晴走雨読

晴走雨読

December 12, 2006
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カテゴリ: つれづれ・・・






iPod 2G、4G、、30G、80G・・・

無限とも思われる容量に溜め込まれた無数の曲。

親指一つでウッドストックのジミヘンやハイドパークのクラプトンを瞬時に呼び出せる。

彼らの演奏は色あせることなく、大量のiPodの中で生き続けるのだ。







FMでは連日彼の曲を流し続けた。

多感なロック少年で同時に受験生であった僕は、

その冬、参考書とFM情報誌に蛍光ペンでマークし続けた。

TUTAYAもNapsterも無かった時代、エアチェック(死語)は欠くべからざる日課だった。


DJの曲紹介を注意深く聞く耳

デッキのRecボタンの上でタイミングを計る汗ばんだ指

テープの残量をはらはらしながら見つめる目

一曲を切り取るのに僕(ら)は真剣だった。

そしてそれこそテープが擦り切れるまで何度も何度も聞いた。






そんな想いを込めたあのカセットテープ

もう僕の手元にはない。









変わってしまったのは僕の方だ。







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Last updated  December 12, 2006 10:28:28 PM
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