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方言,北信流などしきたりなど

棚田 田植え前
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方言

当地も広い県なので、ご当地方言がたくさんありますね。
自分は、学者ではないので学術的なことはよく知りませんが、思いつくまま
書いてみたく思います。

まず、カルチャーショックだったのは、初め、大学生活を東京で送った頃の思い出。

周りに、東北や北海道、関西などの出身の学生も多く、方言合戦みたいで面白かったという記憶があります。特に、東北の青森の人のは、さっぱりわかりませんでした。沖縄も!

信州も自分出身の北信は比較的に標準語といわれます。
ちょうど、飯山の創作人形家で人気の高橋まゆみさんのお人形のじいちゃんやばあちゃんなどと方言はぴったりです。
高橋まゆみ・創作人形の世界 まなざし
長野県飯山在住の最近人気の高橋まゆみさんの本。おすすめです。昔懐かしいですね。また、木島平村出身の常田富士夫さん(日本昔話では市原悦子さんとの名コンビでしたね)のナレーションでのコラボレーションのイメージが浮かんでいます。
(LD)うなぎ

★代表的方言(主として北信方面)
・・・かや?・・・かいや?→ これは、疑問のあるときに発します。
・・・やらず、いかず→などの否定語は、肯定しているので誤解されました。
・・・寄っとくらい、あがらっしゃい→ 寄ってください。上がってください。ですが、東京人によく笑われました。
・・・せう→ 言う
・・・ぼこ→子供、赤ちゃん
・・・かいらしい→可愛い
・・・ずくだせ→怠けてないで骨を惜しまず、ガンバレ というニュアンス
・・・しょうしい!→恥ずかしい
・・・かんしなあ →ゴメネ!
・・・らっちもねえ→らちもない ばかばかしい
・・・なっちょだね?→いかがですか?どんな按配だね?
・・・ちびたい→冷たい 手足が冷たくなる冬場によく疲れます。
・・・さびい→寒い
・・・とびっくら→かけっこ 短距離走 昔の運動会でよく使われました。
・・・しみる→氷る。凍る。
・・・たあんと→たくさん、多く。
・・・おあがらりなさい→お昼ごはんをお食べください。お昼休みにしてください。
・・・おめ→あんた、おまえなど。おめんちはどうだい?などに良く使う。
・・・もうらしい→可愛そう。
・・・しこってい→簡単にはゆかない 難儀である 一筋縄ではいかない
・・・おごっそう→ご馳走様
・・・天から和尚→最初から上手に何事もうまくできないことの例え(昔母からよく怒られましたが、教訓です)
・・・おたんこなす→ばかものとかおかしさ、おろかさなどを滑稽に 茄?
・・・ばんがた→夕方
・・・やーはやー→あれま、困ったことに!えらいことじゃ
・・・うめえなあ!→おいしいなあ!特に、美味いものを食べた時に。
・・・まていに→肌理細やかに、丁寧になど
・・・ていら→平ら
・・・おらほう→俺の方とかこちらの方当地ではなどの意。地ビールでブランド化しているメーカーもあり。
・・・しっちゃかめっちゃか→滅茶苦茶、収集がつかない時やどうにもならない時等によく使います。
・・・食べり→お食べなさい!積極的なすすめ。
・・・ひね→新鮮さがなくなり古くなってきているの意。人間もひねになりたくありませんね。
・・・好き不好き→好き嫌いの意。よく使いますね。人それぞれ、趣味・嗜好の違う場合に使います。現役方言。
・・・よろしくお頼みもしやんす→よろしくお願いします。田舎のばあちゃんは今でもよく使っています。
・・・ごがわく→頭にくる、情けない、面白くないなど
・・・たーくらたあ!!→あほな、バカな など 似ているのに「あんぽんたん」 がありますね。
・・・わにる→恥ずかしい しょうしいなあ!と似ていますね。
・・・ぐっしょ、びっしょ→びしょ濡れ、雨にぬれた様子。特に、激しい雨
・・・ちょびちょび→小さい子ども 子どもがたくするさま ちょろちょろ動き回るさま
・・・がたく→いたずらがひどいとか やんちゃなさま
・・・~でない?!→そうじゃない?断定的な言い方 北信でよく使われるかな?
・・・へんぼ→蝿
・・・ごた→悪、やんちゃ、不良などあまりいい意味では使わない。ごた息子、娘にならないように気をつけたい。
・・・ぼける→リンゴなどが新鮮さがなくなり、腐る寸前の様子。頭もぼけないように!
・・・骨休み→方言どうか?雨などで農作業ができない時の一服の休養。
・・・おしょる おしょぼる→折ること。よく、そこの枝おしょってくれ!など
・・・とびっくら→幼児、小学生などのかけっこ。中学生以上になると使わない。
・・・えんでゆく→歩いてゆく
・・・ごねる→だだをこねる。わがままなさま。
・・・まんま→ご飯 猫まんまは今でもよく使用される。
・・・たあーんと→たくさん。一杯。たあーんとちょうだいな!など
などが代表的ですね。
・・・いいしない?→いいんじゃない?肯定的に確認する場合によく女性が使っていた。
・・・もってねなあ!→もったいない
・・・まつべる→面倒をみる 大きな子どもちいさい子どものめんどうみのことによく使う
・・・おこびれ→おやつ おこびるとも言う
・・・のくとい・のふとい→温かい この炬燵のくといね!(この炬燵あったかいね!)
・・・たまげる→びっくりすること。驚くこと。おったまげたなあ!はかなり驚く様子のこと。
・・・しらばっくれる→とぼけるの意。
・・・おこびれORおこびる→おやつ

方言とは違いますが北信流について
この流儀やしきたりは現在廃れていますが、日本酒ブランドで某メーカーが出していたり、酒宴や宴席などでまだ北信では実行されています。筆者は昔からやや苦手で酒宴のあと必ずといっていいほどこのしきたりがありますが、嫌でした。しかし、年を取ってこれもOKかな?とも思っています。特に、お肴、主賓とお客様や接待など立場が違う人たちがお互いをねぎらうこの儀式は面白いと感じています。直、お肴の謡曲や詩吟などが経験と見識や薀蓄もないと対応できないので、県外の方は面食らいますね。ひとつくらい謡曲など勉強しておきたいものです。昔の人情とか人間関係などがこの文化として残っているのでしょうが、現代の人間関係の希薄さなどから必要性や機会もなくなっています。これは、時代の今後の変化や人の心の変遷も見てゆかないとわかりません。でも、いいものです。
ちなみに、地酒でブランド化した日本酒も市場に出ていますね。

また、南信方面では、

・・・づら?! ・・・だに?! がよく聞かれました。これは、静岡・愛知との交流の影響でしょうか?

今の若者は、比較的、方言は言わなくなりましたね。
いい悪いということでなく、昔の生活などがしみこんだおでんみたいに残っているので在のほうにゆくとお年寄りの会話はほっとするんですよ。

最後に、なんてせったか?せってみろ!
いかず、いかずと言って、よくこらったなあ!など会話を同郷の友人と楽しんだ思いでもあります。
姨捨棚田網張り風景7月24日
姨捨棚田の家族での網張り作業風景 方言も飛び交っていると思います。




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