ホォプ。



               真夜中、そっと寝台を抜け出して

               今日も祈りに参りましょう



               ひんやり 冷たい地面

               履物なんて要りません

               裸足で軽々駆けて行くのです

               柵 思慮 一切を振り切って



               静寂な湖畔の傍らに辿り着いたなら

               お気に入りの鏡を取り出して

               愁いを秘めた月光の姿を晒し出しましょう



               冷涼な水面から 無垢な雫を頂いたら

               鏡へ注ぎ 月を閉じ込めてしまいましょう

               煌々たる星々の囁きを添え乍ら

               刹那の時を共有しましょう



               私は比処で 貴方のことを祈る

               子供の様な遊戯めいた儀式

               其れに縋るのは 貴方が大切だから



               貴方が悲しまないように

               貴方が寂しくないように

               貴方が笑ってくれるように

               貴方が幸せでありますように



               そして私は貴方が笑ってくれることに安堵を覚える

               それでいい

               貴方には光の中に居てほしい



               私は今日も貴方のことを祈る

               狂氣にも近い 純粋な願い




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               お月様には良ぃ迷惑です(笑)





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