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幼少のみぎり
我が家は田舎にある大学の
教員官舎に住んでいた。
公務員官舎にはよくある間取りだが
田舎なので一軒家だった。
屋根がトタンぶきだったので
夏はヒジョーに暑いし
冬はヒジョーに冷えるし
雨が降るとうるさかった。
ある夏、アイディアマンの父は考えた。
そして、長~いホースを買ってくると
ところどころに穴をあけ
トタン屋根のてっぺんにホースを這わせ
水を流した。
すると・・・。
涼しいではないかあ~~~!!
部屋の温度が一気に何度も下がったように覚えている。
これは非常に良いアイディアだったが
今でも普及はしていない。
あのとき特許をとっておけば
我が家は、大金持ちになっていたかもしれないのに。
お金には全く興味のない父だ。
そしてこの屋根に水を流すシステムには
副産物があった。
屋根を流れ雨樋に落ちた水は
結構な温度のお湯となって
お風呂に直行した。
夜には、家族が入るのにちょうどよいくらいの温度になっている。
最高の節電だったな…と今思う。