くつした生まれ変わった話


※ 読む人によっては、「大丈夫かな?」と思うような内容です。
 (お気に召さないかも)





2020年8月2日、 くつした16歳、体の寿命が来てしまいました。



それまで元気でした。
年明けに手術はしたものの、調子はよさそうでそれまでどおり暮らしていました。

ある夜、急にふらつきが出て、翌朝には立てなくて、病院へ行ってそのまま急変。
と、あっという間の出来事でした。


夏のこと(ご報告)




でも、まだまだずっと一緒に暮らしていく約束をしていたから、
そのまま天国になんて行くはずがないと思いました。

(あと15年も、なんて言ったから「この体のままではちょっと無理」と思って、あわてて着替える準備をしに行ったのかも)


入れ物である体は火葬してもらいましたが、
お骨に姿を変えただけで、まだくつしたは一緒にいました。



二日で終わったペットロス




生まれ変わって帰って来ることを確信していたので、
お骨は納骨(粉にして埋葬)という形でお返ししました。

(前の入れ物が残ったままだと
 新しい入れ物に入れないのでは、と思いました。)

四十九日の法要の間も
「あの世とか行かなくていいから。一緒に帰るから。」と
くつしたに言い聞かせていました。

(16年がんばってくれた体への感謝の供養として捉え、魂の成仏は祈りませんでした。)



くつしたが体を変えて帰ってくるまで
どれぐらいの期間が空くのかわかりませんでした。

2年とか3年になるかもしれないし、
もっとかもしれない。


ただ待っているということも出来ず、どこにいるんだろうと探しに
ペットショップに行ったり譲渡会に行ったりもしました。


でも、生まれ変わるということは、
前の体の寿命である8月2日より後に生まれているはず。
そんな小さい子猫には、そうそう簡単には めぐりあえるはずもなく。




でも運命の日はやってきた!
本当に生まれ変わってくれたんです。
それも最短コースで。



3ヶ月すっとばして、ご報告。




きっと、前の体から出てすぐ、次に生まれることができる場所を探して
大急ぎで生まれる準備をしてくれたんだと思います。


猫の妊娠期間が2ヶ月だとして、おそらく8月のはじめに受精。
9月24日に生まれているのですが、ほかの兄弟たちより少し未熟で、
ほんとにすべり込みだったのだと思います。



会ってからと、初日




どんな姿でも、猫じゃなくてもいいと思っていましたが、

それでもやっぱり
できれば猫
できれば前みたいな白黒

やっぱりくーちゃんだなーと思えるような姿形を・・・

なんて思っていたのをみんな叶えてくれました。


あと
ちょっとふさふさした長い毛(←夢で見た)
大型猫にも憧れる(←これは まる)
なんていう密かな願望も
この際ぎゅぎゅっと詰め合わせで。

次もできれば女の子で、と思っていた部分は
乳腺種で苦労をしたので、その心配が少ないように
男の子をチョイスしてくれました。



くーちゃん どこにいるのー? と探している日々の最中、
ある日 夢で子猫を見ました。
白黒で、少し長い毛がしょぼしょぼっと混ざっていました。


まさに その姿でした。




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