心理学理論の流れ


人間精神の病理的な側面に注目する精神分析
→無意識に気づいて治す、催眠療法
S.フロイト 無意識の発見 生まれてからの無意識に注目 自分とは「自我とエスと超自我である」
C.G.ユング 「夢分析」 分析心理学 生まれる前の無意識に注目 自分とは「セルフである」
アドラー

・第2の勢力(行動主義心理学)
人間の生物機械的な側面を追及する行動心理学
→人間は機械みたいなもの、トレーニング(学習)で慣れていく
J.B.ワトソン 無意識はいらない 人間は機械
B.F.スキナー

・第3の勢力(実存、人間性心理学)
人間の潜在的可能性に着目し自己実現を目指す
→人間は感情を発散して治る
A.マズロー 人間は感情を持っている 自己実現を最終目標に 欲求の階層論
C.R.ロジャース カウンセリングの神様 自分とは「自己概念と経験である」
F.パールズ ゲシュタルト療法を始めた
A.ローエン 身体に閉じ込められている感情のブロックを解放して癒す
L.ビンスワンガー
R.メイ
V.E.フランクル
W.ライヒ
G.ベイトソン

人間性心理学:いわゆる「自己実現」、自分が本来持っている可能性を存分に発揮していきいきと輝きながら生きていくことを目指し、それにより過去の傷や人間関係へのとらわれから解放する
ゲシュタルト:自分の性格、過去の出来事から「~できない」と単に思い込んでいることを「~できる自分」に変えていく

・第4の勢力(トランスパーソナル心理学)
世俗的な出来事、自伝的データー実存的問題など、セラピープロセスの間に浮上してくるあらゆる問題を取り扱う。霊的ない宇宙的次元の重要性、意識変化の可能性を認める。これまでの心理学が十分に考慮に入れなかったスピリチュアリティ、魂(ソウル)といった次元を中心に据え、本当の意味で全人的、ホリスティックな人間存在を扱う。
→自己超越を目指す。個を超える心理学。「本当の自分とはどんな自分か」にどこまでも答えようとする。
R.ウォルシュ
S.グロフ 自己超越を目指す ホロトロピック・ブレスワーク 呼吸法創始者
K.ウィルバー 壮大な思想家 人間の心をその1部として含む宇宙そのものが自己進化している
K.ロス
C.タート

トランスパーソナル心理学:母体は人間性心理学。人間性心理学だと、あるところまで連れていくのは可能だが、その人をエゴイズム、ナルシシズムに陥らせ、新たな心の呪縛を抱え込ませてしまうという自己矛盾を抱えていた。トランスパーソナル心理学は、現代人の生き方やこの社会のありさまに「何かおかしい」と違和感を覚え始めた人々が、それに変わる新たな生き方を探し求めていくという人々の体験の中から生まれた現代の大きな潮流であり、心の病の治療というより、さらなる心の成長をめざすもの。


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