論理素子には信号の遅れ(ディレイ)があるので,高速な信号変化を与えるとディレイにより信号の対応が見づらくなる.簡単な回路の動作確認をするときに十分に遅い信号変化を与えたほうが確認しやすいので,Grid size(Waveformの単位時間)を変更する.ToolsメニューのOptionsを選択し,図9の画面を表示させ,Wave Form Editorを選択した後,Default file end timeとDefault grid periodを設定する.(ここでは,Default file end timeを10 us,Default grid periodを100 nsとしている)
図9 オプションの設定
続いて,Wave Form Editorで波形を入力する.Name欄で右クリックし,Insert Node or Busを選択する.
図10 Wave Form Editor
続いて現れる画面(図11)でNode Finderボタンを押す.
図11 Insert Node or Bus
すると図12のNode Finder が表示される.ここで,Listボタンを押すと左側のNodes FoundにNode(入出力端子)の一覧が表示される.すべてのNodeを選んで中央の“>>”ボタンを押すと,右側のSelected Nodesに選択されたNodeの一覧が表示される.この後,OKを押し,Insert Node or Busでも続けてOKを押すと図13のようにWaveformの画面にNodeが挿入される.