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先に下りホームに電車が来たので、私はそれに乗り込み、そしていつものように進行方向右側の扉にもたれるように立った。電車はすぐに走り出し、しばらく車窓には、日々の変わらない通勤の風景が流れていた。やがて電車が隣駅に差し掛かったとき、おそらく私の顔は急に明るくなったことだろう。隣駅の上りホームにはB小学校の遠足集団が、12、3人ずつ7、8ヶ所の乗車口に分かれてもうすぐ到着する上り電車を待っているところだった。このタイミングだと、また、前日と同じように次の駅で丁度A小学校といっしょになってしまう。でも大丈夫、A小学校は今日は白帽だ。同乗したって生徒が混ざったって帽子で見分けがつく。その為にA小学校の先生たちは考えて今日は自分たちの生徒に紅白帽を「白を外側」にしてかぶせたのだから、、、。そして、至極当然のように、全く当たり前のように、B小学校の遠足集団も、今日は紅白帽を「白を外側」にしてかぶっていたのだった、、、。私はその日一日、次の駅でA、B両小学校の先生たちに降りかかった心的衝撃をいろいろ想像して、とても楽しく仕事ができた。もう、引率の先生たちが気の毒だとは、少しも思わなかった。(終り)
2001年11月02日
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