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2007.10.27
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カテゴリ: 映画・演劇
映画「クローズド・ノート」を見てきました。

ストーリーに関して余り良い印象を書いていないので、
感動された方はお読みくださいませんよう。
(僕が感動しなかったといっても、
 感動された方はぜひその感動を大切にしてほしいので。
 感動したことは、その本人にとって大切なホンモノのはずなので)。


主役の女優の舞台あいさつが、情緒不安定なところをTVに撮られてしまったことで、
スキャンダラスな面が取りざたされることになった映画ですが、


忘れられたノートを通じて、二人の女性の人生と想いが重なる、
という設定は、かなりの可能性を期待させてくれます。
共通点や相似性と、当然、別の人格であるのですから相違と、
そうしたものから、どのようなひとの心の襞が描かれるのだろう、、と。

予告編で、竹内結子が涙する場面が映されたのも、
なにか、ものすごく深い、時空を超えた響きあいのようなものを
生まれさせるような話なのかも、、、と。

しかしながら、
ストーリーは、観出してすぐ、大体ヨメるもの、、、
(以下、激しくネタバレ)
ノートの筆者はおそらく物故者で、その彼氏が、

となれば、
刑事コロンボやそのオマージュである古畑任三郎じゃないですが、
そこへいたる道のりや、心の揺れ動きそのものが、
主題になることになります。
スティングのような、意外などんでん返しとか、伏線(伏せられているからこそ伏線)が


二人の女性の共通点は教育者になろうとしていること。
そして、同じ男性を愛していること。

片や、主人公は、まだ漠然と、将来、教育者になろうとしている学生。
物故者である日記の筆者は、
先に、教育者の道を歩いた(あるきはじめた)「先達」にあたります。

彼女の「生き方」から学び、自らの「道」をまた確信を持って歩き始める、
というのが、1つ目の軸。
つまりは、「成長と共感の物語」

もうひとつは、
人が人に憧れ、愛する、胸をかき乱されるような思いを共有しながらクロスする、
(恋仇にあたる・・・)
というのが、2つ目の軸。清い失恋と、淡い期待、、(生きてるのは二人)
というようなものでしょう。
こちらは、「恋慕の物語」。


2つ目の軸、「恋慕の物語」については、
かなり、「伏線」があからさますぎるので、
ごくありがちな、恋慕と失恋の描写になります。
ここでの、沢尻エリカの生命力や表情やある種の「重たさ」が効果的に使われています。
が、それ以上の内容が脚本にあるかというと、
失恋が、予め予想されすぎるほど予想されるものなので(伏線がバレバレだから)
ツラいようです。これは沢尻エリカがどう、とかいう問題でなく、
脚本の弱さでしょう。


しかし、主軸は、1つめ、
要は、二人の女性が、共感して(一方通行ですが)、
生き方そのものが、説得力あり、力強く描かれるかどうか、、にかかっているでしょう。
「成長」のものがたり、 決して出会うことの無い「二人」の共感の物語、
たりえる軸なので。。

しかし、
二人の共通軸となる「生き方」、
職業としての「教育者」「人(子供)と向きあう苦闘と喜び」の描写は
極端に、ありきたりのものです。

基本、イベントと「事件解決」で、「教育」や「職業」を描きます。
・先生が、子供たちの「個性」に対して「賞」を与える
  (当然、終業式には「全員」に「賞」を与える)
・合唱コンクールをみんなでガンバル。
・登校拒否の子も合唱コンクールを通じて、仲間に復帰して、心が強くなる!
 (しかも、その子が、合唱のソロ。他は完全に斉唱で、練習しはじめも本番も
 対して、ウマくも下手にもなってない。)

普段の子供たちとのやりとりは実はほとんど描けていません。

「教育」をリアルに描くべき、、、というものまで求めるわけでは
もちろんありませんが(時間の枠からして)
でも、なにも伝わってくるものがありませんでした。
人と人は、たしかに、イベントを通じてのつながりも生まれますが、
しかし、あくまでも、普段あってのこと。。
また、
登校拒否が、「合唱コンクールにみんなで参加」というイベントで癒されるというのは、
余りにも、短絡的です。
もちろん、友達同士 の関係は全く描かれません。
先生が一人の生徒に作用して、それが「成果」になる、というようなものです。
 (ちなみに、登校拒否の子のお母さんが、栗田麗でした。
  もうお母さん役やるようになってるのですね!!)
これほど平板な「職業」「教育」に打ち込む「生き方」「喜び」が、
この映画のもっとも太い軸になっているので、
主人公が、勇気付けられて、自分の道を歩く希望と勇気をもらう、、
という筋に説得力もなにもありません。

沢尻エリカという人、パッチギをまだ見てないので、
ほとんど初めて、ちゃんとした演技してるのをみたのですが、
映画というか映像向きの、表情もちゃんとつくれるし、セリフもこなす、
有能な女優のように思いました。
性格描写の設定も単純そのものなので、この映画でどうのこうの言えませんが、
もし、映画監督が彫刻家、俳優が素材、、であるならば、
彫刻家にとっては、十分に魅力的な素材である、、と思いました。
今回は、かなり、単純な幾何学系の立体の整った彫刻、、、といった印象です。

不快感があるほどヒドい作品とは言いませんが、
また、カメラワークや構図も冒険しないオーソドックスな映画ではありますが、
心動かされる映画、、とは残念ながらなりませんでした。

しかし、
じゃあ、一体、僕は、なぜ、この映画に期待したのでしょう・・・・?
何を期待したのでしょう・・・・?

たぶん、愛情の機微という、とても個人的なことが、
時空を超えた二人の女性の「共通点」という、
ある種、矛盾するようなシチュエーションの設定のなかで、
きめ細かく描きだされる、、、
そして、
僕が想像もつかない、、、なにか、、、を提示してくれる。。。。

というようなものだったような気がします。

その意味では、全く、意外性がなく、
全てが見通せる映画であった、、、
ということも、期待はずれに僕が感じた理由のようです。

なにより、今の僕にとって必要な、心に沿ってくれるような、
自分が直面している、葛藤や苦しみを共有できるような、
というか、少しでも共鳴できるような、そんな映画であることを期待したのかもしれません。
TS380145.jpg





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Last updated  2007.10.29 00:13:36
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