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  名前のカタカナ表記について、ルーチョ・バッティスティの方が発音に近いですが、日本で発売当時のルチオ・バティスティを使用します。悪しからず!   

★ルチオ・バティスティ (vm)  Lucio Battisti
ルーチョ・バッティスティ、1943年3 月 5日ローマの北北東40kmの山中にある小さな町ポッジョ・ブストーネ(Poggio Bustone)生、1998 年 9 月 9 日ミラノ没。 自作自演歌手、作曲家、マルチ楽器演奏家、レコード・プロデューサー。

  55才の若さで亡くなり、イタリア歌謡界でドメニコ・モドゥーニョと並び大転換期の主役として今なお圧倒的な人気を持つ伝説の人です。賞賛、評価は他の方にお任せし、今まで紹介してきた「サンレモの歌手たち」と同じスタンスで臨もうと思っております。

 2年毎のペースでアルバムを出す予定だった96年、彼の難解なアルバムと厳しい要求が、新譜の売上げと採算が合わないと判断したレコード会社はバッティスティと契約を結びませんでした。

  瞬く間にまた2年が過ぎ、98年3月30日「新しいアルバムを引受けるレコード会社がないので、インタネットで公開されることとなった。」というエプリフフールのニュース種として流されてしまいました。

 98年8月29日と30 日バッティスティがミラノの病院に入院したと言うニュースが出ました。9月6日重体だという話が流れ、8日には集中治療室に入ったと伝えられました。翌9日朝ルチオ・バッティスティ55才で亡くなりました。死因は公表されていませんが、肝臓ガンや腎臓病と言われています。

 彼の死後もその人気は衰えることなく、多くの歌手が彼の曲をカヴァーし、またオマージュ盤やアンソロジーもCDとして発売されています。

 話が変わります。

 外国(イタリア以外)歌手のカヴァーがどれ程出たのか知りませんが、最初の成功曲“バラ・リンダ(Balla Linda)”がアメリカ西海岸のフォーク・ロック・バンド、グラス・ルーツ(THE GRASSROOTS)によってカヴァーされました。

 このバンド何かとイタリアと縁があり、彼らの最初の成功はロークスの“泣いておくれ(PIANGI CON' ME)”をカヴァーした“今日を生きよう(LET'S LIVE FOR TODAY)”でした。米ビルボード8位、米キャッシュボックス5位になりました。

 SS-1732 (1967年 4月 VICTOR - 日本ビクター) 泣いておくれ (PIANGI CON' ME)/冷たい世界(CHE COLPA ABBIAMO NOI) ロークス (ROKES)

SS-1732SS-1732 SS-1756SS-1756

SS-1756 (1967年 8月 VICTOR - 日本ビクター) 今日を生きよう(LET'S LIVE FOR TODAY (PIANGI CON' ME [E]))/しずむ心(DEPRESSED FEELING) グラスルーツ (THE GRASSROOTS)

  この曲が日本で良く知られているのは、テンプターズが日本語で再カヴァーしてヒットしたからでしょう。

 FS- 1029 (1967年10月25日 PHILIPS - 日本ビクター) 忘れ得ぬ君(WASURE-ENU KIMI)/今日を生きよう(LET'S LIVE FOR TODAY (PIANGI CON' ME [J])) テンプターズ

FS- 1029FS- 1029 HR- 2181HR- 2181

HR- 2181 (1969年2月10日 STATES SIDE - 東芝音楽工業) いとしのベラ・リンダ(BELLA LINDA [E])/ホット・ブライト・ライツ(HOT BRIGHT LIGHTS) グラスルーツ (THE GRASSROOTS)  

  話が横にそれましたが、バッティスティの“バラ・リンダ”のカヴァーは68年末にビルボード28位、キャッシュボックス20位のヒットになっています。

  それからもう1曲、意外と知られていないのが英国のバンド、エイメンコーナー(AMEN CORNER)がカヴァーした“ハーフ・アズ・ナイス((If Paradise Is) Half As Nice)”、またそのカヴァーをしたロゼッタ・ストーン (ROSETTA STONE) “二人のパラダイス”と言う曲です。

 残念ながらイタリア人の歌で国内盤が出ず、英語のカヴァー盤のみで、国内盤としてこの二枚だけです。オリジナルのイタリアのタイトルも“IL PARADISO”として知られて、日本語カヴァー盤も“二人のパラダイス”があるので、邦題は取り敢えずこれにしておきましょう。

 元々はバッティスティのいたリコルディの芸名がラ・ラガッツァ77という女性歌手のために書いた“Il Paradiso Della Vita”でした。本名をアンブラ・ボレルリ(Ambra Borelli)、カンツォーネをご存知の方なら、どこかで聞いた名前だと思います。キングの2枚組LP「第19回サンレモ音楽祭」で“恋人だった(Se Tu Ragazzo Mio)”をカヴァーしています。

 SRL-10・496 (1968年6月 Ricordi- Ricordi) Il Paradiso Della Vita/Un Giorno, Mille Anni

 ラ・ラガッツァ77 (La Ragazza 77)

SRL-10・496SRL-10・496 IR- 2340IR- 2340

IR- 2340 (1969年9月1日 IMMEDIATE - 東芝音楽工業) ハロー・スージー (HELLO SUSIE)/ハーフ・アズ・ナイス(HALF AS NICE) エイメンコーナー(AMEN CORNER)

  66年に英国デラムからデビューしたウェールズ出身のイギリスのバンドでジャンニ・モランディがカヴァーした“ベンド・ミー・シェイプ・ミー(BEND ME, SHAPE ME (PRENDI, PRENDI))”などをヒットさせ、デラムから新興レーベル、イミディエイトに移籍直後“ハーフ・アズ・ナイス(HALF AS NICE)”が69年2月全英シングル・チャートのナンバー・ワン・ヒットとなりました。その曲が“Il Paradiso Della Vita”のカヴァーでした。

  なんと元曲が自国の曲と知ってか知らずかパティ・プラヴォー(Patty Pravo)が“Il Paradiso”として再カヴァーしたのでした。69年年間ヒット・ランク43位の大ヒットとなり、パティの初期ヒット曲の一つとなりました。当時日本でも外国盤を取寄せている人には人気の曲でした。

AN-4180 (1969年 ARC Piper Club Series – RCA Italiana) Il Paradiso/Scende La Notte Sale La Luna パティ・プラヴォー(Patty Pravo)

AN-4180AN-4180EMR-20363EMR-20363

EMR-20363 (1978年2月PRIVATE STOCK - 東芝EMI) 二人のパラダイス ((IF PARADISE IS) HELLO SUSIE)/ペニー (PENNY) ロゼッタ・ストーン (ROSETTA STONE)

  ベイシティ・ローラーズから脱退したメンバーで作ったロゼッタ・ストーンがエイメンコーナーのカヴァーとして78年に発売しています。

   日本ではアルバムのタイトルからしてロゼッタ・ストーンをカヴァーしただけとは思えない国内盤、GAMEというバンドのアルバム「ディスコ・ア・ラ・イタリアーナ」で“二人のパラダイス”を演奏しています。


SM20-5017(1978 5 S.M.S. - . . .) ディスコ・ア・ラ・イタリアーナ (HOT PIZZA (DISCO A LA ITALIANA))
. HOT PIZZA (HOT PIZZA)
. アイ PART1 (I (WHO HAVE NOTHING) PART 1)
. アイ PART2 (I (WHO HAVE NOTHING) PART 2)
. 恋のズッケロ (ZUCCHERO)
. 花のささやき (IN UN FIORE)
. 二人のパラダイス (IL PARADISO)
. ささやく瞳 (GLI OCCHI MIEI)
. 君に涙とほほえみを (SE PIANGI SE RIDI)
. COLD PIZZA (COLD PIZZA)

           SM20-5017SM20-5017






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Last updated  2015.03.11 12:29:29
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