クララ奇談

クララ奇談

January 7, 2004
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二つの美術展をはしご。
福岡市美術館の「鉄道と絵画展」と、
三越ギャラリーで「ワイルドスミスおとぎの国のファンタジア」を鑑賞してきました♪

「鉄道と絵画展」のほうは、
公開初日ということで混雑してるかな?と思い、
午前中に張り切って観に行ったけど、
あまり混雑してなかったです(^_^;)
心待ちにしていたのは、私だけ??
「ワイルドスミス」のほうは人気があるらしく、

結論から言うと、
どちらも、すごく良かったです(^^)

まずは「鉄道と絵画展」のご紹介。
19世紀前半~20世紀半ばまでの
「描かれた鉄道」をテーマとする作品、
約200展が紹介されてました。

イギリスで蒸気機関が登場する以前は、
主に馬車や馬、牛などが描かれていたけど、
蒸気機関車登場後、
あらゆる画家たちが風景画の一部として
積極的に鉄道を描いたようです。

果たしているんだな~と思いました。
当時は、写真がなかったしねぇ…

モネ、ドーミエやルソーなど、
あらゆる画家が鉄道を風景画のモチーフとして
描いているのですが、

蒸気機関という機械そのものの美しさや、
又、駅というのは出会いや別れのドラマもあり、
鉄道は、美術に上手く調和してると感じました。
鉄道は、ともすれば、
いかにも機械的で近代的で、
自然と相反する人工的なものに思えるけど、
モネやルソーの作品を見ると、
機械特有の冷たさや固さはなく、
自然の一部に見えました。

西欧に遅れて
鉄道が日本に入ってきた頃に、
日本の画家たちも鉄道を描いており、
佐伯祐三などの絵も展示してありました。
あと、キャパの写真なども展示してあったけど、
写真で見る鉄道は、やはりリアル…
キャパの撮影したナチスの卍の旗を飾った
中国除州付近を走る蒸気機関車の写真なんかは、
見ているだけで、こわかったですねぇ。

かなり見ごたえのある作品ばかりなので、
迷わず図録(2300円)を購入。
ついでに、
葉書を差し込めるマウスパッドも売ってあったので、
いいな~と思って衝動買い。

では、本当は全部紹介したいところですが、
気に入った作品を一部ご紹介。

エッグ
オーガスタ・エッグ「旅の道連れ」1862年

南仏を走る列車の中(リッチな一等車)で
のんびりしている美人姉妹。
左側の女性は眠っていて、
右側の女性は読書しているけど、
勤勉と怠惰を現しているのか?
単に、左右対象とか
色彩のハーモニーを表そうとしたのかは、謎。
いずれにしても、場面の意味を読み解くような
「謎めいた絵画」が、エッグの生きたヴィクトリア朝時代には
人気があったそうです。
ブラインドについた飾りが揺れていることから、
列車のスピード感が伝わってきますね。
あと、窓から見えるきれいな青い景色は、
エッグが喘息療養で訪れたフランスのリヴィエラ地方の景色なんだとか。
この絵は、実際見ると本当に美しく、
海の色や、美人姉妹の消えているサテンのドレスに
光沢があって美しかったです。
思わず、葉書買ってしまいました♪

ロシター
チャールズ・ロシター「ブライトン往復3シリング6ペンス」
1859年

三等列車の不快さを表した作品。
さきほどの、エッグの描いた優雅な一等車とは
対照的ですね。
座席も木がむき出しだし、
ぎゅうぎゅう詰めで、苦しそう…
でも、庶民なんだけど、
手前の女性はひざ掛けやショールに身をくるんでおり
それほど「見苦しくない庶民」たちだそうです。
人物像を見ると、
求愛される未婚の女性、赤ちゃんを抱く母親、
孫を抱き寄せる老婆…
人生の三段階の女性を描いているとか。
ちなみに、ブライトンはロンドンから100キロほど離れた
行楽地で当時は2時間(現在は50分)かかったそうです。
南海岸の行楽地へ海水浴を楽しむために
鉄道が移動手段として使われるようになった頃の作品。

ルソー
アンリ・ルソー「夕暮れの眺め、ポワン・デュ・ジュール」
1886年

ちょっと見えにくいけど
向かって左側の橋の上を列車が走ってます。
ポワン・デュ・ジュール橋は
セーヌ河沿いにあり、上下二層になっており、
上を蒸気機関車が、下を人と馬車が通っていたそうです。
橋自体は、20世紀半ばに取り壊されたので、
今はもうない。
ピンク色の雲が、
のんびりした感じでいいですね。
鉄道という力強さよりも、
のんびりした雰囲気の絵だな~と思いました。

停車場の夜
高村真夫「停車場の夜」1909年

第三回文展で三等賞となった作品。
疲れて眠ってる女性が
色っぽいです。。
行李の上にもたれかかってるから、
どこか遠くへ行くのでしょうね。
夜汽車を待ってるのか、始発列車を待って
一夜を駅で過ごすのか…
よくわからないけど、日本にもこういう時代があったんだろうなぁ。

赤帽平山氏
佐藤哲三「赤帽平山氏」 1929~30年

「赤帽」とは駅構内で荷物を運搬する人たちのことらしい。
今はもういないけど、昔はそういう仕事の人がいたそうです。
木製の机に右ひじを乗せた大きな腕と手が
「赤帽職人、平山氏の年輪を物語る」と、
解説に書いてあったけど、
なんか、こういう普通のおじちゃんって
味があっていいものです。
キセルという小道具がカッコイイ。

今は飛行機が発達して、
ごく短時間であちらこちらに移動できるようになったけど、
敢えて時間をかけて
列車に揺られながらの旅も
趣があって優雅で素敵なことだと思いました。

長くなってしまった…
「ワイルドスミス」展のほうが、
後日、あらためて感想を書きます♪





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最終更新日  January 7, 2004 11:31:17 PM
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