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エッ?　こんな病気も活性酸素が原因!?

活性酸素による酸化作用が身体の細胞やさまざまな組織に害を及ぼしていることは10年以上前から指摘されていましたが、さらに詳しい研究が進むにつれてその害がより広範囲に渡って悪影響を及ぼしていることが明らかになってきています。

人間のからだは実際にはとても複雑な構造をしているのですべての機能障害や疾患をただ一つの方向から判断することはできませんが、病気や機能障害などが起こる場合、実際には食生活をはじめ嗜好品、生活環境、思考、職場環境や人間関係など個人的、社会的なさまざまな物理的・精神的要因が絡まり合っていて、それらの害が相互に作用し合って障害が引き起こされることになります。

しかし、活性酸素が人体の老化や機能障害に深く関わっていて、ある種の疾患の主原因となっていることはさまざまな研究結果などから見ても明らか。実際、以下のような症状や病気に活性酸素やフリーラジカルが関与しているといわれています。

●○●活性酸素が関わっている代表的な疾患●○●
（循環器）心筋梗塞、不整脈、動脈硬化、血管攣縮、虚血再循環傷害、Se欠乏症
（呼吸器）肺炎、感染症、肺線維症（制癌剤副作用）、ARDS、パラコート中毒、喫煙傷害、肺気腫、高酸素療法、インフルエンザ
（脳神経系）脳浮腫、脳梗塞、脳出血、てんかん、脳血管攣縮、パーキンソン病、自律神経傷害（Reilly現象）、遅発生神経傷害、脊髄損傷、神経原性肺浮腫
（消化器）急性胃粘膜傷害、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、ベーチェット病、肝炎、肝硬変、薬物性肝傷害、肝移植病態、各種の黄疸病態、膵炎
（血液系）白血球系：慢性肉芽腫病、白血病、AIDS、敗血症
　　　　　赤血球系：異常ヘモグロビン症（メトヘモグロビン、サラセミア、鎌状赤血球）、ヘモクロマトーシス、プリマキン過敏症、夜間発作性血色素尿症、薬物性貧血、アカタラセミア
　　　　　他の血液成分：α1-酸性蛋白の傷害、高脂血症、DIC、血小板異常症、出血性ショック
［内分泌］糖尿病、副腎代謝障害、ストレス反応
［泌尿器］糸球体腎炎、溶血性腎傷害、薬物性腎傷害、制癌剤の副作用、ファンコニー症候群
［皮　膚］火傷、日光皮膚炎、アトピー性皮膚炎、皮膚潰瘍
［支持組織系］関節リウマチ、自己免疫疾患、膠原病
［眼　科］未熟児網膜症、網膜変性、白内障、角膜潰瘍
［腫　瘍］喫煙による発癌、化学発癌と癌化学療法、放射線傷害と放射線療法
［医原性疾患］薬物傷害、制癌剤の副作用（白血球減少症、ブレオマイシン肺繊維症、アドリアマイシン心筋症、シスプラチン腎傷害）、光線療法（光増感剤）、IVH（セレン欠乏など）、高酸素療法
［環境汚染性疾患］重金属傷害、水俣病、シリコーシス、喘息、排気ガス性肺傷害、水汚染による各種中毒
［その他］手術侵襲、アラキドン酸代謝病態、食中毒、壊血病etc.

さて、いかがでしょう。
生活習慣病や難病といわれる病気を含め、私たちの周りで耳にするほとんどの疾患に活性酸素が関与しているという事実には本当に驚くばかり。
みなさん、活性酸素対策は大丈夫ですか？

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