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2009年08月23日
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カテゴリ: 本のこと
友人に誘われて、絵本の原画展を見に行った。


誘われたときにぱっと頭に浮かんだのが、高畠華宵だった。
大好きだったから。

でも待てよ、と思った。

華宵は挿絵画家であって、絵本画家じゃない?

ってか、挿絵画家と絵本画家の違いがわからんwww
でもなんとなく違うような気がする。
絵本はえとぶんでひとつの作品になってるけど、挿絵の方は絵はなくても作品は成り立つよね。


ま、いいか。

こむぎちゃは、小さいころからあまり絵本というものを読んだことがなかった。
歳の離れた兄弟がいたためか、物心ついたときに家にあったのは、子供向けの世界文学全集とか、日本文学全集とかが多かった。

もちろん、子どもむけなので、絵は豊富だったんだけど。

・・・そうか、だから絵本というと、挿絵いっぱいの本を思い浮かべてしまうのかw

学校の図書室で読んでいたのは、子どもに読ませたい戦争シリーズというやつだった。
ガラスのうさぎとか、7歳の捕虜とか、そんなの。
で、小学校の低学年あたりで、父親の書斎にあった司馬遼太郎全集の新選組血風録抄を読んで新選組にはまったwww
あれって、小難しい歴史の流れ部分もあるけれど、他の作品に比べて会話がやたらと多かったから子どもでも読めたんだと今振り返ると思う。
ちょうど、草刈正雄、田原俊彦、郷ひろみと立て続けに沖田総司を主役にした映画や長編テレビドラマを放送してころで、本も豊富に出ていたんだよね。
その前の栗塚旭、島田順司たちの新選組ブームの余韻も残っていたし。



その後も結局絵本を楽しむ生活にはならなかったから、絵本の話題になるときに、友人たちが懐かしい~と感動するのに同調できなくてちょいと寂しい思いもしていたりする。

今日も原画をみていて、まともに読んだことがある絵本は1冊もないことにわれながら驚いた。
そりゃ、ちひろとか、ポーターとかの有名どころは知っているし、あ、この絵は見たことあるな~とかいうのはある。
この人の絵で昔「ちからたろう」ってのは家にあったような気がする、なんてのもあった。

その他、今もいろいろなグッズの売っているはらぺこあおむしや、ぞうのエルマーなんかはキャラクター的には知ってるけど、でもやっぱりストーリーは知らないからなぁ。


いくつかの原画については、実際に印刷されて製本された絵本も一緒に展示されていて、それらの絵本は手にとって見ることができたから見比べることができた。
やっぱり印刷しちゃうと、原画でみられる質感なんかはなくなっちゃうんだなぁって感じるものもあったし、素人目ながら、もしかしてこれは、印刷した時の効果を考えて描いたのかなぁってものもあった。

こういうところに、実際に美術館に足を運ぶ醍醐味があるんだよね。

原画といえば、こむぎちゃは上村松園が大好きなのだが、彼女の絵も原画と印刷ではまったく違うので、初めて実物をみたときはびっくりした。
もっともその差に驚いたのが、髪の質感だった。

松園の描く日本髪はとても美しい。

以前どこかの評論で読んだのだが、日本画に描かれた女性の日本髪において、実際に笄や簪を引き抜いて髷をこわしたときに、「片はずし」のように下げ髪になるのは、松園を含め数人しかいないという。
他の人の描く日本髪は、絵としては成り立つが、本物の日本髪の構造的にはあり得ないものが多いってことらしい。

そのくらいのリアリティをもって描かれた日本髪で、特に美しいのが髱の部分。
霞がかかったような精緻な筆の跡はそこだけでも感動ものだ。

これが印刷しちゃうと魅力が半減してしまうんだよね。

っていう残念感にも似たような印象を今回の原画展にもうけた。
特にコラージュの技法によって描かれたものは、印刷するとわからなくなってたのも多かったように感じる。
もちろん、絵本になったときの印刷した絵も、それはそれですばらしいんだけどね。
うん、それも間違いないんだけど。


美術展は夕方行ったのだが、盛況だった。
夏休み中ってこともあって、子どももたくさんいたと思う。
それを割り引いても若い人が多かったかな。

中には、多分自分で描くんだろうなって人も多かった。
こういう人たちは、絵全体を見るというよりは、原画に鼻がつきそうなくらいにひっついて部分的にじ~っと見ているからすぐにわかったよwww

それほど広いところでもなかったので、それなりに1枚1枚丁寧に見て回っても1時間ちょっとくらいで見終わった。
見終わったところで売ってるグッズたち。
今回はポストカードで売り切れが多かった。
あ、あとはTシャツも、現品限りってのがあったかな。

いろいろ魅力的な作品がたくさんあったから、今度図書館に行ったときに、探してみようかなと思った。
今日予習したから、きっとぶんの方も楽しめるよね。









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最終更新日  2009年08月24日 00時35分03秒
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