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ふとした偶然で手にした一冊ですが、
銀行王安田善次郎 陰徳を積む
私は、JR鶴見線の「安善駅」という名前の由来の人
・・としか知りませんでしたが、
読んでみたら、数々の功績を残した偉大な人でした
一代で旧安田財閥を築きあげた実業家。
現在のみずほフィナンシャルグループの基礎を築いた人。
損保ジャパン、安田生命、東京建物。
鉄道の敷設、炭田の開発、電力会社の設立、日銀の監事。
あまり世間受けする慈善事業などをしなかったせいか、
(そこが「陰徳」というタイトルにつながっている)
ケチとか金の亡者とか、世間の評判は悪かったらしく、
資産家を良しとしない時代背景もあったのでしょう。
最後は暗殺されてしまう。
が、人を見て、事業の内容、社会に与える影響を見て、
ときには無茶とも思われる決断によって行われた彼の融資が、
結果として多くの銀行を救い、事業を救い、
明治期以降の近代現代日本を作り上げていく。
こんな偉大な人物を教えないなんて、
日本の教育はやはりおかしいと思う。
(ん?私が知らないだけ?・・汗)
それにしても、昔の実業家は羨ましいと思いました。
土地を開拓して、鉄道を敷いて、街を作っていく。
何ともロマンがある話じゃないですか!
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