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2012年09月14日
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いつ頃までとはっきり覚えていないが、少なくとも中学生だったころくらいまでは確かだったと思う。
映画館で上映される映画が、2本立て、3本立てだった話だ。
ヒット作の2作目が上映されるときに1も同時上映なんてのもあったが、たいて全く関係のない映画が組み合わされていたと思う。
中国映画とロボットアニメとか、アイドル主演の邦画と洋画と動物ものとか。

絶対興味のない系の映画なのに、なんか見覚えあるなぁって映画がたまにあるが、おそらくこの時代に同時上映で見たものなんだと思う。

しかも、この頃の映画は、上映時間がばらばらだったような気がする。
今も長い短いはあるけれど、たいてい後にDVD化して売り出すからそれにあわせた長さに編集されているときく。
でもって、カットされた場面をすべてとりこんだディレクターズカット版とか、完全版とかいって別の商品を売り出す、とw

ま、それは余談だが。


1本1本は短めだが、さすがに3本集まると3時間近くの大作並の長さになる。
今のせいぜい2時間ちょっとの映画に慣れている者の感覚からすれば、ハリウッド超大作は別として、こういう長さの映画は観客から敬遠されなかったのだろうか、なんて気になった。

が、そういえば、昔は2本立てとか3本立てなんて普通だったなってのを思い出し、それだったら全く問題なかっただろうと思い直したというわけだ。
だいたい歌舞伎をはじめとする舞台はたっぷり半日かけるのも珍しくないから、映画もそういうのと同じ娯楽と思えば何の無理もないんだろう。
もっとも、舞台の方は間に何度か休憩が入るけれども。

映画でも休憩の入る映画はあったね。
子供のころ、東京裁判って映画を見に行ったことがある。
記録映画だったと思うが、絞首刑の場面がそのままあったりしてけっこう衝撃的だった。
(ってか、子供が見る映画じゃないような・・・)
この映画が、ものすごく長くて、たしか途中で休憩が入った記憶がある。
(今確認したら上映時間277分だって、そりゃ入るわなぁw)



おそらく、休憩は入らなかったと思うwww


【送料無料】冷飯とおさんとちゃん [ 中村錦之助 ]

東映映画だ。
昔はそれぞれ映画会社に所属の役者しか出ないのが普通だったから、他の映画会社所属の役者も客演している本作はかなり力を入れた大作だったのがわかる。
出演者がすごい。

3本すべてに主演している萬屋錦之介は言うに及ばず、

原田甲子郎
中村錦司
小沢昭一
花澤徳衛
入江若葉
千秋実
河原崎長一郎
浜村純
藤原釜足
宮園純子
三田佳子
新珠三千代
佐藤慶
大坂志郎
赤木春恵
森光子
藤山直子←子役なんだけど藤山直美のことらしい
渡辺美佐子
北村和夫
三木のり平
などなど、今でも活躍している人や、第一線で活躍のまま亡くなった人がずらりとそろっている。
この映画は昭和40年の公開だから、50年近く前の映画なんだけど、意外と男女を問わず、俳優さんたちが現在と雰囲気変わっていないのが笑えた。
特に赤木さんとか森さんとか三田さんとかあたりはそのまんまwww
さすが女優、ということか。

冷飯は、武家の四男坊の冷飯食いの話。
次兄が分家をしててもう分ける禄高がないために分家もできず、三兄のように良い婿養子の話もないために、実家で母からおやつをもらい、兄から小遣いをもらいつつ趣味の古本収集をする毎日を送る主人公なのだが、本人だけでなく母も兄たちものんき揃いなのでほのぼのした雰囲気が全体に流れている。
見初めちゃったんですよ、と母親に言うところなんてつい笑ってしまう。
最後のしっとりとした終わり方もいいねぇ。
友人の河原崎長一郎が良かった。
そういえば、彼も錦之介も沖田役者だね。
冷飯に出てくる既婚女性役の女優さんたちは、すべて眉を落としてお歯黒をしている。
おさんやちゃんの女優さんはしていないので、監督の、というよりは女優さんたちのこだわりなのかもしれない。
もしかしたら、母親役の大女優木暮実千代に若手女優たちが倣ったのかもしれないね。
主人公と見初め見初められちゃう相手役の入江若葉はおそらく当時10代のお姫様女優だが、結婚したラストにはちゃんと眉(←某大河のみたく上からこてこてと塗りつぶしてぼそぼそしているような中途半端なことはしないw)を落としてお歯黒をしていた。
この若妻は、未婚時代はせりふがなく、しかも引きで映されているシーンが多い。
で、ラストにやっと台詞を言うシーンが出てくるのだが、そこではすでにこの姿だ。
だけど、病になるほどに思い募った人に嫁げて若妻姿になれた喜びが全身から感じられて、とても美しく感じた。
こういうところに女優さんの矜持を感じられると映画の質もぐんと上がるんじゃないかなって思う。


おさんはこれをもって周五郎のベストというファンも多いくらいに有名な作品だが、こむぎちゃはあんまり好きじゃなかった。
映画の方は大阪志郎のやさぐれ具合や、錦之介のとまどいの表情などに見応えがあったし、現実と非現実との差を感じさせる映像の美しさなどで良かったと思う。
ストーリーは、あまりにも感覚的な女房おさんの異常な性行動から逃れるため江戸を離れて上方に出た大工の参太が、それでもおさんを忘れることができず、いつしか江戸への道を辿って自分と別れた後の妻の行動を追うというもの。
のんきな四男坊の前作とはがらっと雰囲気を変えて演じる錦之介がすごい。
魔性の女とも言えるおさんを演じる三田は・・・このころからぶりぶりだったんだなぁって思ったwww


ちゃんは、おさんでちょいと沈んだ雰囲気を持ち上げるような気持ちの良い作品。
耐久性のない廉価品が世にはびこっている最近の風潮に乗れず、あくまでも伝統の技を生かした上質な物作りにこだわる職人気質の火鉢職人が主人公。
今時高いばかりで古くさい火鉢は流行らないといっていわゆるリストラにあう中、昔の仲間からは今時のを作ればいいじゃないかと誘われる。
職人の意地を通すか、それとも苦労させている女房子どもらに楽をさせるために稼ぎ第一の仕事をするか。。。
飲んだくれの「ちゃん」を支える家族が良い。
森光子演じるしっかりものの女房は、女房というより母親に見えなくもないがw、家族を支える母親っぷりが良かった。
同じ原作者の「かあちゃん」でのスーパーウーマンぶりがばりばりの母親像とは全く違い、生活の不安よりもダンナの浮気の心配をしちゃうあたりがかわいらしいね。
働き者で、夢は両親を楽隠居させることというしっかり者の長男がすばらしかった。
にいちゃんとちゃんの男同士のつきあいに入れてもらえないですねる次男、母親を手伝って夜なべ仕事をするやさしい長女、なぜかひとりだけ関西なまりの末娘、重吉を支える飲み屋の女将など、みんな良い人ばかりだ。

泥棒にあった時の女房や長男の言葉に心が癒される。
家出騒動のときの家族の反応も良かった。
原作とはちょっと違ったラストもこれはこれでありじゃないかな。
原作の方が現実的だけれど、でも映画だからね、このくらいのご褒美があってもいいと思う。

ってことで、見始めたら3時間弱なんて長さが全く気にならずに終わってしまった。
もっとも、この3本はそれぞれ独立している話だし、DVDだから1本ずつ分けて見ることも可能なんで無理に通して見る必要もなかったんだけどねwww

全く異なる立場の三人の主人公を演じ分けている錦之介はすごいねぇ。
こうやって立て続けに見ることになるとごまかしは利かないから、本当に力がないとできない企画だと思うよ。










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最終更新日  2012年09月15日 12時37分31秒
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Re:四男坊と大工と職人(09/14)  
keiichi妻 さん
子供のころの近所の小さな映画館で旧作入れ替えなしでしたから3本見て一日過ごしてました。
(2012年09月15日 21時28分13秒)

Re[1]:四男坊と大工と職人(09/14)  
>keiichi妻さん
子供のころ東京から引っ越してきた知り合いのおねえさんに3本立てをつきあってもらったら、次回から体力がもたないからって断られたことがありました。 (2012年09月16日 00時03分57秒)

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