うつやまのがんばらないレポート

うつやまのがんばらないレポート

2013.03.11
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小学生の時読んだモモを再読してみた。
児童小説なのでわかりやすいし読みやすいです。
自分は鏡の中の鏡みたいなわけわからん世界観のが好きなんですけどね。
いや、モモもかなり好きですよ。
児童小説と侮ることなかれ。
エンデワールドが炸裂しています。

この物語のテーマは「時間」
時間どろぼうに騙された人々は時間を節約しようとあくせく働き、楽しむということを忘れ、まるで別人のようになってしまいます。
この様子は現代社会に通じるものがありますね。
現に今の自分にも当てはまりそうな…。このあたりの描写は風刺的で大人が読むと思わずビクッとしてしまいます。
資本主義社会への警鐘にも感じます。

観光ガイドジジが夢を叶えて金持ちになるくだりはBUMP OF CHICKENの「ベストピクチャー」という歌を思い出しました。


もちろん児童文学としての魅力もたっぷりです。
主人公のモモという不思議な女の子をはじめ、時間の国、さかさま小路、どこにもない家、時間の花、灰色の男たち、カメのカシオペイアなど不思議なものがたくさん出てきます。
モモとカメが歩いている時、ゆっくり歩くほど早く進む、というのが印象的でした。

なんとなく時間というものの考え方が変わるかもしれない1冊。
さて、次はどんな本を読もうか。






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Last updated  2013.03.12 00:01:07
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