ここらのやがてのあかるいけしき

2009.04.20
XML
カテゴリ: しごとの話






というより、3日前くらいからブルーだった。
姑さんとケーキ食べに行ったとき、
「そうだ、月曜日はしごとで好きではない取引先と会わねばならぬのだ。やだなー」
と、思い出してわざわざブルーになったりしていた。


どうしてその人が好きではないか、と言うと、
人の話を全然聞いてない、
聞いてないというより、聞いてるんだろうけれども、
こちらの言葉尻を捕まえて、
「そうそう、そうですよね、うちなんか・・・」
と言い出したその「うちなんか」から以下、全然違う話が展開するからだ。
だから好きではない。
「ご相談」とか言いながら、相談なんか出来たためしがないのだ。
おかげさまでこちらは、

「それは違います」
とか、
「お断りします」
などとバッサリ行くしかないのだ。ジャスト悪者だ。
その宣言の前に、なんらかの形ですり合わせが出来れば、そんな物言いにならないだろうに、
相談ができやしない上に、うやむやなお返事をすると勘違いされる可能性大であるから、
わざわざ白黒ワードを使う羽目になる。


なので、その人と喋るのは苦痛だったりする。
30分の打ち合わせの間に、向こうは25分くらい喋っているような気がする。
私が何か言っても、尋ねても、
「そうそう、それは・・・」
と、「それは」以下、全然違う話をされてしまうし、もうひょっとしたら喋りたいことを組み立ててやって来て、
「じゃましてくれるな」
みたいに筋書きが出来上がってんのかも知んない。
こちらの要望、最初から聞く気がないのか、ああ、聞く気がないのだろうなあ。
なんとかわかってもらいたいなあ、と試行錯誤してがんばろうとしたけれども、
空振りが続いたし、
違う話をされても、実はその最後にお返事が隠されているのかも知れない、と期待しながら聞いたりしたものの、そんなことは一度も起こらなかったし、
まあ、喋るのが好きなんだろうし、25分喋ってもらって、こっちが良いと思ったものだけOKすりゃよかろう、という方針にした。

それからは、内心怒ることもなく至極穏やかに相手のお話を拝聴して、
最後にお返事するだけになったので、こちらの労力はあまりない。
でも、会いたくないよね、やっぱり。

はやく担当がえしてくんないかしら、
と思いながら、今日の打ち合わせは始まった。
会うのはおよそ半年振りくらいだ。

打ち合わせが始まって、相手はもちろん喋り始めた。
私は、
「ここで尋ねてもダメだろうから、どんどん喋っておくんなまし」
と内心思いながらその人の目を見て相槌を打った。
そして次の瞬間、
その相手の声がふるふる震えだしたのだった。

それから5分くらい、声がひっくり返ったりふるふるしたりしていたので、
なんだかもう気の毒になってしまって、
それ以降、目を見るのはやめた。

私は蛇なんだろうか。
そうすると相手は蛙になってしまうが。
睨んだわけじゃないのよ。
それとも、
「特に期待はしておりませぬ」
というこちらの気持ちを敏感に感じ取ったか。
だとしたら、もう少しお話は違う手法で出来そうな気もするのだけど。



こんなことは初めてだったので、本気でびっくりしました。
なんにせよ、怖がらせてごめんよ。












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.04.20 23:40:55
[しごとの話] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Favorite Blog

tea time 大鹿屋*きぬ*さん
ぽんたのつぶやき・… ゆきぽんたさん
つめもよう別館 zuma☆さん
楽天的Rな日々 羽鳥ひよこさん
キレイ☆可愛い大好き♪ よっちゃんず8811さん

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Free Space

お返事は亀が運びます
用事があるときはメールください

MAIL

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: