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第19回が成功だったかということは微妙なところだと思います。イタリアのミュージック・シーンも経済成長もピークに達し、どことなく翳りを感じ始めたころとなります。世界的な学生運動のなか、サンレモ音楽祭も抗議デモや爆破予告など物騒な動きも報じられていたようです。
1位から3位までの表彰入賞曲で、優勝曲“涙のさだめ”は前々年優勝のイヴァ・ザニッキ、2位には前年優勝のセルジョ・エンドリゴ、3位は前年親分アドリアーノ・チェレンターノに曲を奪われ裁判沙汰の大喧嘩となったドン・バッキーとそのパートナーの実力派歌手ミルバの顔合わせで、順当な結果だったといえます。

フランス・ギャル (CGD) ジュニア・マッリ (Jolly)
第19回 1969年1月30日 ( 木 ) ~2月1日 ( 土 ) サンレモ市カジノ付属劇場
司会:ヌッチオ・コスタ (Nuccio Costa)
、ガブリエラ・ファリノン
(Gabriella Farinon)
楽団指揮: 24名の指揮者で演奏された。
オーガナイザー:
サンレモ市ホテル観光協会 (ATA-Azienda Turistico Alberghiera)
、監督
エツィオ・ラダエリ
(Ezio Radaelli)
形式:出場曲数24曲を各曲外国人歌手またはイタリア人歌手とパートナーを組み1曲2歌唱で第1夜、第2夜に12曲を歌い、各夜の中から7曲の入賞曲を選出し各夜7曲づつ最終夜に出場権を与え、最終夜に出場した中から優勝を決め2位から14位までの入賞曲を発表する。
出場歌手は48歌手(グループは1歌手)で、外人出場歌手も総て1歌手1曲の歌唱でした。
初出場20歌手(内外人11歌手)、出場レコード会社14社で初出場1社、外人歌手のみの出場会社は1社です。 [ 数 ] は外人歌手数
RICORDI 7 [ 0 ] ; CGD 6 [ 1 ] ; RCA ITALIANA 6 [ 1 ] ; FONIT CETRA 4 [ 0 ] ; DURIUM 4 [ 0 ] ; ARISTON 4 [ 0 ] ; RI FI 4 [ 2 ] ; CAROSELLO 3 [ 0 ] ; SAAR 3 [ 2 ] ; PHONOGRAM 2 [ 0 ] ; V.C.M. 2 [ 1 ] ; DET(CAM) 1 [0] ;新 MIURA 1 [ 0 ] ; BLUE BELL 1 [1]
しかし肝心のレコードセールスに結びつく年間ヒットランキングにサンレモ音楽祭の曲は優勝・入賞の12曲、14歌手だけで、最大のヒットは新人のナーダが歌った“なんて寒い”の年間ランク9位でした。優勝の“涙のさだめ”のボビー・ソロが24位、イヴァ・ザニッキ50位、2位入賞“瞳はるかに”はビートルズのプロデュースで再デビューし、注目を浴びていたメリー・ホプキンがかろうじて91位、自作エンドリゴは圏外。3位入賞“消えたほほえみ”は自作ドン・バッキーが45位、パートナーのミルバは圏外という結果に終わりました。入賞曲では“過ぎ去ったひととき”ファウスト・レアーリ35位です
ロッキ -
・ロバ -
ツ (Durium)
ブレントン・ウッズ (Liberty)

SP-1392 PS- 125 AR-0306
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