吟遊映人 【創作室 Y】

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2009.01.05
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「(でも私は医者だから)助けなくては。」
「肉体が力尽き、死が訪れる。」
「患者を救うのが医者の役目なのに・・・(私は死なせてしまった)。」
「君は悪くない、マギー。」
「救いたかった。」
「魂は生きている・・・肉体は滅んでも。」

いつもニコニコ、ニコラス・ケイジ。
貴殿の詩的で甘美なセリフの言い回しに、世のお嬢様方はもうメロメロですよ!

よっ! ニッキー、カッコイイ!!(←ニッキーとは吟遊映人が親しみをこめて呼ぶ愛称なので、あしからず。)
お正月はお汁粉食べて、安倍川餅食べて、いただきものの源吉兆庵・季節の和菓子に舌鼓を打って、もうこれ以上甘い物は・・・なんて言わせない。
ニコラス・ケイジの甘い視線と甘い囁きと甘いムードにどっぷりと浸かって、もうその甘い蜜漬けの中からはい上がれなくなってしまおう!
「彼女が最近冷たくなった」「妻と会話がない」「今年ボクらは別れるかもしれない」などと、天を仰いで嘆いている世の殿方よ!
ぜひともニコラス・ケイジから学んで欲しい。
何を学ぶかは各人にお任せしたい。
まずはこの作品「シティ・オブ・エンジェル」をご覧あれ。

心臓手術の執刀医であるマギーは、患者の容態の急変により死なせてしまう。
マギーの手落ちではなかったものの、医者としての限界を感じて苦悩する。
人の死に目に立ち合う天使セスは、本来生身の人間に見られることはない。
だが、健気で美しいマギーに恋に落ち、セスは自分の姿を現してしまう。

そこでついにセスは人間となることを決意するのだった。

この作品の挿入曲はとてもステキだ。
特に、これから二人が愛を育んでいこうとする矢先にマギーが交通事故に遭い、虫の知らせでセスが駆けつけるシーン。
その後、降りしきる雨の中、黒い傘をさした弔問客らとマギーの棺が上空から撮られる。

BGMでさりげなく使用された楽曲は、元ジェネシス・ピーター・ガブリエルの“I GRIEVE”だ。


「現実にありえない」などと冷めた感想を呟く前に、彼女の手をそっと握り、「君、われを愛し給わば、この世の花全て君に贈らん」(←ハイネ詩集より抜粋)などと、ニコラス・ケイジに成りきり、彼女の耳もとで囁いてあげては。
あるいはお二人の別れの危機を、乗り越えられるかもしれない。(?)

1998年公開
【監督】ブラッド・シルバーリング
【出演】ニコラス・ケイジ、メグ・ライアン

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2009.01.05 06:38:47
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