松毬の丘で。

娘との対面・NICUのこと。



父親が、胃の手術をした病院でもあるので、勝手は知っているが、
NICUは、初めてだ。
その階に付く。
目の前に、『新生児集中治療室(NICU)』の文字。
つよい消毒液の臭い。そして、高い設定温度で、ぼうっとした気分になる。
アルミ製の、自動ドアが開くと、ピッピッという機械音が低く響いていた。
入り口の近くに、母乳を置く場所があったので、そこに並べる。

まず、空色のかっぽう着状の服を着る。それほどゆとりはないので、分厚いセーターとかでは大変そう。シャワーキャップ状の帽子も被って、上着等を仕舞ったら、まず、手洗いである。肘まで、丁寧に2度洗いする。
さらに消毒薬を付けて、殺菌済の紙で拭いて、ようやく、入室となる。

たった、1ヶ月の入院であったが、この手洗いで、すっかり手荒れが酷くなりました。この1回だけでなく、赤ちゃん抱くまえとかにも、手を洗わなくちゃいけなかったので、1回の面会につき、多いと5~6回、手を洗っていたかもしれません。おまけにコンタクトレンズ入れてるから、それの前にも手を洗うし。

手前のフロアには、保育器から出た赤ちゃんと、比較的順調な赤ちゃん、
で、奥のフロアは管理がもっと慎重な赤ちゃん、という印象を受けました。
娘は、当然、奥の方でした。
かわいい帽子と、服を着せられて、裸ではありませんでしたが、腕の点滴は、棒に腕をくくりつけて入る感じで、やはり、痛々しい。
医師の説明を受ける。
今のところ、順調なので、保育器の保温を止めたから、服を着せたこと。
でも、仮死の時間が長かったので、これから、どんな状況が出てくるか予想出来ないこと。色々検査をしていくこと。
自発呼吸がそんなになかったのか…脳波採られたのか…
色々ぐるぐるしていたら、
「お母さん、抱いてあげてください?」と看護師さんに言われる。
「え?いいんですか?」
慎重に、扉を開けて、点滴や、胃のチューブを伸ばしながら、私の腕に、
娘を乗せてくれた。
ふんわりと、でも、しっとりと重さが伝わってくる。
生きてるんだね。がんばってね。

「まだ、名前決まりません?」と聞かれた。
「ええ、なかなか~」
「決まったら、名札付け替えますから、決まったら、教えてくださいね。」
と言われた娘の名札には、まだ私の名前しか書いていない。
早く決めなくちゃな~

いろいろ、書類などもらって帰る。
保健所に行って、申請出したりなんだり、あるらしい。面倒だあ~
職場とも打合せ。産後休暇は早産だろうが何だろうが8週だけなので、復帰予定の3週間ばかりをどうするか決めなくちゃいけない。
結局、代替の方との兼ね合いもあって、その期間だけ、育児休業を取ることにした。この3週間は無給になる。有休余ってたのに。
3週間だけのために、雇用保険の方の申請は超面倒なので、辞めてしまった。もったいなかったかも?(今、40%もらえるんだよね?)
忙しい仕事の合間に、休みを取ってもらい、旦那に付き合ってもらってるのも、申し訳ない。(既にかなりブルー来てました。)一旦、家に帰ったのだが、ゆったり母乳を絞れる環境じゃないと気づき、(邪魔されるし、息子に。)実家にしばらくお世話になることにしました。若干、Nのある病院にも近いし(20分位の違いだけど。)

しばらく、母乳を搾っては、NICUに通うことになります。


息子の名前は私の希望の名前になったので、娘のは、旦那に決めていいよと言っていたのだが、結局、色々揉めて、私の希望してた名前になってしまった。私の尊敬してるある人の娘さんと、同じ名前を付けました。
意味も好きだし。


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: