全2968件 (2968件中 1-50件目)
仕事関連の内容については、こちらのブログに移行いたしました。(2017年8月)今後、こちらは更新頻度が少なくなると思います。長い間、お世話になりました。
August 27, 2017
コメント(1)
■本日、発行したメルマガの内容です。業績好調のカルビーに関する記事です。特に、フルグラを300億円事業に育てた手腕は素晴らしい。が、このままでは将来不安定だと思います。そのあたりを書かせていただきました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
August 24, 2017
コメント(0)
■「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」で有名な公認会計士、税理士の山田真哉氏による記事です。昨今、調子が悪いビジネス書出版業界の展望を書いておられます。これがなかなか面白かったです。1.予備校のように分かりやすく楽しく教えるというスタイルが拡大する。2.新しい女性著者が登場する。3.本格派が台頭する。ということでした。■2000年代。ちょうど私が独立した頃は、ビジネス書ブームのただ中でした。世の中には、ワクワクするようだが、ちょっと胡散臭い、自己啓発書や成功指南本が溢れていました。読みやすいし、自分でもできるような気がするので、なんだかんだと読んだもんです。が、いつか読まなくなりました。先行本の焼き直しとしか思えないようなチャラい本ばかりになってしまいましたからね。それと、できる気がするだけで、実際にはできないし、やらないということに気付いたんですよね。■いきおい、読む側としては、ちゃんとした研究データに基づく理論や古典を読もうという気になります。哲学書のように深い思索が必要な本もこれから読まれるでしょうね。ただ、いきなり岩波文庫収録の経済学書を読めと言われても困るので、それを分かりやすく解説した参考書的な本が必要となる次第です。もっともこれからは、参考書で完結するようなお手軽本ではなく、原書にあたることを前提とした指南書が主流になるのではないか。マラソンの指導書のようなものです。最終目標はフルマラソンを走ることで、そのためにどのような準備をして、どのようなフォームで走るのかを解説するわけです。■あと記事には書かれていませんが、電子書籍もジワジワと広がってくると感じます。おそらく紙の本が扱わないような内容のもの(自主規制の対象とか、流行遅れになったとか)がそこでは扱われるはずです。電子書籍業界から出てきたスター著者がいれば、一気に盛り上がるのかも知れません。それが女性著者なのかも。平成のビジネス書 「黄金期」の教え (中公新書ラクレ) [ 山田真哉 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
August 20, 2017
コメント(0)
■片道1時間以上の顧客とは取引しない。などという方針をとる企業は実は多いと思います。が、多くは小売りやサービス業など。地域住民をターゲットとしたビジネスです。この記事のように機械の設計制作を行う企業というのは珍しい。■ただその方針は合理的です。競争が激しい業界においては、顧客と継続的な取引が可能となるような信頼関係を築かなければならない。信頼関係を作るためには頻繁に接触をする必要があります。だとすれば、すぐに行けるような場所にいた方がいいわけです。各地域に支店があればいいのでしょうが、小さな企業の場合は、そうもいかないので、逆転の発想として、近くの得意先だけに絞るという決断です。■記事の企業では、機械の設計制作をしているということなので、発注先と密に打ち合わせをする必要もあるでしょう。今はメールもビデオ通話もあるのでその使い方を学べばいい、という人もいるでしょうが、それよりも直接会う方法を考える方が現実的です。頻繁に接触し、信頼関係を作ることで、ヒアリングの精度も上がり、顧客の問題がどこにあるのかを知ることができるようになります。有益な提案、顧客満足度の向上、アフターフォロー、継続取引とつながっていきます。■ランチェスター戦略でいえば、弱者の戦略の一つである「接近戦」に即した方針です。単にスローガンに終わるのではなく、こうした会社の規定として接近戦をせざるを得ないように仕向けるやり方は、基本に忠実なだけに、効果的な方針であると思います。目先の受注額に惑わされず、方針を貫くこの経営者は立派です。「あの事件がなかったら、こんな変わった戦略を打ち出すことはしなかった。きっといまだにうだつのあがらない会社だったはず。今となっては、気づきを与えてくれたと感謝している」と鈴木社長。今後も、独自のエリア限定戦略を推し進めていく考えだ。と仰っておられます。そのきっかけとなった逸話も「下町ロケット」みたいでいいですね^^【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
August 17, 2017
コメント(0)
■ゴム業界の話です。この業界、ブリヂストンがダントツのトップです。国内では下記のような状態。市場独占しております。1位 ブリヂストン [56.4]2位 住友ゴム(ダンロップ) [12.3]3位 横浜ゴム(ヨコハマタイヤ) [9.5]4位 東洋ゴム(トーヨータイヤ) [5.9]5位 東海ゴム [5.8]ちなみに海外でも、ブリヂストンはトップ。ただしこちらは、まだ僅差のトップです。1位 ブリヂストン [14.6]2位 ミシュラン [13.7]3位 グッドイヤー [9.4]4位 コンチネンタル [6.0]5位 ピレリ [4.3][最新版]国内・海外タイヤメーカー別シェアランキング■ブリヂストンは、8割を海外から稼ぐグローバル企業です。特に北米では強い。記事でも主流となる18インチタイヤをおさえていることがわかります。■これに対して、国内4位の東洋ゴムは、いろいろ問題があるようです。2015年、建物の土台に使う免震ゴムのデータ改ざんをはじめとして、鉄道車両に使う防振ゴムでも不正が発覚しました。「偽装だらけ」の東洋ゴムは、復活できるのか(東洋経済オンライン)いまは立て直しの最中です。■が、記事ではいい話です。東洋ゴムとしては、北米で普通にやっていたら勝てないので、SUV用タイヤに特化した戦略をとっていました。SUVが売れるとなれば、大手ブリヂストンやミシュランがミートしてくるので、さらに20インチの大型タイヤに照準を合わせています。「勝てるところで圧倒的に勝つ」というのは、ランチェスター戦略の教えるところです。同社は、現地新工場を作って、生産体制を強化し、勝ちを圧倒的なものにしようとしているところのようです。勝ちが圧倒的になれば、他社はやってこなくなりますからね。■東洋ゴムの売上は、国内第4位ですが、利益では3位企業を凌駕しているとあります。1位以外は薄利。ただし4、5位あたりで高利益の企業がある。というのは、業界でよくある話です。ニッチ戦略というのは、はまればそれだけ儲かるということを示しています。ただ、これだけニーズが多様化している現在、大手企業もニッチ市場狙いにならざるを得ず、小さな会社がうまみのある市場をやすやすと見つけられる状況ではなくなってきています。だから高利益を維持するためには「圧倒的に勝って、ライバルを寄せ付けない」という施策が必要になってくるわけです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
August 16, 2017
コメント(0)
■WBC世界バンタム級タイトルマッチ。山中慎介VSルイス・ネリ。衝撃の結末でした。4ラウンド、山中陣営がリングに飛び込んだためレフェリーがストップ。一瞬、山中も何があったのかわからないという顔をしていました。その山中は試合後「効いていなかった。まだやれた」と語っています。■挑戦者のネリは「反撃がないので、レフェリーが止めたと思った」と言っています。4ラウンドまでは、ネリが優勢でした。ストップの場面も、荒っぽいフックが何発か山中を捉えていました。山中が防戦一方になって、ガードも甘いので、危険な状態に見えたのも確かです。ただ同時に、ネリも山中の左を何度か受けて、ダメージを負っていました。■帝拳ジムとしては、前半相手に攻めさせて、後半勝負とみていたようです。ネリもあれだけ攻めれば、後半は疲れて、山中の餌食になっていたかも知れない。ネリは、荒っぽいが、防御も粗いので、その可能性は十分にあったと思います。■ただそのことをジムの会長が「トレーナーが勝手に止めた」とマスコミに言うのはどうなのか。山中本人はともかく、近くで見ていたジムの会長や関係者の何人かは「まだやれる」とみていたようです。レフェリーもストップする気はなかったらしい。しかし山中のことを一番知っているはずのトレーナーが止める判断をしたのだから、そのことで文句を言ったらだめですよ。トレーナーの判断ミスだとしても、そのトレーナーを認定したのはジムなのでしょうから。■ジムの会長は、興行やビジネスのことを念頭に置いて言っているらしい。確かに、この試合に逆転勝ちして、年末14度防衛の新記録に挑戦するとなれば、盛り上がる興行になったでしょう。が、そのことで山中にダメージを負わせるのはどうかと思います。この先、長い人生なのですからね。選手の身体を第一に考えなければなりませんよ。■残念ですが、仕方ないですね。ここ何試合か、山中は危ない場面を作られてきました。左ストレートの威力は健在でしたが、防御への反応という意味では、衰えをみせていました。そう考えると、山中の状態をよく知るトレーナーの判断はきっと正しかったのでしょう。素晴らしい王者でしたが、いつか終わりは来るものです。今までありがとうございました。
August 15, 2017
コメント(0)
■こういう人もいるんですねー。対人ストレスを抱えた人が、好きなこと興味のあることを追い続けた結果、生活に困らない程度のビジネスをつくることができた、という記事です。この方、ストレスの多い日本を離れてカンボジアに渡り、そこでアンダーグラウンドに触れる生活をしていたらしい。違法なことも相当やったのでしょうかね。いまは、自分が面白いと思うものだけを優先して載せた電子書籍を作って販売しています。(目次だけを見る限り、コンビニの棚から撤去されたような怪しげな雑誌類が想像されます)■ビジネスとしては、アマゾンキンドルとアマゾンビデオを使ったコンテンツの販売です。特にキンドルですね。アマゾンには月定額を支払えば電子書籍の一部が読み放題になるサービスがありますが、こちらの書籍はそこに入っているらしい。(ビデオもプライム会員なら見放題です)読まれた分だけ購読料が入る仕組みです。アングラに触れたコアな電子書籍(雑誌)なので、読み放題のコンテンツとしては、食いつきがいいのでしょう。いまだ普及してない電子書籍というジャンルで、今のところどういうコンテンツが売れるのかが、この事例から分かりますね。■ただこの事例だけで独立起業のヒントとするのは危険ですな。一つは、このビジネスに永続性はないということ。アマゾンキンドルが今後どのように方針転換していくのか分かりませんし、何よりこのコンテンツにいつまで客がつくのだろうかと危惧します。もちろんこの記事の方は、市場環境に合わせてビジネスを転換していくのでしょうし、そのための注意力と根気と計画性は持ち合わせていると読み取れます。決して楽々と好きなことだけをやる、という話ではありません。むしろ、ビジネスの基盤を作りにくい厳しい道をいかれていると思います。■本当に計画もなしに好きなことを求める人は、普通はこういうことになるはずです↓30年間も"自分探し"を続けた50代の末路皆さん、今の仕事がやりがいになるように頑張っていきましょうね^^【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
August 11, 2017
コメント(0)
■これは面白い記事です。ぜひお読みください。著者は「ひふみ投信」というファンドの代表者(マネージャー)です。多くの経営者と会って投資してきた経験から、成功する社長の特徴を書いています。その特徴とは1.ケチで細かい2.出されたお茶を飲み干す3.ラーメン店をやると成功しそうな人だということです。具体的なような抽象的なような。でもよくわかるたとえです。特に3のラーメン店をやると成功しそうだ、というのは面白いですね。確かに、バイタリティと堅実さと気遣いがミックスされているような人が思い浮かびます。■ちなみに私が考える成功する社長の条件とは「営業と経理を理解している」ことです。当たり前すぎますかね。精通までしていなくて結構ですが、現場担当者や会計士を問いただせるほどの理解は必要です。お金をどのように入れるのか、そのお金をいかにして会社に残すのか。これが経営の根本だと思う次第です。■1の成功する経営者はみんな細かくてケチだというのは、全くその通りだと思います。利益が出る出ないというのは、常に紙一重ですからね。その紙一重を積み上げられる社長だけが生き残っていると感じます。本当にアバウトな人が長く続けている例をみたことがありません。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
August 9, 2017
コメント(0)
■ドウシシャさん。大阪の会社です。以前、会社員だった頃、業界がかぶっていたので、何度か営業の方とお話したことがあります。その時、確かに「うちの経営理念はつぶれないことです」と仰っていました。面白い会社だなあと思った記憶がありました。■つぶれない会社を実現するために、部門ごとに独立採算で動いていて、商品開発や販売もそれぞれの部門が独自に運営をしているスタイルをとっているそうです。経理的には、京セラのアメーバ経営みたいなものですかね。会社全体の一貫性が出しずらいので、大きな成長は見込めませんが、各部署がそれぞれ黒字化を至上目標としているので、大きな失敗はないやり方です。まさに理念通りの運営です。■営業としては、小さな市場を設定して、そこでナンバーワンをとるという弱者の戦略の徹底です。かき氷器とか、小さな市場でしょうが、それだけに大手企業が参入してこなかったのでしょうね。そういう隙間を集めてビジネスにしているようです。ステンレス魔法瓶もそうですね。魔法瓶自体、大きな市場ではありませんが、そこにはサーモスや象印がいて手ごわい。そこでドウシシャは、「デザインボトル」というカテゴリーを勝手に設定して、そのマーケットで日本一を目指したというわけです。おそらく魔法瓶の販売先も、上位企業が主流とする量販店ではなく、ディスカウントストアやドラッグストア、雑貨屋などを狙っているのでしょう。強いライバルと争うのを避けて、勝ちやすきに勝つ。というのは、単純ですが効き目のある戦略姿勢です。それを徹底しているドウシシャの経営姿勢は立派だと思います。逆にいうと、タイガー魔法瓶やピーコックなどは、ドウシシャを狙い撃ちにすれば、いいんですけどね。(足下の敵攻撃の原則による)そういう意味では、こうした記事になるのはドウシシャのリスクを高めることにつながらないだろうかといらぬ心配をしてしまいます。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
August 3, 2017
コメント(0)
■ツタヤが、小売り向けの店舗企画会社に変貌しつつあるという記事です。CDやDVDのレンタルが縮小していくのは自明のことです。次のビジネスとして、試行錯誤してきたのが、異業種との提携でした。スタバと提携して店舗を作ってみたり、図書館の運営をしてみたり。そうして蓄積してきた店舗づくりのノウハウを家電量販店などに提供していっているようです。■しかしツタヤが手掛けるべきは、映画などのオンライン配信ビジネスではなかったのか?ネットフリックスのような存在になれる可能性もあったはずです。が、増田社長は「加盟店のビジネスを毀損することに遠慮した」とその理由を語る。要するにレンタルDVD店を運営するFC加盟店の手前、ネット配信事業にはいけなかったということですよ。既存ビジネスと食い合いになってしまうので新しいことができなかった。というのは、衰退する企業がいつも言うことなので、気になるところですけどね。だから「ネットで提供できないこと」をとにかく店舗に詰め込むという現在の方針も、消去法で仕方なくやっているのではないの?と思ってしまいます。■それにしても、小売り店舗の企画事業というのは、こじんまりしたビジネスです。それでツタヤはどのような未来を描こうというのでしょうか?祖業である本やDVDのレンタルという中心がなくなれば、本当にただの企画会社になってしまいます。中核となるビジネスを早く作らなければ、じり貧になってしまうと思うのですが、それが見えてこないんですよね。心配してしまいますよ。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
August 1, 2017
コメント(0)
■まさに日本を代表する名王者だった内山高志が引退を発表しました。まことに残念。まだやれるだろーと思っていましたが、それは本人が決めることです。内山は「自分の中では前のように練習で追い込めないことがいちばん。ボクサーとして、中途半端な気持ちで試合をすることは絶対にできないという気持ちが強かった。」と言っています。ストイックな内山選手ならではの引退理由です。■それにしても、WBAスーパーフェザー級のタイトルを6年以上、11度も防衛した実績は素晴らしい。奇しくも同日に引退を発表した三浦隆司と対戦した時は、あの強気の三浦が「これ以上殴られると死んでしまう」と棄権したほど強かったものです。しかし記事を読むと、あの三浦との試合では右拳を脱臼して途中から左一本で戦っていたのだとか。いかにしっかりした技術を身に着けていたかを証明するエピソードです。■内山のボクシングは、豊富なアマチュア経験に裏打ちされた基本に忠実で正統的なものでした。さらには決して奢らない謙虚な性格も、日本を代表する王者に相応しいものでした。最盛期の内山は、スーパーフェザー級最強の王者だったといってもよかったのではないでしょうか。■ただ残念なのは、日本国内でしか試合ができなかったことです。キャリアの後年、本人は海外でのビッグマッチの実現を希望していましたが、ジムの交渉力の有無か、あるいはテレビ東京の意向なのか、実現することはありませんでした。三浦の海外での活躍をみるにつけ、内山ならさらに活躍したかも知れないと思えたので「もし海外に進出していたら強かった」という仮定でしか話せないことが残念でなりません。海外のビッグネームは「無名だけど強い選手」を嫌がりますからね。内山はまさにその代表でした。内山高志のキャリアは、これからの実力ある日本人選手にとって、大いに参考にすべきものではないでしょうか。(もちろん逆の意味で)■だからといって内山選手の価値が下がるわけではありません。これからは指導者として日本のボクシング界を牽引していくことでしょう。本当にお疲れ様でした。
July 31, 2017
コメント(0)
■実に残念です。元WBC世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司がついに引退です。記事にあるように世界的スターになれる可能性が充分にあったボクサーだけに、あと一歩のところで夢破れたのが本当に残念です。■7月15日、私も必死になって観ましたが、この大一番にほとんど見せ場なく敗れてしまいました。もともと器用なボクサーではありません。強烈な左のパンチを唯一の武器としてきたボクサーだけに、足を使ったアウトボクシングには弱かった。相手のベルチェルトは、打ち合いに強い好戦的なボクサーだっただけに、噛み合う、ともいわれていましたが、さすがに三浦の左を警戒して、徹底したアウトボクシングに終始しました。勝ちに徹するには当然の作戦です。が、日本人としては、打ち合いをみたかったなあ…と思ってしまいます。■しかし、中盤、三浦の強烈なボディブローを受けたベルチェルトが苦悶する場面も見られました。うなりを上げながら放つ左ストレートの威力は、空振りでも強烈で、会場をざわつかせました。この階級随一のパンチ力は、本場アメリカの観客を魅了し、この日の興業ではメインイベンターに抜擢されたほどです。不器用だが、実に魅力的なボクサーでした。■全試合、倒すか倒されるかのボクシングはスリリングでしたが、それだけにダメージの蓄積も相当のものだったのでしょう。致命的になる前に引退するのが正解です。「小さい頃からの夢をかなえることができたし、想像もしてなかったアメリカのリングに立てて最高のボクシング人生でした」という本人の言葉が救いです。ゆっくり休んだあと、第二の人生に進んでいってほしいですね。
July 30, 2017
コメント(0)
■本日発行したメルマガの内容です。先日、沖縄で行ったマネジメントセミナーで感じたことに絡めて、わが阪神タイガースの金本知憲監督について書いております。ぜひお読みください^^【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
July 27, 2017
コメント(0)
■ひさしぶりにこのカテゴリーを使用しております^^7月19日、20日の2日間、沖縄那覇で「マネジメント入門セミナー」を開催いたしました。これからマネージャーになろうとする人、あるいはマネージャーになったばかりの人を対象に、マネージャーの役割とは何か?マネジメントとは何をすることなのか?を基本から講義しました。また今回は、一方向の講義だけではなく、グループワークを多く取り入れながら、受講者の皆様が現場に落とし込んで考えられるような時間を作りました。おかげさまで、この方式は好評でした^^お客様の声:はじめてのマネジメント 入門セミナー■今回、19日の講座だけを用意していたのですが、キャンセル待ちが多く、急遽2日間の開催となった経緯があります。沖縄ではあまりなかった講座なんでしょうね。ちなみに今回の講座は、沖縄県産業振興公社が主催する「新任管理職セミナー」シリーズの第1回目です。(全8回)私は11月にもう1回登壇しますので、またよろしくお願いいたします。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
July 20, 2017
コメント(0)
■ポップアップ店舗とは、空き店舗などに突然開店し、短期間で消えてしまう店舗のこと。イベント的な開店や、テストマーケテイングなどに活用されることが多いようです。こういう形態の店舗は、SNSなどで話題になることが多く、拡散力があります。したがって、尖ったコンセプトで、都心一等地に出店すると効果が大きくなります。記事では、売上よりもPRの場としてポップアップ店を利用する企業の事例が紹介されています。■記事には、不動産業者もポップアップ店舗に対して協力的になりつつあるというようなことが書かれていました。が、これは米国の事例です。日本はどうかな?と探してみると…ありましたね。ポップアップストアとは。ポップアップストアのすべてこちらは「軒先ビジネス」という名称の不動産仲介会社のようですね。やっぱりあるんだーと感心いたしました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
July 17, 2017
コメント(0)
■エイベックスのビジネスの変遷を書いた記事です。1.エイベックスはもともとレコードの輸入卸売業者だったらしい。2.trfのデビューを機にコンテンツのマネジメントを始めます。3.CDが売れない時代になるとライブ事業を強化。所属タレント以外のライブも手掛けるようになります。4.ライブ事業のノウハウをいかして、花火大会などのイベントも手掛けるように。■顧客の変化や自社の成長に合わせてビジネスを展開していく様子がわかって興味深い。要するに蓄積したノウハウや経験の周辺に新たなビジネスを立ち上げながら、成長を続けているわけです。こういう顧客ずらしや変わり身は、小さな企業こそ見習わなければなりませんな。■ちなみにランチェスター戦略では、グーパーチョキ戦略といって、最初は一点集中(グー)、次に周辺事業に展開(パー)、のち取捨選択(チョキ)で、成長するというモデルがあります。そうすることで、顧客が変化しても生き残ることができるわけです。今回のエイベックスの話は、グーパーチョキ戦略の一部分の事例だと読むことができます。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
July 14, 2017
コメント(0)
■本日、発行したメルマガの内容です(画像をクリックするとリンク先に飛びます)自然界の動植物たちはすべからく凄まじい生存競争の末に生き残ったものたちです。かれらの生き残りの工夫には驚嘆させられるばかり。企業経営にかかわる人たちにも大いに参考になるものだと信じます。ぜひお読みください。弱者の戦略(新潮選書)【電子書籍】[ 稲垣栄洋 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
July 13, 2017
コメント(0)
■小さな会社の生き残り策について、いろいろ参考になる記事です。こちらは、野球用具メーカーの「ベルガードファクトリージャパン」特に防具に強く、有名メジャーリーガーも使っているとか。この会社じたいは、少人数運営です。(社長+職人3名)■もともとOEMを中心とした下請け工場の色合いが濃かった会社ですが、元請会社が生産先を海外に変えてしまったので、倒産の憂き目にあいました。そこで「OEMは製造側の取り分が2割程度と薄利で、相当量を生産しないと割に合わない」ことから、OEMを最小限に絞り込み、利益率の高い自社商品を中心にビジネスを組み立てます。それが、防具(レガース)だったというわけです。■もともと同社の防具は、イチローが使用していたおかげで、メジャーリーガーの何人かに使用されていました。最初はイチローのチームメイトだけだったのが、チーム移転にあわせて徐々に広がっていったものらしい。ここはラッキーですが、同社の商品の性能品質が他社に比べて良かったということが前提です。■少人数経営なので商品を絞り込み、受注生産対応のビジネスが身の丈に合っていました。いまはSNSがあるので、メジャーリーガーから直接連絡が入ることもあるそうです。インスタグラムで写真をみせて「こういう形の防具がほしい」とか。小さな会社にとってSNSは大きな武器となるという事例ですよね。■ただ同社の製品は日本では浸透していないのだとか。日本の場合、選手が野球用品メーカーと一括契約してしまうことが多いので、防具だけを同社のものにするわけにはいかないようです。このあたり、日本の用具メーカーのやり口を批判しておられます。用具メーカーは日本のプロ野球に対して、1軍、2軍ともに用具を無償提供しているそうです。選手を囲い込み、試合で使ってもらって宣伝してほしいとの思惑ですが、その分が本来の商品単価に上乗せされるわけです。数年前、若年層の野球人口がサッカーに抜かれましたが、この主な原因は用具が高額なことにある。硬式野球のグローブの平均的な小売価格は5~6万円。これは莫大な宣伝費が跳ね返っている結果です。メーカーがプロ野球選手への無尽蔵な提供をやめれば、もしかしたら1万円くらいに抑えられるかもしれませんし、野球人口の減少を食い止める一助になるはずです。これが本当だとすると(本当なんでしょうが)日本の用具メーカーのやり方は成長期のもので、少子化に向かう現在には合わないものです。泥臭い業界なんでしょうね。しかし今のままでは立ちいかなくなるのは目に見えています。そういう構造が分かったということでも参考になる記事でした。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
July 12, 2017
コメント(0)
■ボクシングの歴史に鮮烈な足跡を残したマイク・タイソンの今を伝える記事です。自尊心が低く、自信のない子供だった彼は、貧困地域の中で、まさに生き残るために暴力性を身につけました。少年院の中でボクシングの才能を見出されてからは、ひたすら殴ることが彼のアイデンティティとなっていきました。恐ろしく強い世界チャンピオンになるのですが、それでも彼の本質は変わってなかったようです。すなわち、自分の強さを誇示し、称賛され、畏怖されることが、存在証明でした。■そんな彼だから、近づいてくる人間を見分けることができなかったのでしょう。搾取し利用することが目的の連中に甘やかされて、私生活も、ボクシング技術もめちゃくちゃになってしまいます。(この時期のタイソンは、暴行、脅迫、薬物使用など、なんでもありの酷い状態だったようです)一般人にもその名を知られた凄まじく強いボクサーであったことは確かですが、同時に、その巨大な才能を生かすことができなかった愚者でもあります。持っていたポテンシャルを思うと、そのピークがあまりにも低く、あまりにも短かったことが残念でなりません。■そんな彼が、いま第二の人生で成功を収めようとしているようです。俳優として、タレントとして、アニメのキャラクターとして、順調にキャリアを積んでいっています。Mike Tyson: Undisputed TruthMike Tyson Mysteriesマイク・タイソンを直撃、自身のアニメと過去を振り返る!ドニー・イェン×マイク・タイソン!映画『イップ・マン 継承』特報喜ばしいことです。■タイソンは、インタビューでこんな発言をしています。考え方を変えることが大切です。それは他の誰でもなく、自分にしかできません。あなたは、なりたい人間になれるのです。あなたさえ、それを本当に望むのであれば。もし「今日から画家になろう」と思ったのなら、その目標のために一所懸命努力しなさい。画家としての人生を掴むまで諦めないことです。私は、詐欺師や泥棒のような人生を送ってきましたが、今は社会の一員として責任ある行動を取る人間になりました。仕事から家に帰ると子供たちが、私を待っていてくれること、ここに存在していることに感謝します。こんな家や家族を持てるような人間ではなかった私が、いま大切な家族とここに住んでいる。感謝の気持ちで胸がいっぱいです。これが、かつて本能のままに行動していた男の発言かと思うと、感動を覚えます。もともと純粋な人だったのでしょうね。この発言が本来の人間性からのものであることを望みます。
July 6, 2017
コメント(0)
■ネット通販の世界ではよく名前を聞く「竹虎」さんの記事です。高知県で、竹を使った生活雑貨やインテリアなどを制作し、インターネットで販売しています。売上高は2.5億円。社員20人。地域にある小さな会社にとっては、非常に羨ましい状況ではないでしょうかね。■ネット通販に取り組む前は、売上が減って倒産寸前だったそうです。そこで、自社商品の魅力を見直し、ネットで丹念に発信することで、盛り返しました。戦略的にいうと、インターネット通じて、「接近戦」を実現させたわけです。■ヒット商品もなく、広告宣伝に多大な費用をかけられない小さな会社は、顧客に直接会って商品の魅力を伝えなければ、遡上にも乗らないでしょう。地域に密着して近所の人に直接伝えるというのがその手段の一つですが、地理的にそれも難しいという会社は多くあるでしょう。竹虎の場合、それをインターネットに求めました。ネットなら、字数制限、時間制限なしに存分に伝えることができます。商品も無限大に陳列可能です。■が、言うは易し。実際には、ネット販売に取り組んでも実績が上がらずに、放置しているところが殆どです。竹虎のホームページをみると、典型的なネット通販サイトの作り方ではありますが、情報の出し方も、画像も、そうとう考えられて打ち出していることがわかります。おそらく毎日、試行錯誤で作りこみと修正を繰り返して、現在のスタイルを確立したんでしょうね。簡単に真似できないことは、皆が竹虎のようになれないことが証明してしまっていますが、それでも成功例があることは励みになります。これからはスマホ対応、あるいは次世代メディア対応していかなければなりませので大変でしょう。が、その分、他の会社にもチャンスがあるというものです。竹虎四代目への道 田舎×インターネット×老舗 [ 山岸義浩 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
July 4, 2017
コメント(0)
■本日、発行したメルマガの内容です。最近、なにかと話題のかっぱ寿司の話を端緒に、戦国時代に入った回転寿司業界について書いております。誰が生き残るのか?なかなか面白い業界だと思います。当事者は大変でしょうが。画像をクリックすると内容がみれますので、読んでくださいね。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
June 29, 2017
コメント(0)
■またアマゾンの話題です。米アマゾンが、高級スーパー大手のホールフーズマーケットを1兆5000億円で買収したとのことです。これによりアマゾンは、オーガニック生鮮品のブランドを手に入れたことになります。また全米460店の店舗網をも手に入れました。これは、生鮮品の物流拠点となり、近隣家庭に短時間で配達するサービスの実現を強化することになるでしょう。■日本ではアマゾンは、ヤマト運輸との契約を解消。かわりに小さな運送会社を集めて、独自の配達網を作ろうとしています。通販ビジネスにおいて最大のネックであり、また競争力の源泉となるのが物流機能であるということをアマゾンは創業以来抱き続けてきました。アマゾンの物流にかける執念は半端ではなく、アメリカでは一般個人が配達するような取り組みをスタートしています。(白タクならぬ、白運送ですね)あるいはドローンで配達する仕組みも本気で検討しているらしい。それに比べて、スーパーの店舗を使った近隣への配達は、かなり現実的です。アマゾンの事業展開意欲に驚くとともに、日本でも近い将来、全国的スーパーの買収があるのではないかと思ってしまいます。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
June 22, 2017
コメント(0)
■ついに井上尚弥が米国デビューします。今年9月9日。そのイベントが派手です。メインイベントが、ローマン・ゴンザレスとシーサケット・ソールンビサイのリターンマッチ。さらにカルロス・クアドラスとファン・フランシスコ・エストラーダの挑戦者決定戦も開催されます。まさに軽量級のオールスター興行です。■いかにアメリカが軽量級に期待を寄せているかがわかります。本来、人気のあるのは、重量級、中量級なのですが、興行費用が比較的安くて済む軽量級を人気コンテンツにしようというテレビ局側の思惑を感じます。そこに必要なのが、元PFP(パウンド・フォー・パウンド:体重差をなくした場合、最も強いボクサーと推察される者のランキング)1位で知名度抜群のローマン・ゴンザレス。そのライバルとして、大いに期待されているのが、井上尚弥です。■昔なら、無名の井上にここまで期待がかかることはないのですが、今はyoutubeがありますから、一般のファンにも井上の凄まじい強さは知られるところとなっています。現在、今一つの試合が続くロマゴンとすれば、井上との対決は、人気回復のためのチャンスであす。さらにいうと、そう長くない残りの選手生命の中での、ビッグマッチの機会です。ロマゴンが、井上側にすり寄る気持ちはわかります。ロマゴン側は、今回勝って、指名挑戦者にも勝って、満を持して井上と戦いたい。さらにいうと、リターンマッチも含めて、引退まで、2、3回はやってみたいでしょうな。■ただ身体が成長しており減量苦の井上とすれば悠長なことを言ってもらっては困ります。今年中に対戦。できなければ、バンタム級に転向して、新たなライバルを見つけたいところでしょう。正直にいって、力に陰りのみえる今のロマゴンと戦う価値は薄れています。減量苦でしょっぱい試合をするよりは、力を発揮できる階級で思う存分やった方が、井上のキャリアに資することでしょう。今回の米国デビュー戦でモンスターぶりを発揮してもらって、ロマゴンが手の届かないスターになっていってもらいたいと望みます。
June 20, 2017
コメント(0)
■かっぱ寿司が食べ放題企画を始めました。平日の14時から17時の70分限定。男性1580円、女性1380円、65歳以上980円。全国20店舗を選んで試験的に始めた企画がいまのところ大人気で、一部店舗では11時間待ちの状態になったとか!?11時間待ち!閉店時間を超えるやん。と思いますが、店側によるとその日のうちには案内しますとのこと。現実的に考えると、長時間待ちといわれたら大方の人たちは諦めて帰るでしょうから、そこそこの時間で案内されるのでしょうね。■しかしこの企画、そんなに魅力的だろうか。1580円といえば、15皿以上を食べないともとをとれないわけです。(一部の高価なメニューは枠外らしい)ターゲットは誰なのだろうか?でも、これだけ人気を集めているとのことですから、一時的にも効果はあったということですね。■回転寿司業界はほぼ飽和状態にあります。かっぱ寿司をはじめとする大手チェーンは、さらなる成長のために、客単価を上げるか、客数を増やすかしなければならない。そこで、最大手のスシローやくら寿司は、単価の高いメニューを増やして、客単価の向上をめざし、一応の成功を収めています。両社とも、寿司にとらわれないサイドメニュー開発に力を入れて、SNSで話題になるような尖った新製品を投入しています。いまや回転寿司屋にいって、ラーメンやカレーを食べるなんてことが普通になってきました。要するに、ファミリーレストラン化しているわけです。■かっぱ寿司もファミリー需要を取り込もうというのは同じでしょうが、こちらは低価格を維持しながら、客数を増やそうとしました。そのためレギュラー商品の質が劣化し、逆に客数を減らしたようです。戦略の失敗ですな。そこで背中に火が付いたかっぱ寿司が起死回生の策として投入したのが今回の食べ放題企画でした。■記事には「地獄」とありますが、確かに悪手であるように思います。まず食べ放題企画が利益を圧迫してしまうこと。もともと人件費をぎりぎりまで切り詰めて運営している回転寿司チェーンでの食べ放題企画に経費削減の効果は小さいはずです。だとすれば、粗利が少なくなるしかありません。客数が増えたとしてもそれは食べ放題の顧客です。食べ放題を止めた時、どれだけの顧客が残るのかわかりません。そもそも15皿以上を常に食べるグループは、同社のターゲット顧客なのだろうか?■まあ、そういうことは分かった上での企画なんでしょう。それぐらい追い詰められていたということですね。悪手であっても、話題になることは何でもやって、認知度を高め、客数を増やす。その間に新メニューの開発や、レギュラー品の改善を行って、満足度を高め常連客を作る。こういうことなんでしょうね。■私もたまにかっぱ寿司にはいきますが、確かに安い以外は魅力に乏しい…安ければいいやという顧客狙いで失敗したのですから、品質を上げることが求められています。食べ放題企画の人気もそれほど続かないと想像します。ここはさらなる企画を連発して飽きられないようにしつつ、レギュラー品の魅力を高めなければなりません。あまり時間はないでしょうが。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
June 17, 2017
コメント(0)
■ミスタードーナツの売上減が続いているようです。記事によると直近の5年間で、店舗数、店舗売上高ともに減少しており、コンビニドーナツが本格化してからは、500万円/1店の売上減だとか。コンビニの影響甚大だったというわけです。■この事態を受けて、ミスタードーナツ側は、コスト削減策を発表しました。店内調理をやめて喫茶店形式への変更、持ち帰り専門店への切り替えを進める方針だという。店内で調理した“できたて”のドーナツが売りだったが、それを放棄して業態転換とコスト削減を優先するわけだ。今後は、ドーナツにこだわらない喫茶店形式の店を模索していくとのことです。コメダ珈琲をイメージしているのでしょうかね。この措置は、素人目にみても、ずれているんじゃないかと思ってしまいます。■記事にもありますが、ミスタードーナツはあくまでドーナツ店です。店内調理で美味しいドーナツが提供できなくなったら、どこでコンビニと戦っていくというのでしょうか?最近、回転寿司がサイドメニューを増やして急速にファミレス化していっていますが、これは回転寿司という業態がある程度飽和しつつあるからです。ドーナツ店って、飽和もなにも。浸透すらしていない。これはずっとトップ企業であったミスタードーナツの努力不足によるものです。それなのに、中途半端な食べ物屋に転換して、生き残っていけるというのでしょうか?■私には、これはコンビニに塩を送るような施策に思えます。ミスドが店内調理を捨てるなら、コンビニは「できたてホットドーナツ」とかいって店内でドーナツを揚げて、そのまま提供すればいい。サーターアンダギーのような単純なものでさえできたては美味しいですからね。素人が作っても美味しくないはずがない。店舗数、味、質、さらにイートイン施設、コーヒーと、すべての面でミスドを凌駕するようになりますよ。■ミスタードーナツは、戦略を考え直す必要があるでしょう。同社はもうすでに弱者なのですから、中途半端にマスを追うような施策はしてはダメです。消えるには惜しいチェーンですから、頑張っていただきたいと思っています。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
June 16, 2017
コメント(0)
■本日、発行したメルマガの内容です。最近、M&A仲介会社の方とお話する機会がありました。M&A関連市場は、間違いなく成長分野です。なぜM&Aが求められているのか。今後、どのようなM&Aが必要となるのか。を書かせていただきました。■ちなみにこの内容は、月に1度の「戦略勉強会」で話あわれたことを基としています。次回、戦略勉強会は、22日(木)です。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
June 15, 2017
コメント(0)
■久しぶりに光通信の記事を読みました。ある意味懐かしい。ITバブル絶頂期には創業者の重田氏は時代の寵児といわれました。最年少上場企業社長にして「光速で稼ぐ男」と囃されましたっけ。ただ失墜も劇的で、当時の主要ビジネスであった携帯電話販売店が、架空取引で売上の水増しをしていたことが発覚し、株価が急激に下がり、ITバブル崩壊の理由の一つとなりました。■もっとも光通信は生きていました。どころか好調です。売上高こそ伸びていませんが、営業利益は昨年比10%以上の向上。今期も続伸の予想です。当時主力だった携帯電話販売店に加えて、オフィス機器販売(コピー機等)事業を育て上げ、さらには、自社光サービス、MVNOなどを手掛けています。■事業展開への考え方として「ストック型ビジネス」を重視していることが特徴的です。販売時にしか売上がたたないフロー型ビジネスよりも、販売した後に定額売上が見込めるストック型ビジネスは、安定的です。販売時に大きな売上は見込めませんが、顧客を増やせば増やすだけ定期収入がストックされていくので、成熟期にも業績を急落させることがありません。光通信のような強い営業力を持つ会社がストック型ビジネスに取り組めば、それは威力があるでしょうな。このあたり、ITバブル崩壊の悪夢を経験した光通信ならではの危機感と経営哲学があるのでしょうね。売上高よりも利益を重視する経営に見事にシフトしているということでした。■僭越ながら私もストック型ビジネスを重視しておりまして。一発勝負のようなビジネスではなく、蓄積型のビジネスを心がけるようにしています。創業時、収入がほしい時には狩猟的なことをやっていたのですが、ある時期からストック型に切り替えないとしんどいということに気づき、苦しいながらも続けてきました。少なくても定期収入があれば、気持ちに余裕ができて、相当楽になりますからね。いろいろ戦略を練ることができるようになります。まあ私なんぞ小さなビジネスですが、それなりのスケールでやっている光通信は立派です。■創業者の重田氏は表舞台からは退き、現在は他の方が経営しています。このあたりも重田氏の後継者育成手腕が確かであったということですね。やはり若い頃に天才経営者と謳われた実力は大したもんです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
June 13, 2017
コメント(0)
■ハンバーガーチェーンのドムドムに関する記事です。珍しい。ダイエー系列で一時期は店舗数もそれなりに多かったハンバーガーチェーンです。ダイエーの凋落とともに終焉を迎えた(実際は細々と続けていたのですが…)悲運のハンバーガーチェーンの経緯が興味深く読めました。■記事によると、ドムドムは日本初のハンバーガーチェーンだとか。当初はマクドナルドを日本で始めたかったダイエー創業者の中内功氏ですが、「銀座のユダヤ小人」と異名をとる藤田田氏に日本展開の権利をとられてしまいます。激怒した中内氏は、マクドナルドより先に、ドムドムを立ち上げます。ダイエー店舗内で展開するためのものですが、マクドナルド憎しという気持ちも相当強かったらしい。■米国におけるマクドナルドは、庶民のためのチェーンなのでダイエー内で展開する方がイメージにあっていたでしょう。しかし、藤田氏は日本流を貫きます。「文明流水理論」とかで、文明は高いところから低いところに流れるという説のもと、銀座の一等地にマクドナルド一号店を構えます。藤田氏の売り方は、低所得者層のためのチェーンではなく、ハンバーガーという新しい文化を日本に広めるというものでした。藤田氏の方法によって、日本に馴染みのないハンバーガーという食べ物が新しくお洒落なものとして広がっていきます。その規格外の成功は、レイ・クロックでさえ予想できなかったものだったようです。■割を食ったのはドムドムで、先駆者としてのイメージをつけることができませんでした。マクドナルドに価格を合わせた上で、差別化された商品を開発するなど、弱者の戦略を余儀なくされますただダイエーに勢いがあったので、店内に展開することで、それなりの利益は出せていたようです。■もっともマクドナルド憎しの思いが消えない中内氏は、対抗策としてウェンディーズのフランチャイズ契約を獲得します。今度はマクドナルドよりも斬新なハンバーガーチェーンで売り出したかったのでしょうが、時期が悪かった。マクドナルドと同じように銀座の一等地に店を構えるも、バブル経済のあおりで地価の負担が大きく、利益を出すには至らなかったようです。■その後、ダイエーの凋落、中内氏の失脚とともに、ドムドムもウェンディーズの展開も終焉を迎えます。現在はどちらも他資本で復活を目指していますが、市場全体が成熟した今から店舗数を増やすことは難しいでしょう。様々な要因があったとはいえ、やはり、日本にない新しいものを展開させるための藤田氏の考え方と手腕が光ります。その後、スターバックスが日本に展開する時も同じ方法論を踏襲していますから、応用のきくやり方であることがわかりますね。その陰にあったドムドム興亡の記録でした。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
June 10, 2017
コメント(0)
■2013年から2014年までの1年間、ミクシィの社長を務めて、同社の業績をⅤ字回復させた朝倉祐介氏の講演です。ミクシィの事業再生のポイントが簡潔に語られています。■ミクシィは、日本のSNSの草分けであり、トップ企業でした。ところが、ツイッターやフェイスブック、ラインなどの競合が現れたあたりから業績を落として、苦しんでいました。そこで社長に就任した朝倉氏が再生を担当しました。1年で回復させたわけですから大したものです。■事業運営のポイントとして朝倉氏は1.解くべき課題を間違えない。…つまり、大きくいえば戦略、あるいは目標の設定を間違えないということですね。ここを間違えれば、どんな努力も徒労に終わりますので。ミクシィの場合、SNSサービスを再生させるのではなく、会社を再生させる(だから、SNSにこだわらずに儲かる事業を立ち上げる)ことだと設定したそうです。2.人ではなく環境に働きかける。…当時のミクシィは過去の成功体験により保守的になっていたそうです。そんな人たちに理を説いても動かない。そこで、SNS事業を丸ごとアウトソーシングしてしまって、ほかのことをやらざるを得ない状況に追い込んだ、そうです。これは、孫子のいう「よく士卒の耳目を愚にして、ゆくことなからしむ」(九地篇)の優れた応用例です。すばらしい。3.大企業病を予防する。…普段から大企業病に陥らないように工夫しておく。一度、保守的になった組織を変えるのは、大変です。実際、朝倉氏は、Ⅴ字回復の功労者であるにも関わらず、1年で謎の退任に至りました。何があったのかは想像するしかありませんが、相当返り血を浴びたのでしょう。。。その苦労がしのばれる発言です。■それにしても朝倉氏って、実に個性的です。この人、最初は競馬の騎手になろうとしてオーストラリアに留学したものの背が伸びすぎたので諦め、北海道で競走馬の飼育に携わろうとするもののバイク事故でそれも断念。大検をとってから受験し、東大法学部!に入学。在学中に起業。卒業後はマッキンゼーに入社。その後、起業した会社に戻り、そこがミクシィに買収されて、同社入社に至ります。まだ若いのにどんだけ濃い経験をしてんだろう@_@こういう人もいるんですね。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
June 8, 2017
コメント(0)
■村田諒大が「日本人史上最大の試合」と評するビッグマッチが8月に実現するようです。日本人の亀海喜寛が、4階級制覇の強豪ミゲール・コット(プエルトルコ)とWBO世界スーパー・ウェルター級王座決定戦に臨みます。日本人としては珍しい中量級の王座への挑戦、ということもさることながら、相手がとんでもない強豪です。45戦して、40勝5敗。スーパーライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級、ミドル級の4階級で戴冠しました。5敗したのも、アントニオ・マルガリート、マニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザー、サウル・アルバレスなど世界的強豪ばかり。マルガリートとアルバレスは体格的なハンデがあったので仕方のない負けだったかも知れません。そんな世界的ビッグネームに日本人が挑戦するというだけで快挙です。■亀海ってあまり知られた存在ではありません。私も知らなかった。この人、米国を中心に試合をしているボクサーです。ここ何試合かの試合が高評価だったとかで、今回のチャンスをつかんだようです。しかし、記事にあるように、位置づけはミゲール・コットの復帰戦のため。いわゆるかませ犬です。コットにとって、まあ負けることのない相手。しかしあまりに弱かったら興業にならないので、そこそこの相手。ということですな。■だが、そのコットに挑戦した時のパッキャオも、当時としてはかませ犬扱いでした。(←かませ犬は言い過ぎでしたm(_ _)m ただコット有利の評が多かったと思います)勝てるはずのない相手をKOしたパッキャオは、スター街道を驀進していきました。(もっとも負けたコットも、その後のパッキャオがあまりに規格外なので価値を落とすことはあまりありませんでしたが)亀海が、パッキャオのようにコットをKOすることも充分にありえますよ。■現在、日本のジムに所属する世界チャンピオンは、12人いるそうですよ。しかし世界チャンピオンなのに世界的に有名な人はあまりいません。日本の興業マーケットが、アメリカを中心とする世界マーケットと分離されているからなんですね。そもそも日本人は体格が小さいので世界で人気のある中重量級のボクサーが少ない、それなら国内でそこそこ稼げばええやんというわけです。それはそれで一つの道なんですが、やはり世界マーケットはでかい。稼げる金が違います。日本チャンピオンクラスでバイトを辞められないという状況は、業界としてどうかと思いますね。やはりその先には何十億と稼げるようになるという夢がないと過酷な競技をするには割が合わないでしょう。なにより世界的強豪から(興業的に)相手にされないというのは、ボクシングをする者として我慢ならないことのはず。近年は、ローマン・ゴンザレスのように世界的な人気を博す軽量級選手も出てきていますから、日本人が世界進出する機運が高まってきています。それに最近はユーチューブがあるので、井上尚弥とか山中慎介などは世界のボクシングファンに知られたボクサーも出てきています。井上など実力からいえば、世界的スターになる要素は充分にありますね。ただ井上ほど突出した能力がない場合でも、アメリカで活躍できる実力者は日本人にも大勢いるはずです。早期に世界マーケットで戦う選択をした亀海は、その嚆矢となる存在です。亀海選手にはこのチャンスをぜひ活かしてほしいですし、他の選手も後に続いてほしいと思います。
June 4, 2017
コメント(0)
■本日、発行したメルマガの内容です。サイバーエージェントが社運をかけて取り組む「AbemaTV」ですが、いまのところ年間200億円の赤字見込みだそうです。勝算はあるのでしょうか?■まあ、結論から言えば、勝算あるから取り組むのでしょうが。基本、ネットTVは装置産業であり、ユーザーの視聴習慣も蓄積だと考えます。ですから、十分に勝算ありだと思います。がんばってください。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
June 1, 2017
コメント(0)
■旅行会社がいかに厳しいかを書いた記事です。お勤めの方は大変です。お身体にお気を付けください。ただ厳しいのも自明です。記事には下記のようにあります。「旅行会社は代理店業。高額な旅行代金をお客様から預かるのが仕事ですが、そのほとんどがホテルや航空会社の取り分なので、旅行会社に入る利益はほんの数千円なんです。当然、社員に満足な給料が払えるわけもありません。てるみくらぶのように新聞広告をデカデカと掲載していたら、コストオーバーするのは目に見えています」要するに旅行会社は仲介業です。交通機関や宿泊施設から仕入れたサービスを旅行というパッケージにして売っているわけですが、そのパッケージ作成費がマージンとなるわけです。が、パックツアーが定型化した現在、企画力にそうそう付加価値を乗せられるわけではありません。結局、そのしわ寄せがいくのは、人件費ということになるのですね。■参入しやすい事業のようにも思えますが、差別化がしにくい商品ですから、結局は薄利多売に耐えうる体力のある大手が絶対有利です。小さな旅行会社は、さらに厳しい状態になり、社員にしわ寄せをせざるを得ないということになります。格安旅行が世の中になかった頃はともかく、これだけ競合が増えると、小さな旅行会社が浮上する道筋は見つけにくいですね。ニッチで珍しい企画旅行を作って、細々とやっていくぐらいしか思いつきません。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
May 23, 2017
コメント(0)
■相変わらず、強かったですねー。昨日のスーパーフライ級タイトルマッチ。井上尚弥が、WBO2位の選手を寄せ付けず。1発もパンチをもらわずに3ラウンドKOでした。日本ボクシング界のレジェンド長谷川穂積が、ボクシング界の枠を超えた存在と言うのですから、並大抵のことではありません。次戦はいよいよアメリカ進出ということです。どこまで行くのかわかりませんね。この人は。■ただ気になるのは、今回の試合で右ストレートを殆ど打たなかったこと。打つ時はボディでした。今回は敢えて右を使わずに勝とうと思ったのか。あるいは、負傷を抱えているのか?何もなければいいのですが。■それはそうと最近、各ジャンルで規格外の天才が現れてきていますね。野球では大谷翔平。ボクシングでは井上尚弥。キックボクシングでは那須川天心。将棋の人もいましたね。天才の当たり年なんでしょうか。■一昨日、ミドル級に挑戦した村田諒太は残念でした。絶対勝ったと思いましたけどね。村田諒太の敗戦と判定を検証する。実は亀田戦と同じジャッジが!?あの試合内容で村田が負けたというのならボクシングは大衆のもとを離れたということになりますよ。WBAの会長は再戦を指示したっていうけど、その前にジャッジを教育しとけという話です。帝拳の会長が「再戦なんてしない」と言っているのはWBAへの根強い不信感もあるだろうし、フジテレビと電通への配慮もあるんでしょうね。しかし見方を変えれば、村田の実力は、チャンピオンクラスであるということが分かったわけです。これからも村田選手をサポートして、世界戦を企画してほしいものです。
May 22, 2017
コメント(0)
■宅配ピザ業界のことが書かれており、興味深い記事でした。日本KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)が、ピザハットを売却するとか。今年、フランチャイズ契約の更新にあたり、契約料、更新料が跳ね上がるかららしい。現在、ピザハットは日本で370店舗です。■ちなみに日本における宅配ピザは、ピザーラ、ドミノピザ、ピザハットの3社が大手です。最大手のピザーラでも、店舗数は547店、売上高は370億円程度です。ここ数年、売上の減少が続いており、飽和状態かな…と思われていた折り、米国KFC本社が契約料を上げようとするのですから、それはたまりませんな。手放すのも仕方ありません。■が、米国本部とすれば、370店舗程度で飽和状態といっているのが生ぬるいと感じているようです。なにしろピザハットは世界で約15000店舗を展開しています。日本は2.4%程度。世界第3位の経済大国がこの割合では怠慢していると言いたくもなるでしょう。■もっとも、日本でデリバリーピザが伸びないのは、価格が高いことが大きな要因です。ピザって1枚2000円近くしますが、小麦粉とチーズの塊だから原価200円もしないはずです。価格が高い理由の殆どが人件費です。注文のあるなしに関わらずドライバーを待機させておかなければならないですからね。これに対して、世界のデリバリーピザは総じて安い。アメリカなど日本の半分以下です。(確かそうだと…出展さがしたけど見つからず><)つまり価格を安くすればもっと売れる。かもしれません。■ドミノピザがここにきて店舗数を増やしているのは、低価格政策がうまくいっているからだということです。価格を下げれば、今まで出店できなかった地域にも需要をつかむことができたので、市場規模は拡大することになりました。しかし他のピザチェーンはなぜ追随しないのか?低価格化、低粗利化を吸収するビジネスモデルが作れないということなんでしょう。要するに人件費をカバーするモデルなのかオペレーションが作れていない。ドミノピザはいち早く作ったということなんでしょうね。中身までは調べていないのでわかりませんが。が、一社が低価格モデルを実現すれば、他のチェーンもいずれ追随するのは目に見えています。今回の業界再編を機に、成長産業になるかも知れません。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
May 21, 2017
コメント(0)
■本日発行したメルマガの内容です。大阪堺の超優良企業シマノについて書いております。いい会社ですよーでも、中長期的にはどうなんでしょうか?■ちなみにこの内容は、月に一度の「戦略勉強会」でとりあげた内容です。実際はもっと辛辣な意見が出たのですけどね…今日は、その「戦略勉強会」の日です。今日もよろしくお願いいたします。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
May 18, 2017
コメント(0)
■私の今の事務所は心斎橋にありますが、心斎橋商店街は外国人観光客で埋め尽くされています。一駅南の難波はさらに観光客でいっぱいの状況なんだなーと想像できます。■確かに関空から1本の電車で行くことができて、道頓堀と黒門市場を持つ難波エリアは、ほとんどテーマパークみたいな感じですよね。自然発生的なテーマパークです。やりようによってはまだまだ発展するのではないかと思います。■難波を観光都市としてみた場合、中途半端感がぬぐえません。道頓堀あたりは観光地らしさがあるものの、すこし筋を入れば、観光客に優しいとはいいがたい。心斎橋商店街も、ドラッグストアやアパレル店など観光客が喜ぶ店が増えてきましたが、まだ日本人狙いなのかどうかはっきりしません。ここは沖縄の国際通りを参考にして、思いっきり観光地仕様の店舗を増やしてほしい、■道頓堀ドン・キホーテの観覧車はまだ生きているのかな?あれだけでは寂しいので、遊園地のような施設をもっと増やしてほしい。以前、絶叫マシーンみたいなやつが御堂筋沿いにあったはず。あれの復活を望みます。■黒門市場も中途半端ですよね。もっと拡張して品ぞろえを増やすこと、および鮮魚を買えばその場で調理できるような施設にできないだろうか。こちらも沖縄の公設市場を参考にしてください。■飲食店は気軽に外国人が入れるようになっているのでしょうか。これは難波から心斎橋エリア全体で、外国人受け入れに取り組んでいくべきです。専用の大きなバルとかあってもいいですが、あるのかな。■ついでにビーチがほしい。沖縄の国際通りに欠けているのはビーチです。あれだけ海がきれいなところなのに、海と商業施設が遠い。そこがハワイとの違いだと認識する次第です。だから大阪にビーチを、なんていうと無茶ですが、以前堺屋太一氏が道頓堀川全体をプールにする構想を披露していたような。プールにするか、あるいは軽い水遊びができるようにするかは別として、大阪の運河を観光客用にリニューアルすることは可能ではないでしょうか。■勝手なことを言っておりますが、最近、大阪ミナミの可能性をひしひしと感じる今日この頃ですから、ここはさらに発展してほしいと思っています。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
May 12, 2017
コメント(0)
■大手家電メーカーがこぞって介護事業の拡大を目指すという記事です。高齢化社会という社会トレンドは、どのビジネスともからめることができますから、上場企業としては、狙わざるを得ないわけですが。■それにしても、パナソニックの社長はこんなことを言っているそうです。介護事業は入居者さえ集まれば収益予測が容易だ。介護保険制度の下で運営しているため、両社の他事業と比較すると収益管理もしやすい。「国がオーナーのフランチャイズビジネスのようなもの。大きく利益が出るわけではないが、失敗しようのないビジネス」(和久社長)という。■この発言を、既存の介護事業者はよく聞いておかなければなりませんよ。ちょっと介護報酬が改定されれば赤字になる事業者が多くいるはずです。介護のプロだとか現場を知っているだとか、その程度で維持できる業界ではなくなっていることを知っておかなければなりません。まさに戦略がなければ生き残れません。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
May 7, 2017
コメント(0)
■本日、発行したメルマガの内容です。コインランドリーって、えらい勢いで増えているそうです。新規出店数ではコンビニを上回るそうですよ。■なぜ今、コインランドリーが増えてるのか。そして、その業界ではどのようなプレーヤーが、どのような思惑で動いているのか。を書いてみました。■ちなみにこの内容は、3月の「戦略勉強会」でとりあげたものです。しかも、勉強会に参加された方から追加情報をいただき、それも加味して書いております。ありがとうございました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
May 4, 2017
コメント(0)
■プロ野球人気が落ちていると前々から言われています。テレビでの視聴率が悪く、地上波でほとんど中継されなくなったことがそれを示しているわけです。が、それに対して「単にテレビ視聴率がとれなくなっただけで、プロ野球人気は落ちていない」という意見も聞かれます。実際、各プロ野球球団の観客動員数は伸びているのですから。■しかし上の記事は「プロ野球観客動員数の増加=プロ野球人気健在」という図式を否定しています。2011年のプロ野球ファン人口は3685万人で、この5年間で25%減った。さらに10年前、2006年にさかのぼるとファン人口は4138万人。現在まで減少が続いていることがよくわかる。さらに著者は、中学生や小学生の野球離れをあげています。中学校の体育系部活動を統括する「日本中学校体育連盟」の競技別生徒数を見てみよう。軟式野球部に属する2016年度生徒数は、男女合わせて18万7752人。5年前の2011年度と比較すると、3割強も減少している。少子化により中学生の人口は減っているのですが、それでも野球人口の減少は大きいと言わざるを得ません。子供の野球人口、つまり裾野が狭まっているわけですから、野球人気の将来は明るいものではないことになります。■では、プロ野球の観客動員数が増加しているのはなぜか。著者がいうのは、各球団の企業努力です。特に、リピーターを獲得するための努力を各球団が行っており、その効果が、観客動員数の増加につながっているとか。一人ひとりのファンに合わせて、スマホに小まめに情報を配信するようになっている。たとえば「誕生日」「初めて球場に足を運んで観戦した日」など「記念日」がいつなのかや、あるいは「あなたが観戦した日は何勝何敗」といった細かなデータなどだ。こうしたがっちりとしたマーケティングによって、熱心なファンをさらにヘビーユーザーに変えている。こうしたミクロなマーケティング手法の展開により、なんとか人気を保っているのだとか。企業努力は称賛すべきだが、これをもって野球人気は安泰だと考えてはならない。という著者の意見です。■正直に言って、この記事だけで、プロ野球の将来を論じるわけにはいかないでしょうが、特にプロ野球関係者に多い「野球人気は健在だ」という主張に一石を投じるものだと思って読みました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
May 2, 2017
コメント(0)
■本日、発行したメルマガです。4月ですので、新社会人に向けて、書かせていただきました。私が新社会人の時に、こういうことを言ってくれたらよかったのになぁ、と思うことを書いております。いまは無限の可能性がある新社会人の方々ですが、1年ごとに可能性は目減りしていきます。有意義な社会人人生を送ってください!【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」
April 20, 2017
コメント(0)
■これはもう、全くもってその通りだと思います。能力がないやつは数で稼げ。量の勝負に持ち込めば、凡人でも勝てる。これは私の信条でもあります。■記事は、マレーシアで巨大企業グループを作り上げた小西氏と、エステーの鈴木氏の対談形式です。エステーは、成熟したニッチ市場である生活消費財の分野でのトップ企業。市場が成熟して「もうこれ以上はプレーヤーは参入できない」と思われている市場が一番面白いし、美味しいのですな。こういう市場では、「勝つ」よりも「負けない」ことの方が重要で、ちょとした仕掛けで周辺の競争相手を叩きつぶすこともできるんです。だからといって大企業が参入を狙うほど大きな市場にはしない。私のニッチ戦略は、「大企業を刺激せずに小さな企業を刺激する。弱きを挫き、強きを助ける」なんです(笑)。鈴木氏のいう生き残る秘訣は、ランチェスター戦略にいう「ナンバーワン主義」であり「足下の敵攻撃の原則」です。また「孫子」の精神そのままです。■小西氏は、マレーシアに後発事業者として参入した時、どぶ板営業をやったのだと言っています。私もマレーシアでは染料の営業から始めましたが、とにかくマレーシア中を回り尽くしました。高速道路がない時代に毎月5000キロは走り、田舎の小さな問屋や工場へも何度でも顔を出しました。「売ってやる」の上目線だった欧米のライバルメーカーは、そんなドブ板営業はしません。当然ながら首位になりました。欧米メーカーのいじめは厳しかったけれど、お客さまからは圧倒的な支持がある。これが、その後の商売でも大きな力になりました。こちらもランチェスター戦略の特徴である「接近戦」「全数訪問」の徹底です。それができる者は必ず勝ちます。■記事では、凡人は数で稼げ、といっていますが、私の知る限り、コンスタントに成績を上げることができる人のほとんどは、量の勝負に長けています。差がつくとすれば、行動量が成果に結びつくような仕組みが意識できているか、作れているか、というところだと思います。少なくとも、私の営業コンサルは、量の勝負ができるような仕組みや環境を作ることに主眼を置いています。「最小の労力で最大の効果を」って安易に言う人が効果を上げるところを見たことがないですが、量勝負している人は結果的に、そうなっていくんだと思います。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」
April 15, 2017
コメント(0)
■居酒屋「塚田農場」のエー・ピーカンパニーが運営する弁当が好調だという記事です。エー・ピーカンパニーは、売上高260億円程度予測。本業の塚田農場がいまひとつ伸び悩んでいる折、弁当事業をもう一つの柱にしようという算段です。こちらの記事では、来期30億円を目指すと強気ですね。記事では弁当事業の展開について書かれています。■弁当事業そのものは、新規事業立ち上げのお手本のような運営をしてきたようです。立ち上げ当初、ターゲットをMR(製薬会社の営業マン)に絞ったことが秀逸です。MRの方々は、お医者さんを訪問する際に、高級弁当を手土産に持っていくという習慣があるらしい。MR専用の弁当通販サイトがあるそうですが、それなりにマージンをとって運営していた模様です。そこに目を付けた塚田農場側は、直接、製薬会社に売り込むことで、中間マージンを省き、コストパフォーマンスのいい弁当を提供することで、開拓していったということです。■よくこういうスキマを見つけたもんだと思いますが、立ち上げ当初に、規模の小さなニッチ市場をターゲットにするというのは、弱者の戦略の定石です。市場を小さく絞れば、直接営業という手段を使うことができます。直接営業するから顧客ニーズをつかむことができて、適正な商品開発をすることができます。こちらの記事では、弁当の新作が出た際に試食会を開いて説明するなど、まるで医薬品の営業のような手法をとりいれているようです。■MRへの弁当販売で工場を稼働させて、その余剰生産力をもって、会議用弁当やテレビ局のロケ弁に進出したとあります。いずれも直接営業できる分野として共通しています。さらにエキナカにリアル店舗を構えたのは、会議用弁当の認知度向上のためだということです。実際の営業手法が書かれていないので、詳しいことはわかりませんが、それだけコストをかけるのだから、細かくセグメント分けして、直接営業をガンガンやっていっているのでしょうね。こうした記事が出てくるというのは本格的にシェアをとりにきているのだと思いますが、当然、ライバル会社も黙っていないでしょうし、儲かるならば新規参入企業も出てくるでしょう。今は、リアル営業の頑張りどころでしょうね。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★4月12日(水)大阪 ランチェスター戦略入門セミナー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」
April 11, 2017
コメント(0)
■本日、発行したメルマガです。野村克也氏の人生を振り返り、その強さの秘密に迫ってみました。野村ファンである私ならではの企画です^^■先日、このブログでも取り上げた記事をもとにしています。ご都合よい時に読んでみてください。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★4月12日(水)大阪 ランチェスター戦略入門セミナー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」
April 6, 2017
コメント(0)
■へー。こういうのがあるんですねー。「暇な女子大生」というキャラクターが話題だとか。実在するのかどうかは謎ですが、この人、慶應大学の女子大生で、エリートの男性をとかえひっかえ喰いまくっているという設定です。記事では、そのキャラクターをマルクスの「階級闘争」に重ねていて、壮大なネタにしています。■私もこの暇な女子大生のツイッターをみてみましたが、確かに面白い。何が面白いかというと(1)キャラクターが確立されていてぶれない。エリート限定でナンパしまくるという肉食女子大生キャラクターが確立されていて、そこにある疑問や自省が全くありません。そういう普通の人間とつながりがありそうな要素が皆無なので、テレビやアニメのキャラクターのようにみることができます。(2)言葉遣いが独特ここには書きませんが、独自のルールで言葉を使っています。そこがやはり我々とは違う規範で動いている感を出しています。けっこうこの独特の言葉遣いに訴求力があります。(3)リアル言葉遣いが独特なので生々しさはありませんが、書いてあることは時系列も含めてリアルです。■要するに、肉食系の女子というキャラクターを、我々とは違う地平に存在させているわけです。逆説的ですが、だから余計な感情なしに、自分たちと結びつけて考えやすくなっています。記事にもありましたが、これってトリックスターの図式そのものですね。自分たちと比べて極端に優れている、あるいは、極端に劣っている、あるいは、優れた部分と劣った部分を両方持っている存在が、自分たちの共同体を危機に陥れたり、逆に危機から救ったりするというのは、民話やおとぎ話でたびたび出てくるパターンです。この暇は女子大生は、みごとにトリックスターの図式をとらえており、完成度が高いと感じます。意識して作ったとすれば大したものです。し、こういうやり方がサンプルとして提示されたのですから、今後、様々なトリックスターを模したキャラクターが現れると予感させますね。■ただし、このキャラクターをもって、我々の価値観を根底から揺るがすような破壊力があるとは思いません。わりと普通にいる人たちではないですかね。このように発信力がある人は珍しいですが。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★4月12日(水)大阪 ランチェスター戦略入門セミナー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」
April 4, 2017
コメント(0)
■スマホ時代に有望なショートフィルム。誰もがその可能性に気付いているはずですが、まだその方法論は確率されていないのかな。現在、youtubeなどにあるのは、ほとんどが素人が適当にアップした動画か、テレビ番組をキャプチャーしたものばかり。映像のプロが真剣に作った動画コンテンツはまだみませんね。でもスマホが映像視聴のメインメディアになるわけだから、それに合わせたコンテンツが出てくるはずです。ビジネスモデルはもちろん、映像作品のパターンがまだ出てきていないということなんでしょう。一人、パターンを確立する人が出てくれば、その模倣や差別化で、いろんな作品が出てくるのでしょうけど。■その意味では、ショートフィルムフェスティバルというのはいい試みですね。まだビジネスにはなりきっていない分野のコンテンツを集めて、パターンを探ることができます。ここで上映された作家や、作品を観た人達の中から、黎明期の天才みたいな人が出てくるのでしょう。■その会になぜか別所哲也氏が関わっているということなんですね。その経緯はよくわかりませんが、別所氏はプロデューサーとしての活動もされている人なんでしょうか。その別所氏の言葉として面白いのがこちら私がアメリカで言われ、強く印象に残った言葉があるんです。「日本人はモノづくりは上手だけど、ランキングビジネスと、アーカイブビジネスと、オークションビジネスが下手だね」と言うのです。そして、今後の日本の映像業界では、この3つのビジネスが伸びていくはずなんです。■要するに、黎明期に様々な動画がアップされた中、どれが面白いかというランキング、検索できるアーカイブ、コンテンツを売買するオークションが立ち上がれば、その分野は発展するというわけです。日本人がそれを苦手にしている、ということであれば、やる人が少ないのでしょうから、そこにはビジネスとしてのうまみがるということです。これは、動画に限らず、どの分野でも応用できることなのではないでしょうか。■たとえば、小説でも同じ。スマホで小説を読むとすれば、長編よりも短編やショートショートが適しているはず。あるいは朗読作品化したものが中心になるかも知れない。だとすれば、コンテンツの作り方が変わってくるでしょう。既存の有名作家ではなく、スマホ小説作家が出れくれば、その分野はもっと盛り上がってきます。またそこに、ランキング、アーカイブ、オークションをセットで立ち上げることで、ビジネスとしても成立させる方法が広がります。短いインタビュー記事でしたが、刺激になりました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★4月12日(水)大阪 ランチェスター戦略入門セミナー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」
April 1, 2017
コメント(0)
■中国人の作家・ジャーナリスト莫邦富氏による記事です。いわゆる反日ではなく、冷静な目線で日本企業の欠点を指摘しており、耳が痛いですな。■見出しだけ抜き出すと1. 第一の問題点は、技術に対しては、日本企業は病的な完璧主義者で、度の過ぎたイノベーションを求めすぎる。2. ユーザーの立場に立って物事を考える意識や販売を促進しようとする意欲も薄い。3. 終身雇用制が日本企業にとって耐えがたい負担となりつつある。4. 対中国戦略の失敗。5. 創業を奨励する文化は日本では国家的に形成されていない。6. 日本企業が長年保ってきたイメージが近年、崩れている。7. 現状に甘んじて進歩を求めず、戦略的な選択と投資を怠った傾向が強い。8. 長期的な低価格競争に耐えられない。9. 上層部が無能で、部下は無原則に従う。ということで、いちいちごもっともです。■私なりにまとめると1.全体が内向きで、チャンレンジ精神がない。2.ユーザー目線が薄い。3.長期的な戦略がない。ということになりますかね。■1については、その通りです。シャープにしろ、パナソニックにしろ、ソニーにしろ、近年発売された内幕本を読めば、経営不振の原因は、内向きでお互い足を引っ張り合う経営陣にあると思えてきます。(私が知る限りでも企業の人たちのマインドの内向きさには辟易する場面が多い…)中国市場に限らず、アフリカでも中東でも、日本企業が果敢に開拓しているという話をあまり聞きません。既存市場を守る、というのは一つの選択ではありますが、かつてのチャレンジ精神がなくなったのでは?と思われても仕方ありません。■2,3についても同意します。が、日本企業は伝統的に、ポジションを明確に選択するよりも、現在やっていることを続けて、ノウハウや経験を蓄積するという方が得意な部分があります。欧米側にいわせると、それは無策となるのかも知れませんが、だからこそ品質の高さや信頼性につながることもあります。日本企業にしかできないことも多いわけです。だから一概に、ポジションチェンジを好まないことを戦略がないということはないでしょう。ここは日本企業独自の戦略方向性をみてもいいと思います。■しかし、記事にあるように、ユーザー目線を持つこと、販売促進に意識を向けること、提携戦略をうまくすること、などが欠けているというのは心当たりがあるところは多いと思います。ここは素直に反省したいですね。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★4月12日(水)大阪 ランチェスター戦略入門セミナー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」
March 31, 2017
コメント(0)
■野村克也氏の人生を振り返るBESTTIMESの連載が完結しました。3月中、毎日やっていたんですね。けっこう楽しみにしていましたし、全部読みました。でも野村本のファンである私としては、全部、知っている話なんですけどね^^;それでも、面白かったです。■プロ野球でクビにされないための苦労。1軍に定着するための工夫。さらに一流になるための思考。監督になって組織を強くするための挑戦。まさにプロ野球人として、フルコースで経験した人です。しかも、選手としても、評論家としても、監督としても超一流ですからね。その言葉には重みと説得力がありますよ。■野村氏の特徴は、もともとテスト生上がりで、決して恵まれた立場にいたわけではなかったこと。才能はあったのかも知れませんが、それを開花させる基礎訓練なく、プロ野球に入ってきた人です。実際、一年目のオフには「おまえはモノにならんから辞めろ」と言われたそうですからね。■そんな状態で生き残るためには、どうすればいいのか「思考」し、実際の現場での状態を「感性」で知り、自分を変えるために挑戦する「勇気」を持たなければならなかった。実際に、壁に当たるたびに、そうやって、突破してきた人なのだから、頭が下がります。対人関係におけるちょっとしたクセは、そういう出立なんだから仕方ないですよ。■思えば私も、三十代半ばまでは身体を使うことしか考えてなかったような気がする。営業の仕事だったので、行動量と負けん気でどうにかなりましたからね。ただある時期から、ありていにいうとマネージャーに近い立場になると、それでは全く通用しません。そこで曲がりなりにもこれではダメだと気づいて、変わろうと思ったから、今がある。とつくづく思います。野村氏と比ぶべくもないちっちゃな話なんですが。■当時、上司とか先輩にあたる人でも、現場営業の能力のままマネージャーになっている人もいました。その部下や後輩は悲惨でしたよ。「出来ない部下は相手にしない」とかうそぶいて、さらにあろうことか、その部下の悪口を言いまくっている人もいましたからね。当時の組織はそんな人でも容認していたのだから寛容だったんですねえ。■自分の状況を気づく「感性」と、その状況を打破するための「思考」力と、ベテランになっても自分を変える「勇気」これを持つことは重要です。プロ野球界だけではなく、どの業界でも当てはまることだと思います。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★4月12日(水)大阪 ランチェスター戦略入門セミナー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」
March 30, 2017
コメント(0)
■アマゾンが創業以来の危機に瀕しています。儲かりすぎている!利益を出さないことを信条とする同社としては、最近の状況は誤算であり不本意ではないでしょうか^^;■そのアマゾンの利益のほとんどを稼ぎだしているのが、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)です。いわゆるクラウドコンピューティングのインフラを提供するサービスです。今期売上高予測は1兆5000億円。しかも毎年150%で伸びているとか。クラウドインフラ事業の分野でAWSは、2位以下のベンダーすべてを足し合わせても、その数倍の売り上げ規模となっています。■なぜアマゾンのサービスがここまで大きくなったのか。他企業が、クラウドコンピューティングなるものがここまで大きくなることはないと読み間違えた部分もあるでしょう。しかし、最大の理由は、アマゾンの方法論が、他のIT系企業の方法論とは大きく違っていたことだろうと思います。■記事にありますが、アマゾンは「ローマージン・ハイボリューム」のビジネス展開を得意としています。いや、ゼロマージンだろーと言いたくなるような低価格設定を好みます。低価格で参入し、莫大な投資を行って、市場シェアを奪ってしまう。利益は投資に回してしまうので、さらに競争力が上がり、他を寄せ付けなくなります。通販でやったのと同じ方法論をクラウドインフラの分野でもやってしまって、うまく行き過ぎてしまったわけです。■なぜなら他のITインフラを提供する企業は、それなりに儲けるビジネスをしていたからですな。アマゾンのような原価で提供するようなビジネスにいきなり対抗する術も考えもなかったようです。こういう例をみると、他の分野でもアマゾンに進出してもらって、適正価格にしてほしいものです。■AWSは当初、コストをかけられないスタートアップ企業が好んで使うサービスでした。しかし記事にあるように、安い上に、セキュリティもサービスも充実しているとなれば、腰の重い大企業も切り替えていくでしょう。まだまだ成長していきそうですね。■アマゾンとすればちょっと儲けすぎです。心苦しいでしょう。この利益は、おそらく新たな分野に進出するための軍資金となることでしょうね。個人的には「住宅」に進出してほしい。アマゾンホームといって、住宅も家具も光熱費も日用品も食事もすべて定額で提供するサービスです。それをあほみたいに安い値段でやってほしい。アマゾンならできるでしょうから。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★4月12日(水)大阪 ランチェスター戦略入門セミナー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」
March 24, 2017
コメント(0)
■本日発行したメルマガの内容です。戦国武将のそれぞれの生き方(生き残り方)をネタに書いております。戦国時代は、究極の変革期ですから、生き残るためには全能力をかけなければならなかったはず。勉強になることが多いです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ]■株式会社クリエート・バリュー★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」
March 23, 2017
コメント(0)
■残念です…WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、日本代表は2大会連続の準決勝敗退に終わりました。スコアだけ見ると、1-2で僅差のいい試合です。実際、緊迫したいい試合でしたし、アメリカはこれまでになく本気モードでした。が、実際には、上の記事にある通り、スコア以上の力の差があったと思います。■日本の投手陣は見事でした。力の限りを尽くして、アメリカの強力打線をよく抑えていました。しかし打撃陣は、アメリカの投手陣に完全に抑え込まれていました。今大会、機能していたはずの打線が、今日の試合に限って、まるで打る気配がなかったように思います。なれない球場、気候、ボール。初めて対戦する変則投手。といった条件を考えると、それも仕方ないのかなと思いますが。■今回の試合をみると、やはり日本は投高打低なのですね。2次ラウンドまでは、投手陣よりも打者陣の活躍が目立ったのですが、やはりメジャーの一線級を相手にすると、投手陣の力が際立ちます。日本の打者を世界クラスに育てるにはどうすればいいのでしょうか。■思うに、日本の野球は、メジャーに比べて、打者有利にできているのかもしれません。打者有利で投手不利になるゆえに、その中で投手が育つわけです。逆に、打者不利の状況をつくれば、打者が育つのだろうか。飛ばないボール。広い球場。広いストライクゾーン。しかしそうなると、プロ野球でロースコアの試合ばかり増えて、地味になってしまうのかも知れませんしね。■こうなると、大谷翔平には打者として育ってほしいと思ってしまいます。160キロ超の剛速球投手が滅多にいないのはわかりますが、それ以上に、大谷クラスのスラッガーはさらに珍しいのではないか。今大会、大谷が出ていれば、メジャーも打者大谷の凄さを目の当たりにして、二刀流を認めるチームが増えたかもしれない。そういう意味でも残念でした。
March 22, 2017
コメント(0)
全2968件 (2968件中 1-50件目)