパッケージの警告文がウルさいのも、こうした背景がある。今日紹介しているのは、今はなきタバコのCMソングのタイアップCDである。この静かなバラードを歌うは、当時OLと二束わらじを履きながらシンガーソングライターとして活動をしていた大本友子女史(現在は「おおもと友子」名義)である。上記リンクから、現在も幅広く活躍されているのがおわかりいただけるはずだ。このシングルは、アルバム『映画のようにはいかないの』からのシングルカットだが、このアルバムを通じて「恋愛と結婚」がコンセプトとして伝わるにもかかわらず、なんでタバコのCMソングのタイアップだったのかという点が、今となっては不思議なのだ。ボーカルのイメージは今井美紀の、レコード会社的には平松愛理のフォロワー的な見方もできるが、それにしてもなぜフィリップモリス・スーパーライトだったのか。サイトでも「ラジオでヘビーローテーション」と評されており、タバコはともかく楽曲としては一定の評価を受けたと思われる。かくいう私も大好きな一曲で、昨夏このカテゴリで企画したウェディングソングの撰に次点で洩れた作品なのだ。なぜか次点かというと、BGMで使うにも楽曲としての"弱さ"を禁じえなかったから。アルバムのコンセプトが『薄幸』とはこのサイトを見て初めて知ったが、なるほど、という気がしないではない。実は、そのフィリップモリスには話の続きがある。翌96年、タール1mgの「フィリップモリス・ワン」が登場するのだが、そのイメージキャラクターは中山美穂女史であった。過去にもそして未来にも、邦人の女性タレントをタバコのCMに起用した例は彼女か黒木瞳女史ぐらいではなかろうか。黒木女史はともかく、ミポリンはアイドル歌手の出身である。「アイドル歌手がタバコのCMとは何ごとだ!」と、確かに消費者団体からの反発も相当なものがあって、CMそのものの放映も早々に中止されたと記憶している。それはともかくとして、前年の大本友子女史やこのミポリンの例からみて、どうも当時このタバコは女性をターゲットにしていたようだ。10年後の現在はというと、タール1mgのメンソール系アイテムが増えたため、お世辞にもフィリップモリス・スーパーライトが女性にウケているとは到底思えない(フィリップモリスにも、アルミ包装された"スーパーメンソール"という銘柄があるが、タール5mgである)。ただ、男女平等社会を謳うのならば、別にタバコのCMだって女性も平等にやってかまわないと思うのだが。さて、このCDの購入可能度診断だが、当然ながらとっくに廃盤になっている。彼女のオフィシャルサイトからも通販大手サイトへリンクが飛ぶものの、残念ながら在庫なしでハネられてしまうが、オークションサイトでは比較的出品もあるようだ。最後に、アルバムのコンセプトを深読みしてみた。喫煙者→短命→薄幸・・という意味だったのなら、意味深すぎである。んなワケ、ねーだろ。いやぁ・・、個人的には彼女のお友達リンク先に田中由紀美女史のブログがあったのは、メッケものでした。3人組Melodyから早や10年超。ブログを毎日更新されているだけでも、頭が下がる重いでした・・。
Jan 12, 2006
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すいません!いったん仮書きこみしておきます!内容としては、静岡観光・・かな。
Jan 8, 2006
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久々に転勤先でむかえた今年の正月は、おせち料理というものにまったく縁がなかった。というか、ここ数年おせちらしいものは食べていないかもしれない。あえていうなら雑煮はしたが、白菜が高値だからなかなか作る気がおきない。鍋を作った翌日とかに、残り汁でぱぱっと作るのだけど、この冬は白菜だけではなく野菜そのものが、ここのところの大雪で高値推移だ。七草の時季でもあり、野菜の高騰は主婦を悩ませる。TITLE :にまめ恋物語ARTIST :ジョージ白花&赤花ブラザーズRELEASE:1998/03/25CD NUM :CRDW3055LABEL :NIPPON CROWNACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆☆☆画像をクリックすると、裏面のハンサムなジョージ白花氏が登場します。だからこそ、ビタミン豊富な「煮豆」なのである。正月おせちの具材にも欠かせないのが「煮豆」。そんな「にまめ」の良さを啓蒙しようじゃないか、とリリースされたのがこのCDである。なんだ、結局食べ物系のCDじゃないか・・・、思いきやこの話は少しウソ。掲載のジャケットがCMに使われていたのをご記憶の方もおいでかと思われるが、この歌は惣菜メーカーカネハツの煮豆シリーズのCMソングだったのである。とはいうものの、実はジャケットにはそのあたりについてのクレジットが一切明記されていないのである。クラウンといえば演歌の大家であるから、そんなローカルな食品メーカーのロゴすら入るのをCDメーカーとして嫌ったのだろうか。否、カネハツ様にちょっとだけ予算が余分にあれば、会社名の活字ぐらい入っただろう。むしろ、「これは、CMソングです!」とカミングアウトして、私らのような演歌のライトユーザー(←うそつけ!なにがライトユーザーだ!といわれるだろうが、こと演歌についてはライブラリは少ないからこれでいいのである)にアプローチするぐらいの方が、売り上げ枚数が伸びるというものである。さて、内容だ。♪にぃまめはぁ~、やわらかがいいぃ~(やわらかなの~)で始まる、知ってるヒトなら記憶に新しいフレーズからいきなり入ってくるが、確かにCMで使われた部分というのは最初の4小節だけである。でも、しっかりCMタイアップなのだから、なにも恥じることはない。そのあとにムード歌謡チックなイントロからAメロへと続いていくが、私思うに、これも「ロマンスの神様」同様CMのパートだけデキてて、あとから完全オリジナルの作品になったパターンだろう。それにしても、このジョージ白花(写真)氏の低くも甘いボーカルは、まるで煮豆そのものである(意味不明)。カラオケも収録されているが、いきなり唄いだしのため、いわゆる"きっかけ"(タイミング)をつかみやすくするために、エレキギターのソロが入っているのだけど、こいつが泣かせる。♪にまめは~・・のフレーズがエレキで鳴くのだ。これはこれで煮豆のように味がある。さらにカップリング曲、こちらも豆啓蒙ソングといった趣の『ビタミンスマイル』が2テイク。1本は(ピクニック編)としてジョージ氏の生ボーカルだが、もう1本は(宇宙旅行編)となっていて、どういうわけかボイスチェンジしたジョージ氏のボーカルで収められた内容になっている。宇宙をイメージするためだったのだろうが、曲はまったくの別物を仕込んでいるものの、詞はまったく同じである。いずれにせよ、この3曲は惣菜コーナーで流してもいい内容なのである。あ、だからワザと「カネハツ」の文字がないのか!・・と自己納得したものの、このCDがリリースされて約8年経った今、惣菜コーナーで『にまめ恋物語』を一度も聞いたことはない。さてこのCDが、今買えるか?ということなんだけど、発売元の日本クラウンのサイトでも取り扱いがなく、オークションにしろ某マーケットプレイスにしろ片っ端から巡回してみたが、出物は一切なかった。CM自体がおそらく東海地区限定だったと思われるし、プレス枚数も4ケタちょっとといったところだろうから、今後もなかなか出てこないと思われる。客観的に、ビジネスとしてCDのセールスだけを考えるならば、世の食べ物CDブームに便乗して、リイシュー(再発売)でもいいので上手にプロモートしたら、それこそ『おさかな天国』のようなヒットに結びついた可能性があっただけに、残念である。でもそのおかげで、私のコレクション的価値が上がったから、これでいいのだ。
Jan 7, 2006
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さて、今年は戌年。毎年わたしが差し出す年賀状の特徴のひとつに「ハガキに字がいっぱい」という、もう6年以上続けているコンセプトがある。2005年の初春は、前年オープンした刈谷ハイウェイオアシスの大観覧車を背景画にしたが、今年はやっぱイヌで行こう!と昨年の春から決めていた。そのネタというのが上の画像にある「清内路村 長田屋犬」である。こちらが当時の幼犬。サイズ調整をせずに携帯902SHで撮影したのが悔やまれる。彼が吠えながら尻尾を猛烈にフリフリして我々に近づいてきたのだ。こういう場合、だいたいは一緒に遊んでほしいと訴えているのであるが、バスの折り返し時間は5分とないので、かまってやれなかったのが残念であった。そもそものきっかけは、当日記のバックナンバーであるこちらの最後に登場するわけだが、信南交通の路線バスがこの下伊那郡清内路村から昨春撤退が決定し、当時一日3往復しかなかったこの路線を乗り納めた際に終点の長田屋さん前に居た親子犬の印象が強く残ったからにほかならない。そして、現在の長田屋バス停。むき出しのアルミ製でさびにくくシンプルだが、このバス停ではやはり寒空に冷たく映る(個人的意見)。"取材"したのは12月の初旬。例年よりも早い積雪で、清内路峠も凍結気味である。もちろん今回もポータルサイト主宰のETOK師がお供だ(というか兼運転手さん、アリガト)。確か当時はその酒屋の真向かいで茗荷の洗いものをされたいたが、季節違いで工場のシャッターは下りたままである。長田屋のご主人に犬撮影の許可をいただいて数枚をデジカメに。そして凍った路面を下坂して、町役場で新しいバス時刻表をゲットするのはETOKさんの仕事。こうした行政移管後の町営バスなどは、市町村役場でもらうのが一番手堅いのである。さて。新年一発目のCDレビューも「犬」でいってみよう。TITLE :お茶犬のうた(C/W お茶っ茶お茶犬 -「茶摘み」メロディーより-)ARTIST :みずたにあきこ(同 お茶犬シンガーズ)RELEASE:2002/12/11CD NUM :UICZ5002LABEL :UNIVERSALACQUISITION(入手容易度) :☆☆☆☆(試聴可能サイトはこちら)STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆2005年の年末は、過去にも首かけストラッププレゼント等コラボレーションで実績のある伊藤園が「おーいお茶」そのものを特別パッケージで主にコンビニ向けに出荷している(但しリーフ(上画像になし)は量販店向け)。このCDはお茶のCMソングだったわけではなく、玩具のお茶犬とのタイアップであった。なにしろお茶犬関連のグッズは、派生種のお茶猫も含めるとけっこう多彩だから、詳細はお茶犬ポータルサイトに譲るのが賢い。で、肝心のCDの内容。3年たった現在でも試聴が可能であるが、いわゆるA面(私は両A面というコトバがキライなんだが)すなわち1曲目のほうはクセのない矢野顕子風とでもいうか、お茶犬のコンセプトである「癒し」のあるボーカル。これではそこらへんのCDレビューと変わらないので、私が造語を考えた。"やすらぎファンシー"なんてどうだろう。え、余計にピンとこないか・・。そしてカップリング曲に耳を傾ける。こちらは唱歌『茶摘み』の替え歌である。基本的に5つの下降コード(和音)のみで曲が進行していくアレンジは妙であるが、この"お茶犬シンガーズ"は、おそらくそこらの児童合唱団の寄せ集めだ。"癒し"というよりは"遊び"の一曲である。この曲を聴けばお茶犬は緑茶犬以外にも大勢いることがわかる。関連リンクはこちら(ただし、歌のほうでは新参の麦茶犬は登場しない)。お茶と同様、日本に名だたる静岡名物といえば「うなぎ」である。以前に『うなぎのじゅもん』をこのカテゴリで取りあげたが、当初はどこのうなぎパイ売り場でも一切流れていなかった。しかし最近では変化が見られ、東名浜名湖SA下り売店だけでなく、市中の魚屋のうなぎコーナーでも流れているのを見かけるようになったのだ(多分静岡県内だけ)。いっときの、猫も杓子も『おさかな天国』状態は見るに堪えなかったが、こうした販促活動での音楽の利用に回帰現象がみられるのはほほえましい。ぜひこの2曲目は、例えば「おーいお茶」のペットボトルネックに「お茶犬根付(orストラップ)つき」の販促グッズがあるのなら、単品陳列コーナーなどで展開する際に活用してほしいと願っている(やっぱり静岡限定で構わない)。ただし、これが緑茶葉コーナーでの展開となると、お茶犬6キャラの残り5匹が緑茶でないので、ちょとキビしいかも。CDはお取寄せ必至も、入手確実である。
Jan 2, 2006
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年末年始。私のような客商売を生業としている者にとって、休みなしは当たり前である。しかし、今年は御用納めから御用始めまで正月2日を除いて休みなし。しかも夜勤続き。2日も夜勤明けでの休みでしかも3日は朝9時からの日勤だ。休みのようで休みのない年末年始だから、結構トシのほっけには正直しんどい。それでも、大晦日ぐらいは大騒ぎしようではないの。と、思い立って今日は浜松市街まで足を伸ばした。路線バス大好きほっけの今回のターゲットはこちら。遠鉄バスの浜松まちなか循環バスくるるは、運賃一乗車100円ポッキリ。今日は目的地のバス停のある西ループを利用。駅周辺をこうした小さなバスで周回する路線は、全国いたるところに存在するようになってきた。なんといっても小回りが利き、今まで路線バスが進入できなかったような路地にまで入り込むことができるようになったのは大きい。さて、この「くるる」の拡大路線図に目をやると、一方通行道などの事情から東西2系統の循環路線はまったく同じようにトレースしていないことがわかる。それはそうと、"肴町魚がし跡"という呼称はイタい。まもなく目的地「K・MIX前」に到着である。「K-MIX前」ではないようだ。"ハイフン"でなく、"中黒"。ちなみに東ループも対面にバス停があり、こちらは「国民生活金融公庫前」を名乗っているが、呼称が長すぎ。「遠州病院」「東照宮入口」などと同様に、東西とも同一呼称でいいのではないかと思われる停留所だ。などとバス停にダメ出しをしていたが、道路に面したスタジオ・通称"View-St"前のテーブルが遠巻きにも賑やかだ。公約どおり、(出汁 within)鍋もスタンバイ。麒麟麦酒静岡統括支社さまご提供の各種ドリンクもスタンバイ。具材はリスナーの任意に委ねられており、まさに局側ローリスクの企画だ。私自身も、一升瓶(日本酒&焼酎)2本と、生牡蠣と下仁田ねぎ持参である。そして、本日のご本尊ひとみ観音さまも、鍋の具合を見に"ご降臨"である。それにしても、TVではお見せできないほどの身の挺し方だ。私自身、FM番組でサークルやってたこともあるし、コミュニティ局でお手伝いしたこともある。放送が終わって10余年経つのにいまだに続いてる元リスナー同士のお付き合いもある。それだけFMラジオというものについては思い入れもひときわなのだけれど、今回の鍋パーティは度肝を抜かれた。っていうか、局舎の目の前で鍋で酒盛りが許された放送局って、かつてあっただろうか・・。しかも、パーソナリティのコスプレもハンパじゃない。大晦日のK-MIX局舎。「K-MIX WEEKEND ヤッホー!」パーソナリティの久保ひとみ女史(画像はひとみ観音)の姿である。・・・コトバも、出ない。さらにサービスカットも用意してあるのでこちらもご覧いただきたい。さて生放送もボサノバ・カサノバ田村sho1(床一)さまのテンション全開、放送コードで足を引っ掛けるぐらいのギリギリトーク(←最近使わねーって)も、缶ビール&酎ハイ飲みすぎですっかりオーバードライブ。大晦日の深夜って、ちょっぴりエロチックな映画が流れたりして、小中学校時分のほっけだったら少しだけオトナになれた気がしたけど、昼から深夜放送みたいなテンションだったこの場所は時差が12時間ぐらいあったらしい。さて放送も終わり、そんな楽しいひとときだったのだけど、こんな年末に今から名古屋駅界隈に用事ができてしまったので、さっさと浜松駅に戻らねばならない。大晦日も夜勤だし、酔いもイイ感じで回っているのだけど、さっさと歩いて駅に戻ることにする。「くるる」の残りの区間と東ループは、冬休みの宿題にとっておこう・・って、いつ取得できるんだろ・・?
Dec 31, 2005
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私の高校・大学時代はFMラジオの番組にハガキを投稿するのが日課になっていた。ちょっと前ならFAXだろうし、今なら手軽にEメールだ。Eメールならパソコン類に先行投資をしておけば、ハガキ代が一切かからない。いい時代である。私の場合は、ある2、3の番組に限定していたし、競争率の高い全国ネットのプログラムへの投稿はあえて避け、ローカルな番組に特化してハガキを書くことが多かった。それがおかげか、番組を通じて知り合ったその当時からのつきあいの友人も数多い。お金で買えないなんとかではないけれど、私もそんな一生の財産を得ることができたような気がするのだ。だから、さしずめ私も「ハガキ職人」ということになるのだろうけど、この言い回しにはやっぱり違和感を覚える。だって「職人」って、それでメシ食えるわけでしょ。所詮学生がハガキで投稿したところで、ギャラをもらえるわけじゃないのだから、と屁理屈をこねる私はWikipediaを調べてみた。なるほど、ひらがな「はがき職人」はコナミの商標だったのか・・・、って感心するのはソコじゃねーだろ。TITLE :有川君の絶叫ARTIST :有川周一RELEASE:1995/09/21CD NUM :FLDF1580LABEL :FOR LIFEACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆☆☆今回紹介するのは、本当に「ハガキ職人」に成り上がった有川周一氏のシングルである。有川氏についても同様にWikipediaで調べてみた。このウィキペディアっていうのは、ネット閲覧者が書き込んで醸成していく辞書だからなのか、どーでもいいような情報はやたら詳しい。要は中高校時代の彼の秀逸なハガキネタが投稿番組で認められ、その番組のパーソナリティが所属する事務所の専属の構成作家になってしまったといういわば「投稿エリート」だ。だから、投稿マニアからすれば憧れの存在であったことは偽らざる事実だし、はがきの投稿で人生を変えたいうのも、なかなかスゴい。もちろん彼の人生だけではなく、このCDもある意味でスゴい。原材料、「絶叫」 以上。なにしろ、ジェットコースターに乗せられ、ただただ絶叫しているだけの彼の声をCDにしているだけなのだ。こんなCDを果敢にもリリースしたフォーライフをほめてあげたい。そんなCDだから聴くに値しない・・、いやいや好奇心で聴いてみたい方も多いだろうが、残念ながら中古店やオークションでもほとんど出品はみられない。ジャケ写からして、まさに「指名手配」したいぐらいである。
Dec 27, 2005
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※これを書いているのは1月31日ですが・・・、記入日付が12月22日なので、やっぱりXマスソングでイキます。昨年もこの時季にはクリスマスソングということで、こんなのとかこんなのを取りあげてみたんですが、女性の歌うクリスマスソングをまだ取りあげていませんでしたので、久々にアイドルものを取り上げておきましょう。TITLE :リボン結びのWAKU WAKUARTIST :七つ星(河田純子・田山真美子・中山忍・Lip's・宍戸留美)RELEASE:1990/11/21CD NUM :CSDL3193LABEL :CBS SONYACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆それまでの「WAKU WAKU」といったら、中山美穂女史のヒット曲ぐらいしか思いつかないし、いまならコンビニのキャッチフレーズぐらい。昭和天皇崩御の自粛ムードが抜け、まだまだバブルのはじけきっていない平成2年。私個人的なことをいえば今の会社に入社した年なんだけど、やっぱりボーナスの額とかもハンパでなくて。入社初年度で「こんなにもらっていいの?」って金額でした。その時からしっかり倹約しておけばよかったんだけど、一度覚えたゼータクってのはなかなかやめられない。七つ星とは、前年に企画されたCBS/SONYに所属するアイドル3人からなる期間限定ユニット「楽天使」(上段プロフの黄字)をさらに"4名増員"。文字通り総勢7人で繰り広げられたクリスマス向けの企画ユニットなのですが、考えてみれば、のちのハロープロジェクトのシャッフルユニットに通じるものがあるかもしれません。単に企画ものだというなら、アイドルマニアを喜ばせてハイ終了~・・で結構ですが、実はこの曲、NHKみんなのうたにも採用されテレビでも放映されていましたので、耳にした方もいるかもしれませんね。Lip'sについては以前こちらで取りあげていますので参考にしてみてください。TITLE :リボン結びのWAKU WAKU [Video Single Disc]ARTIST :七つ星RELEASE:1990/12/01CD NUM :CSFM7035LABEL :CBS SONYACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆こちらは、5分以下の映像が収録できるビデオシングルディスク。当時の定価は1200円で、それでも5分しか見られないのでかなり高く感じられますが、今では中古専門ショップでも3~4千円を下らないほどのレアなアイテムです。もっともかける機械がレーザーディスクプレイヤー等に限定されるので、客観的な商品価値や需給バランス(笑)を考えるとこの程度の相場が妥当でしょう。ヘンテコ度が☆2個ついている理由は、この曲の本編が4分57秒だから。つまり残り2秒ちょっとで、曲の前後にクレジットを表示しなければならないため、瞬きする程度の時間だけ表示されているクレジットは滑稽だからです。[ひとくちメモ]ちなみに翌91年にはCBSの冠が取れ、「株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント」と商号が変わったために、CD規格番号も[CS]から[SR]に変わります。そのため[CS]と頭についたソフトはたった1年半しか存在していません。「七つ星」の企画はシングルをビデオディスクだけでなく、アルバムも存在します(CSCL1562)。6組7人(←楽天使名義での楽曲もあるため6組としています)のソロ&ユニットが全10曲を歌うクリスマスアルバムは、もともとの持ち歌の詞を新たにクリスマス用に書き直して歌っています。ま、この7人にお世辞でもヒット曲があればここで書いてもいいんですけどね、あえてここでも内容には触れません。いわずもがなクリスマスソング集ですから・・。これだけで十分伝わると思います。関係ありませんが、この7人は「七つ星」以外にもちょっとした社内プロジェクトに参加しています。"アイドルの歌で、もっと世の中を明るくしたい"という党綱(?)のもと、「世直し少女党」を結成、早い話が販売促進の企画でした。当時のアイドルポップスのビジネス環境は、粗製濫造されたおニャン子クラブ群の影響で少なからずバブル景気よりも先に破綻しており、その一因にはアナログレコードからデジタルメディアであるCDへの過渡期における買い渋りもあってセールスが伸びなかったのも背景にあるといえます。実際、「どうやったらアイドルが売れるのか」ということをメーカーだけでなくコアなファン自身までもが真剣に考えていた時代だったのです。結局のところ、アイドルポップスにいちばん熱心だったのは前出おニャン子群を輩出したポニーキャニオンと当時のCBSソニーぐらいしかありませんでしたが、70年代前半のキャンディーズと後半の山口百恵、そして80年代前半の松田聖子と後半の南野陽子というビッグネームを抱えていたCBSソニーにとっては、"なんとかしたかった"というのがホンネではないでしょうか。「世直し少女党」のコンセプトにも、当時業界トップのレコード会社としての苦悩が感じ取れます。さて、この7人以外にもこの会社にはまだまだ売れ損ねた女のコが結構います。例えば、国費で海外留学したと報道されたことがまだ記憶に新しい裕木奈江女史もそうですし、女優の桜井幸子女史もアイドルとしてCDデビューしていたのですが、知っている方がマニアです。三井のリハウス3代目だった茅野佐智恵女史も、すべて現ソニーレコーズの仲間でした。"発掘・開発"だけは怠っていなかった会社だけに、時代が悪すぎたとしか言いようがありません。さてこの「七つ星」の入手可能状況について。中古専門ショップでは時々出品があるものの、ちょっとしたレアアイテムで、最近ありがちな復刻盤としてのリリースも望めないことからあまり安価で入手できません。こまめにオークションなどでの出品を期待しましょう。それでも過度な高額入札でアツくならないほうが無難です。(2006/02/09 加筆済)
Dec 22, 2005
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友人の住む青森は弘前市のとなりに、田舎館村という人口9千人足らずの小さな村がある。そんな小さな村にもジャイゴウェーブというコミュニティFMが存在する。とはいっても、残念ながら現在ホームページはトップページのみとなっているので、放送自体されているのかどうかすらわからない。過疎の村でいかにして公共の福祉に貢献しつつ聴取者を育て、いかにして広告主を募るかという苦労は計り知れないものがある。もっとも採算性の見込みのないコミュニティFMは廃局や、場合によっては合併されるなど淘汰されることも珍しくないのだ。以前その放送局のオンエアテープを友人が送ってきてくれたことがある。その時の内容の中に「おもしろCD特集」というのがあって、女性DJ二人が持ち寄ったCDをかけるというただそれだけの他愛もないコーナーだったんだけど、そのCDがコレだった。TITLE :浪曲惑星ARTIST :国本武春RELEASE:1994/07/21CD NUM :FLDF1520LABEL :FOR LIFEACQUISITION(入手容易度) :☆(廃盤;後述)STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆両親を浪曲師にもつ、彼自身も浪曲師のワントラックCDである。定価千円だが、この1トラックが16分10秒の長尺なのである。なぜ1曲でこんなに長いかというと"MY SHAMMY SIX~こぶしの道行き~浪曲惑星'94"という3部構成で成り立っているからである。国本武春と聞いても、ピンとこない方も多いだろうが、アニメ『クマのプー太郎』や東海地区では寿がきやのCMソングなどがわりと有名かもしれない。作詞は本人といとうせいこう氏、作曲は本人に萩原健太氏となかなか異色な組み合わせ。三味線とホーンセクションが絶妙にからむセッションで始まるイントロダクションは、すでに浪曲だかなんだかわけがわからないんだけど、なかなかかっこいい。浪曲師としての活弁さ、ライム(韻)、そしてグルーブ感覚、どれをとってもハズレがない。確かに売れ筋になりえないカテゴリではあるけれど、このおっさんにはセンスがある。そして、こんなCDを選んで電波にのせた田舎館のオネエさんも、偉い。動画コンテンツもちりばめられた国本氏本人のホームページも比較的更新の頻度は高いようで、過去にリリースされたCDもこちらでじっくり堪能できる。ビッグバンドとの"狂宴"だけでなく、三味線と海外民族楽器の融合、もちろん本家浪曲師としての技もだ。さて、このCDの入手可能度だが、既に廃盤なため、同トラック収録のアルバム『国本づくし』(FHCF3592)をあたることになるが、「廃盤ではありませんが市中在庫(レコード店およびレコード卸)のみ存在し、現在生産予定はない」(HP引用)とのこと。最近の入手困難なものは、ほとんどこの「非廃盤非再販」でコレクター泣かせである。やや高値もオークションが無難かもしれない。さて、そのテープを聞かせてもらった後、実際に私が田舎館ジャイゴウェーブに遊びにいったのだが、この『浪曲惑星』に対抗してかけていただいたCDがこちらだったのである。さすがにマイナー度は国本氏以下であった。
Dec 17, 2005
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12月12日というのは、個人的には徳島出身のあるアイドルさんの誕生日ということになっていて、当時の彼女の性格はお世辞にもほめられたものではなかったけれど、なかなかいい歌を唄っていたのでそれなりに評価している。そんな誕生日か何か知らないけど、最近の自家用車は希望ナンバー制で登録番号が取得できるものだから(私もそのひとりだけど)、12-12で取得する方の多いこと!なんの記念日でその番号を車のナンバーにしようと思ったのかと、問うてみたくなる。いや、11-22なら「いい夫婦」かもしれないし、14-96なら「石黒さん」かもしれない(実際に稲沢市内で遭遇)。またはまったく意味不明な乱数なら、以前の車のナンバーを継承すべく同一にしたのかな、などと車を眺めながら勝手に解釈するのもなかなか楽しい。TITLE :ワカレナARTIST :スーパープロジェクトRELEASE:1996/11/21CD NUM :WDDN13LABEL :ONE-DERACQUISITION(入手容易度) :☆☆☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆☆さて、洋楽をカバーするにもいろいろな「解釈」の仕方があるわけで、歌詞を比較的忠実に意訳したり、アレンジをがらりと変えてみたりとさまざまだ。今回のターゲットは、胡散臭いユニット名はその名も「スーパープロジェクト」という正体不明の二人組の、邦題『恋のマカレナ』のカバーである。本家『恋のマカレナ』は、あのヘンテコリンなダンスでそれなりにヒットした記憶があるけれど、普段洋楽を耳にしないライトユーザーの耳にまで届いたという点では「恋のマイアヒ」と大して変わらないのじゃないかとさえ思えてしまう。マイアヒの諸問題は置いとくとして、あちらは空耳で無理矢理日本語にコジつけたところが面白いのだが、こちらはまったく違う日本語詞をノっけてしまっているところがユニークだ。一部引用すると、すべてストレスを酒ではらす その金さえ持たせてくれないそんなドケチな女房なら もうワカレナ!大体がこんな感じである。自分の周りのイヤなもの、うっとうしいもの、ストレッサーから訣別しよう(=別れな!)というメッセージソングといえよう。たくさんの神様が現われ 高級車に乗り西へ東へそのたびナンダカヘンダ たくさんの人が不幸になり歌詞の中では、破防法の対象になりかけたもと宗教法人(現宗教団体)についてを揶揄すると思われるセリフもあり(以下の赤字)、意外にも世相の風刺に一役買っている。国中の人達がテレビ記釘付け大注目 テレ屋の神様は しゃべんなくなっちゃったってわけ前年宗教法人としては解散を余儀なくされ、翌年3月東京地裁が破産法に基づき教団に破産宣告を行って同5月に確定しているところからも、あきらかにこのCDで唄われているのはその教団とみていいだろう。それにしても、この「スーパープロジェクト」、まったく正体がわからない。そこで歌詞カードをみると"TAKEO MIRATSU"の文字がある。そう、知る人ぞ知るコンポーザー見良津健雄氏その人のことである。私が彼を知ったのは彼のユニット「おたっしゃクラブ」としてリリースした作品『幸福の雅楽』が最初で、なんと松本伊代女史の実姉を口説きおとし、こともあろうに『センチメンタルジャーニー』の替え歌を唄わせ、アルバムに収録してしまったのである。その歌詞のイジり具合もさることながら、伊代ちゃん譲りの声に驚嘆。見良津氏の仕事の奥深さを見せ付けられたのであった。そんな彼の関わった"プロジェクト"ならば、この「ワカレナ」を理解できる。惜しむらくは、カラオケと2トラックで1000円というコストパフォーマンスだ。このCD、たまたま名古屋市内での新品廃盤のセールのワゴンで見つけたからラッキーであったけど、そうそう新品は出てくるものではない。某"熱帯雨林"な中古通販サイトではまずまず在庫がありそうだが、値段のバラつきが大きすぎるような気がする(1/31現在)。私は新品廃盤を半額の500円で購入したので、それ以上の金額を投資するのはオススメしない。そんなショップとはワカレナだ。
Dec 12, 2005
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決してネタ切れの時に登場しているワケではない『ウゴウゴ・ルーガ』にまつわるCDの数々ですが、そのCDと同様に番組のコーナーにも"アタリ・ハズレ"があります。今回はその"ハズレ"の方をあえて晒します。TITLE :ステキにオーマイガァーARTIST :J.P.N-08(with JANN JAKA SYSTEM)RELEASE:1993/04/01CD NUM :VPDB20496LABEL :VAPACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆☆☆今回のCDは、関西弁をしゃべるオヤジがウゴウゴとルーガにバンド指導を行うコーナーの中での使用曲でした。確かに使用されていたことは事実ですが、この曲がはじまると、自由奔放に二人はわめきだすのでイントロ以外ははっきり言って無意味な楽曲と言い切っていいかもしれません。むしろこんな曲が使われていたことはどうでもよく、きっとアナタも毎回繰り出されるオヤジの寒いダジャレのほうに耳を集中させていたことでしょう。実をいうと、このCDからは小学生9名がデビューしているのですが、そんなことも番組の中からはうかがい知ることはできません。おそらくジャケットの二人がウゴウゴとルーガの後ろに居たであろうことは想像がつきますが、あとの7人についてはこのCDに封入されているメンバーリストを見ないとさっぱりわかりません(またの機会にアップロードします)。当時の9人の平均年齢が8.9歳ですから、いかに若いかがわかります。もっとわかりやすくいうと、最年少の2人は、2006年に成人式を迎えるのです。で、このCDがリリースされたことを紐解く鍵が「J.P.N」というキーワードです。JPNとはジャンジャカ・パフォーマー・ネットワークの略語。ジャンジャカとは、ヤマハが当時開発したバンド演奏支援システム"ジャンジャカ・システム"を指しているようで、要は細かいことにとらわれず音楽、スポーツ等、幅広くジャンジャカ楽しもう!という集団(CD裏面文引用)だとか。ちなみに当時、今後もいろいろな分野への積極的なアタックが予定されている(同)となっていますが、その後のアタックについてはまったくわからないままです(もう1枚、CDのリリースがあったようです)。ちなみにCDリリースから間もない4月10日にはジュリアナ東京でコンサートをされたようですが、たった持ち歌2曲で体力もなにもあったもんじゃないおこちゃまが、どこまでパフォーマンスできたのかは興味があります。ジャケット裏面のはしがき。圧縮の都合で字の荒いのはご勘弁を・・。で、結局このシステムでヤマハは何がやりたかったのだろうか・・。ヤマハと聞いて連想されるものといえば、ポプコンであったりコッキーポップであったり、あるいはのちにTOKYO FMが後援したミュージッククエストであったりするんですが、私が昔からヤマハに対して、特にアーティストに関して思っていることのひとつに、発掘上手の育て下手というのがあります。見つけてきても育てられないようではダメなんです。例えば、広島出身のThe Oystersなんかはミュージッククエストの1995年日本大会でグランプリを受賞しますが、いま彼らの活躍どころか消息をどれだけの方が知っているでしょうか?これはまるで、電波少年で救われたアーティスト達以下の扱いです。少なくとも猿岩石やサムシング・エルスは「ああ、いたね」と想いだしてもらえるレベルにとどまっています(一応ブルーム・オブ・ユースも付け加えておこう)。中島みゆき女史とチャゲ&飛鳥以外でヤマハのキラーコンテンツといったら、私はピアニストの西村由紀江女史ぐらいしか思いつきません。それぐらい育っていないのです。もともと楽器メーカーとしての歴史が長いヤマハですから、エレクトーンを通じて若い電子オルガン奏者の育成には余念がなく、テレビ朝日系でもエレクトーンの番組があったぐらいです。しかしそのブラウン管に映るのはほとんどが子供達ばかりでした。私にはそれとジャンジャカシステムが重なり合ってみえるのです。難しいことを考えずにBANDをやろう!という意図は、ウゴウゴやルーガを通じて伝えたかったは確かなのかもしれませんが、あのコーナーではなにわのダジャレおやじのキャラクターがジャンジャカシステムのインパクトを大きく上回っていたことは事実です。もう一つ辛口な言い方をすれば、ピアノ売場で必ずといっていいほど「ネコふんじゃった」に興じる子供の音楽が雑音にしか聴こえないのと同じで、このCDも、200名のオーディションから選ばれた子供たちは楽しくて(親は我が子のCDデビューが嬉しくて)仕方ないでしょうが、はっきりいって音楽になっていません。妙に背伸びした歌詞もラップ調で、作家のやっつけ仕事と言われても仕方ないパフォーマンス。これではコレクターズアイテムの域を出ないでしょう。それでもこのCDを欲しいという奇特なアナタは、オークションをあたることになるでしょうが、ほとんど出品がありません。強いていえば中古CDショップの方が出やすいといえますが、それも過度な期待できません。もともとソレぐらいの作品ですから、あまり期待しないほうがよいでしょう。運良く見つけたら、徹底的にネギってから「買い」です。今回は珍しく、かなり辛口に斬らせて頂きました。
Dec 7, 2005
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私が昔から付き合いのあった女性との、ちょっといい話。車の運転をしている私は、通常時とちがって口が悪くなるらしい。というか、それはとっくに自覚していて、私なんぞは絶対に自動車の二種免許は取得無理なのではないかと思うくらいである。運転マナーの(悪さというより)横着さは日本一であろう愛知県に住んでいるとなおさらだ。と、自分のことは棚に上げるのも生粋の愛知県民である(静岡在住だけど・笑)。特に信号待ちとか急な割り込みにカチンときて、ついて出る口癖が「クソーッ」である。あまりに連発するものだから、助手席の女性の声。そんなにクソー、クソーと連発するもんじゃありません。そんなにむかつくなら、「クソー」のかわりに「ウンコー」と置き換えてごらんなさい。なんだかむかつくことがバカらしく思えてくるから。みなさんも想像していただきたい。この世に「クソ」というコトバが存在しなかったら、みんな「ウンコ」というコトバに置き換えねばならない。具体的には目くそ鼻くそなんて、さしずめ「目ウンコ鼻ウンコ」だ。あるいは、馬券が取れなかったヒトがゴール板の前で「ウンコーッ!」とかいいながら馬券を投げ捨てるのである。あるいは帰省ラッシュの車の渋滞の列では、ドライバーみんな「ウンコ・・」のため息である。もちろん例外もあって、ほくそ笑むは「ほうんこ笑む」とはならないだろう。とにかく怒っていた自分がバカらしく思えてユル~い気分になる。TITLE :こいぬのうんちNARRATION:斉藤由貴・金世媛(キム・セウォン)RELEASE:2002/11/21CD NUM :VICS61086LABEL :VICTORACQUISITION(入手容易度) :☆☆☆☆(通販で)STUPIDITY (バカバカしさ):no starsCURIOSITY (ヘンテコ度) :no starsさて、うんこの話をしたのだからCDもそのテのものである。しかもかわいくうんちだ。それも仔犬である。2006年も戌年だから、これでいい。このCDは、東京生まれの韓国の作家、権正生(クォン・ジョンセン)氏が著した、1969年に本国の第一回キリスト教児童文学賞を受賞した作品が元になっている。1996年に再度子供向けの絵本用に新しく書き直されているが、日本語版のナレーションは、なんと(キリスト教徒ではない)斉藤由貴女史だ。関係ないけど。内容を簡潔にまとめると、誰からも好かれない「うんち」だけど、きれいな花を咲かせるためにタンポポのこやしとなって力を貸す、というお話。取るに足らない「こいぬのうんち」でも、花を咲かせられる。すなわち、どんなに醜いもの役に立たなさそうなものでも、実際には周りの役に立っているのだということを教えてくれる、ありがたいお話なのである。しかし、一つだけ気になるツッコみをさせてもらうなら、この「こいぬのうんち」は雨に溶けてタンポポの肥料になってしまうのであって、すなわち「いのち」を持った「うんち」がタンポポの中に取り込まれる、すなわち「死して尚尽くす」という"別の解"が隠されていると感じたのである。なにが言いたいかというと、この童話は脳死者からの臓器移植是認というメッセージを勝手に感じ取ってしまったのである。ちなみに私自身が脳死になった場合はというと、「使えるトコ、ゼーンブ持ってって下さい」派だから、裏メッセージを深読みした時は、ハッとさせられた。さてこのCDがリリースされたのが3年余り前のこと。「冬のそれがし」以前から童話の世界ではとっくに韓流がはじまっていたのである。まさに韓国おそるべしなのだが、その童話CDリリースからおよそ1年弱、こんなCDが発売される。オグちゃん本人かのようなこいぬのイラストが愛らしい。切り抜きジャケットもユニークだ。右に寄り添うのが"うんち"くんだが、タイトルがないと何のキャラだか、さっぱりわからない(苦笑)。TITLE :こいぬのうんち/こいぬのでよかったARTIST :小倉久寛/きんかんRELEASE:2003/10/01CD NUM :VICS38001LABEL :VICTORACQUISITION(入手容易度) :☆☆☆☆(通販で)STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆前段の同様をモチーフにしたCDである。歌うは嘉門達夫氏とのデュエット「小市民」以来のシングルとなった小倉久寛氏だ。プロデュースは三宅裕司氏で作詞も手がけている。詳細はこちらにゆずるが、三宅裕司氏からのコメントにちょっと疑問がある。起承転結の4段落でまとめられているのは、劇団を率いる劇作家としての文章力によるところだろうからそれはいいとしても、第2段落から「こいぬのうんち」という可愛くて楽しい題材を思いつき、と改行するところで「へ?」と思うのだ。歌のCDは童謡のそれがリリースされてから10ヶ月以上の時間がある。そんな具体的な「こいぬのうんち」なんて題材を、思いつくものだろうか。これは私の勝手な邪推だが、どう考えても「先に童謡の話を聞いて感動したから詞を書き起こした」としか思えない。改行したところで"偶然にも"とか書いてあればまだいいのだけど、なんとなく三宅氏の文章の不自然さに違和感を禁じえないのである。さて、どーでもいいツッコみはそれくらいにして、2枚のCDについて簡単にレビューしよう。1枚目の童謡は、本家ハングル版のナレーションも収録。劇伴のサウンドトラックも収録されている、それ以上でも以下でもない内容。「青春という名のラーメン」の女のコは母となり、我が子へ語りかけるような読み聞かせをしましたとさ・・、と茶化してはいけない。絵本朗読はこの作品が初回だったとのことで、歌以外で彼女を堪能できるというのはファンならたまらないハズである。一方、2枚目。一曲目はCSアニメチャンネルの番組テーマソングにもなっており、小倉氏自身も"執事"として出演していたようである。その三拍子の牧歌的なオグちゃんの歌とともにカップリングされているのは、三宅氏率いる劇団所属の女性デュオ。こんなCDもリリースしているとは、私も知らなかった。タイトルが世紀末だ。オグちゃんのトラックには素朴な味わいがあったけど、こちらはAメロがユニゾンだし、たいしたことないとタカをくくっていたが、大サビの「こいぬの~で~、よかった~~」のコーラスが意外なほどダイナミックで、不覚にも鳥肌が立ってしまった。成犬のだったら、もっとビックリしてたかもしれない。この2枚のCD、通販やお取り寄せでの入手は比較的容易と思われる。今どきの童謡に飽き足らない韓流ファンのアナタなら、ぜひオサえておくべきである。廃盤になってから、「クソーッ」と地団駄踏まないように。
Dec 2, 2005
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さて、前回のこのカテゴリで、こうしたCDの購入動機みたいなものを少し書いてみた。ジャケ買いだったものの、思いがけず膝を叩いてしまうような名曲(迷曲)もたまにはあるが、ため息の出るような作品も少ないわけではない。逆に、ラジオやネット上で先行して「試聴」させられてしまうケースも時々ある。出会い頭の交通事故のような衝撃があれば、直後に110番、じゃなくてCDショップに出向く。今回紹介するのはどちらかといえば、そんな作品だ。包装紙には、なぜか東海林のり子女史のシールが・・・。TITLE :奴レボリューションARTIST :A-BOYSRELEASE:2005/11/23CD NUM :KICM1152LABEL :KINGACQUISITION(入手容易度) :☆☆☆☆☆(比較的、新譜)STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆☆☆A-BOYSのAは、秋葉原のA。これはいわゆる「オタク」な"奴"の日常行動を余すところなく描写した作品である。これを聴いていて思い出した作品がある。10数年前に嘉門達夫氏が小倉久寛氏とコラボリリースした『小市民』だ。フィルタにかけられた対象はだいぶちがうが、「ある(いる)よね、こういうこと(ひと)が」的な着眼点は両者とも違(たが)わない。アイドルが近くにいるのにメチャクチャ望遠レンズな奴赤いモノを見ると『シャァ専用ですね』っていう奴握手会に2度並んで注意される奴電車の一番前で車掌気分な奴観察するオタクも、ノンジャンルだ。とくに一番最後のは、私も先日名鉄特急で出会ってしまったばかりだ。それも一番前でなく、中間車両のクロスシートの40代後半の素面(しらふ)なオッさんだ。こうした方々のことを鉄道業界では"特定顧客(旅客)"と呼ぶとか呼ばないとかは謎だが、隣にはゼッタイ座りたくない。~~~奴♪の"~"の部分は替え歌にできそうで、ネタを蒐集してあらたにカラオケのレパートリーにすることも楽しそうだ。とはいえ、まだカラオケにも入っていないしあまり取り上げるメディアも少ないようだが、これからジワリジワリとヒットしそうな予感はある。かつての『おざきんちのばばぁ』のリバイバルヒットのようなことがおこらないとは限らない。この曲のタイトルで検索をかける奴~♪も少なくないと思われるが、PVもなかなか面白いのでぜひ見てほしい。もう一つ、楽曲そのものにつんく♂プロデュースの作品からインスパイアされたとも取れるフレーズがあちこちに見え隠れするのも心憎い。オタクの語源は、自宅から出ないマニアだからだとか二人称を「おたく」と呼ぶからだとかよく私もわからないが、このA-BOYSに限って言えば前者ではなくアクティヴな「オソト」な「オタク」だ。そういう意味合いでは彼らの標榜する「オルタナティブダンスユニット」というのは、わからないではない。彼らのブログはこちら。先月発売の比較的新しい作品。お近くのCDショップで手にする奴~♪も多いと見た。レッツ、チェケラッチョ。
Nov 27, 2005
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給料日前の休日というのは、憂鬱である。手数料取られてまで信金に足を運ぶことはしたくないが、手数料のない郵便局の残高はほとんどない。そんな時は(というか、普段から比較的)自炊である。あまり料理は得意ではないが、出来合いの惣菜は包材などのゴミが増えるから、結局自分で作ってしまうことが多い。ましてや給料日前は外食なんてもってのほかなので、なおさら自炊である。昨夜は鍋。鶏肉と白葱、そして白菜。これだけ。独り暮らしの場合、白菜は1/4カットで十分である。テキトーに切って鍋へぶち込む。これでいい。あとは鶏のだしがシゴトをしてくれる。焼酎のお湯割り片手に鍋をつついて、仕上げは溶き卵で雑炊である。残っても翌日出勤前にいただく。結構な節約料理だ。そんなことをここでつづっている今日だが、ところで楽天広場のブログは過去2ヶ月以内にさかのぼって日記を新規できる。せめて10月からの分ぐらいは更新しようと、残ってるお湯割り片手にデジカメ画像の過去ネタをチェック、ついでにブラウザのブックマークをチェックする。そういえば、しばらく見ていなかった宝くじネットなるページが気になった。実は私は隠れロト6ファンである。いまさら説明の必要もないだろうが、ロト6とは、1から43までの数字のうち6つを選んで購入する数字選択式宝くじの一種である。私はある同じ数字6つをずっと買い続けている。そういえば、先週17日まで5週(回)分(計1000円)のくじがあったことをすっかり忘れてた。静岡へ転勤してから、職場近くに駐車場つきの宝くじ売り場があったので買いに行ったのだが、4回目まではことごとくハズれたので、すっかり忘れかけていたのである。上記のようなパターンで同じものを買い続けているので、たまに5等の千円にはアタるが、まさか今回は・・、と思ってみて見たら、なんと、4等当選である。第265回参照たかだか4等、7300円であるが、実は前回までに5億円超のキャリーオーバー(当選金持越し)が発生していたおかげで、当選者数倍増にもかかわらずそれほど当選金額が下落していない(当選者該当なしの1等以外等級も、前回同様である)。しかもこのページで確認すると、今回初めて5等以外の上位当選であることがわかったので、それだけでも嬉しさひとしお。金額の差こそあれ、ジャンボ宝くじ当選者の弁によくきかれる「10年以上継続して買う」云々の含蓄が納得いくような気がした。まさに継続は力なりである。ちなみにこの上記6つの数字は、何のことはない私とオフクロの生年月日(年は元号)を並べ変えた(というか、ただ数字の昇順)だけのものであり、たいしたことではないけど、(断続的ではあるが)3年以上購入し続けているのは自信を持って言える。給料日前の7千円は、実にありがたい(涙)。っつーか、抽選日翌日に気づかなかった自分に、感謝。
Nov 23, 2005
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ここで紹介してきているCDは、基本的にはあまりメジャーでない楽曲が多く、時には非売品などのレアトラックも取り上げている。さしずめ「ザ・ヒットしないパレード」だ。だから、手前味噌ながらコレクションの数もハンパではない。よく質問されるのは「どうやってリサーチするんですか?」といった内容のものである。「CDコレクション・バトン」なるものがあるのなら、誰か私に投げてほしいのだが、大体の場合はCDショップに足しげく通うことに尽きる。最近でこそインターネットでも試聴ができるし、シリコンオーディオの隆盛も手伝って、ヘッドフォンに届くまでの間に手に触れられる"媒体(モノ)"を購入することなく音楽を享受できるようになった。MDでさえすでに過去のものになりつつあるというのは、なんだかさびしい。やはり店で手にとって買い(通販では順序が逆になるが)、所有欲を満たすというのが昭和生まれの性ではないだろうか。 だから、フラっと立ち寄ったCDショップで琴線に触れる内容ほどの"物欲ホルモン"が分泌されれば、あとは"おさいふ酵素"に阻害されない限り、レジへ直行である。このテの無体財産の場合、買う前にの試食"ならぬ"試聴"がどこのショップでもできるようになったのはつい最近のことである。CDのJANコード(バーコード)をスキャナかざせば試聴ができるなんて、10年前では考えられなかったことだ。それ以前なら、ジャケ買いである。ヒットメーカーのようなネームバリューがない限り、ジャケットのインパクトが我々に訴えかけなければ、なかなか手が出ない。TITLE :かっぱまきマキARTIST :河童 巻RELEASE:2003/06/11CD NUM :TOCT4503 (CCCD)LABEL :TOSHIBA EMI (試聴可能な公式サイトはこちら。)ACQUISITION(入手容易度) :☆☆☆☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆さて、カッパ巻を食べる。それにしてもこのジャケのカッパ巻のきゅうりはやけに細い。今回は、かつてテレビ東京系で放映されたアニメ「かっぱまき」の主題歌という、ビミョーなタイアップソングだが、正直試聴なんかすることなく、ヒトを食ったようなこの愛らしい?キャラでジャケ買いした一品だ。であるからして、アニメのタイアップだということは後日知ることになった。詳細サイトはこちら。レビューするにあたって、内容も知らないではあまりにつまらないので、後学のためにこんなサイトからダウンロードしてそのアニメを観賞してみた。こんなふうに手軽に過去のコンテンツが楽しめるというのも、時代である。で、寿司飯(しゃり)の中の街に住み「すし小学校」に通う主人公"かっぱまき"と、その仲間達のエピソードを5分アニメの類にした作品であったということ、巻かれているのはシャリでなくホンモノ(?)のカッパであること、ナレーションは濱田マリ女史で覆面シンガー"河童 巻"と同一であることなどを後から知った。ちなみにまったく役にタタない知識として、濱田女史にはスイミングマニアの変名で『サマーコンビニエンス』という楽曲もある(KSD2 1106)。これはローソンの『それいけ!ローソン通り 夏物語'95』のCMイメージソングであった(←後日レビュー予定)。さて、まぁ5分アニメのテーマソングだから、サビ先行でのちにフルコーラスにリアレンジしてリリースしたのかな、という気がしないでもなかったが、C/Wに収められた「かっぱまきの詩(うた)」にはヤラれた。Ahh...気がつけばNnn...まな板のUhh...上のカッパ情状酌量の余地なし「モシモシ大将、私はカッパですよく見てよ、キュウリじゃありません」「カッパもキュウリも巻かれりゃ皆同じさっさと巻かれろ、それがオマエの運命(さだめ)」アコギからはいるイントロは牧歌的で、懐かしい70年代のフォークの趣きがいかにもアニメのエンディングに相応しくさえ感じたのだが、そのノスタルジックなアレンジとは裏腹に、この詞の毒づき方は痛快である。運命~♪のくだりで、濱田もとい河童巻女史のこぶしもワサビなしで十分効いている。この曲一曲でアタリを引いた気分だ。さてさて公式サイトでは「かっぱまきマキ」のみが試聴できるようだが、私個人としてはC/Wがオススメ。アニメのTV放映が終了しているため取り寄せとなる可能性が高いものの、市中でも十分入手が可能な状況。気になったアナタは即注文である。
Nov 22, 2005
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静岡に転勤して2ヵ月半。これまで更新しなかった(できなかった)のは、なんといっても慌しかったのがあるのだけど、やはり転勤先へのパソ導入が遅れたことがひとつ。あと、引越しやそれに伴う更新意欲の減退もあり、オマケにレンタル鯖を持ってるくせにアップロードを億劫がり、永らく当サイトの画像オプションの容量不足もあってなかなか更新する気が起きなかった。今回楽天さんが画像オプションを3倍の15MBに増強したということで、もうしばらくこちらのサイトでブログの更新を続行することにしたのである。もちろん、この11月20日から遡って更新もしていきますので、よろしくお願いいたしますm(_ _)m。更新再開を記念するテーマはネーミングを考えてみた。初回はバス旅大好きほっけの得意分野「バス停」についてである。引っ越してみて気づいたことだが、実家のある愛知県、とくに東三河を除くほぼ全域でカバーする名鉄バスの場合、「○○入口」という名称がほとんどないのである。大概は「○○口」とか黄字に方角を入れるケースが(あるいは○○西口・北口などの派生例も)多いのである。例えば、掛川を網羅する掛川バスサービスにも、倉真(くらみ)・居尻(いぢり)線沿線にも仏舎利塔入口なる停留所がある。もっともその仏舎利塔は現在その付近になく移設されたそうであるが、バス停名称はそのまま残されている。かつての旧跡とはいえランドマークとして後継される事例は悪いと思わないが、今回紹介するのは実に困ったネーミングである。その名は豊田東インター北である。初見の方が聞いて、上記の場所としてどこを思い浮かべるだろうか。同様の場所は磐田バイパスにもあるゾ、というツッコミはなしだ(笑)。せめて、インターの入口のすぐ北側ぐらいかと思うのではないだろうか。引越し後にこのニュースリリースを聞いた私も、どこに設置するのだろうかと実家に帰るたびに仮設置していないかと周りを車で走らせたりしたが、ダイヤ改正の10月1日までまったく判然としなかった。で、結局設置された画像が下なのだが、『豊田東インター北』というよりは、『矢作川橋北』あるいは『豊田アローブリッジ北』とでもしたほうがいい。矢作川橋についてはこちらを参照。実際の設置場所はここあたりになるはずである。どう考えても、豊田東インターから離れすぎなのである。位置関係をみてみよう。powered by mapion中央の+字こそが本来の豊田東インター北といえる場所である(ちなみにAPAN CLUBトガリ店辺りが該当すると思われ。上部大+字は後述)。通学限定の停留所には例があるものの、名鉄の定期バス路線には珍しい青地のデザインである。赤地で示された空港行きバスのりばのタブはわかりやすいが、周辺には横断歩道すらない、困ったバスのりばだ。さて、伊勢湾岸道に背を向け、今度は反対側を見てみよう。どうやら駐車場がある。今流行りのパークアンドバスライドかと思いきや、残念ながらこれは前出地図上部目印の河合池運動広場専用駐車場である。駐車場にも、空港バス利用者の駐車自粛を呼びかける掲示が。ということは、送迎者はオッケー?(なワケはありません・右にも別掲あり)。念のため降車側のバス停を確認すると、バス停内にも駐車場利用を控えるように告示されている。そうこうしている間にも、日野製新車の空港バスは通過していく。アローブリッジといいこのバスといい、すべてトヨタ絡みなくしては語れない。2時間ほど上下便4本を観察していたが、客扱いはゼロであった。これから年末を迎え空港利用者が増えてくる季節。ましてやセントレアが開港して初めて年末年始を迎えるのだが、ここでこの「豊田東インター北」バス停問題を整理してみる。1.そもそもバス停の呼称が事実に即していない(即していてもこじつけである)。名称と位置関係が乖離しすぎで、地元民でもピンとこない。2.バス停専用の停車帯はなく、反対側に渡る横断歩道すらない。それこそ豊田東インターと豊田市街を結ぶ“裏道”という背景にあって交通量は決して少なくない上に、信号交差点までは上り下りとも100mほど離れている。3.したがって送迎用の駐停車もしづらく、駐車しようにも運動公園の駐車場は(事実上)使用不可である。で、どうするか。1.の答えはもちろん停留所名を変更するのだ。河合池でいいじゃないか。しかし、根本的な問題解決にはなっていない。停車帯すらないのだ。駐車場も本来の目的外での使用はマズい。そこで、考えたのが「バス停の再利用」だ。なにアホなこと云っておるといわれそうだが、もともとこの沿線は3年前の9月まで路線バスが走っていたのである。豊田市が1974年に開所した高齢者向け福祉センター豊寿園へのバス路線が2002年9月末をもって休止されたが、開所以前から豊田市今町方面へのバスは走っていた過去があり、当然当時のバス停、もとい停車帯が"遺構"として残っているのだ。これを使わないテはなかろう。現『豊田東インター北』からさらに"北"へ500mほど走ると、ローソンの先に旧・今町二丁目停留所跡がある。いまはこのように路駐されているが、こんな放置駐車も防げるというもの。上画像を反対側(南向き)から。バックにはアローブリッジの構造物も見える。本来の目的は通学生向だが、横断歩道もある。地図でいえばこの辺りか。さる空港バスのダイヤ改正では、私の予想通り名古屋駅新幹線口(つーかビックカメラ名古屋駅西店前)発便は全廃され一層効率化したようにみえたが、一方でバス停名称と位置関係が難解な事例も"発生"している。かつての上越新幹線の種別呼称『あさひ』でハテナマークが飛んだ話を、鉄道随筆家の故・宮脇俊三氏の寄稿で触れたことがあり「忸怩たる思い」であった、とつづっている。ひょっとしたら、このバス停についても「忸怩たる」思いで設置・命名したのではないだろうか、と思えてならない。ぜひとも再考をお願いしたいものである。
Nov 20, 2005
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私の実家は愛知県の岡崎。赴任先の静岡県掛川まではJRでちょうど100Kmほどだ。各駅停車でも2時間を少し切る程度であるから、夜勤の入りの日の場合は、担当する店の場所にもよるが、22時55分に岡崎を発つ2264F(休日は5264F)という大垣始発の新快速浜松行きで十分間に合う。浜松から先も菊川ゆきの最終に連絡している。実はこの列車、名古屋発の時点で最終上り新幹線こだまより15分遅いので、掛川までなら新幹線よりも遅い終電であるので非常に重宝している。そんな列車だから、岡崎を過ぎても結構混んでいる。終バスもすぎて終電間際なので自宅に「カエルコール」(←死語?)ぐらいのケータイは許そう。しょうがないから、シャカシャカ聞こえるシリオンオーディオも許そう。というか私の方からレールのジョイント音をかきわけて、そのヘッドフォンから流れる音を"解析"するのは、寝る以外で長時間乗車の楽しみだったりするのだが、この日は弱冠ハタチ過ぎと思しき男性客から荻野目洋子の『六本木純情派』が聞こえてきたもんだから正直びっくりした。なぜ、荻野目洋子だったのか。余計寝れないではないか。そう思いつつ目を瞑っていると、愛知御津(あいちみと)を通過したあたりで反対側の窓際の若者に着電。最初はよそよそしい口調でしゃべっていたので会社か同級会のお誘いか何かかと思ったが、こんな夜更けにそんなカテゴリの電話はナンセンスだろう。さっさと切りやがれ!と思っていたが、どうも様子がおかしい。逢いたいけど、金欠だよぉ・・友人に借金してる話けど・・、でも貯金はあるよ・・おまえ。アフォか?云ってるコト矛盾してるぞ。だったら、借りなくていいじゃん。それに1号車車内丸聞こえだぞ。電話は二川過ぎても続けてる。それにしても、遠いなぁ~。鹿児島行くとき高速(道路?)で通ったかとあるけどさ~でも・・・、こんなにウマくいくなんてネ~微妙に会話を合わせようとする必死さは、聞いててイジらしい。どうやら、電話の相手は介護福祉師を目指す女子高校生のようだ。いわゆる出会い系で知り合ったであろうことは想像できよう。どうやら初めての電話にこぎつけたらしいが、周囲には丸聞こえだ(爆)。それすらわからないのだから「恋は盲目」とはよくいったもの。隣にピン芸人が座ってなかったのが幸いだが、代わりに私がブログネタにさせてもらった。今回は前置きが長すぎたが、そんなうっとうしい私の気持ちを代弁してくれるのが、こんなCDである。TITLE :カンベンしてよARTIST :幕末塾RELEASE:1990/11/21CD NUM :NADL1010LABEL :NEC AVENUEACQUISITION(入手容易度) :☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆今回は男10人の濃い役者(のタマゴ・当時)集団の4枚目のシングル。言い換えるならば、秋元康氏がジャニーズっぽいのを一世風靡セピア風にプロデュースしたら、こうなったという感じである。CDの一曲目は、"歌唱"というよりは"独白"に近く、咲輝(さかき)氏が語りを担当している。彼に限らず、"彦摩呂""雅"に"新兵衛""黒之助"と、役者名も昔気質だ。そういえばジャニーズの嵐の4人が、結成当時そのユニット名に「ヘコんだ」と吐露していたという記事を思い出したが、彼らがこの芸名を頂戴したときに去来した心境を詮索してみたくなった。いまさら余計なお世話だが。その"独白"は4番まであり、1番でガン飛ばした相手に、2番でカノジョに、3番で親友に、そして4番でオヤジに、「カンベンしてよ」と白状する。(勘弁=他人の過失や要求などを許してやること。)こういうセリフ系の曲は必ずキメ台詞があるのがお約束だ。たとえば、伊武雅刀氏の「子供たちを責めないで」では私は子供に生まれないでよかったと 胸をなでおろしていますとシニカルな歌詞にほくそ笑んだものだが、この曲の4番はやたらテンション低い。というか、オチは?と問いたい曲だ。3番まででヤめといたほうがいいのでは、と進言したくなる私感を禁じえない。一方でカップリングの『幕末塾 恋の教え十ヶ条』は某巨大掲示板のチ●コ音頭を例を出すまでもなく、そのまんま数え歌だ。ヨナ抜き長音階が、いかにも彼ららしさを引き立て、10人のユニゾンコーラスがいかにも「一世風靡セピア」然としていているが、当時いまさら和風にこだわったのかは不可解だ。それもファーストシングルがTMネットワークの『Come on Let's Dance』のリメイクだったからにほかならず、それを知ってる方はかなりの幕末塾通といっていい。さて、このCDの入手可能状況を診断してみることにするが、オークションで時折出品がある程度といえる。かくいう私も、つい最近そのテで入手したクチだ。ただ、モノローグ(つぶやき)系の楽曲は他の作品に比べて異質であり(The BOOMの『手紙』というのもあるが)、幕末塾の他作はもとより他のアーティストの作品群の中でも、あまり出品がないのも事実である。気長に出品を待ちたい。
Nov 17, 2005
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◆ 復活。大人向"コドモバラエティ"(6)さて、CSで絶賛再放送中の『ウゴウゴ・ルーガ』もセカンドシーズンを過ぎ、来春一週間かけて毎日5時間づつ、初回から第100回までも一挙放送を控えていますが、今回は権利上の問題でCSでは放映されていない「劇中劇」のひとつ、『みずいろぞうさん』の主題歌を紹介しましょう。なお、同じく非再放映だった『ノンタンといっしょ』に関しましてはこちらで既に紹介しておりますのでご覧ください。TITLE:ウハウハ イヒイヒ ドッチラケARTISTS:二葉百合子(あいのて:田中真弓 コーラス:たんぽぽ&ゴー・ゴー・コーラス隊)RELEASE:1993/06/23CD NUMBER:KIDS142LABEL:KINGACQUISITION(入手容易度):☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆☆本編では前作「ももいろぞうさん」をうけて「みずいろぞうさん」ということになっていましたが、実はベジタブルズーという原作がもとになっており、野菜のような動物が活躍するいわば「子供向け実写モノ」の趣は「ももいろぞうさん」の遺伝子をそのまんま受け継いだ作品といえます。本編画像(ベジタブルズーのサイトより)。ほうれんゾウ(中央)やじゃガモ(同最左)、そしてきゅうりュウ(同最右)など、「ももいろ~」が子供部屋の玩具だったのに対し「みずいろ~」は冷蔵庫の野菜類をモチーフにしている。関係ないが、雪印6P?チーズのディテールには笑える。さて、この主題歌を担当したのが、あの戦後の名曲『岸壁の母』を世に知らしめた歌手二葉百合子女史そのひとであり、奇しくも(というか狙っていたのでしょうか)彼女の59回目の誕生日にリリースされたのが、よりによってこんなにコミカルな楽曲。そんなコワれた楽曲でも脇を固めるクリエイター達は豪華。作詞は元都知事の青島幸男氏、作曲はご子息の作品『マツケンサンバ』が有名で、かつてはFMでチャート番組にも携わっていた宮川泰氏がフルオーケストラを擁し、おまけにあいのてにはドラゴンボールのクリリンの声優役といえばわかりやすい田中真弓女史も参加しており、ある意味で貴重な作品といえます。ただ、青島氏の歌詞は難解極まりなく親がウハなら 子供はイヒだよ 学校も先生もシャンシャンシャン・・・・。まったく意味がわかりません。少なくとも、「親が味覚糖なら、子供は旭化成」という意味ではないでしょう。謹厳実直 キンゲンジャンケンガギンガギン品行方正 ヒンコン ホンコン スココン コン奮励努力 フンニャ ハンニャ ギンバリナ苦節十年 エッチラ オッチラ トコトンヤレーもうこうなると、単なるコトバ遊びですね。ココには、生真面目な『明日があるさ』の青島氏ではなく、意味不明な擬音がサビを飾る『スーダラ節』の青島氏がいることはまちがいありません。さて、このCDの入手可能度ですが、二葉百合子女史としてのスタンダードな名曲集は容易に手に入る一方で、この曲はカノジョにとっても特殊な企画モノといえ、きわめて出にくい状況です。『ウゴウゴ~』の生放送では、タイアップにちなんで彼女自身も出演し「テクノどうよう」を披露されていましたが、その経験も含め貴重な作品といえます。もし中古市場でみかけたら、あなたの「ウォッチリスト」にぜひ加えてあげてください。
Nov 12, 2005
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毎年この時季になるとお約束のように登場するのが、クリスマスソングとデュエットソングである。かつて我がブログの当カテゴリでも昨年、マジメなXマス素材と不マジメなXマス素材、そして奇異なデュエットソングのいうのを取り上げてみた。3曲とも、常軌を逸脱してかなりマニアックだったのだが、もともとここではそういう類かインディーズぐらいしか取り上げていないのである。 改めて申し上げるまでもないが、実は当ブログ、私ほっけの静岡転勤都合に伴って9月から10月にかけて日記更新を休止した。その間もネタ収集を怠っていたわけではないのだが、赴任先にパソコンがなく、静止画主体としている我がブログの更新は、ケータイからではヤル気が起きなかったのである。このページも12月下旬になってようやく更新である。 実家通勤していた頃からもちろんカーラジオは必須アイテムであったが、なにしろ静岡というところは民放ラジオがFM/AMあわせても2局しかない(コミュニティ局を除く)。その上、アパートのある掛川と仕事先の浜松や焼津方面とでは周波数が異なるから厄介だ。CBCラジオやradio-iも浜松辺りから聴けるのでそれなりに選択肢があったが、それでも何とか地元局でオモろいプログラム探しをしていたら、やはり「これは!」という番組に出会えたのである。TITLE :今夜はふたり水いらずARTIST :BOSSANOVA CASSANOVA coupling 久保ひとみRELEASE:2005/11/05CD NUM :PACD0501LABEL :PAPALAGIACQUISITION(入手容易度) :☆☆☆(静岡県内に限り☆☆☆☆☆)STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆K-MIX(静岡エフエム放送、以下K-MIX)で番組パーソナリティを務めるユニットBOSSANOVA CASSANOVA(以下BC)と、静岡県内ではメジャーなタレント、旧可美村(現:浜松市)出身の久保ひとみ女史(←関西でいえば、その知名度とバカ笑いの大きさからいって、谷口キヨコ女史のキャラに該当するのでは?)の3人によるデュエットソングである。3人なのにデュエット?と疑問に思われるだろうが、歌っているのはBCのボーカル田村庄一(Sho1)氏と久保ひとみ女史だからこれでいいのである。じゃあナマのステージではどうかというと、吉澤秀人氏はパーカッション担当である。この3人がそろってパーソナリティを務める番組「WEEKEND ヤッホー!!」から生まれたインディーズ・マキシシングルである。この番組、土曜の昼間のオンエアだというのに、下ネタ全開のかなりヤヴァいトークが秀逸だ。このカテゴリで2度目の登場となる(1度目はこちら)BC両氏は、もうかれこれ10年以上K-MIXでパーソナリティとして"適切な関係"を続けている、静岡になくてはならない存在である。この季節にはTVにも登場しており(リンク先テーマソングも担当)、静岡だけで超有名な芸(能)人といえばこの二人かDonDokoDonの平畠啓史氏ぐらいである。むしろ静岡県民としては、これくらい知ってて当然の常識かもしれぬ。さて、楽曲の内容はいまさらここでとりあげるまでもないぐらいだが、ラブラブな二人の「はいはい、もう勝手にヤっちゃってくださいな!」的なごちそうさまソングで、今までのBCのアダルトな趣とは一線を画した宴会ソングである。内容からして「結婚披露宴ソング」にもうってつけだ(もちろん新郎新婦が歌うべし)。さらにその背景を保ちつつ、静岡県内の名所・名物をふんだんに織り込んだ「ご当地ソング」にもなっている。以前うなぎパイのCMソングはこのサイトでも取り上げたばかりだが、さすがにわさび抱いて 天城越えの意味不明なフレーズには、個人的に笑ってしまった。 12/17の静岡市内での公開生放送終了後のワンショット。3人のカメラ目線がバラバラ・・(汗)。でも、吉澤先生の目線に萌え~(←キモいっての)。さて入手可能度だが、静岡県内のCDショップでは「山積み状態」。当然といえば当然かも知れぬが、K-MIXのオリジナルチャートでは首位独走中(12/23現在)で、オリコンのインディーズシングルチャートも12月は上位で遷移するなど、アツい指示支持を受けている。メジャー流通のインディーズ盤ゆえ県外の量販店でも入手可能だが、少なくとも愛知県内の外資系ではほとんどみかけなかった。旧譜は並んでいたのだが、私なんぞは、50音で彼らの右隣に来る星井七瀬女史の新譜を誤って買いそうになってしまったぐらいだ(・・・、いや、なっちゃんも買いました・汗)。
Nov 7, 2005
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久々更新のこのカテゴリ、今回はいきなりCDから紹介しよう。TITLE:ラブリーパブリーARTISTS:パブリRELEASE:2005/??/??CD NUMBER:TMCD0105BLABEL:SUPPORTING CHUKYOACQUISITION(入手容易度):☆☆☆☆☆(通販で)STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆今回は、この一見得体の知れぬキャラボイスの持ち主パブリこと海川(かいかわ)ひとみ女史が中京テレビのパブリシティ番組のキャラクタ「パブリ」としてリリースしたマキシシングルのご紹介である。パブリ、とはパブリシティの略である。さらに略してパブなどともいう。パブリシティとは、主に企業による広報・広告のことをさすのが一般的であるが、とくにTVやラジオなどを通じて、CMなどとは別の手法で行われるものが「パブリシティ」で、どちらかというと企業広報の意味合いが強い。映画などの宣伝ではとくにキャスト(主に主役級)を番組ゲストに呼ぶというのも典型的だし(こちらを参照)、もっと身近な例では「いいとも」のゲストが自ら出演する舞台公演の宣伝をするのもりっぱな「パブリ」である。但し、いくら宣伝だからといって、まちがっても女性下着の宣伝を「ランジェリーパブ」とは呼ばない。さて、今回紹介しているのはそうした"ついでの営業"的なものではなく、ずばり「商品宣伝」そのものの番組(=パブリシティプログラム)の主人公のCDなのである。古いマニアックな例えになるが、東海テレビで流れていた『東海ミニ情報』やCBCの『話の街角』なども同系列である。商品宣伝であって通販番組ではないし、必ずしも"モノ"の宣伝とは限らないので、パブリこと海川女史もあちらこちらへと飛び回っている。詳細は彼女のブログに譲ろう。さて問題のCDであるが、上記の☆の多さからおわかりのように、ちょっとくだらない。というか、聴いててイタい。トラック数は『パブリにかかればイチコロよ!』、『パブリ音頭』、そして愛・地球博にちなんだオマージュソング(苦笑→)『愛知でアイチテ』の3曲と各マイナスボーカル曲の6つ。『愛知で~』のダジャレセンスは、同じ名古屋の惣菜メーカーカネハツの「私たち、大いによろコンブ」に到底及ばない。まぁ、オンナのコのキャラに免じて許すが、タレント名鑑の発表した生年月日といちファンサイトでのそれとに事実錯誤があるのはいかがなもんだろう。女性タレントの年齢詐称は日常茶飯事だが、ことアイチケンにあってはガクレキサショーという不名誉なモトダイギシとかがいたりするので、注意が必要だ。さて、閑話休題。ボーカルはヘタでもウマくもない。ただ、キャラの作り込み故とはいえ、ハタチ過ぎのいいトシこいたねーちゃんが語尾に「だぴょん」とか「Let'sどぴゅん」とか吼えまくるのはいかがだろうか。バックトラックも音色の少ない打ち込みオンリーな低予算サウンド。これで千円の価値には懐疑的である。とはいえ、現在でも在庫豊富なせいか、放送局の通販サイトで絶賛発売中なので、興味のある方は手にしてみてほしい。ただ、いまさら万博・・という気がしないではない。それでも、更新滞り気味の番組内パブリ日記の自筆は、パブリキャラと違って意外に丁寧であり(ほっけは字の上手いひとに弱い)、それよりも海川女史本人のブログ くつろぎ空間は私なんかより更新熱心だ。パブリのキャラがあまりにイタく感じていた私にとっては救いである。ちなみに、筆者は中京テレビのイベントで配っていたというものを頂いたので自己負担ゼロ。しかし購入品にあるはずの『パブリちゃんステッカー』はなかったれす・・。
Nov 2, 2005
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さて、CDレビュー日記[いまむかCD]では、不定期で、CSスカパー!で復活放映中の子供向け偽装バラエティ「ウゴウゴ・ルーガ」関連のタイアップCDを連載しています。今回は約半年ぶりの五回目をお届けします。バックナンバーは、各自でお探しください(笑)。なお、『ウゴウゴ・ルーガ』の詳細につきましては、こちらをご覧ください。CSで放送中のこの『ウゴウゴ・ルーガ』、すでに第1シーズンの2クール(1992年10月~1993年3月までの125回)を終了して、11月からは第2シーズンへ突入しています。これまでの半年分の放送の中では、主役の小学生二人とシュール君らをはじめとする個性あるキャラクター群以外にも、トンがったパーソナリティで私が注目するようになったのが、今や芸人夫人の千秋女史であったり、元アナウンサーであった大坪千夏女史なのです。千秋女史のメディアでの活躍はいまさらココでとりあげる必要もありませんが、残念ながら後者の大坪さんはフジテレビのサイトでもこのような扱いになっています。画面はわがケータイSH901iSに最適化した、35秒の迷コーナー『ちなつのへや』。毎回ちなつが、どうみてもミスマッチな相手同士の不条理な対戦を実況する一週完結のプログラム。対戦短評でかならずつまらないダジャレをいいながら屁をこくクセがある。毎週月曜日は必ず負けキャラ「おりづめべんとう」が登場するが、必ず負ける。上画像は栄えある第一回目の放送で、F1カー"ウィリアムズFW14B"との対戦で決まり手"ひき逃げ"で負けた映像である。ほかにも、沖縄のヨナクニサンに大三元をフり込んで負けたり、ボタラ宮殿にあびせたおしで負けたり・・・、と毎週毎週まけじと登場する姿は健気だ。ちなみに、翌火曜日はそのウィリアムズは荻窪駅に負け、勝った荻窪駅も翌水曜日にあさがおにからまれて負け、さらにあさがおも、翌木曜日に通天閣と将棋を対戦して負ける。他にもCMのアイキャッチで通天閣は登場するが、「トノサマ」「たん吐きバンドおやじ」など、関西コテコテネタはこの番組の根幹をなす必須アイテムになっていく。そして金曜日。まるでハッスルの決まり手ような「えび道楽固め」で、ひょっこり現れたエビがチャンピオンをかっさらっていった・・・。ちなみに、大坪女史が2週間の夏休み中に"留守"を守ったのが、八木亜希子アナと、現在フリーの城ヶ崎祐子アナ。こちらは城ヶ崎女史の「ゆうこのへや」での放屁シーン。そんなわけで、思い入れいっぱいの『ちなつのへや』で大活躍した大坪さんがリリースしたオリジナルCDを、今回紹介しましょう。TITLE:あきのくりづくしメニューARTISTS:千日前ちなつ&ちあきRELEASE:1993/08/20CD NUMBER:MRCA20022LABEL:MEDIA REMORASACQUISITION(入手容易度):☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆今回は、その「千夏」と、本編内アニメ『ノンタンといっしょ』で主人公の声優役だった「千秋」が姉妹漫才師に扮してリリースしたCDの紹介です。第1シーズンが終了した翌週の1993年4月の第一週目、この『ウゴウゴ~』は生放送で放送されました。その中で初のTVデビューを飾っているのが彼女らで、その漫談が好評?だったのかはたまた予定通りだったのか、次週以降も「早朝爆笑寄席」で登場しています。このマキシシングルのリリースはそれから約4ヵ月後のこと。過去のオープニングテーマも手がけた近田春夫さんが手がけています。バージョン違いの「くりづくし」が2曲+カラオケ、加えて漫才師らしくクサい漫才ネタ2本と、千秋本人によるアコーデオン演奏による懐メロ『煙草屋の娘』のリメイクの、計6トラックを収録。さて、CSフジテレビの回し者のようで恐縮ですが、来年新春には初回から第100回までの放送を一気に再放送されます。私のように、昨春からマメにコツコツHDD/DVDレコーダーに録りつづけているコアなファンにとって、年末年始の特番編成はハードディスクの骨休めになるのでありがたいのですが、ここにきて100回分の一挙放送というのは、これから再度コレクションしたいみなさんにとっては、大変ありがた迷惑な話。仮に(権利モノの映像作品の枠を抜いた)内容を正味18分として、1800分=30時間というのは結構きついでしょうねぇ。もともとスカパー!のようなCS放送は、このような映像の宝庫だったりしますから、コレクターも大変です。一見ばかばかしい内容にも思えますが、千秋女史にとっては、その後ポケビなどを経てメジャーになる前の頃の作品。しかもリタイアした局アナとの(今風にいえば)コラボレーションですから、コレクション的価値は大きいでしょう。そのせいかこのCD、相当出難いようです。見つけたら、とりあえず、買っとけ!というところでしょうか。
Oct 27, 2005
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さて、いまさら言うまでもないが、私のバス好きはこのブログをくまなくごらんいただいた方なら十分理解していただけていると思う。でも単にマニアという括りを肩書きにするには私は違和感がある。もちろんマニアも種々さまざまであり、車体やエンジンなどの動力系や整理券器や運賃箱などのデバイス系、はたまた路線や運行主体などの会社・ソフト系に至るまで、ひとくちにバスマニアひとつ取ってみても多岐である。そもそもバス会社だけをとってみても「貸切」系と「乗合」系の2種類に大分され、前者には路線バスという概念がほとんどなかった。ところが最近は、貸切専科の会社が乗合事業に参加するケース(「21条(貸切代替)バス」と呼ばれることもある)が増えて、状況はさらにややこしくなった。要は、誰が運転するのか、どんな車でやるのかということはではなく「いかに乗ってもらえるバスにするか」ということが大事なのである。バス停の場所ひとつ取ってもそう。ここで取りあげる事例はバス停の場所も名前も違和感バリバリなのだ。乗ってもらうことを考えるなら、こんな場所にあるのはちょっと信じられない。私のポリシーとしては、ただ「バス、好きスキ大好き~」な感情だけでなく(もちろんそれも大事だけど)、常に建設的な視点も持ち合わせていたいと常々思うのだ。そんな意味では、のちに観光的意味合いを濃密に抱え込むことになった「国鉄バス名金線」の持つ資源的価値を語らないわけにはいかないだろう。TITLE:SUPER BESTARTISTS:NICOLAS DE ANGELISRELEASE:1984/06/21CD NUMBER:VDP32LABEL:VICTORACQUISITION(入手容易度):☆☆☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆そんなわけで、今回はピアノの貴公子、リチャードクレイダーマンのフォロワーとも言うべきギタリストのベストアルバムである。一見バスとは無関係に見えるが実はこのアルバム、NHKで全国でも放送された名古屋放送局制作の名番組『北陸東海 桜紀行』の全編で流れていた"鏡の中のアンナ"を収録しているのである。この『桜紀行』については昨年再放送された、NHKアーカイブスの関連サイトをご覧頂きたい。好評だったらしく今年も再放送され、その曲名も紹介された。その影響もあってかどうか知らないが、20余年経った今も当時のCD番号のままで売られている、文字通りに「定番」の商品なのである。まだCDが3200円程度していたころなので、そろそろ廉価盤をリリースしてはどうかと進言したくなるが、それはさておき。番組はこの"鏡の中のアンナ"とアレンジは別なもののM12の"アストリアス"とM15"アルハンブラの想い出"の3曲がフィーチュアされているが、なんといっても"鏡の中のアンナ"である。ほとんどこの曲だけで、余計なナレーションはほとんどなし。あとはバスと沿線の風景の叙情詩にギターが寄り添う・・。そんなシンプルな演出手法も「さくら道」のイメージをいっそう盛り立てているのだ。今は季節としては真逆であるが、奥美濃路は全国に数ある中でも有名な「さくらロード」であるだけでなく、紅葉のドライブ路としても絶好の快走路である。しかし冬場はかなりの豪雪地帯で、車事情の悪かった当時は重要な「住民の足」であったことは明らかだ。しかし今では、番組にも出てくる「美濃白鳥営業所」はおろか、JRバスは路線バス事業から撤退し、高速線以外で岐阜県内でJRはほとんど全滅状態になってしまった。少し内容が古くてしかも長尺だが、私が懇意にさせていただいている大学の先生のコラムがあるので、興味と根気のある人はぜひ読んでいただきたい。主人公の佐藤氏も亡くなられてから30年ほど経つ。けれども映画になり、このような番組でもとりあげられるにつれて、再びこの名金線は脚光をあびることになってしまった。そもそもあんな豪雪地に桜を植え続けるということ自体、桜マニアの酔狂なパフォーマンスではないかと毒づくことは誰だって思うが、こと行動に移すとなると、同じ音でも「恥」という字は「智」に変わる。故佐藤氏はどう思ったか知らぬが「乗客に桜を楽しんでもらう」という趣旨は、時代を超えて(少しねじ曲がったかもしれないが)、観光客に伝わっていることは確かなようである。ぜひとも、この曲をBGMに、みなさんにも"桜紀行"をしてもらいたいものである。さて問題のCDだが、確かに「定番商品」であるものの、いろいろサイトを見ていると在庫がなかったりするところも出てきている。再プレスしていない可能性もあるので、ひょっとすると入手しにくくなってるかもしれない。
Oct 22, 2005
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普段テレビ番組、それもドラマで、しかも時代劇などめったなことで観続ける習慣はないのだが、そんな私にはちょっと気になる番組がこの秋始まった。その名も、この10/17スタートの『世直し順庵』である。内容はというと、ひとくちで言ってしまえばはぐれ刑事・・、いや藤田まこと氏扮する口の悪い貧乏町医者(実は今でいう監察医の)順庵が繰り広げる「世直し」ストーリーといった趣きの時代劇である。初回の放送を見た私なんざ、結局必殺仕事人シリーズのバリエーションのひとつに過ぎないじゃないか、ぐらいの毒づいた第一印象であった。そもそも毎回毎回あんな風に「闇の悪人」を「始末」していたら、そのうち目をつけられるんじゃないかとかつまらぬ揚げ足を取りたくなるが、よくよく考えると、2000年以降午後7時台に(それもいわゆる60分枠で)時代劇を持ってきた事例は珍しいのではないだろうか。時代劇といえば午後8時以降と相場が決まっていた気がするのだが。そして、もうひとつ。この番組におけるマドンナ役の女の子に見覚えがあったのも、この番組を視聴する習慣のひとつになっているのかも知れぬ。TITLE:Kitty ChatARTISTS:秋山莉沙・中込有梨沙・仲村瑠璃亜RELEASE:2001CD NUMBER:SCDV10016LABEL:SHINKO-SHAACQUISITION(入手容易度):☆☆☆☆(出版元サイトから可能)STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆いつもはCDをトピックしているこのコーナー、今日は趣向を変えてDVDである。しかもよりによって、乱暴な言い方をすれば「ロリコンイメージビデオ」である。しかし、普通の音楽ライブビデオや映画のDVDをレビューするのは本来このカテゴリで目的としておらず、埋もれた作品を掘り起こすことこそが私の使命と考えているので、あえてこれを取りあげた。もちろん、この三人の子役モデル(もちろん当時から素人ではない)の中でも、「世直し順庵」のレギュラーの仲村瑠璃亜女史のみにスポットを当てる。そういえば、『はぐれ刑事~』における藤田まこと氏の娘役であった小川範子女史も子役出身であったから、次期ポストは彼女になるのだろうか。彼女のプロフはこちらを参照いただきたいが、巨乳タレント達で名をはせたあのイエローキャブ(以下イエロー)所属である。一瞬びっくりしたが、一部のタレントはこの名物社長が立ち上げた別事務所に移籍しており、今のイエローは当時のそれとは別物と考えねばならない。わずかながら一般書も扱うが、心交社はこの手のジュニアタレントのイメージビデオと写真集を数多く手がけており、そのほとんどがいわゆる(鉄道客車風にいえば)"フェチ系非アダルト形"の作品である。画面の彼女は当時小5なのだが、自己主張が強くハキハキおしゃべりのできる元気なコというイメージを与えるだけのインパクトがある。ま、今となってはブルマという体操着も珍しいので、そのテの趣味の方々にも納得してもらえる趣向になっている(笑)。なお、上記DVD作品と同じキャストで、写真集『フルーツバスケット』が刊行されている。はっきり言って、普段CDを取りあげるこのカテゴリで、しかもこのジャンルのDVDを取り上げることを正直迷った。自分がこれくらいのトシの娘がいてもおかしくない年齢であるからして、独身の私なんざいろんな意味で「おまえさんも、もう手遅れだ」とか言われそうである(順庵師になら云われて本望だが)。しかし、この(番組開始という)タイミングで取りあげないと、二度とこのような機会はないと思われたので、あえて採用に踏み切った。スクール水着や今は珍しいブルマ姿での体操シーンなど、観る人が観れば「ああ、そういう内容なのね」という趣向である。ただ、穿った見方ではあるが、作品内では自己紹介の時間にかなりの時間を割いており、単にジュニアタレントマニアを満足させるというよりは、実は大手の芸能事務所向けの宣伝材料的側面を併せ持っているのではないかとさえ思える内容でもある。実際、彼女のアピール度はほかの二人や他のこのテの作品(すべて観たわけではないが)よりも、ズバ抜けて高い。大げさに「フェロモンではなく、オーラが出ている」といったらクサい賛辞だろうか。あの時代劇に彼女を抜擢したセンスを大いに買いたいし、はぐれ刑事的には"ポスト小川範子"とまではいわないまでも、今後の瑠璃亜女史の活躍を願って止まない今日この頃である。彼女のおみつ日記も番組内サイトで読めるから、DVDとは言わないまでも彼女のパーソナリティに触れてみてほしい。ちなみにDVDは、出版元サイトで入手可能になっているようである。あと、どうでもいいことだが、キャスト紹介欄で、いくら某少年系事務所所属だからといっても、風間俊介の顔写真を掲載しないのは、肖像権に過度なるポリシーを持ちすぎである、と私も順庵ばりの口の悪さで言っておきたかった・・・。
Oct 17, 2005
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毎週日曜といえば、フジ系の憂鬱なテレビ番組が二つある。ひとつは「サザエさん」で、その放送時間からして「もう日曜も終わりか」と憂鬱になることからサザエさん症候群なるコトバもあるぐらいだ。私の場合は、ラストのジャンケンで負けたとき、ギャル文字だけで書かれた掲示板のカキコミを見たときぐらい、よりいっそう憂鬱になる。もうひとつはこれ。あえてここには書かない。以前の日記でクソミソにこき下ろしたことがあるあるのだが、視聴者を見下すようなナレーションと、(作家の意向で芝居しているのだろうが)バ●丸出しの●田●恵女史をはじめとする健康音痴ぶり(を装う)パネリストなどなど、見てて腹が立つことが多かった。今春のマイナーチェンジによって以前ほど立腹するような内容ではなくなったが、この番組は非健康、非ダイエットネタの時にまともな内容が多いと辛口な批評をしているこのサイトのコキ下ろし方はさらに辛らつだ。こういっては失礼だがアレコレ美味しくないとか批評しながら、結局高級なフランス料理をペロリと平らげてしまう御仁にも思える。でも、食わず嫌いのパッと見批評はもっと危険であるからして、このような感想を持つのは極めて正しい。TITLE:やすきよ漫才 てなもんやMIXARTISTS:Random FutureRELEASE:1999/07/23CD NUMBER:POCH1782LABEL:POLYDOR/UNIVERSALACQUISITION(入手容易度):☆☆☆☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆今回紹介するのは、その「あ●●る大●●」のずっと前に、同じスポンサーで放映されていた「花王名人劇場」での「横山やすし・西川きよし」の漫才テープをサンプリングして、テクノリミックスを施したものである。曲目(演目)は、イントロダクションを除いて11作収録。西川きよし氏を「(参議院選挙に出ることが)私から見れば、暴走であった」と懐述しておられる、東販企画(株)の澤田氏よるライナーノーツによれば、「全てのギャグが東京で15%、大阪や名古屋で30%の視聴率をクリアした漫才」なのだそうだ。私自身はイントロ直後の「パイロット」がお気に入りで、計算されたBPMに絶妙なバックトラックが、タイミング良くやすきよのマシンガントークに絡むところなど、「そうきたか!」と思わずにはいられない。最近のコメディアンは、自らがCDをリリースしたり、最近ではこういうことになったりしている。所詮企画モノとはいえ、別に大御所にプロデュースしてもらったりバンド活動することをとがめる気はさらさらないが、彼らの原点「ヒトを笑わせること」を忘れないでいてほしい。第一、レコードもそんなに出したことがない漫才師をこんな形でトリビュートしてもらえるなんて、そうそうあるもんじゃない。ま、いわば究極の「詞先」の楽曲といえばそうかもしれないが、厳密に言えば音符に詞を乗せてないとはいえ、いま全盛のラップというカテゴリとはまったく異質なものである。元が「漫才」なのだから、こんな「改変許可」は大賛成だ。権利問題でいろいろ曲折があっただろうが、このRandom Futureというユニットのお二人、齋藤昇・西込加久美ご両氏に大拍手である。なお、ネット通販等でまだまだ在庫確保が可能な模様なので、興味があればぜひ手に入れてほしい。もちろん、素の漫談が楽しめるDVDは今も在庫豊富だが、あまのじゃくに一味もフタ味も違うやすきよを楽しみたい方には、このCDこそオススメである。
Oct 12, 2005
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前回のこのコーナーで紹介したうなぎパイ。そのキャッチフレーズといえば、誰もが知ってる夜のお菓子というものである。『一家だんらんのひとときをうなぎパイで過ごしてほしい』という願いを込めて春華堂二代目社長が考案したもので、「精力増強のうなぎと結び付けてあらぬ解釈をしてしまった人も多かった」と誕生秘話でつづられている。私の場合は、さらにハイソなうなぎパイVSOPの方が好みだが、そちらにいたっては真夜中のお菓子ときたもんである。何を以って真夜中なのかは定かではないが、私にしてみれば真夜中といえば暴走族である。多分それは私がコンビニ従事者だから余計そう思うのであろうが、もし"VSOP=ブランデー、だから真夜中"という安易なキャッチなら、今日取り上げるキャラをして「再考の余地アリ!」と声高々に訴えたい。でも、一度食べたらVSOP以外食べれんね~(←コレまた暴言)。TITLE:LEGEND OF BOUKUN HABANEROARTISTS:暴君ハバネロ 他RELEASE:2004/04/14CD NUMBER:UDCL8826(←ハバネロの語呂読みか?)LABEL:ULTRA DISCACQUISITION(入手容易度):☆☆☆(タワーレコード限定販売)STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆うなぎパイがスイーツであるのに対し、今回はおよそコンビニのギフト棚にも並ぶことは未来永劫なかろうスナック菓子のタイアップである。メーカーの東ハトは以前の社名を東鳩と名乗っていたが、関連会社が所有するゴルフ場の不振から多額の債務を抱え民事再生法の適用を申請し、その後倒産。もともと『オールレーズン』や『キャラメルコーン』、そしてこの暴君ハバネロのベースになっているスナック菓子『なげわ』などのヒットで菓子部門は黒字であったため、そうした不動産部門は切り離され、今は新会社東ハトとなっている。そういえば、菓子メーカーでは他にも日東あられ新社も一度会社が倒産していたっけ。思えば、そのゴルフ場でもトーナメント戦が行われていたぐらいだから、今の(特に女子)ゴルフブームを思えばちょっと複雑である。おまけにもっと昔は東鳩オールレーズンプリンセスなるミスコンも行われていたのである。ちなみに、瞳すぺしゃる~(はぁと)などと言っても誰も理解不能だからあえて解説しておくと、平井堅氏と同じ三重県名張市出身の吉沢瞳(もちろん断っておくが、モーニング娘。の一員とはまったく違う)女史がCMでオールレーズンの「私の食べ方」に名前をつけていたのだが、バターをつけたのか、はたまた軽くトーストしたのかはもう覚えていない。暴君風にいえば、「覚えていたトコロで、いまさら私の人生が何ら切り開けるものでもない」のだ。さて全4トラックの内容であるが、1~3は省略。問題は、そのオチョクったタイトルからして味わい深い『MACH暴暴暴 マッハ・ボー・ボー・ボー』だ。演奏者もカライヤン交響楽団・・って、どれだけの人間がこのカラいジョークが理解できるのだろう。そして、唄っている女性ボーカルがちょっとだけ小倉優子風なのも、聴いてる「ヨロコビの民」を困惑させる。そして楽曲後半。暴君さまからのありがた~いおコトバが発せられる。一部抜粋すると・・、雑誌の袋綴じ~、会社で~開けるナ~考えなくても~、おカネは~ダイジ~なるほど。前者はともかく、後者は某外資系保険会社に痛烈かつ簡潔な暴言を吐いているのが心地いい。さてこの暴君ハバネロ、当然ながら暴君ゆえにネット上にも行政特区を作ってしまった(こちら)。その中で、暴言甲子園というイベントを催しているのだが、こういうところにはジョークの理解できない"暴君"な輩も必ずいるようで、こんな勅旨令(?)まで出ている。私とて、民の苦情は理解できなくもないが、これくらいのジョークを達観できなくてどうするのだ。だったら熱湯甲子園はとっくに弾劾されていなければならなかったハズだ。私なんか(以下、PCの方はマウスをドラッグしてね→)ホンモノの甲子園でさえコーチの暴力沙汰があるのに、こちらの甲子園はホンモノのコブシを出さないのだから、そんなクレームこそ茶番だ!!と声を大にしていいたい。私自身このブログで結構毒を吐いていることだし、私も暴君、いや暴言甲子園を応援していきたい。なお、CDはタワーレコード限定販売(上記リンクへ)である。私は昨夏熊本のタワレコで偶然発見して購入したが、アナログオマケ(ストラップ)やデジタルオマケ(CD-EXTRA仕様、デスクトップ壁紙)など仕掛けもアリ。まだ入手可能なようなので、貴殿も「暴君狂」に入信してはいかがだろうか。
Oct 7, 2005
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転勤に伴う引越しを済ませたのは、9月2日のことであった。今回紹介するCDは、ちょうどそのひと月前にAMラジオでかかっていたいわゆる、いまさら流行らないトレンドであろう食べ物ソングと言い切ってもいい代物であったが、よくよく聞いているとどうもヘンなのである。歌っているのがおっさんに子供二人がハモりで絡んでくるというものであり、ついでに言葉遊びも巧みであり、おっさんの声にも何か聞き覚えがあった。ワンコーラスが終わりラジオDJが曲紹介して下さったところで、私は思わず膝をたたいた。そうだ、このボーカルのおっさんは某銀行浜松支店の行員だったのである。TITLE:うなぎのじゅもんARTISTS:小椋佳&アルザRELEASE:2005/07/20CD NUMBER:UPCH5318LABEL:UNIVERSAL MUSICACQUISITION(入手容易度):☆☆☆☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆詳細は公式HPで確認していただきたい。要するに春華堂のおなじみ『うなぎパイ』のCMソングであり、それと同時に浜松市のうなぎ料理専門店振興会の公認ソングという、いわば浜松市に"お墨付き"をもらったうなぎソングなのである。うなぎと聞いて連想するのは、それまでの私の場合、天才バカボンのウナギイヌか太鼓の達人のちょうちんウナギぐらいしか思いつかなかったのであるが、うなぎのニューキャラ登場になんとしてもグッズを押さえたいと思ったので、体操教則ビデオプレゼント(すでに締切済)というのに応募した。小椋佳氏と一緒にクレジットされているアルザこと船越姉妹についても前出の公式ページで触れられているが、銀行在勤時からのライフワークである「子供とともに育むミュージカル」アルゴの一員である。実は私の引越しの翌日(9/3)に、これまた先出春華堂のうなぎパイファクトリーで、このCDのイベントを開催したのだが、やはり片付けでバタバタしてる時で到底行けなかった。こちらでも見られるうなぎのじゅもん体操を当日は実技してくれたらしいので、行けなかったことは非常に残念である。CDも購入し、ビデオプレゼントにも応募しておいたのであるが、実はそのビデオが届いたのである。応募時は転勤の辞令が下りる直前で、ビデオが届いたのは引越しの直前である。グッズをおさえることは叶ったが、なんというタイミングであろうか。偶然にも転勤先は遠州である。内容はというと、ネットのものと同様で、要は体操というよりも振り付けビデオの趣であった。CDとVHSビデオ、そして当選通知。ええトシのおっさんはコレ見て踊るいや体操する気にはなれない。さて、問題はCDの内容。1トラック目に小椋さんのみの歌唱、2トラック目は「小椋佳&アルザ」バージョン、3トラック目はキーを下げて(実際は1オクターブ高いが)アルザ歌唱バージョンで収録されている。ちなみに1トラック目の小椋ソロバージョンは実際に春華堂うなぎパイのCMで使用されているが、実際のところ、浜松市民でもこれがCDで出ているということを知っている人は少ない。というか、うなぎパイのCMスポットがさほど多くないのだろうか、意外なほど知名度が低いのである。小椋佳氏が第一勧銀(現:みずほ銀)浜松支店在勤で、遠州に縁(えにし)が深く、このようなCDの企画が持ち上がったことは、彼が公式ページによせている"『うなぎのじゅもん』 に寄せて"という文面からしても想像に難くない。VHSビデオが届いた私は、早速わがケータイSH901iS用に最適化。どうせやるなら、DVD+マキシCDのパッケージで売り出してはいかがだっただろうか。浜松を第ニの故郷のように考えている私にとって、浜松気質を土壌とし「うなぎ」を主題とする今回の歌創りは、大変悦ばしく作業させていただきました。自分が創る歌の中でも、久々極めて楽しい歌ができたなと思っています。今回の歌「うなぎのじゅもん」は、耳にし口にすれば、老若を問わず、皆さんが元気になり嬉しくなる歌に仕上がっているものと感じています。歌っているうちに、知らず知らず、うなぎのイメージをポジティブに再認識するようになり、併せて、うなぎパイを口にしたくなる、そんな成り行きとなってくれれば、創った人間としては大変幸いと考えています。この歌を聞き歌う人のすべてが、項垂(ウナダ)れず、促(ウナガ)され、幸せに頷(ウナズ)いて暮らす日々を過ごされることを祈って止みません。公式HPよりことば遊びの中にも「うなぎ」という言葉を"じゅもん"のように織り込み、しかもインパクトを持たせるという技は、そこらへんの粗製濫造された食べ物ソングを一蹴する価値を持っている。小椋佳氏といえば、布施明氏に曲提供した『シクラメンのかほり』や美空ひばり女史の『愛燦々』、梅沢富美男氏の『夢芝居』など有名すぎる著作があるが、個人的には、のちの布施氏に93年に提供した『歓送の歌』がお気に入りである(のちに中西保志氏も歌っている)。彼自身93年に銀行を退職しており、そのことを勝手にダブらせながら詞を聴くと、胸が熱くなる。そんな一面とはガラッと趣を変えた『うなぎのじゅもん』も、いい意味で期待を裏切ってくれたのだけど、ちょっとおチャめすぎたかもしれぬ。ま、これもアルザ姉妹に免じて許そう(笑)。CDは現在も販売中なので、興味があれば入手をおすすめする。(但し、教則ビデオの入手については不詳。あしからず。)
Oct 2, 2005
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実は、単身赴任は今回で2度目である。 以前、滋賀は草津というところに3年住んでいたことがあり、その時はすべて会社側が物件を用意してくれた。社用車のワゴンと乗用車の計2台分の駐車場代を含めた家賃は、10畳1ルームで共益費込みの65千円。深夜1時過ぎまで走るJR駅まで徒歩なら15分、バスで5分。そのバス停までも徒歩3分の好立地は申し分なかった。ちなみに国道1号線沿いの酒屋までも徒歩1分、周辺に飲食店やコンビニも軒をつらねている。唯一ガスコンロがないのがこの物件の欠点であったが、なんといってもこの地酒に魅せられてしまった(ありがちな勘違いだが、こっちとはぜんぜん関係ない)。あまりに好物なので1升空けてひっくり返ってしまい、友人に迷惑をかけまくってしまったこともあるいわく付きの清酒である(それ以降、悪酔いを翌朝に持ち越さない焼酎へシフトすることに)。 そんな銘酒にであえるかどうかはさておき、ひとまずは掛川である。今回は、自分で物件を探さねばならないことになったので、転勤経験者ほっけ自らもネット好物件をいろいろ検索してみた。 なんといっても、a.掛川駅に近いこと・・一番重要。b.ついでに東名掛川インターに近いこと・・・車で移動するときばかりでなく、東名高速バス「東名掛川」バス停がインター併設型なので、これも重要。実家も高速バス停から近いのである。c.ユニットバスは禁忌・・我が家に帰ってもビジネスホテル然とした住まいはちょっと・・。とりあえずこの3点だけは譲れないとして、あとは家賃との兼ね合いが付くかどうか。新築物件かどうかはこの際不問。単身(独身)者の場合は、規定により"寮"という扱いになるのでワガママはいっていられない。 休みの18日は、いよいよ物件探しである。 今回は実際に高速バスでいってみることにした。実家最寄りとなる東名岩津(いわづ)停留所から、東名掛川(インター)までの運賃1380円は安い。夜勤明けの今日は道中ほとんど爆睡、ほぼ定刻どおりおよそ90分で東名掛川に到着。 寝ぼけ眼のなか酷暑の田舎街に放り出された私が次にすべきことは、一般の路線バスのバス停を探すことであったが、その「上張」(あげはり)という停留所がなかなか見つからない。迷っているうちにバスがやってきたが、駅から2つめぐらいのバス停では利用客もないのか、実は掛川駅方面のバス停はなかったのである(片側のみ設置)。田舎ではありがちだがこんな調子では利用客の少なさも心配になる。 その心配は杞憂だった。掛川市民病院を経由するということで年配客でにぎやかだ。あとでわかったが毎時2本しかないので、自分でもよく捕まえられたと思う。駅まで4分、160円。 新幹線駅前でにあるものといえばホテルや結婚式場と相場が決まっていると思ったが、いくらこだましか停車しない新幹線駅といっても学習塾というのは、他ではちょっとなかった気がする。目的地の不動産屋は駅から徒歩10分とちょっと。向かう道中、掛川郵便局にファミレスもあってそれなりににぎやかである。景観条例のおかげか、市内は高層建造物がほとんど見当たらない。 この店もきっと他業種からの鞍替えであろうリサイクルショップもあって引越し後の調度品をそろえるのに興味ひかれるが、その目の前が目的の不動産屋である。さっそく浜松から通勤するという女性店長にお話を伺うことに。結局、希望条件や会社のガイドラインとする(単身者寮としての)家賃予算を勘案した結果、築11年の2DKと新築の1LDKの2物件に絞られた。現在は寮扱いであっても2DKでいいらしい。どうせワンルームや1K程度しかダメで事前に調べた物件では不成立だろうと思っていたが、実は前者の2DKはこの不動産屋があらたに調べてくださった物件と同じだった。ちなみに家賃は共益費込み駐車場1台込みで57.5千円である。 そんな「運命的な」物件を見に、店長自ら運転するマイカーで向かった。掛川インターから車で5分、徒歩15分。駅までも徒歩15分。45分間隔で運転する市街地循環バスのバス停も近い。コンビニやスーパーが徒歩圏内に見当たらないのが難だが、住み心地はよさそうである。 一応2軒目にも行ってはみたものの、突貫工事で9月初旬の入居に不安があったことや駅やインターにやや遠くなることもあって、結局当初どおりの2DKに決定。こんな施設も近くにあるので、おちついたら行ってみたい。
Aug 18, 2005
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昨夜の夜勤明けの朝である。一度滋賀への転勤を経験しているのであまり動じなかったのであるけれど、とはいえ家を新築して3年目である。実家には有線LANを導入し、ハイスペックのPC(HDD 600GB)も構えて、一応は終の棲家のつもりでいたのである。朝早く係長もやってきた。引越に関する書類もろもろを持参してやってきてくださった。今回は自分で住まい探しもせねばならんらしい。とりあえず、例によって銀行入金のあと名古屋事務所へ向かった。赴任先の事務所や、仲介不動産会社や引き受けてくださる地元の不動産屋(主役の子役がどんどん成長してしまっているこの会社の支店である)とか、いろいろ電話しまくる。これとは別に、我が家ではちょっとした問題が勃発していた。FAXが使えないのである。我が家のFAX機はインターホンやLモードもついたパイオニア製の機器なのであるが、通話は問題ないものの、インクカートリッジを認識しないためにFAXの印刷ができず、プリントアウトができないのである。しかしあわてず騒がず。竜党で司法書士をしている知人からこんなサービスを教えてもらっていたからだ。以前彼からもらった名刺のFAX番号が"020"から始まるので、ポケベル(死語)番号みたいで変だなと思っていたのだが、これなら受信済ファクスをEメールアドレス宛てにリッチテキスト形式の添付ファイルで受け取ることができ、必要な場合だけプリントアウトすればよいからペーパーレスで都合がいい。転勤後もメールアドレス宛に届くから、FAX番号は変えずにすむ。すでにオフクロのアドレスともどもD-FAXに加入しておいたが、こちらから送信するケースは少ないので、ひとまずこれでよかろう。修理しようにも、今はメーカーも盆休みだ。さて、帰宅すると賃貸物件情報が私のEメール宛に到着。10数件はあるだろうか。これを紙ベースで受け取るとなると、さぞうっとうしかっただろう。D-FAXさまさまである。PCのウィンドウ上でページをめくっていけばいいから面倒なこともない。転勤とは無関係にちょっと感動である。これらの物件と自らネット上で検索した物件を携え、翌週実際に掛川へ出向いたのである。
Aug 11, 2005
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夜勤明けの、ある日のほっけの一日はこうだ。まず、仕事終業前に売上金の銀行入金である。おっと、ほっけ氏の勤めるコンビニ某は、諸般の事情によりこのATMがないため、いま何かと話題の郵便局へ向かうのである。ちなみにATM設置店では、硬貨以外全ての紙幣を規定の時間内に送金する。業務機密に触れるので具体的には話せないが、売上金がATMに収まることで店舗としても大金を金庫に温存せずに済み、またATM内でそのまま引出準備金となるので、警備会社に守られたワゴン車でやってくる"資金"を調達する必要もない。防犯と併せて顧客への利便性が高まり、まさに一石二鳥なのである。これはおそらくこちらでも同様であろう。以前から直営店で実験されてきたのは私も知っていたが、コレだけ大掛かりな仕組みづくりとなると、ゼロバンクも大変だ。ネット系の一部の銀行のカードが使えないが、それは今のところ甘受するとして今後もがんばってほしいものである。郵便局で売上金送金を済ませて、そのまま帰宅。高速を飛ばしておよそ50分、結構な距離だ。このあと昼飯・・っつーか、これから寝るから"晩飯"なのか。時間感覚も、およそ一般庶民とはかけ離れたものになっているけど、『ごきげんよう』をみながら晩酌・・、といった感じである。酎ハイ片手にこのブログを書き込む、なんてこともあった。そして、だいたい22時半ごろ起床。だいたい、こんな生活環である。しかしこの日は帰るなり、ぷよぷよのゲームオーバー以来の死語であった"バタンキュー"であった。夜勤4日目、かなり疲れてくる。が、そんな日に限って、上司からケータイが鳴るのである。ああ、もう寝てたか。スマンな会議では女性社員がいないと、コレ幸いとばかりに下ネタも登場する部長であるが、「雑誌の陳列では、タレントにアンテナを張れ」などと気の利いたコトもいう。もちろん女性タレントのことばかりを言っているわけではないのだが、今が旬のタレントぐらい覚えておけ!ということだろう。最近のほっけはアイドルだけでなく全般的に芸能関係に疎くなってしまったので、ちょっと感心したのである。しかし、その部長といえど、電話など滅多によこさないのである。何かあるな、という予感は寝ぼけ眼の私でも即座に直感した。実はな、静岡の掛川に異動が決まったんで、いち早くと思って連絡したんだ強盗に入られたとか、そういうのならわかるが、別に人事異動の話など内示段階での電話連絡でなくたってよかったのである。安眠妨害にはキツい冗談のような目覚め。こういう早寝した日に限って、妙な電話で起こされたりするのだが、今回ばかりはちょっとした一大事だ。転勤である。もう、こうなると寝られない。今夜もまだ夜勤だ。異動まで3週間、休みも明日から8月いっぱいまでに6日しかない(盆休みなど、あるわけがない)。いちおうお盆だし、迎え盆の読経をあげに坊さんが来るから、家を空けられない。非常に困ったことになった。
Aug 10, 2005
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前回の[いまむかCD]からの続編、という扱いになっておりましたこの7/27の枠ですが、諸般の事情により、およそ一ヶ月以上ほったらかしにしておりました。本日中に新規書き込みしないと、事後の加筆修正はおろか新規の書き込みすらデキなくなるので、慌ててのご登場でございます。さて、前回は志摩スペイン村のCDつき記念特急券を紹介しましたが、今回はあの、志摩スペイン村の絶叫アトラクションのコマーシャルで当時一世を風靡したあの姉御・・、もとい名女優の復刻CDをご紹介します。TITLE:炎のごとくARTISTS:岩下志麻RELEASE:2001/11/07 (INITIAL PRINTED:1975)CD NUMBER:KICS901LABEL:KINGACQUISITION(入手容易度):☆☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆☆平成13年、キングレコードが女優・俳優のLP盤をCD化して「スターライブラリーシリーズ復刻版」として発売しましたが、本作もその中の一枚であります。岩下女史のほかにも篠ひろ子、浜木綿子、樫山文枝、三田佳子、岩城晃一、松方弘樹などなど(以上敬称略)層々たるメンバーが顔を連ねていますが、なぜこの岩下志麻女史の作品かというと、収録曲のほとんどが詩の朗読というものだからなのです。なかでも2曲目の恋のアランフェスは、前回紹介したスペイン村特急券CDの中にもインストゥルメンタル(歌なし)で収められており、もちろん同一曲であります。もちろんアランフェスがスペインの有名な王朝離宮のことを指すのは言うまでもありません。岩下女史のLPアルバムの初版は1975年。同女史がもう、乗らへんでの殺し文句でCMに出演した志摩スペイン村の絶叫マシーン「ピレネー」のリリースは1997年。すなわち、志麻≒志摩というダジャレのまえに、あの「アランフェス協奏曲」という"音楽の糸"によって、22年前からあのCMに出演することは、すでに確約されていたのかもしれません。あらかじめ予定されていた未来だったのです。王宮アランフェスが世界遺産ならば、女優がナレーションだけで1枚のアルバムをこしらえたという偉業も、十分その遺産に匹敵する価値があるといってよいでしょう。さてこの復刻版CDですが、メーカーサイトでは検索不可能となっており、おそらくメーカーでのプレスは完了してしまっていると思われます。ですから、時間がかかってもCDショップや通販サイトでのお取り寄せが確実と思われます。あともう一つ。この復刻版CDは詩の朗読中心と申し上げましたが、一応歌唱作品もあります。『18才の彼』という作品がそれですが(セリフつき)、当時の岩下女史の年齢がすでに30代半ばですからね・・、オイ!年下好きにもホドがある!とかツッコみながら鑑賞するのも、また一興であります。
Jul 27, 2005
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今日は皆さんにご報告しておかなければならないことが、一つだけございます。実は、先日の日記でも激写した、私の職場ともプチ関係を持っているゼロバンクのラッピングバスが、こちらの営業部長日記にて紹介されてしまいました~!まぁ、そんなワケでございますので、さぞやカウント数は土用の丑にちなんでウナギのぼりかと思いきや・・、普段と変わらず・・orz(←こういう時に使うのね)。奇は衒っても、私はいつもとこのスタンスを変えるつもりはありません。私は、やたらログインしてやたら巡回してくるヒトや、ワケのワカラんソフト使ってクリックすると自動的に掲示板に書き込みしてさらにカウンタUPを誘導するようなそんな姑息な手を使う楽天ブロガーには、首をヒネってしまいます。カウンタの数字上げるだけなら、凝ったHPにしなくたっていいじゃん。そんなオモロないHPには、アフェリエイトすら不要だよ。自己満足以下ね。ヒネるなら頭にしなさいっての。今回の[いまむかCD]も、当然ヒネったネタでお届けいたします。普段はバスネタが多いのですが、今回は"電車"でイってみましょー。TITLE:きっとパルケエスパーニャRELEASE:1994/03CD NUMBER:KMC25GMANUFACTURED:NIPPON CROWN(特急券つきCDシングルという形態上、販売元は"近畿日本鉄道")ACQUISITION(入手容易度):no starsSTUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆以前、鉄道関連のCDとして『出町柳から』をこちらの後半で少し紹介しましたが、今回は形態上はCDとして発売されたわけではなく「記念特急券」というカタチで販売されたCDシングルを紹介します。JR高山本線のネタも紹介したことはありましたが、あれは非売品のシングルカセットでした。今回のはれっきとしたCDですが、あくまで主役は「記念特急券」で、CDはオマケです。このCDは平成6年3月に営業運転を開始した近鉄特急伊勢志摩ライナーのデビューを記念して発行されたものですが、もとよりそれからひと月後の4月22日に開業した『志摩スペイン村』の開村に併せたものといえましょう。今回紹介している楽曲は、ご存知の通りテレビCMでおなじみ♪エスパ~ニャァ~♪のあの曲です。横向きのまま見開きにしたところ。伊勢志摩の簡単なプロフと、下段右には特急券片も確認できる。さらに両端を上下に開くと、伊勢志摩ライナーの紹介に加え、最下段には曲目一覧(3曲)と近鉄路線図。ちなみに、現在サロン席は特別料金の追徴はなく全席禁煙化している。シングルプラケースが折れているのはご愛嬌ということで(苦笑)。スペイン村への旅情をかきたてるべく、曲目リストにはこのテーマソングに加えて『スペイン気質』と有名なスタンダードナンバー『恋のアランフェス』の計3曲が収録されていると示されていますが、実際はトラック1には近鉄難波出発後のアナウンス(上本町停車)と出発警笛と鶴橋出発後の加速モーター音が加わって、実に鉄分たっぷりなマニア心をくすぐる演出となっているのです。そのあと間に先ほどの2曲を挟み、トラック4には志摩磯部接近時のアナウンスが流れ、そしてスペイン村のテーマソングが最終トラックに収録された構成になっています。つまり大阪出発と限定してスペイン村に向かう旅程をコンセプトにしているようです。コレでは同じ伊勢志摩ライナーの運行系統になっている名古屋から出発するヒトはヘソを曲げかねませんが、当時の伊勢志摩ライナーは名古屋を出ると宇治山田までノンストップだったため(現在は津にも停車)、CDの構成上致し方なかったのだと甘受せねばなりません。関係ないのですが、このCDでは当時の志摩磯部接近のチャイムは(中央タクシー風にいうところの)○"ィ○"ニーで有名な「小さな世界」という曲なんですが、車内販売の女性の生ナレまでアーカイブしているので、かなり資料価値が高いと思われるこちらのHPによれば、とっくの昔にこの『きっと~』に変わっているようですね。どうでもいいボヤキ・・・。終着駅賢島のテーマソング『エーゲ海の真珠』は日本ではやたらフアンの多いポール・モーリア楽団の曲として有名ですが、前々からずーーーっと思ってましたが、終着駅なのに、なぜあんなにもの悲しくしかも強引に4小節にネジ込んでしまうマイナーアレンジのチャイムなのでしょうか。詳細は直前のリンク先を参照いただければわかりますが、本家Pモーリアのアレンジでは、後半(Bメロ)はダイナミックに、まるで"陽射しに背中を押されるような"(意味不明)オーケストレーションなのに(でもCメロはスキャットが絡んできてやっぱり物悲しいんですが・・)、鉄路の果てにあのアレンジでは、志摩路の旅も、テンション下がりまくりだと思いますが・・。さて、この楽曲の入手可能度ですが、志摩スペイン村村内にて購入がまだ可能かどうかは、私も2回しか村へ行ったことがありませんし確認しておりません。オークションでもこのCDに限ってはほとんど出品がない状況です(他のイベントものは時々出品あり)。今度は自腹でこいつ使って視察でも行ってみるとしましょうか・・・。最後に、この『きっとパルケ~』の作家であるDon Harper氏を検索してみましたが、オーストラリア出身のこの人かとも思いましたが、死の5年前に70過ぎでこの曲を書いたとは(しかも日本語詞で!)、ちょっと考えにくいですね。皆様の中でご存知の方がいらっしゃいましたら"反応"して頂きますよう、お願いいたします。そして、次回のこのカテゴリ。『志摩』そして『恋のアランフェス』とくれば、あのCDを紹介しないわけにはまいりません。絶叫マシンのCMにも出演した「アノ」女優さんのCD。ピン!とキたアナタは、そう。大正解!アノ大女優も、復刻盤のCD、出してたんです。っつっても、アレは歌というより"詩(うた)"だわな~。ってなコトで、お楽しみに。7/27につづく
Jul 22, 2005
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この日記は文字数の都合上、前・後編の2部構成です。前編の前編からお読みください。陽射しのない名古屋駅地下街で、献血を呼びかけるプラカードを持ったおっさんが一人。地下街は拡声器が使えないのか、大声で叫び続けている。それでも、汗だくにならずに地下街で呼び込みとは不逞な野郎だ!と思ったが、A型40人とプラカードを掲げているではないか。思わず大名古屋ビルディングのドナールームへ。手続きやらちょっとめんどくさいのは、従来からの血液の品質精度向上に加えて個人情報の扱いやらもあってやむを得ないが、ゼロバンクラッピングバスを追っかけて撮影し、まだ息切れしている私は脈拍が1分間100をなかなか切れない。高血圧や比重以外の基準として、この脈拍が100回/分以下にならないと、採血すらしてもらえないのである。しかも今日は全血400mlの採血をお願いされた。いつもは血小板+血漿の成分献血であるが、今日は血球も不足しているのだろうか。詳細は省くが、全血献血は成分献血と違い赤血球をドナーへ返血しないので体の負担が重くなるため、次回の献血までのローテーションが長くなってしまうのである。私の場合は、次の成分献血まで8週間(女性は12週間)となるが、のべ230回の献血のキャリアを持つ私は、もはや献血の回数にこだわることをやめたので、リクエストされるがままに400ml全血献血に臨んだ。10分とかからずに採血は終了し、十分な休憩のあと献血ルームを後にする。その後、何の気なしに同じビルの地下街のCDショップへ。そしたら、以前6/22の日記で触れたこのCDが置いてあったので衝動買い。決して大きなCDショップではないが、今まで大きな店で外資系ショップまで探して尽くして、それでも「お取り寄せです」と言われ続けたのに、こんな店で見つけてしまったから手が伸びずにはいられない。これだから、駅前の小さなショップも侮れないのだ。そして、今回の目的の一つだったビックカメラ名古屋駅西店へ。せっかくSH901iSに機種変したのだから、おさいふケータイにポイント機能を付けようと思ったのである。しかし、ケータイサイトでもこのウェブサイトでもなかなか詳細がわからない。困って店員に聞いたら、専用の申込書に記入して、本人登録が完了後に今までのポイントと合算が可能になるのだという。なぜケータイなのにポイントカードなのかというと、全ての店舗でこの機能が対応しているわけではないそうで、そうした店舗では従来通りカードを提示しなければいけないということだ。左上から、献血手帳と次回献血解禁日表(現在プロフでも拡大画面で紹介中)、そしてボサカサのベストCD。下がビックカメラのケータイポイント機能申込書と実際にケータイにiアプリを登録した画面である。見にくくて、すまん(汗)。金券屋に立ち寄ってから、最後の目的地はセントレア。ここでもケータイの出番である。んがっ、その前に宮の湯へ。別に入るワケではなく客の入り具合を見たかっただけであるが、夕方6時前となるとまったく行列もない。行列してるのは相変わらずのまるは食堂とカレーうどんの若鯱屋ぐらい。開港直後がウソのように落ち着きを取り戻したスカイタウンである。さて、JALのカウンター。ここでJAL IC利用クーポンなるものを試してみたかったのである。私のマイレージ残高は15000マイルを有に超えておりそのままでも国内線一往復できるが、このクーポンは、そのマイルを1マイル=1円に換算してICカードにチャージし、そのまま航空券やお土産などに使えるようにしたのである。その機能がまるごとおさいふケータイに入ってしまうのである。もちろんネットで購入済みの航空券のチェックインもケータイでできてしまうから、あの長いチケットを持たずして搭乗口へ向かうことができてしまう。航空券の半券を旅の思い出にしたい御仁には不向きだが、ヘビーユーザーには気の利いた機能といえよう。早速ICチャージ機を試したが、Edyと違い現金が関係する取引ではないので、実際にはピンとこないというのがホンネである。一応、5000マイルだけチャージしてみたが、これは何度でも口座に戻したりカードにチャージしたり繰り返せる。私なら、普段はマイルを貯めて大きな旅に備え、またある時は少しづつ小出しにしておこづかい代わりに売店で弁当やお土産を買う・・、といった感覚で使うのにいいかもしれないと思った。そんなこんなでもう19時前。空港からの高速バスで帰途に着いた。往きは名古屋まで740円、帰りは1500円・・・。バスに始まり、バスに走らされ(汗)、そしてバスに終わった一日。それにしても、空港バスはやっぱり割高である・・。
Jul 19, 2005
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きょうは夜勤明けの翌朝である。ふんとによく寝た。夜勤4日めの17日は、ほとんど一睡もせずにこんなイベントに参加するからいけないのだ。そう、本年1月4日のこの日記で紹介したイベントの今年2回目の催しである。旧知の友人であるVJフタムラ氏が、あと3日早くこのイベント告知のメールをくれていたら、なんとか休日にデキたのに。残念である。まぁ不幸中の幸いというか、その晩までは名古屋での勤務。しかも地下鉄東山線沿線だから乗り換えナシで出勤できる。終電まで楽しめれば、それでいい。・・・とはいえ、さすがにほとんど寝ないで参加した今回のイベントはさすがに辛い。深夜12時近くなってVJ氏は今回DJとしても登場したのだが、それにしてもFBIのガナるサックスが懐かしい"ACTION A to Z"をバックにshelaのBGVはどうだろう。久々に聴く曲だ。ん~、大泉めぐみ。(謎)ちょっとした反則ワザに、目が冴えてきた。そのままチカラ技でなんとか翌朝まで持ちこたえたが、やはり翌昼にダウン。そのまま死んだような永い眠りについて、今日は8時起床。『ファイト』に間に合った。よくわからないが、連ドラは『まんてん』以降よく見ている。15時間以上寝ていたのでやはり空腹であるから、近くの吉野家にて朝定。そのあとダラダラテレビ。今日のこの番組のゲストは、同局のキラーコンテンツこれの主役格赤木春恵女史の登場である。最近流行りの通話だけのケータイね、あれを娘に勧められて・・とか言っている。そういえば、同じドラマつながりで、あの新CMには藤岡琢也氏が登場しているではないか。絶対ムスメに勧められただけではないな。この会社からでていたドラマタイアップのカップめんの終売したことだし、次は赤木さんの出番か。赤木女史は81歳だそうだが、私の知人で80歳になる女性はメールも操れるボーダフォン使い。この夏で3年生だ。喜寿祝いに私がプレゼントしたプリペイドJ-D06"graphica"の電池の持ちが悪いのと、誤動作を嫌って折りたたみがいいとおっしゃるから、私の持っていた白ロムV401Dに先日機種変したばかりである。同じ80歳代でも、使いこなせばゼッタイにメールができると私は確信しているのであるが、赤木女史はこのままこいつを使い続けるんだろうか。ま、今後CMの話がないとは言い切れないからな・・。そんなアホなこと考えてたら昼になった。仕事がないと、ヒマである。今日は、なんとなく名古屋へ向かった。とはいっても、電車でなく東名高速バスである。我が家から車で数分の場所に東名高速のバス停があるから、そこから乗り換えナシで一直線。せっかくだから、一日1本しかない特急の名古屋ゆきに乗ることにした。今回乗車した"特急"バスは3月にダイヤ改正して誕生した種別で、静岡と名古屋の間に運行されている一日一往復のみの設定のものである。それまでは"急行"便と称して私がこれから乗るバス停でも東京-名古屋間を行き来していたが、今は静岡・浜松と名古屋(一部京都)を結ぶ便のみしか停車しなくなり、かなり不便になってしまった。東京へ向かうには静岡インターか、途中の"超特急便"が停車するバス停での乗り換えが必要である。さしずめSA併設の東名浜名湖あたりがいいのだろうが、お世辞にも接続はよろしいとはいえない。名古屋へ向かう分には乗り換え不要なものの、バスそのものが2~3時間おきにしか来なくなってしまった。ただ、バスの遅延などはここから調べられるから(携帯サイトも有り)それほどストレスはない。あらかじめ遅れも見越してバス停に向かえばいいのである。今日は5分遅れと携帯では表示していたが、実際には2分ほどの遅れで特急名古屋ゆき501便はバス停に到着。平日の昼間とあって乗客もまばらだ。さすがは特急、乗降客数で劣る上郷・三好は通過扱いである。東名上郷は上郷SAに併設されており(位置的には東名浜名湖ほど離れていないが)、三好は文字通りの東名三好ICにへばりついている(こちらは名神大垣などと同じようなスタイルである)。であるからして、これらのバス停の客扱いの際は一般の通過車両の出入に非常に気を遣うが、この便は違う。そんなバス停を、しかも追越車線で通過できる。何かしら優越感がある。名古屋インターから先は一般道を経て星ヶ丘、千種、栄といった東山線沿線のバス停を通って名古屋駅へ。星ヶ丘を過ぎた辺りからウトウトして、午後3時ジャスト。定刻に遅れること10分、名古屋駅バスターミナルに入る直前になって、思わず!!と唸るモノを発見した。目の前を走るラッピングバスである。しかし午後3時は東京行きの超特急とホテル送迎バスが同時発車するから、なかなか降車場に入ってくれない。あぁ、早く降ろせ!と逸る気持ちをヨソにお目当てのバスは2階の市バスターミナルへ行ってしまった。やっとのことで、市バスターミナルへ到着。捕まえたかったのは、この車両のことであった。7番のりば。基幹2号系統 猪高(いだか)車庫前ゆきである。名古屋市営の基幹バスは、道路の中央を走るという特徴があり、道路上の優先レーンなど他の地域で走る路線バスとは一線を画した運行形態を持っている。Wikipediaあたりが参考になるだろうか。ちなみに、ZEROBANKさんのラッピングバスは基幹2号用のほかに、もう一台一般路線用で存在している。車両後部から。赤と白のみでシンプルかつスタイリッシュにまとめてある。そして、バスターミナルを出てきた車両がコチラ。拡大画像はこちらをご覧いただきたい。もちろん、終点猪高車庫前にもちゃんとこのATMがあるコンビニが存在する。デキすぎだ。これって、すべて計算通りなのだろうか・・?今回なぜZEROBANKなのかというと、このサイトの営業部長さまが、早い話パパラッチして来い!とおっしゃるのである。他社からとはいえ、部長命令である。しかしその営業部長の日記がまた、ナウなヤングのハートにジャストミートする(といっても、フジテレビ739の磯山さやか女史ではない)ほど面白いのだ。その日の内容を抜粋すると、こうだ。(前略)こんなことを書いておいて言うのも何なんですが、我々、このバスを見たことがありません。街中でどう見えるのか、さっぱり分かりません。もし、名古屋市内でこのゼロバンクバスが走っているのを見たら、 ・ 携帯画像、デジカメ画像を問いません。 ・ トラックバックまたは info@zerobank.jpへ画像添付メールをお送り下さい。ゼロバンク卓上時計+おまけを、お送りしたくなるかも知れません。決して残り物ではありません(在庫があるだけです)。ただし、お送り頂いた画像はこのBLOGに掲載する可能性がありますので、その旨、ご承知おき願います。(後略)ちなみに日記全文はこちら。へへ~んだ。私のサーバに直リンクを貼ったので、そこから大画像が見られるもんね。もちろん部長のみゃ様も自由に持ってって貼り付けてくださいね。もっといい画像が撮れるとよかったんですけど(苦笑)。車庫で駐まってる画像よりはイキイキしてるハズ(少し負け惜しみアリ)。そんなワケで走り回って息切れしてしまったが、妙な達成感の中名古屋駅地下街へ。やはり涼しい。その涼しさの中献血にご協力くださぁ~いとやっているのであった。後編へ続く
Jul 19, 2005
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一昨日15日金曜の夜のテレ朝の歌番組あたりを源流に、どうもスポーツ紙がにぎやかだ。もちろん、ことの発端はNEWSメンバー飲酒で無期謹慎、フジ菊間アナらも処分へということらしい。代表記事として、筆者の住んでいる地域では買えないこちらを引用させていただく。サンケイの身内CXの社員が関わったとはいえ、事実を客観的に報じている。もっとも、彼女のレギュラーであるこの番組、筆者はもとからマイナーチェンジ前の、あの視聴者を見下したような「~と心得よ」とほざくナレーションに嫌悪感があった。また、取り上げられた素材がコンビニで手軽に入手できる食材だったりすると、その当夜以降猛烈に単品量販が上がるというシナリオが定着してしまい、ヨーグルトぐらいならまだしも、昨今の心太に至っては、いまだに品薄状態が続いているのである。有力なアイテムの場合、コンビニ各店にはこの番組の事前情報が配信されることもあり、さしづめコンビニ販促番組という側面が否めない番組である。クライアントが、これまたコンビニとの蜜月の象徴のようなこの商品であるからして(こちらでの痩身効果は私もあったが・汗)、どうにも歯がゆい。そもそもこの時間帯は、名人劇場でよかったはずである。まぁ心太はカラダにいいとしても、過去に放送されたにがりは単なる下剤に過ぎないので柴田某女史はゴールデンタイムに恥を晒す結果になり、にがりの不良在庫が残ったコンビニもあちこちに散見される始末。おまけについ先日、活性酸素もこのように老化とは無関係だと発表された。あるあるどころか、ナイナイである。改編後は堺正章氏司会でゴチバトルなどどうだろう。他局だが。特別ゲストには、ユウキ氏(元EE JUMP)やあびる優女史も呼んではどうだろう。冗談はさておき、上段はいずれもオンエア後の研究発表であり、一概に番組制作側を責めるわけにはいかないが、あの番組は研究者にも視られていることは事実。実際に研究してみて事実無根が立証されるぐらいなら、いっそ番組ごとなくなってしまえ!とさえ思うのが私の主観だが、結果的にかのアナウンサーが自ら自粛せないかん事態になっている。ここまで書いてきたけれど、残念ながら彼女の話は、実はマクラに過ぎない。彼女のボーカル参加した才色兼備なるフジテレビアナのコラボレーションCDも、あるにはある。しかし今回は芸能人の未成年飲酒事件でコトがオオゴトになっており、かのタレントのファンサイトのBBSやブログは大変なことになっている。私だって、(当時西加茂郡の)藤岡町某所にて高校2年の時にビール大瓶4本ほど飲酒したこともあるし、新宿歌舞伎町で未成年に飲酒をススめ、帰途の小田急の車内で彼が大変なことになったこともここで白状する。しかしすでに私も彼も成年して15年経ったから時効だ(←なんて身勝手な!)。問題は、芸能人である身上にもかかわらず、やはりコトが発覚してしまった後のことを考えつつ行動がとれなかった彼自身に、一番問題がある。せめて、酔っても笑い上戸ならまだマシだったのにというブログも見たが、そもそも、公園で暴れるほど飲むとは将来楽しみだ・・などと言っておれぬ話。コンビニの客で一番招かれざる客ベスト1こそ、酔って悪態つく客だというのは身に沁みて実感しているからだ。ちなみに強盗はどうかというと、カネだけ持ってさっさと逃げるという条件でなら、ヒトに危害を加えないだけまだマシなのである。ともあれ、新曲発売直後のトホホなプロモーションになってしまった。貴方だけテッペン昇って、どうすんの・・・?ちなみに新曲発売というタイミングでの事件といえば、安室奈美恵女史のシングル"RESPECT the POWER OF LOVE"(AVDD20315)発売直後、実母が身内に殺害されるというシャレにならないプロモーションを思い出してしまった。こんな私は、やはりナナメでしか事件を斬れないダメダメブロガーである。『約束』、読まなきゃネ・・・(このブラックアウト、PCでごらんの方は、マウスを左クリックのうえドラッグされた殊勝な方です。ケータイからご覧の方は容赦なくテキストが見えてますね・苦笑)。SMAP吾郎クンの不祥事もまだ記憶に新しいジャニーズ。そんなジャニーズのCDの中で、避けて通れないレアトラックが、これだ。TITLE:WAZA WAZA/雨になりそうさ (もちろん両A面ではありません)RELEASE:19??/??/??CD NUMBER:VDRCD025LABEL:VIS A VIS ("ビザビ"と読むようです)ACQUISITION(入手容易度):no starsSTUPIDITY (バカバカしさ):☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆誤植でもなんでもない。新光ゲンジである。ここでポイントなのは、ゲンジがカタカナである点だ。もちろん、全員元ジャニーズ事務所所属である。裏ジャケには"7人のヒーローが登場!!"とも。当時の7人の平均年齢は19.4歳。今回話題のユニットはというと18.8歳。だからどうしたということではないが、眼光鋭いこのジャケット写真に、謹慎少年同様「若気の至り」という諺が脳裏をよぎる。このシングルの話をする際に、カップリング収録の『雨になりそうさ』の作曲も担当し、かつこの光Genjiのパチモンもとい新光ゲンジの7人を集めたといわれる北公次氏の著作である『光GENJIへ』という本の話を避けて通ることはできない。実際に私は読んでいないが、要は少年愛にとりつかれた男が経営するジャニーズ事務所にいるアイドルたちに送るメッセージということである。ショタコンとかやおいとかいう少年趣味を意味する言葉は実際にゲイの知人から教わったキーワードだが、否、かのジャニー喜多川氏の力眼なくしてはあのタレント群を発掘できなかったのも、認めざるを得ない事実である。男性アイドルといえば、他にはこちらも飲酒がもとでの事故で謹慎となったメンバーのいるDA PUMPや、北公次氏出身の和歌山に本拠を置くWINDSとはまったく無関係の若手のw-inds.を擁するこちらの事務所ぐらいしか思いつかないが、男性専科で寡占化しているのはジャニーズ事務所と言い切っていいだろう。WINDSと区別するべくw-inds.表記となっているケースと同様、新光ゲンジも音(おん)だけで聞いたら、光Genjiとほとんど区別できない。しかし、このジャケ写は強烈だ。一目見て、本家ジャニーズとは異質なオーラを放っている。なんといっても中心のメンバーが持っている火祭り刀?はインパクト絶大。ディープなジャニ専(=ジャニーズ専門、の意。モーニング娘。ヲタクの"モーヲタ"のようなもの)に向けて、およそ発信しているとは思えない。そんな何かカルト思想さえ思わせるこのシングルであったが、実際に試聴したところ、かなり粗末なレコーディングクオリティにとどまっており落胆させられた。わずか3分弱の1曲目、WAZAというコトバが30回もでてくるが、イントロからして抵抗ノイズみたいなのがノッかっており、早くも落第点。そもそも光Genjiがヒットしていた頃の80年代終盤のJ-POPのトレンドともかけ離れすぎた60~70年代のGSを思わせるようなサウンドであるからして、何をもって「新光ゲンジ」の主張がこのCDに存在するのかということを見いだすことすら困難を極める。単に電話しただけの安易なアイデアに過ぎないが、ジャニー喜多川氏本人の声による留守電のアンサホンを2曲目のアタマに持ってきたギミックは笑える。後述する親父譲りで英語も堪能である(多分)。インディーズ、おまけにレンタル(されていたというだけでも驚愕だが)中古を50円でゲットしているが、発売日はおろか定価までまったくわからない謎のCD。いまさらWAZA WAZAそこまで知ろうとも思わないが、事務所通いしてた出入待ち専門級のマニアでも、そんなに所持しているとは思えない(かつ、さほど価値もない)CDと言い切ってしまおう。とはいえ、某有名オークションサイトでは出品アリ!(2005/07/17現在)まさに"NOW,GET THE CHANCE!@●藤家の食卓"的好機といえよう・・・、ニン!っと紙切れ引き出せば(←わかるヒトだけ反応してネ)、実はNEWSもコンビニ最大手セブンイレブンのみでの独占発売という異例なケースでインディーズデビューしていた、とカンペに付記が。ザンザンッ(←またしても、わかるヒトのみ)。さてジャニーズといえば光Genjiに限らず、男闘呼組、平家派、(少年)忍者、そして最近の"嵐"に至るまで、和風名付けへの回帰がしばしばみられる。TOKIOとて表記はローマ字だが、意図するところは同じとみなすことができる。これについては、[著述業]という肩書きで知る人ぞ知るJ-POP評論の権威・宝泉薫(ほうせんかおる)氏によると、米国で布教活動をしていた仏教僧を父親に持つとの記述があり(『音楽誌が書かないJポップ批評4』より 1999年刊)、そうした背景が和風ネーミングへの影響していないとは言い切れないだろうが、やはり彼の少年趣味の由来を証明するには到底至らない。それに、かの事務所を批判したところで、女性週刊誌編集部としては百害あって一理もない。メディアにおけるジャニーズ批判は、ジャニーズ事務所との訣別そのものを意味する。すなわち「アンタの雑誌(局)で、SMAPも関ジャニも、何もかも取材(活動)させてやんない(怒)。」ということになるのは自明だからである。SMAP吾郎クンの時もなぜか及び腰だった女性週刊誌出版元(特に●●館とか●●社)は、かの事務所(の社長)に対して戦々恐々なのは想像に難くない。だからこそ、あのような不祥事があったことにより、女性週刊誌がどんなキャプションでジャニーズを料理するかが、実は私にとっては見ものなのである。ニュースの真理は、その内に存在するのである。そして、この番組も。ネタが似ているという偏見で、こちらもちょっと、苦手です・・・。(7/17 16:51 ←度重なる記事最終補追)
Jul 17, 2005
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昨日プロレスラーの橋本真也氏が脳幹出血により急逝したのは、すでに各方面で既報のとおりである。享年40。若すぎる死であった。確執あるライバルからやがて盟友となる小川直也氏との出会いや、新興プロレス団体の旗揚げとその会社整理に至るまでのマネジメント面の苦悩はもちろん、フィジカル面を復調し橋本氏自身がリングの上に再び上がろうとする意気込み・・、いろいろな記事を昨日見て知るに及んだ。著名人の訃報にふれ、タイムリーなネタになってしまうというのは実に寂しい話である。ポール牧氏以来の[追悼版 いまむかCD 特別編]となってしまう今回・・・。そう、破壊王橋本真也氏にもCDリリースがあるのだ。私自身は格闘技に造詣が深くないので熱くプロレスを語れない。だからこういう切り口で、彼の唯一無二のCDミニアルバムを紹介し、永遠の旅路へ送り出したいのである。本人は望まないかもしれないけど・・・。TITLE:橋本元年ARTIST:橋本真也RELEASE:1993/08/25CD NUMBER:BRCA5003LABEL:UBAR("ウバール"と読みます。会社は既に消滅。)ACQUISITION(入手容易度):☆~☆☆☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆(歌唱力&モノローグ棒読みなので)ちょうど12年前、27歳の時の発売である。収録曲は1曲目のインストゥルメンタルと、彼の2曲のボーカル曲(とはいっても『栄光への独白』という曲はほとんどがモノローグ)、そしてその2曲のオリジナル・カラオケの計5トラック。いまのマキシシングルとよく似た構成であるが、これで税込2千円(当時)。どうみてもコレクターか熱心な橋本ファン向けのプライス設定である。ライナーノーツによれば、1993年6月、日本武道館にて以前から戦いたいと切望していた天龍との一騎打ちで激戦の末に敗れた、とある。このCDはその直後に発売になっている。そのほとんどボーカルではなく文字どおり"独白"になっている『栄光への独白』の冒頭で、彼はこう切り出す。俺は 自分のことを 弱虫だと思うだから 闘うことが 怖いでも 怖いから いつも命がけで勝負ができる怖いから 今日も誰かに挑戦してゆく「スポーツマンは、概して歌うのがウマい」という偏見を持っている私に言わせれば、はっきりいって、ボーカルは無骨で決して上手とはいえない。このモノローグにしたって、正直セリフ棒読みな感じさえするが、人間なんてしょせん 弱くて欠点だらけじゃないかうまくいくのが あたりまえだなんていうほうがおかしいそんなとき 泣いて 笑って いっしょに完全燃焼できる奴がいるから人間はすばらしい馬鹿でいられるんだ小川直也氏との出会い、ZERO-ONEの破綻、そしてその後の「ハッスル」さえをも暗示しているような詩にさえ感じるが、実は12年前の歌詞(詩)である。作詞は彼のクレジットにはなっていないが、ある程度は彼の信念を聞き取ったりして詞を起こしていると考えたい。実際のところはわからないけれど、それでなくても故人の遺した含蓄のある言葉である。さてこのCD、さきほど某オークションサイトでは1枚の出品をみかけた(7/11 午後11時現在)。今後あまり出る可能性は高くないが、出場選手の入場テーマなどと違ってレスラーの本人歌唱のCDはあまり需要がなく、藤波辰巳(辰彌)氏の『マッチョ・ドラゴン』にもみられるような、過去恥部的な扱いをされてしまうというのが正直なところである。いま、まさにこのCDを聴きながらブログを書いているワケだが、明けた12日は各スポーツ紙やテレビの芸能ニュースで話題になることだろう。そういえば、コンビニ弁当『破壊王弁当』なんてのもあったっけ。蝶野正洋氏の『超闘王弁当』といっしょにコンビニで代理戦争を繰り広げてくれたことも、同業者としては懐かしい。そう、そうやってみんなでいろいろ話題にしながら送り出してあげるのが、とりあえず今できる一番の供養である。もし、TVやラジオのどこかで彼の曲がオンエアされたら、その音効さんを褒めてあげたい。もう彼の歌声は聴けないのだから・・。合掌。
Jul 12, 2005
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昨夜は名古屋駅界隈で、元の出向先のメンバーとの飲み会。多国籍料理店である。1ヶ月ほど前にメールを頂いた元の上司のお誘いで出向を解かれたメンバーも集まることになった。その元上司は病気を理由に既に要職を自ら退いて一般職に就いているが、今日はこともあろうに酸素ボンベを担いでの登場である。以前から難病を患い入退院を繰り返しているのは存じ上げていたが、呼吸だけがしんどいらしくて他は至って元気なようである。でなければ酒飲みにわざわざ誘ったりしないのである。マスクの下の吸入器が少々痛々しいが血色はよさそうだ。あまり多くを語ることはできないが、もとの出向先は現在駅構内の売店等をサポートする業務にも関わっており、社員の超過勤務が常態化しているとのことで問題になっているという。一方で万博への側方支援にも関わっており、終了後も売店関連の営業については採算の面から議論があるそうだ。万博が終わってしまえばヒトもカネも、そして後述する大型バスなどモノ余り現象を起こしそうなことは察しがつくが、採算の見込めない店舗を整理することを見越して、わざと人手不足にしているような気がしてならない。そんなことを熱く語っているうちに一席目の居酒屋は時間切れ。接客を担当してくれた紺野あさ美似のかわいいネーチャンに後ろ髪を引かれ隊隊長に任命されながら(意味不明)、次に向かったのは高速バスの待ち時間によく利用している、名駅桜通口のカフェスタンド。ところがアイスコーヒーを流し込んでいるうちにお腹がゆるくなってきた。どうも多国籍料理っつーのは、口にはあうのだがお腹に合わないらしい。あわててトイレにかけこむが、新幹線が大雨で名古屋以東不通であるとアナウンスが聞こえる。私のお腹も集中豪雨なので、しばらくカフェまで不通である(またしても意味不明)。 なんとかお腹は"治まった"が、すでに終バスも終わっているし体も本調子でないのでやはりホテルを取ろうと思うが、万博特需の週末はまともに宿がとれない。この日グランパス戦だったアウェーチームも、宿がとれずに即日強制帰還すると前日のニュースで知ったから覚悟はしていたが、それでも1部屋はあるだろうと検索をかけて泊まったのは、名古屋市南区からチョイと外れた東海市名和のビジネスホテル。名鉄駅から徒歩2分、目の前にコンビニ。朝食つき6千円ちょっとならよしとしよう。ところが、今日もトラブルに巻き込まれることになった。日曜朝の私の定番であるこの番組を見ていると、ニュース速報に思わず目を奪われた。名鉄常滑線・空港線 太田川~中部空港事故のため運転見合わせ後から知ったが、19歳の学生が運転する乗用車が常滑線沿線の道路の電柱に激突、その電柱が架線に接触しそうなほど傾いたため、架線への送電を停めたために列車の運行ができなかったということらしい。中部空港開港以来初の鉄道線の不通事故である。昨夜もたまたま新幹線の不通に出くわしたが、どうも不通にばかり遭う。はたして、現場ではどうなっているのだろう。名和から太田川は3つ目の駅だ。代行バスは出るのだろうか。野次馬魂の血が騒ぎ出した。早々にチェックアウトを済ませた私は、ひとまず太田川へ向かった。思ったとおりである。既に名和駅で、快速特急 太田川というありえない方向幕のミュースカイが通過してゆくのを見ていたので予想できた光景だが、タクシーに乗り合って空港へ向かうようである。携帯電話で連絡をとる学生も「代行(バス)出るって(駅員が)言ってるけど、いつくるかわからん」と困惑気味。私なら知多半田まで出てから空港行きバスしかないと即答できるし、現にそう駅員もアナウンスしているではないか。しかも、太田川から空港までの正規料金(570円)を払って知多半田で証明を受ければ継続乗車ができるのに、なかなかそこまで乗客に伝わっていない。河和(こうわ)ゆき急行が接近する放送を耳にした私は、すかさず持っていたユリカを自動改札に突っ込んだ。しまった、知多半田はまだトランパス非対応やった!と思ったが、取り合えず電車に飛び乗り、下車駅で改めて現金精算した。上が乗り越し証明書で、下が乗車駅証明書。ユリカに限らず、このテの鉄道系プリペイドカードの場合、入場したまま自動改札を出場していないと次回以降このままでは使えないため、この証明書を駅の出札口に提示して処理をうける。下はバスの下車時に運転士に渡すことで代替輸送をうけられる(鉄道の通し運賃で乗れる)。知多バス 知多半田駅転回場。空港代替輸送に備え、「臨時」の方向幕を出したバスが並ぶが、実は・・・。このバス(空港へ回送?)ともう1台で終了。8:45には常滑線は運転を再開したと一報が入ったのである。河和ゆきの特急で下車したという空港への旅客の連絡を待って8時50分に知多半田駅を出発。この臨時便はダイヤにはない快速便として運行されたが、途中バス停の沿線旅客はそんなコトを知るハズもないので、実質ノンストップでの運行である。快速、といっても別に高速道を経由するわけではない。有料区間は、空港連絡路のりんくう常滑インターから空港島までのみである。愛称"セントレアライン"の側道であり、昔は半田常滑道路という有料道路だった県道をひた走る(中央線の痕跡も確認できる)。9時22分、空港到着である。9時15分集合だから・・、と心配していた10時半フライトのシニアの女性2人連れもひと安心。もとはといえば、彼女らのリクエストで運行されたといってもいい。ちょっとしたデマンドバスだ。さて、先ほどのユリカの処理をしてもらうため、鉄道駅に向かった。まだ復旧してまもないのでダイヤも相当乱れていたが、混乱しているのはダイヤだけではなかった。名鉄駅では客のクレーム処理におおわらわである。私の前で窓口の駅員に喰ってかかっていたのは定期券客のおっさんである。なんでも、名鉄名古屋駅での「空港へは高速バスをご利用下さい」というアナウンスを鵜呑みにしたおっさんのようで、高速バスがなぜ振替輸送にならないのか!と怒鳴っているのである。ただ事前に回避して高速バスを選択した乗客もいるわけだから、このおっさんの苦痛も理解できなくはないものの、鉄道愛好家から言わせりゃちょっと都合が良すぎる。ここらへんは別途料金がかかりますがと断った上でのアナウンスがきちんとなされるべきだったろう。名鉄バスが分社化した影響が、まさかこんなカタチで現れたとは思わないが、今後はグループ企業としての連携を問われることは必至だ。もちろん復旧を急いだのは正しい。いちばん不運だったのは常滑線沿線で足止め喰らった客である。もう一人改札横で駅員にダダをコネているのは、タクシーを新舞子から手配した客らしく、代金精算しろということらしい。万博特需で電車代行まで出せないバス事情も皮肉だが、常滑線沿線で足止めを喰らった旅客はわずかなのだから、いずれにせよ、タクシー代ぐらい払ってもよさそうである。事故を起こした19歳がすべて責任を負うのは当然で、タクシー代ぐらい安い代償だ。あとから関係者に聞いた話では、この夏からの増便も決まったこちらも大繁盛だったようであるが、名古屋駅周辺はいいとしても岐阜や尾張地区からのアクセスには不安が残る。今回は不通の時間が比較的短時間だったために大混乱こそなかったが、ただでさえ万博輸送でバス車両そのものが不足している現状※下欄外参照をみれば、お盆の繁忙期を前に心配は拭い去れないのがホンネである。※というのも、この夏から運行を開始した名古屋~新潟便高速バスを例に取れば、リンク先を見ればおわかりのように新潟発夜行→名古屋発昼行と、とてもいびつな運用である。名古屋側からも夜行便が欲しいところだが、それができていないというのは、おそらくバスが足りないということの表れではないだろうか。答えは万博後に出ると思うが、このままの運用でいくとは考えたくない。とはいえ、野次馬根性で安易なブログネタぐらいのつもりで向かった空港だったが、今や名鉄の生命線である常滑・空港線の脆弱性をまざまざとみせつけられた一日であった。決して人身事故でなくとも、決して踏切事故でなくとも、鉄道に関わる交通事故は多大な迷惑をかけるということを忘れてはならない。
Jul 10, 2005
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我が家には、ちょっとした妙な自慢がある。家に帰ればパラボラアンテナが4つ、あと地上波のアンテナも3つ。パラボラはスカパー!用が私とオフクロ用に2本(見る番組が違うため、チューナーも別なのである)、ミュージックバード用1本、あとはBS/110度CS用の1本である。地上波はFMとVHF/UHFのアンテナが我が家の屋根に聳え立っているのだが、その方向も関西方面を向いており、昼間でもMBSや関テレ、FM京都やe-radioだって十分視聴取に堪えるクオリティで受信できるのである。言っておくけど、愛知県岡崎市からの受信である。西方向はめっぽう強いもののこれが東側となるとまるでダメで、出力の違いなどもあるがK-MIX静岡がダメなのはまだしも、地元のコミュニティFMFM岡崎すら満足に入感しないのである。そもそも従来の演奏所(いわゆるスタジオのこと)と送信所が従来の岡崎市東部の藤川町(この大学の構内にあったことがそもそも問題である)から、JR岡崎駅付近に移転し我が家からは真南のロケーションになったにもかかわらず、カーラジオでもイマイチの感度である。それなのにこのFM岡崎、実は諸事情により名古屋方面(とくに熱田区)での入感は抜群で、岡崎市民をさしおいて何をかいわんやという趣に閉口していたのある。もっとも私は、FM豊橋のボランティアを経験しているがゆえに、この岡崎のFM局の番組のクオリティは豊橋のレベルに及ぶとは到底思えず(機器類の設備面からみても致し方ないのだが)、後発のコミュニテイFM局であるFMラブィート(豊田市)やPITCH-FM(碧海地区広域)と比較しても、センスが足りてないような気がするのだ。しかも、この2局は我が家から何の苦労もなく入感するというのも、変な話なのである。ま、こんな感じでいろいろな電波を享受しているので、あまり地上波のTVに執着することもなく、TVのガイド誌も立ち読み程度で済ませることにしている。よく読むのは月刊誌の『B.L.T.』と隔週誌『TV Bros.』の2誌である。かわいいネーチャン山盛りだから『B.L.T.』なのだというのはついでの理由にすぎず、番組表が見やすいのである。ちなみに両方とも同じ出版社からの刊行だ。では、『TV Bros.』はなぜか。答えはその一冊の安さと、それに加えてバリューあふれる毒づいたコラムや読者投稿が満載だからである。いつぞやの読者投稿では、山陰へ講演会に赴いた、平日の帯ワイド番組や土曜のクイズ番組の司会でもおなじみKH氏が悪態をついた話などが載っていて(それ以来私は、あのK氏が嫌いになってしまった)、某巨大掲示板とは一味違った信憑性を醸し出していたのである。 ところで7/6発売の今号は、どうしたわけか読者からのリクエストで財津一郎のタケモトピアノのCMについて教えろ!という投稿が掲載されていた。編集部もなるべくキチンと答えようとしているが、何かが足りていないのである。私はすでに、気づいていた。ブロス編集部は、ちょとツメが甘かったことに。TITLE:タケモトピアノの歌(もっともっと/みんなまあるく)ARTISTS:財津一郎&タケモットRELEASE:2003/09/25CD NUMBER:BWCA1012 (w/z DVD-VIDEO)LABEL:BLOW WINDACQUISITION(入手容易度):☆☆☆☆☆STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆詳細のHPはこちらへ。残念なことに、あのTV誌でこのCDについて取り上げていなかったのである。本作は、ご存知中古ピアノの海外輸出で知られるタケモトピアノのCMソングをそのまんまCD化したモノであるが、このCDにはCMが収められたDVDもオマケにもれなくついてくるのである。この2枚組にして千円でお釣りが来る!となれば買わずにいられないのがコレクターの悲しき習性である。ところがCD・DVDとも2トラックのみで、上記の2曲を30分リピートするもの(60回繰返し再生)と、30秒リピート(1回づつ再生)の2パターンが収録されているだけの、それだけの代物である。まぁ、赤ん坊が泣き止むとか妙な効果があるらしいのだが、ウチには生後444ヶ月超の男児しかいない。聴かせてみたものの、3回目のリピートで飽きてきてマジ泣きたくなってきたようだ(筆者体験談、ではない)。自社サイトでも紹介しており、通販でも気軽に購入できるので入手は容易だ。もっとも、こういうのをヒット曲にしてはいけない気がするが、この楽天サイトでもこのような関連商品を販売するサイトもあるようなので、タケモトグッズはマニアな方々でなくとも"一撃"でコンプリート可能かもしれない。CDなんぞ、1回聴けばお腹いっぱいである。クオリティだけでは、いいモノは伝わらない。これは放送番組やCM、はたまたCDに限った話ではないが、「インパクト」という切り口でいえば、いつの時代にも重視されなくてはならないものなのではなかろうか。一度目は期待ワクワクだったけど、2度とプレーヤーで再生しない・・・。でも、印象は深く残る。そんなことを感じさせてくれた一枚である。
Jul 7, 2005
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実にひと月以上更新をサボった計算になる、この「鳥獣ギグ」。あらかじめお断りしておきますが、6月中に予定しておりました"ジューンブライドCD選"は、遡って更新いたしますので、しばらくお待ちください。今日はひとまず、最新版UPということで・・・(汗)。この間も、別にネタ取材を怠っていたわけではないのである。次の3つの中から更新ができなかったという、単なる言い訳を述べておきたいが、さて、正解はどれだろう。1.新築3年目にして、さすがにオフクロもリフォーム詐欺にこそ遭わなかったが、詐欺ではなくとも低反発ベッドを買わされて、それまでのベッド(すなわちお下がり)をほっけの部屋に移動する際に、ただでさえ悪くしている腰をさらに悪化させた。2.私の勤務する直営店に競合が進出することがきまり、それに関連しての商圏の再調査をしていて、度重なる夜勤の超過勤務で寝不足がたたった。3.1時間に1回以上は店内のBGMで鳴り響く、私の超苦手アーティスト"●ブサイ●●●コ"の聴かされ過ぎで(いわば、タバコでいう受動喫煙と同じ)、「日本語と英語は、きちんと分けて聴衆に理解できるように歌え!」と辻説法をしすぎて声帯が悪化、全治1週間であった(ファンには申し訳ないが、アレは生理的に苦手である)。・・・ってのはすべて冗談であるが、どれも正解に近くもある。もちろん腰も声帯も悪くはしていないのであるが、どうも夜勤が4ヶ月以上続くとカラダがおかしくなるし、いっつも同じBGM聴かされていてはヘンな気分になる。また。いくら24時間のリズムが昼夜逆転していても、夜勤明けの休みの日いちにち寝ていればすぐにリズムは元に戻ってしまう。カラダというのはよくできたものである。そんなわけで、夏休みも近い7月。愛・地球博を擁する愛知県のしがないヘボヘボHPから、国際派にふさわしい健康的なCDを紹介してみよう。TITLE:チャックのラジオ体操【英語版】第一、第二ARTIST:チャック・ウィルソン(号令)RELEASE:1989/03/21CD NUMBER:S10G0007LABEL:PONY CANYONACQUISITION(入手容易度):☆(ウルトラベッリーレア)STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆☆(and more...)CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆☆(...infinity)っちゅうワケで、国際派CDである。なにが?って、ラジオ体操を英語の号令でやるんであるからして、今にして思えば大変滑稽なCDといえよう。このCDが発売されたのは、ちょうど昭和が終わり、故小渕官房長官(当時)が、天下でも取ったかのように「新しい元号は、平成です。」と額縁に新元号を入れた半紙を持って会見したことがまだ記憶に新しいころの話である。さんざん評論家が漢字の使用履歴などから新元号の分析とかやってたのを、まったくもってあざ笑うかのような新元号で評論家もヒいてたのを記憶しているが、このCDもどうだろう。要は、こんなCDがあるからって、英語圏の人間が、ラジオ体操するんかいっ!って話である。とクソミソに書いてはみたものの、実はこのCDとの出会いが、私がCDコレクションに走るキッカケになったものである。実に潔いのにバカバカしい・・。しかも、歌って・・もとい号令はあのイーストの名番組『世界まるごとHOWマッチ!』の迷回答者だったチャックウィルソン氏ではないか!どうやったら、こんな(採算度外視な)企画が成り立つのだろう・・。思えば10年以上前、このイベントが当時は通販専門ではなく、実際に催事場のようなスペースを借り切って催されていた頃の話で、実際に足で稼いだ珍品である。中には体操の順序を英訳したカードも封入されていた。裏面は「第2」である。詳細をご覧になりたい方はこちら(要Acrobat Reader)を。こんな珍品があるから、コレクションはやめられないのだ。ちなみに当時の購入価格は定価の3割。すなわち消費税改訂前の税込309円だ。骨董とか食玩コンプリートに比べれば投資も少なく、聴いて楽しめ(あざ笑ってやれ)る・・・、こんなお手軽な趣味は他にはナイと思うのだが・・。その分リサーチしたり、足で情報を得ることも欠かせない。さてこの作品の入手可能度であるけど、上記のパラメータに記したとおり、ハッキリいって探すのはムダではないだろうか。私もイベントで現物を拝むまで知らなかったし、今後こうした奇特な企画が再燃するとも考えにくいのである。ま、やってくれるパフォーマーはおそらくハーバード大卒の向かって右側あたりが面白そうだけど、安易な企画モノにだけはしちゃいかんわな。私がこのサイトで料理しちゃいますから・・。ちなみに最近とある現役中学生の女優さんのブログを見ていて知ったのが、中学校では「ラジオ体操のテスト」っちゅうもんがあるそうなのだ(ちなみに、今回このCDを取り上げるきっかけにさせて頂いた)。YMO世代の我々の場合は、あの"TAISO"の号令(←あのCMの楽曲も手がけたサカモトさんの号令だゾ!)を想起させるが、そんなことはさておき。テストは手順どおり(つまり、第一の場合は2番めとラス前は同じ運動っちゅうコトですな)でないと減点とかあるらしい。他にも体育ではすることがあるだろうに、ネタがないんだろうか?と勘ぐってしまいたくなるが、いっそのことこのCDで「えいごであそぼ」じゃなく「英語で体操」してしまえば、体育の時間も英語の時間に早変わり。最近流行の小中一貫教育校や教育特区(たとえばこことか)でやってそうなことを、いとも簡単に普通の公立校でも行えてしまうのだ。そうは言っても学校でやるというのも大変なので、今が旬の万博会場で披露して国際交流!というのが面白いかもしれませんなぁ(打倒!石井竜也!なんちて)。【追記】あ、あとオラ・セラルのラジオ体操第4・第5は、今回のテーマのベクトルからビミョーに外れますので、またの機会にご紹介します。コサキンリスナーの方、ごめんネ・・。
Jul 2, 2005
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