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「太陽にほえろ!」にご出演された当時のお名前は谷岡行二さん。
まずはOPシーンの字幕でお名前をチェック(笑)氷子さん、お約束でございますな。
この頃の若手刑事は松田優作さん演じるジーパン刑事。ジーパン刑事演じる松田優作さんの走りはかっこよくて芸術的~。
ですが、今回はボス(藤堂係長)が軸を担う話でございます。
まずは簡単なあらすじ。
ある日、バイクを乗った少年が事故死する。調べてみると少年は麻薬中毒者だった。麻薬のルートを捜査する内に、関わっている一人が藤堂の知っている人物である事が判明した。
大学の後輩の娘の父親がその麻薬の売人だったのだ。
その娘には婚約者がおり、その婚約者も藤堂の後輩。幸せ一杯の二人・・・日頃可愛がっていた後輩の娘の父親が麻薬に関わっていると知り苦悩しながらも捜査を進める藤堂。
藤堂達七曲署の刑事の厳しい捜査に焦った父親は麻薬だという事を隠し、刑事達に捕まえる前にアタッシュケースを娘に渡してしまう。刑事達に捕まる父を見て何かを感じた娘は、アタッシュケースの中身を開けてしまい真相を知る。
婚約者に相談するもののどうする事も出来ず、娘は1人父の償いをするべく身を隠した。
やっとの思いで藤堂と婚約者は見つけるが、自分の体に麻薬を打つ事で償おうとしていた娘。そんな悲痛なまでの娘の姿にやっと自分のしていた事の重大さに気付く父親。
父親が捜査に協力したお蔭で売人、そしてバックに隠れていた黒幕を逮捕する事が出来、一端は愛が壊れそうになった若い二人も婚約者である彼の支えにより苦難を乗り越える事が出来た。
感想。
とにかく泣きました
父親のしている悪い事にとまどい婚約者に相談する娘。婚約者は真実を警察(藤堂)に言うべきと言い、自分の父親を売るような事はしたくないと婚約指輪を返す事で別れを告げる彼女に、私の心は切なくて切なくてぼろ泣きしていました。
そして、父に電話をすれば己の保身しか考えていない・・・。
急に他人になった様だ、と涙を流しながら父に対し電話で話す彼女の悲しい気持ちが痛い程伝わってきました。
愛する彼に分かってもらえず、血の繋がった父は今はもう自分の知っている優しい父ではない。もう誰もいない・・・自分1人しかいない・・・。
終盤、自分が罪を償うと夜の街へと消えていった彼女の姿に、一体どうやって償うの?と私は注目しました。
彼女は・・・。
自分の体に薬を打ち償う、という事をし、この話の驚く様な展開に私の心はとどめを刺されました。
こんなにも切ない・・・身を切られる様な話に私はしばらく涙が止まりませんでした。
「太陽にほえろ!」は刑事達が走って走って走りまくってついに犯人を捕まえる!というアクションシーンがとても見応えがありますが、それ以上にそこまでに至る練りに練られた重厚なストーリーにも魅せられる。今回はその事がとても強く心に残る話でした。
ボスの端々に見せる刑事としての顔と後輩達を心から思う心情を表す顔の描写、演じる石原裕次郎さんの演技は本当に見事の一言。刑事として、大学の先輩として、それぞれの立場で苦悩する藤堂の姿に私はとても共感しました。
さてさて、今回の谷岡弘規さんですが。
主軸を担う娘の婚約者という役。劇中初めて登場した時は短髪で一瞬、谷岡弘規さんだと分からず(汗)
でも気付いたらまさしく谷岡弘規さんでございました(笑)
動きから、あのスラッとした細身な長身、声、まさしく谷岡さんだわ~んってね♪
大学のバスケットボール部のエースで、結婚を誓った彼女は勝気な美人マネージャー。部員達に冷やかされ、のろける毎日を過ごしていた青年。爽やかさが体中に漂っていましたよ~、青春真っ盛りって感じで(笑)
それが一転。彼女の父親の犯罪によって、誓いあった愛が壊れそうに。
けれども藤堂や山さんの助言のお蔭で、彼女に対する愛を更に強く深いものにした最後のシーンはとっても良かったナア。
薬の禁断症状で意識は朦朧、口の端からは涎がしたたる、観ている私がその悲しい姿に目をむけてしまう程の彼女の姿なのに。谷岡弘規さん演じる青年は力強く彼女を抱きしめ自分が守ると彼女の父親と藤堂に言い放ち、病院へと連れて行くシーンはどんなに激しいアクションシーンでも、ベテラン刑事達や若手刑事の活躍するシーンでも、こんなにも心を熱くするシーンはそうそうないでしょう。
彼女が一週間も行方不明になり、泣きながら彼女を愛している思いを叫ぶ谷岡弘規さん演じる青年は本当にかっこよかったです。
こんな男性に愛されたら、女性は幸せでしょうね。
困難にも立ち向かっていける勇気を持てるだろうなあ・・・。
ボスや山さんの若者達に向ける優しさ、谷岡弘規さん演じる青年とその婚約者が魅せる究極の愛の姿、キーマンとなる女性の衝撃的な最後・・・放映された当時だからこそ作れた、そして観る者が引き込まれる素晴らしい話だと、観終わった私はそう思いました。
正直なところ、今はこういった話はなかなか作る事は出来ないと思うし(罪を償う為に自分に薬を打つってのはすごい事でしょう(汗))、もし作ったとしても現代で共感を得られるだろうかと考えてしまうし、この話を演じられる俳優さんがどれだけいるだろうか・・・と考えるとね。
最後にストーリーとは関係ありませんが、七曲署の取調室のドアが引き戸だったのがすごく時代を感じました(笑)
古き良き時代をめちゃくちゃ感じたなあ・・・・・。
もう一つ。
山さんが聞き込みするシーンで、目撃者といろいろとやり取りするシーンも今のドラマではなかなか見られない懐かしく何だか心温まるシーンに、思わずニヤッとしてしまいました。話を聞き出す為に昼間っから目撃者と肩を組んで飲みに行くって(笑)
昔はいい時代だったなあ・・・。
氷子さん・・・「太陽にほえろ!」ではスコッチ刑事が一押しなんだけれど・・・実は山さんが一番好きなのかもしれない・・・と書いていて気付いてしまったりして(笑)
※この「太陽にほえろ!」第108話"地獄の中の愛"は、 ビデオ"太陽にほえろ!4800シリーズ VOL.105"
、 DVD"太陽にほえろ! ジーパン刑事編2 DVD-BOX"
にて収録されております。
他にも谷岡弘規さんがご出演されている話が収録されているものや、以前当ブログで感想を書かせて頂いた倉知成満さん(旧:倉地雄平さん)がご出演されている話が収録されているもののDVD化やビデオ化されているものがあると思いますので、未見の方ぜひぜひ!!お薦めでございます♪