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長かった修習も,今日で終了してしまいました。今日は5科目全ての最終講義と,終了式があり,その後謝恩会がありました。なんだかんだいっても修習生活ってものは,楽しかったと思います。最初はすがすがしい気持ちでしたが,改めて考えてみると,どことなく寂しさを感じます。でもこれからが法曹としての出発点。これからも頑張っていこうと思いました。
2005/10/03
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みなさまお久しぶりです。今年度に入ってから激動の修習を経て(そのため,更新できませんでした^^;;),2回試験に合格しました。とりあえず報告まで。
2005/09/30
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今日は和解案についてです。和解案は,当事者同士が期日外でまとめてそれを裁判所にもってくることもありますが,そういうとき以外は,裁判所が和解案を提案します。その提案は,口頭で行うこともあれば,複雑な事件等では,書面で和解案を提示することもあります。今日は,交通事故の損害賠償事件の,和解案を検討していました。交通事故の損害賠償は,損害賠償費目が,多数に分かれていて,それぞれについて算定しなければなりません。まあ,いわゆる「赤い本」(弁護士会が出している,交通事故損害賠償算定のマニュアルのようなもの)を参照しつつ算定していくのですが,それでもそのマニュアルも算定額に幅があるため,具体的な額について争いがあれば,額を認定しなければなりません。今回の事件で一番争いがあったのは,後遺症の逸失利益と過失相殺割合でした。どちらも算定自体はそれほど難しくないのですが,その算定の基礎となるべき事実関係に争いがあったのです。和解案自体,どのように考えたらよいか聞いたら,基本は,通常の事件処理と同じだということ。つまり,事件の程度における心証で,額を算定すればよいと言われました。人証調べをしていない段階であれば,書証のみからの心証しかとれませんし,人証調べを経た後であれば,通常の判決を書くときの心証で和解案を提案できます。今回は,人証を経る直前段階あたりで,双方の書証は出尽くしている段階でした。そこで,書証から確実に認められることのみで額を検討しました。まだ完成段階には至っていませんが,和解案をいかにして裁判所が作っているのか,なんとなく分かってきた気がした今日一日でした。
2005/03/04
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民事裁判を傍聴していると,和解で解決することは結構多いです。トータルとしてみても,和解で事件が解決する割合は結構多く,必ずしも全ての事件が判決で解決するわけではありません。和解の技術は,各裁判官毎に千差万別で,いつ和解を持ち出すか,和解手続をどう勧めるか,どんな和解案を提示するか,和解に向けて双方当事者をいかに説得するかは,裁判官の個性によって大分違います。和解での解決が多いのは,結局,和解というのは当事者双方が納得して事件を解決するわけで,判決のように公権的解決をいわば一方的に押しつけるわけではないことにあると思います。判決なら,当事者のどちらかは不満が出るでしょうし,それは判決の特質上仕方がないのですが,和解では,当事者が納得するまで話し合うので,少なくとも判決よりは当事者に不満がなくなるのではないかと思います。難しいのは,どうやって和解を切り出すかです。記録を見ていて5分5分の事件であれば,和解を切り出すのはそれほど難しくないような気もしますが,どちらかに分があるような事件では,判決をすれば,どちらかの請求を認容又は棄却することになるのであって,本来勝訴すべき者に対し,どのように和解を切り出すのか,難しいところです。そんな事件で,裁判官は和解期日を入れていたので,どうやって和解を切り出したのかきいたら,法律的なところではなく,当事者双方の関係(以前の客だったかどうかなど)から切り出したと言っていました。事件は法律が全てではなく,その裏にある事案の全ての理解が重要であることを思い知らされた気がしました。なんかとりとめのない話になってしまいましたが,とりあえず今感じているのは和解の技術は興味深いということです。
2005/03/02
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今日は,進行協議期日に同席してきました。境界確定訴訟の進行協議期日で,実際に現地に行って問題となっている境界を見てきました。進行協議期日とは,民訴規則95条1項で,「裁判所は、口頭弁論の期日外において、その審理を充実させることを目的として、当事者双方が立ち会うことができる進行協議期日を指定することができる。この期日においては、裁判所及び当事者は、口頭弁論における証拠調べと争点との関係の確認その他訴訟の進行に関し必要な事項についての協議を行うものとする。」と定められており,同97条によって,裁判所外でもできることになっています。今日の進行協議期日は,実質は検証なのですが,実務上は,検証とすると調書を作るのが非常に大変らしく,進行協議期日として現地を見に行くことが多いらしいです。今日は,現地を実際に見た後に,今後の進行についても一応協議していました。しかし,境界確定訴訟はいつも思うのですが,当事者が相当古いものから証拠を集めて主張立証するため,複雑でとても難しいです。境界確定訴訟の法改正があるらしいですが,どんなものになるのか,興味深いですね。
2005/02/25
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今日は,午前中は特定調停の傍聴をし,午後は証人尋問の傍聴をしました。特定調停とは,債務者が支払い不能のおそれがある場合に,裁判所に債権者との間での妥当な支払い方法の調整を求める調停のことです。要は,多重債務者が破産するおそれがある場合に,金利を利息制限法に従って引き直して元本を確定し,それを分割で支払っていくことの債権者の合意に向けて,裁判所に申し立てる調停のことです。今日は債務者の事情のみを聴取しました。特定調停は,大手の消費者金融の場合には,債権者が出頭することはなく,電話会議ですませ,民事調停法17条の決定(裁判所が調停の合意に代わって妥当な解決方法を決定すること)を求めることが多いらしいです。金利の引き直しをすると,かなり借金が減ったようで,驚かされました。午後は,証人尋問でした。今日は,初めて裁判官の横に座りました。そこからは,法廷全体が見渡せます。それと同時に,向こうからもよく見えるのだろうなあと思いました。今日は3人の証人を尋問したので,2時間30分くらいかかりましたが,ちゃんと記録を読んでおくと,不思議と集中できて,眠くはなりませんでした(笑やっぱり眠くならないためには,集中することって大事ですね。
2005/02/18
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現在,抱えている起案が3つあります。一つは,単独事件(一人の裁判官によって裁判がなされる事件)の会員資格確認等請求事件で,本人訴訟なので,主張の整理が大変な事件です。また,全くの私的団体の内部紛争なので,そもそも司法権が及ぶのかが問題になりそうです。もう一つは,単独事件の損害賠償請求事件で,交通事故の損害賠償請求事件です。これも本人訴訟なので主張の整理が大変な事件で,なおかつ事故態様にも争いがあって,事実認定をしつつ,損害額の算定をしないといけない複雑な事件です。最後の一つは,昨日与えられた合議事件(3人の合議体で裁判が行われる事件)の行政事件で,ある資格の業務停止処分取消訴訟です。今日は,3つめの起案の記録を読み込みました。私は行政法を余り勉強したことがなかったので,一から本を読み込まないといけませんでした。行政法はなかなかとっつきにくいですが,分かってくると結構面白いですね。結局,行政裁量論なんてのは,憲法でやったことですし,憲法で勉強した議論が具体的な訴訟でどうなるかという観点で勉強すると,理解もしやすいです。今日は,本を調べ,判例を調べ,記録を読み込みました。最近思うのは,民事事件の処理をするにあたっては,事実認定の問題だけではなく,理論的な問題が出てくることが多いということです。そんなときは,文献を調べたり,判例を調べたりするのですが,民事の裁判官の仕事は,それが苦痛になってしまうとやっていられない仕事じゃないかと感じています。まあ,私はそれが結構好きなので,民事に惹かれているのですが。明日も残業になりそうです。忙しい毎日が続きます。
2005/02/15
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3連休は,スキーに行ってきました。白馬の八方尾根に行ってきたのですが,かなり混んでいました。午前中は,整地されていてとてもコンディションが良いのですが,午後になってくると,たくさんのスキーヤーが斜面を削り,斜面はでこぼこになってしまいます。かなり広いスキー場で,外国のようなスキー場だと言われます。私は2回目だったのですが,頂上から下までは最長8キロほどあるようで,かなり長い距離を滑り続けられました。そんなこんなで,スキーに行ってきたのですが,帰りは渋滞を見越して早めに帰ってきたのですが,それでも岡谷JCTと小牧JCTで渋滞に引っかかって,結局7時間かかりました。ドライブは好きなのでいいのですが,それでも連続7時間は結構きついですね。さすがに次回は電車で行こうかと思いました(笑
2005/02/13
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訴え提起をしようとしたら,被告の住所も居所も不明だった。そんな場合,どうしますか?答えは,公示送達の申立(民訴110条)をします。公示送達の申立は,被告の住所等,送達すべき場所が不明な場合に申し立てることができます。申し立てると,書記官が送達すべき書類(この場合は,訴状)を保管し,いつでも送達を受けるべき者(この場合,被告)に交付すべき旨を裁判所の掲示板に掲示します。そして,その掲示から2週間経過後に(具体的には,初日は不参入なので,掲示の翌日から14日経過後になります),送達の効力が生じます。では,訴状で解除の意思表示をしたら(例えば,訴状に,本件訴状送達をもって,解除の意思表示をする等と記載されていたとき),その意思表示の効力はどうなるでしょうか?その場合は,113条によって,上と同じく掲示から2週間経過後に到達の効力が生じます。法律上は,訴状という書類の送達の効力の発生時期と,訴状に書かれた攻撃防御方法としての意思表示の効力の発生時期が分けて規定されているわけです。では,両者は常に一致するでしょうか?この答えは,112条1項にあります。同条では,110条3項の場合の公示送達は掲示を始めた日の翌日(これも,初日不参入なので,実際には掲示の日の翌々日になりそう)に効力が生じると規定されています。110条3項の場合とは,同一の当事者に対する2回目以降の公示送達を職権でする場合で,具体的には,訴状を公示送達した後に,原告準備書面をさらに公示送達する場合が考えられます。その準備書面に意思表示が記載されていたら,準備書面は掲示の翌日に送達の効力が生じるのに,意思表示の効力は113条の通り掲示の2週間後に効力が生じることになるのです。普通,公示送達事件では,原告が訴状を公示送達すればそれで弁論を集結してしまい,調書判決するのですが,もし,訴状に必要不可欠な攻撃方法としての意思表示を原告が記載し忘れたときなどには,裁判所が準備書面でその意思表示の記載を求めることになりそうです。そんな場合,被告に対する2回目の公示送達をすることになるのです。まあ,レアといえばレアなケースかと思いますが,そんな場合,準備書面の送達の効力が生じたと思って,あせって期日を入れてしまうと,意思表示がまだ到達していなかったので,結局その期日に弁論を終結できず,期日が無駄になってしまった,なんてことが起こってしまうようです。今日は,こんな話をしたのは,実際に公示送達の事件の起案をしたからです(公示送達事件で調書判決しない場合,通常の判決を起案することになります。)。手続き一つ見ても,自分は何も知らなかったんだなと思った今日一日でした。
2005/02/07
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今日は,午前中に遺言書検認審判を傍聴した後は,家事調停委員との座談会があり,懇親会を経て,家裁修習が全て終了しました。遺言書の検認とは,被相続人が死亡した後,遺言書を家裁で検認する手続きをいいます。検認とは,遺言書を認証し,証拠化することで,後の遺言書の偽造・変造を防ぐ役割があります。具体的には検証手続と同じで,遺言書の形状等を検証し,検認調書に残していきます。その検認調書には遺言書のコピーが添付され,裁判所に保管されるため,遺言書が偽造・変造されれば,すぐに分かるわけです。今日の検認手続は,申立人と利害関係人の双方の代理人も出席していました。普通,代理人が出席することは余り無いとのこと。後の遺産分割手続で揉めることは確実だろうとのことでした。確かに,見ている限りでは,仲が悪そうでした。その後の調停委員との座談会では,家事調停委員の方の苦労話等を聞くことができました。調停委員の方は,皆様々なバックグラウンドをもっています。考え方もそれぞれだろうと思いますが,一つ共通しているのは,調停はやりがいがあり,まとまったときの充実感はなんともいえないものであるということでした。和解がまとまったときも同じような感じなのでしょう。2週間という短い期間の家裁修習でしたが,法律の勉強だけではなく,人生勉強にもなりました。国民から一番身近にある家裁では,様々な人生が飛び交い,それを垣間見ることができただけでも貴重な経験だったと思います。もっとも,少年審判は適当な事件がなかったので,後の修習中に見ることになりそうです。
2005/02/04
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今日は,夫婦関係調整の家事調停を傍聴しました。夫婦関係が円満に終わりそうな場合には,申立人に申立を取り下げてもらうことが多いみたいです。やっぱり,調停の条項として,「今後も仲良くする」旨の条項を入れても,余り意味はないようで。今まで,解決にまとまっていった調停を余り見たことがなかったので,調停委員の方の両当事者への説得の方法等,参考になりました。家事調停は,法律問題ではなく,当事者の人生問題の要素が多分にあります。その解決にも,人生経験の多い人が当たるのがいいのではないかと思いました。だからこそ,調停委員の年齢制限のようなものもあるようですし。私には,今回のような説得はまだ無理だと思いました。というか,結婚もしたことのないような人間が,結婚について語れるかというと,大いに疑問ですし(笑家事調停はしんどいですが,まとまるとそれだけ気持ちもいいものですね。
2005/02/03
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今日は,午前中に相続放棄申述の審判の傍聴をしました。相続放棄とは,自分が相続人であるという資格を自ら放棄することで(被相続人が債務超過になっていたときなどに有効な方法です),そのためには自分が相続人であることを知ったときから3箇月以内に家庭裁判所に申述(申立のようなもの)をしなければなりません。そして,その申述は,家事審判法によって,審判とされています。今回問題になった事案は,相続開始時から3年ほど経っていて,条文上は放棄は認められない事案でした。もっとも,3箇月以上経っていても,例外的な場合には,最高裁判例によって,放棄は認められています。その判例は,相続人に相続債務がないと信じるにつき過失がないことを要求しているのですが,本件は,申述人に過失は認められる事案でした。 私は,本件は申述は認められないと思いました。しかし,申述者も悪意(まさに文字通りの悪質性)はなく,ただ単に法律をよく知らなかっただけの人で,同情を誘うものがありました。そこで,裁判官と評議したところ,申述を受理することになりました。 家庭裁判所の申述受理は,形式的な行為にすぎません。実質的に放棄の有効性を認めるわけではないのであって,有効性は別途に訴訟で争うことができます。ましてや法律は,形式的に杓子定規で適用すべきではなく,社会通念に沿って適用すべきであって,大事なのは,その適用が理論が伴っていることです。いくら心情的にかわいそうであっても,法律論である以上,理論は必要です。本当に解決すべき状態に向かって,理論を構築すること。それこそ法曹に必要な能力だと思いました。 結局,明らかに不当な場合でない限り,家裁では申述を受理していると裁判官は言っていました。いままで見落としていた,理論だけではない暖かさのようなものを感じました。(もっとも,家裁が相続放棄の期間を守っていることについて審理できるかどうかは,議論があることです。審理できないという見解に立てば,本件でも当然に受理すべきことになります。)
2005/02/02
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久しぶりの更新です。今週の月曜から,2週間の家裁修習が始まりました。家裁修習は,大きく分けて,少年事件と家事事件の修習に分けられます。月曜は,裁判官から少年法の講義を受けた後,少年事件の記録検討をしました。火曜は,午前中は家事審判の傍聴です。氏の変更許可申立の審判でした。午後は調査官の事務及び少年調査についての講義がありました。水曜は,午前中は少年事件の調査見学です。家裁調査官が少年及び保護者と面接し,少年の問題点等を調査していきます。午後は,少年事件の記録の検討をしていました。木曜は,午前中は家事調停の傍聴でした。夫婦関係調整及び婚姻費用分担の調停で,かなり荒れた調停でした。調査官も同席していたのですが(家裁調査官は,審判官《裁判官》に調停への同席を命じられたら,調停に同席して調停委員と共に調停を行います。),複雑で両当事者の言い分が調整しにくそうな事案でした。午後は心理検査についての講義がありました。実際に性格診断をしてみたのですが,結構当たっているところがあって,驚かされました。金曜は,午後に少年事件のケース研究がありました。ケース研究では,実際に少年事件の法律記録(捜査機関から家裁に送致されてくる事件記録で,いわゆる事件記録です。)及び社会記録(これは,少年事件に特有の記録で,鑑別所が少年の鑑別をした結果や,学校に照会した少年の行状の記録や,調査官がまとめた少年の処遇に対する意見の記録などが綴ってあります。)を検討して,そこに現れた少年の処遇を考え,その問題点等を討論していく,というものです。裁判官や調査官と討論していくのですが,少年事件の特殊性等,とても勉強になりました。少年事件は,こどもが好きでないと,とてもやってられないような気がします。こんなこんなの一週間でした。家裁修習は来週一杯続きます。
2005/01/29
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1月6日に渡された起案も,煮詰まってきて,ようやく提出できる段階までできてきました。今日は20日だから,2週間以上もかかったわけです。夫婦財産制や,遺留分等の法律的問題や,事実認定の問題など,多数の問題点を含んでいました。いろいろな文献を調べ,証拠評価に悩み悩んで,起案したわけです。最近思うのは,裁判官という職業が,自分の落ち着きどころなのかと。法律を調べ用い,事実を認定し,妥当な解決方法を探っていく。民事裁判というものは,結構面白く,これを将来的にやっていくのはなかなかいいものかもしれないと思い始めてきました。法律論が問題となることも結構あって,それを駆使していくのって,私は好きなんですよね。うーん,自分の人生の決定なので,なかなか踏み込みにくいですが,いつかは決めないといけないんですよね・・・・。
2005/01/20
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今日は,14時から17時まで証人尋問がありました。証人2人と被告本人の尋問で,本当はもう少し早く終わるはずだったのですが,尋問が長引いて,3時間もかかってしまいました。で,タイトルですが,要件事実を考えることは重要ですね(あたりまえですが)。今日の尋問は,後で要件事実を考えてみると,ほとんど要件事実的には意味のない尋問だったことに気づきました。余り見慣れない要件事実だったので、検討は後回しにしていたのですが、本当は尋問に入る前に確認しておくべきでした。そうしたら,不要な尋問を遮って,もう少し早く終わることができたはずでした(指導担当も見落としていたらしく,終わった後に言ってました 汗)。やっぱり、民事訴訟は要件事実が核になります。まず、記録を読んだらすぐにでも要件事実を考えることの重要性を感じました。今日の尋問は、とても白熱していて(民事では珍しく、異議が出た)、飽きなかったのですが、その白熱した尋問も要件事実的に余り意味がなかったようです。今日は反省の意も込めて、勉強になった一日でした。
2005/01/18
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今日は,車で関西南部の山奥まで行ってきました。このあたり私の乗っている車は,先週スタッドレスにかえたのですが,それでもかなり路上に雪が積もっていて,多少滑りながらの走行でした。しかし,関西の南の方でも雪が積もるんですね。近くにスキー場もあるらしく,驚きでした。特に目的はなかったのですが,関西の様々な景色が見られてよかったです。いつか,紀伊半島縦断でもしてみたいものです。
2005/01/16
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今日は,配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(DV防止法)に基づく保護命令の申立の,相手方(DVした配偶者)の審尋がありました。結構この申立は最近多いらしいみたいです。それ以外は起案をしていました。新様式の判決って,なかなか書き方が難しいですね。
2005/01/13
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今日は,医療過誤訴訟の証拠保全のため,病院に行ってきました。今回は訴え提起前の証拠保全で,具体的には患者のカルテなどを検証します。あくまでも検証なので,カルテの内容に立ち入ることなく,カルテの形状を写真に撮り,写真に写らないようなカルテの修正場所を調書に記録していきます。たとえば,カルテの上から3行目,左から3列目に修正液の跡があり,上からabcと書いてあって,裏から透かして見るとdefと書いてあれば,それを調書に「上から3行目,左から3列目に修正液の跡があり,修正液の上からabcと書かれている。裏から見てみると,defと書いてあるのが読み取れた。」のような形で調書に残していきます。この作業を修正箇所ごとに当事者の不要な部分以外全て行っていくので,地道な作業が延々と続きました。いちいち調書の記載を当事者に確かめつつ作業していくので,非常に時間がかかりました。もう少し,効率的なやり方はないのかと思いました。例えば,調書を取るべきカルテのページを全てコピーして,修正されている部分に番号でも振って,修正されている場所を特定するとか。そして,そのコピーを調書に添付するとか。まあ,素人的に考えてみただけなので,こういうやり方は許されないのかもしれませんが。とにかく,イメージしていたよりもずっと地味で大変な作業が,証拠保全でした。
2005/01/12
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といっても,修習生席ですが^^;;今日は,私の指導担当裁判官の開廷日だったので,弁論と弁論準備を傍聴しました。といっても,弁論なんて一つがものの5分ほどで終わってしまいますが。弁論準備は,当事者と裁判官が実質的に話し合うので,傍聴のしがいがあります。今日は,当事者双方が双方の主張のまとめのようなことをしていました。どうも,新しく渡された起案は,かなり複雑な問題をはらんでいるようです。法律上の問題点も,事実認定上の問題点も多数含まれているようで,なかなか重い課題ですが,がんばらないとですね。明日は証拠保全に病院に行くのに同行します。基本的に裁判官は裁判所外には出ないので,明日は新鮮です。
2005/01/11
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今日は,昨日与えられた判決起案を直してもらい,新しい判決起案を提出し,また新しい記録を渡されました。既に判決起案は二つ書いたのですが,どちらも記録が薄いにもかかわらず,そこに含まれていた問題点は多かったです。記録自体は読むのに時間は余りかからないのですが,問題点を検討していると結構時間がかかります。起案は,まず修習生が判決起案をし,それを裁判官に提出して,裁判官が添削をしつつ完成させます。そうして裁判官が作った完成案と添削済みの起案を照らし合わせて,裁判官と議論しつつ完成案を完成まで持っていきます。裁判官の事実認定は,とても勉強になります。事実認定は正直余り得意ではなかったのですが,それほど難しく考えることなく,常識的に考えれば良いことで,いかに間接事実を見つけ,拾い上げるかが重要だということが分かりました。そのためには記録を読み込むこと。自分には,記録の読み込みが足りないようで,もっとじっくり頭に入れないといけないなと思いました。新しく渡された記録は,結構厚く,読むのに時間がかかりそうです。問題点も結構含まれているらしく,今までのようにはいかなそうです。明日も法廷や弁論準備は入っておらず,一日起案と記録検討になりそうです。裁判修習は,ずっと座って記録を検討し,起案をしていることが多いのですが,正直この繰り返しはちょっとしんどいですね。まあ,法廷が入るようになれば,ちょっとは変わりそうなので,来週からはどうなるのか楽しみです。
2005/01/06
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今日は一日起案でした。薄い記録でも,いろいろと学ぶことがあり,裁判官と議論して,指導助言を受けて,起案を作っていきます。要件事実は調べればだいたい分かるのですが,難しいのは事実認定(「理由」の部分)です。まだまだ学ぶことはたくさんあります。
2005/01/05
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民裁修習が始まりました。今日は,修習開始式で,所長の話を聞き,修習生が自己紹介をした後,各部署に挨拶回りをして,それから修習が始まりました。早速起案の課題を与えられ,判決起案をすることに。正直,ここまで要件事実の知識が落ちているとは思いませんでした(汗なんとなく覚えてはいるのですが,事実摘示(判決の中の,当事者の主張を要件事実的に整理して書くこと)なんか記載例を見ないとまともに書けませんでした。あせりを感じて,これから勉強をするところです。しかし,裁判所というのは,役所度は検察庁よりも高いところです。お昼の時間は決まっていますし,全ての行為にマニュアルがありそうな感じです。裁判官室の執務中は静かで,たまに裁判官が書記官と話をしたり,書記官室から話し声が聞こえてくるくらいで,基本的に皆,黙々と記録を検討し,パソコンのキーをたたいています。少し圧倒された一日でした。慣れるまでは,あの雰囲気は大変そうです。午後5時以降は,ちょっとした懇親会がありました。裁判官は,なかなか気さくな方が多い感じです。いろいろな意味で,今までの修習とのギャップを感じた一日でした。
2005/01/04
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民事裁判修習が始まり,実務修習も後半戦がスタートです。今まで第三者の眼から見ていた裁判官を直接見られるので,なかなか楽しみであったりします。しかし,明日も修習開始式のときに,自己紹介をさせられるような・・・修習生は,いろいろな機会に自己紹介をさせられることが多いです。言うことをあらかじめ決めておくと,少しは楽になりそうな気がします。まあ,心機一転,がんばります。
2005/01/03
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予定では明日帰ってくるはずだったのですが,昨日帰ってきました。年末は,31日に急遽スキーに行くことになり,今シーズン初滑りをしてきました。新潟の石打丸山スキー場に行ってきたのですが,さすがに31日だけあって,それほど混んでおらず,足が痛くなるまで滑れました(笑31日は,関東でも雪がかなり降ったらしく,帰りは関越が途中で通行止めになってしまって,帰るのは結構遅くなってしまいましたが,なんとか年内に間に合いました。しかし雪道の運転は,結構怖いですね。スリップして壁にぶつかりそうになりました(汗1日は初詣した後,新幹線で帰ってきました。とうとう年が明けてしまいました。修習も残り9か月,実務修習は残り6か月です。今年はいろいろな意味で,忙しくなりそうです。とりあえず,今年も宜しくお願いします。
2005/01/02
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今日は,終了式がありました。3か月を振り返ると,ずいぶん前のことのように感じます。私の中では,弁護修習は検察修習よりも忙しく,充実していました。本当に様々な体験ができて,自分が弁護士にならないからこそ,貪欲にいろいろなことを求めてきた気がします。終了式の後は,懇親会。懇親会の後,一時事務所に戻って,訴状起案を続けました。そこで,依頼者に再度話を聞いてみると,どうも法律構成が違うかもしれないということに。明日,先生がその人を事務所に呼んで,もう一度詳しく事情聴取をするようです。結局,やり残した起案があることもあって,年明けにも事務所にお世話になることになりました(笑そんな感じで,弁護修習は結構融通がききます。夜は前半にお世話になっていた先生のところで忘年会。またまた酔っぱらってしまいました。明日から,実家に帰ります。帰ってくるのは3日で,裁判修習開始は4日!です。余りゆっくりできなそうですが,心機一転,来年は裁判修習が楽しみです。
2004/12/28
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今日,私が作成した訴状を出そうとしたときのこと。先生:年内に出してしまおう。事務員さん:委任状ある?私:え,確かどこかで見たような・・・・事務員さん:これ写しだよ。原本がないと受け取ってもらえないよ。委任状追完で出しても,年内に出す意味ないし・・・私:・・・・・訴状を訴訟代理人(普通,弁護士のこと)が出す場合,「添付書類」の欄に「委任状1通」と書くように,委任状が必要です。委任状とは,弁護士に訴訟行為を委任するのに書く書面で,委任者の署名捺印が必要です(たぶん)。委任状は,通常は事件名等を白紙のまま余分に取っておくようですが,ちょうど使い終わってしまって,余分がなかったのでした。年内に出すために結構急いで作成したのですが,ちょっと残念でした。明日は弁護修習の終了式です。結局,起案が終わらなそう(汗まあ,先生にはちょくちょく来て良いと言われているので,裁判修習中でも起案をやりに行くかもしれません(笑
2004/12/27
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今日も休日出勤して残務整理を。明日は久しぶりに休みます。でも,年賀状作ったり,年末は大忙しです。とうとう実質弁護修習も後一日。感慨深いです。
2004/12/25
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今日は,休日出勤して,離婚訴訟の訴状と慰謝料請求の訴状,保全関係の起案をしてきました。起案ラッシュです。弁護修習もあとわずか。明日も起案が残っています。どこまでできるか,ここからががんばりどころです。
2004/12/23
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昨日は,担当先生が一日出張だったので,別の修習生の担当の先生に一日つかせてもらいました。まずは,破産の法律相談。これは,オーソドックスな法律相談でした。その後は,日弁連の交通事故相談センターの相談業務で,交通事故の法律相談を3つ聞きました。交通事故といえば,「赤い本」が有名ですが,赤い本は,被害者に寄りすぎているきらいがあるらしいです。大阪弁護士会発行の,「交通事故損害賠償額算定のしおり」の方が,実務では使いやすいと聞きました。といっても,これが大阪高裁管内以外で使える本なのかは,よく分かりません。この相談を聞いた後は,いったん先生から離れて,少年事件の調査官面接に立ち会いました。調査官面接とは,付添人が家庭裁判所調査官と面接し,裁判官に提出予定の調査官の意見の内容を聞き,付添人の意見を伝え,調査官を説得したりする活動です。審判における裁判官の判断には,調査官の意見が大いに影響を与えます。なので,調査官を説得することは非常に重要な活動なのです。調査官の意見は,ある程度予測はできていましたが,かなり厳しい意見でした。仕方ないといえば仕方ないのですが,少年がこれからどうなっていくのか,多少の不安を感じました。調査官面接が終わった後は,先の先生と飲み。久しぶりにかなり酔っぱらいました。ウイスキーをロックで飲んだりしたので,家にかえるとふらふらで,余り記憶に残っていません(笑私は普段は二日酔いはしないのですが,今日は朝から二日酔いで,気持ちが悪く,まともに立ち上がるのも辛かったです。お昼くらいにはだんだん直ってきましたが,やっぱり飲み過ぎはよくないですね(汗今日は仮処分の債務者審尋に立ち会った後,内容証明郵便を出しに行ってきました。何事も経験ですが,結構時間とお金のかかる郵便でした。
2004/12/22
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今日は,電車で神戸地裁尼崎支部に行ってきました。離婚訴訟の第2回口頭弁論で,相手方は本人訴訟です。次回,人証調べに入るのですが,本人訴訟の本人尋問って,裁判所が主尋問をやるんですね。確かに,自分で自分に問いを発し,それに答えるなんて,変ですしね。根拠条文は,裁判所の補充尋問の規定なのでしょうか。ちょっと調べてみたいところです。裁判が終わった後,接見のために,大拘(だいこう:大阪拘置所の略)に行ってきました。この接見は,私は2回目なのですが,駐車場には黒塗りフルスモークの外車が並び,いかつい男達が散見され,差入物品販売所が建ち並ぶ,結構異様な光景です。東京拘置所もこんな感じだと聞いたのですが,なかなか一人では行きにくそうな感じでした。接見は,一般とは別に,弁護人用の入り口があって,弁護人専用の接見待合室があります。接見室は,横並びに10個くらいあって,なかなか古い作りでした。これ以上言うと,セキュリティーの問題とかありそうなので,機会があったら行ってみて下さい(といっても,普通は行く機会なんかないと思いますが・・・)数えてみると,弁護修習もあとわずかの日にちしかないようです。刑事民事ともに,大物の起案が1つずつ残っているので(今日接見に行ったのは,この2つのうちの刑事事件の方),なんとかそれをこなすのにこれから忙殺されそうです。
2004/12/20
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新台入荷ということで,久しぶりに打ってきました。機種は,CR新世紀エヴァンゲリオンです。私は特にアニヲタってわけではないんですが,高校のときになんか周りで流行っていたので見てみたら,なかなか面白かった(面白かったという表現では言い尽くせない)思い出があります。久しぶりに,主題歌(大当たり時には主題歌が流れる)を聞いてきました。なかなか作り込まれていて,原作を知ってる人間にはリーチアクションやリーチ予告にニヤリとさせられてしまいました。暴走モードなんて,かなり派手で面白かったです。本当は今日は,鑑別所に行ってきたんですが,・・・・結構早く終わってしまいました。次は付添人が調査官に面接を求めるみたいです。少年の真の更生とはどのようなものか,難しい問題です。
2004/12/18
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今日は,朝から少年の通う学校の先生との面会をしてきました。少年を取り巻く環境がだんだんと分かってきました。様々な問題を抱えているようですが,これをいかに改善するかが,少年の処分にもかかってきます。とりあえず,もっと突っ込んだ話を少年としなければならないので,明日も鑑別所に少年の面会に行きます。今日はこれが終わった後は,別の修習生の担当の先生に一日お世話になりました。弁護士の法律相談のスタイルには,本当に様々なものがあります。私が修習担当の先生を含めて今までに見た先生の法律相談のスタイルは,オーソドックスな普通の法律相談をする先生依頼者の話を聞くが,それに流されずに,あくまでも法律家としての自分の意見を通す先生深い教養に裏打ちされた経験則を駆使する先生などなど。十人十色という言葉がありますが,まさにその通りで,仕事のスタイルは弁護士一人一人皆違います。それを見るために,最近他の先生にお世話になったりしています。参考になる先生,反面教師になる先生(笑),様々いらっしゃいますが,いろいろなスタイルを見ることはとても勉強になります。
2004/12/17
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今日は,少年事件の少年に面会するため,朝から鑑別所に行ってきました。少年事件は,成年の弁護事件と違って,罪を償うという側面よりは,むしろ少年の保護更生に主眼が置かれています。そのため,付添人活動も,弁護人活動と異なり,少年の更生に主眼を置いてなさなければなりません。鑑別所では,被疑者被告人との接見とは異なり,少年とは衝立なく面会することができます。今日は,今後の更生(とくに,進学について等)が話し合われました。初めて会ったその少年は,妙に大人っぽいところあり,子供っぽいところもあり,社会に対するなんというか,反発感のようなものをもっていて,彼を真に更生させていくのはなかなか骨が折れそうな感じがしました。でも,付添人活動は,それだけやりがいのある活動なのかな,と思ったりしました。明日は少年の通う学校の先生に面会に行きます。朝がとても早いので,今日はこのあたりで。
2004/12/16
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今日は,法曹が集まる忘年会でした。どうも余り席がよくなかったようです。でも,懐かしい顔が見られてまあまあ楽しかったです。明日は鑑別所です。今日は早く寝ます。
2004/12/15
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今日は,不動産仮差押申立書の起案と,合意書の起案。最近,起案づくしです。もうすぐ弁護修習も終わるので,修習にも力が入ってきます。弁護士の業務は当分見られない(と思う)ので,期間は残り少ないですが,弁護士の業務を幅広く体験してみたいと思います。さてさて,タイトルの桂南光ですが,この方,関西ではとても有名です。テレビを見ていると,なかなかの確率でこの方を見ることが多いです。私は結構好きなのですが,関東では見たことがありませんでした。っていうか,関西のテレビは関西ローカルのものも多く,見ているとなかなか面白いです。「どうなってるの」とか,「ガキの使い」なんかは,関西では見られません。その代わり,「痛快!エブリデイ」とか「なんぼでなんぼ」なんてのが,関西ローカルで私は結構好きな番組です。ナイトスクープが関西では結構早い時間にやってるのも興味深いです。私の偏見かもしれませんが,地域がら,関西ではお笑い番組が多いような気がします(笑
2004/12/14
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昨日,今日と休日出勤をして,私が起案をする民事保全の打ち合わせに出てきました。今回の起案は,不動産の仮差押え申立書で,オーソドックスな起案です。これで,前回地位保全仮処分の申立書の起案をしたのと併せて,民事保全の起案は二つめになります。民事保全は,緊急性が要件となるように,起案自体も速やかに提出する必要があります。要は,財産隠しとか行われる前に,法律的対処を即座にとらないといけないというわけです。そのため,打ち合わせも連日入れて,起案自体も速やかに書き上げなければいけません。やりがいはありますが,時間に追われるので,ちょっと大変ではあります。さてさて,タイトルにあるひれ酒ですが,ひれ酒とは聞いたことはあったものの,私は今まで飲んだことはありませんでした。ひれ酒を初めて飲んだのは,先週の火曜日です。鴨川のほとりで,てっちりをつつきながら飲んだのが初めてでした。ひれ酒というのは,ふぐのひれを軽く炙って,熱燗に入れたものです。蓋がついていて,まず飲む前には蓋を開けてマッチで酒に火をつけ、余分なアルコールをとばします。ふぐのだし?と香りがなんともいえない味わいを醸し出すお酒なのです。飲み終わったら,そこにつぎ酒といって,熱燗を再度入れて飲みます。すると,また最初と同じようにふぐの香ばしい香りと味が楽しめるのです。今日は仕事が終わった後,先生と寿司を食べに行き,そこでひれ酒を飲みました。冬の熱燗は温まります。ビールとひれ酒で,今日は結構酔いが回ってしまいました。冬の熱燗は,なんともいえない気持ちよさです(笑
2004/12/12
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交互尋問演習が終わりました。交互尋問演習とは,民事の証人及び本人の尋問をシュミレーションするものです。修習生が原告代理人と被告代理人に別れ,既に題材となっている訴状,答弁書,準備書面をもとに,証人・本人役の人と証人テストをして,尋問をする演習です。尋問をするのは,私は初めてだったので,とても緊張しました。でも,緊張するのは最初だけで,進むうちに,だんだん慣れてきます。しかし,異議を出されることが,これほどこちらのペースを乱されるのか知りませんでした。尋問は証拠調べなので,証拠調べに関する異議を出すことができます。具体的に,許されない尋問は民訴規則に上がっており,これに該当する場合には,異議を出すことができます。もっとも,これにあたらなくても,事実上,異議を出すことはできます(というか,「異議」という言葉を発し,相手方尋問を止めることができる)。テクニックとして,たとえ異議事由にあたらなくても,異議をいうことがあるようです。これによって,相手のペースが乱れます。その目的だけの異議ということになります。これが良いかどうかは別として,少なくとも私は,ペースが乱されましたので,テクニックの有効性は身をもって感じさせられました。異議が認められたとき,その尋問を違う言葉に置き換える難しさというものも実感しました。誘導するのは簡単です。しかし,誘導して出てくる言葉を,誘導しないで引き出すことはなかなか難しいです。今日は,初めて尋問というものをやってみて,瞬時に言葉を言い換える能力,証人が打ち合わせと違うことを言い出したときの対処の能力等,尋問には様々な能力が必要であることを感じました。これがうまくなるには,やはり場数を踏んで慣れるしかなさそうです。いろいろな課題が与えられた演習でした。
2004/12/10
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交互尋問演習の準備で更新滞ってます。もうすこししたら復活します。
2004/12/09
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明日は,久しぶりに用事があって東京に行きます。こっちはかなり寒くなってきましたが,東京も多分,相当寒そうです。火曜日は,地検の次席と飲みました。水曜日は,前半にお世話になっていた先生のところで忘年会がありました。今日は,起案をしました。今週はとても充実してて,いろいろ思うことがあったのですが,これはまた次回にでも。
2004/12/02
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今日は,裁判所と検察庁と弁護士会が,一定の話題について話し合う会議がありました。裁判所・検察庁・弁護士会とも,そうそうたるメンバーで,うちの修習地って,こんなに裁判官がいるのかと驚いてしまいました(笑話題はなかなか興味深く,たとえば,否認事件においては冒頭陳述を弁護人に事前開示されたいとか,そのときは,弁護人は事前に認否を明らかにされたいとか,各機関が,他機関に要請したい事項を話し合う会議でした。その後は,起案です。起案はどんどんたまってきて,自分のキャパシティーを超えそうです^^;;今日は,離婚の訴えについての訴状を書いていたのですが,訴訟物の価額を算定するだけでかなり時間が掛かってしまいました。離婚請求+財産分与+慰謝料請求+将来の月々の子の養育費の請求を求める場合の訴訟物の価額は,離婚請求(160万円)と慰謝料請求のうち,高い方の額+12ヶ月分の養育費の額+財産分与で求める額なのですが,財産分与で求める額は,原告からは判明していません。その場合,どう算定するかが問題となるのですが,算定が困難な場合と考えて,160万円と結論づけてみました。訴額の算定なんて,今までぜんぜん意識していなかったのですが,実務に就けばとても重要です。訴額もばかになりませんから。訴額の算定は慣れるまでは難しいと思った今日一日でした。
2004/11/29
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金曜,土曜と,弁護修習の修習旅行がありました。文化財を見学したり,温泉に泊まったりと,とても充実した旅行でした。特に,土曜に行った神社は,紅葉が有名な神社で,結構混んでいましたが,木々は赤に黄色に紅葉していて,とてもきれいでした。温泉って,いいですね。私は露天風呂が好きなのですが,身体が休まります。かなり山奥の温泉だったので,夜になると真っ暗でした。月は曇っていましたが,月明かりに照らされた山がかすかに見えるだけで,後は漆黒の闇がありました。土曜は帰った後,近くに大型電気量販店がオープンしたので,物見遊山的に行ってみました。かなり広く,充実していました。「28日後・・・」のDVDを買いました。これは,ゾンビではないのですが,感染すると凶暴化するウイルスの感染者から逃げ延び,生き延びる主人公の映画です。ロメロへのオマージュが所々にあったような気がします。終末的な映画って,結構好きです。
2004/11/28
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今日は,7:30に先生の地元の駅で待ち合わせ,先生の車で神戸へ。道に迷って,一時間くらいロスしてしまいました^^;;10:00から,神戸家庭裁判所で家事調停。結局調停は不調に終わり,すぐに終わってしまったので,大井肉店(http://www.oi-nikuten.co.jp/)に行きました。昼からビール(ノンアルコールです)片手にすき焼き。関西のすき焼き(というか,本場のすき焼き?)って,砂糖と醤油だけで汁を作るようです。私が今まで食べたすき焼きは,エバラすき焼きのたれとか,そんなので食べていたので,本場のすき焼きはすごいなあと感心してしまいました。しかも,店の方が横で作ってくれるのです。さすが,高級肉料理店って感じで,私はすき焼きは今までそんなに好きではなかったのですが,とても美味しくいただけました。神戸牛は,初めて食べたのですが,柔らかく,すき焼きの汁とも合っていて,絶妙でした。そして,小一時間ほど昼食をとったあとは,神戸家庭裁判所尼崎支部へ。離婚訴訟の第一回口頭弁論でした。相手方が本人訴訟だったので,裁判官が逐一今後の訴訟活動を説明(積極的釈明?)していました。本人訴訟は,裁判所にとっても大変そうでした。そんなこんなで,今日は一日出張でした。神戸は小さい頃に行ったことはあるのですが,今度は是非観光でもしてみたいですね。とてもきれいな街で(外見だけ?),ちょっと歩いてみたい街でした(でも横浜に似てる)。明日は民事事件の検証に立ち会います。これもまた,初めての経験なので楽しみです。
2004/11/24
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今日は休日出勤でした。法律相談を一件聞いた後は,ひたすら記録に目を通していました。この事件は,私が最終準備書面を書くつもりなので,集中して読みます。でも,かなり大部なので,骨が折れる記録です。あさってには,裁判所の検証が入ります。そのためにも,明日中には記録を読み終えないといけないのです。明日は神戸に出張です。
2004/11/23
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久しぶりにふつうの話題を。最近は,ピアスに余り抵抗がないようですね。http://www.shibukei.com/teenslab/2004/11/19/私の周りにも,過去,自分で穴を開けてしまう人がいました。耳たぶを氷で冷やして神経を麻痺させて,針か何かで開けてしまうという。考えただけでも,痛そうです^^;;私は穴を開けたことがないので分からないのですが,穴を開けるときって,どのくらい痛いのでしょうか。ちょっと調べると,「麻酔をするほどの痛みではないが,人体に穴が開くのだから,やはり多少の痛みがある」等書いてありますが,私は注射がとても嫌いなので,多少の痛みもすごく痛そうに思えます。というのも,前に血液検査をしたとき,注射に失敗されて,神経を傷つけられた経験があるので,トラウマになってます・・・まあ,完治はしましたが。この身分になってしまうと,これからはピアスとは縁が無い生活になると思います(これまでも縁はないですが)。もし穴を開けるとしたら,やっぱり私の場合,自分では怖くてできないし,麻酔もしてほしいですね(麻酔の注射の方がよっぽど痛かったりしてw)。
2004/11/22
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訳あって,更新滞ってます。復活するまで少々お待ちを。どうも調子悪い。精神的にも,肉体的にも。
2004/11/19
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とりあえず,なるようになる。余り深刻に考える必要もないし,時が全て解決してくれるだろう。人に話せるってことがこんなに勇気づけられるものだと思わなかった。って,意味分からないですよね。すみません。今日は少しストレスを感じて疲れているようです。また明日昨日の答えを書けたらと思います。
2004/11/16
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今日から新しい事務所になりました。前の事務所とは違い,弁護士3人の事務所です。私はそのボス弁(事務所の開設者)についているのですが,先生はひっきりなしに掛かってくる電話の対応に追われていて,とても忙しそうでした。そして,初日にしてはたくさんの課題をもらいました。この事務所では,民事がたくさんありそうです。前半は刑事ばかりやっていたので,これでバランスがとれそうです。弁護士の基本は法律相談のようです。これにいかに答えられるかが,大事なようです。法律相談は,ありふれた法律問題や,今まで余り考えなかった問題,身近にあるけど法律的には難しい問題など,何がくるかわかりません。これに的確に答えられるようになるには,慣れと経験が必要なようです。確かに,「ガレージの賃借人が,1年ほど前から家財道具をガレージ内に置きっぱなしにして,失踪してしまった。賃貸人としては,そのガレージを撤去して,その土地にアパートを建てたい。どうすればよいか?」なんて問題は,受験中ならすぐに答えられたのかもしれませんが,一回聞いただけだと,ちょっと答えにつまってしまいます。多分,時間をかけて調べれば分かるのでしょうが,いかんせん,法律相談は従量制なので,そんなに長い時間はかけられません。やっぱり,いろいろ経験して,類似の事案も扱って初めて,法律相談に素早く答えられるのではないかと思いました。ええと,↑の答えは明日にでも。
2004/11/15
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失ってみないとその良さは分からない。後悔しても仕方がない。後悔してもどうしようもない。こんなことは分かっていたのに・・・・
2004/11/14
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今日は,午前中に,例の被疑者が事務所に来たので,立ち会ってきました。これで,再逮捕されない限り,勾留されることはないので,ひとまず安心して公判に望めます。まあ,公判請求されないのが理想なのですが。そして,準抗告の決定が届いたので,それを見てみました。検察官も,裁判官も,初歩的なミスをしているというのが,抱いた感想でした。やっぱり,条文をよく読むことの必要性というか,そんなのは基本中の基本ですが,それを実感しました。特に特別法ならなおさら気をつけないといけません。その後は,先生に挨拶をして,事務所を後にしました。来週からは新事務所での修習が始まります。どんな事件が待ち受けているのか楽しみです。
2004/11/13
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今日は,前半の事務所の最終日。とうとう弁護修習も折り返し地点に来ました。あいにく今日は先生が一日出張で,しかも昨日の被疑者釈放で,するべき起案もなくなってしまい,修習結果簿を書いたり,記録を見たりして,ゆったりとした一日を過ごしました。一応,最後の起案としては,民事事件での覚書を書いたりはしましたが,それもすぐに終わってしまったので,今日はゆったりしていました。この事務所では,否認の捜査弁護を扱ってみたことで,弁護人の大変さとやりがいを知りました。捜査機関は刑事訴訟法上,強大な権限が与えられている。それに対して,弁護人には法律上の権限はほとんど与えられておらず,国家機関たる捜査機関とは圧倒的な力の差がある。そこで,当事者主義を実質化させるべく,・・・・・・なんてフレーズは,受験時代によく書いたものですが,これを身をもって体験しました。本当に弁護人は捜査機関の前では無力です。情報収集もままならない。それが分かっただけでも,良い経験でした。残り半分は,家から近い場所にあって,前の事務所(支部管轄)とは別の管轄(本庁管轄)のところにあります。ちょっと新鮮な気持ちで来週から修習できそうです。今日は一応最終日とはいえども,明日は例の被疑者が事務所に来るので,それに立ち会うために事務所には行くことになってます(笑
2004/11/12
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