ここらのやがてのあかるいけしき

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2011.11.07

半径２メートルの範囲で頼む

カテゴリ：日記

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今朝、だんなさんを車で駅まで送った帰り。
フツーの車がすれ違うことのできる道路の真ん中にビーグル犬が立っていた。

ビーグル犬が立っていた、と書くと、なんとなく２本足で立っていそうなイメージだが（私だけ？）その犬は４本足で立っていた。
首輪はつけていたが、綱はつけていなかった。
周囲に人はいなかった。

その犬を見て、私は考えた。

近々轢かれてしまうか、
もっと遠くに行ってしまって家に帰る可能性が低くなる

とにかく、綱なしで立っている犬には、悲劇が８割くらいの確率で待っているじゃないか。

犬用のガムと綱をもち、携帯を持ち、
とりあえず家に連れて行き、しかるべきところに電話をし、
飼い主が現れるまで預かり、
現れぬ場合は近辺にポスターなど貼ろう、という気持ちでもって、
その犬のいたところに戻ってみた。

わんこはまだ道路の真ん中に立っていて（４本足で）
こちらをみて「わん」といい、しっぽを振った。
私は、
「君はどこの子だ。
首輪に電話番号が書いてないか見てあげるからこちらにおいで」
としゃべりかけた。

「すみませ～ん。家の子です～」
と、庭仕事をしていたらしきおばちゃんが出てきた。

悲劇は起こらなくて良かった。

でも、私は可哀想だった。
なんとなく。

「なぜかわからぬが、これ幸い」
とばかりにしっぽを振りながら庭に埋めていた。

なんだろう、このもやっと感。
ひきとると、引き受けようと心に決めたおなごが腕をすり抜けて遠くに行ってしまったような、婚約破棄ってこんな気持ちになるのだろうか。

言いすぎです。

ハヤテが喜んで私もうれしいです。

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