ハッピー&ラッキーな日々
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娘の「夏休みの自由研究」として何がいいかなぁ~?とネットサーフィンをしていたら、石屋らしいものが目に留まりました。それは「勾玉作り教室」予め用意された四角い「滑石」を紙やすりなどを使って勾玉の形に削っていく、というものです。娘に「ねぇ、夏休みの自由研究に、勾玉を自分で作ってみる?自分で石を削って、勾玉を作ってみるんだって。」と問いかけたところ、工作が大好きな娘は「やるやる~やってみたぁ~い」と即答で大乗り気そして私も「これ、面白そう~やってみたい~」ということで、いくつかの「勾玉作り体験教室」を探したものの、日程が合わなかったり、会場が遠すぎて、なかなか参加できそうな教室が見当たりません。そこで、ふと思いつきました。「・・・体験教室があるならば、もしかして自分でも作れるようなキットがあるのかも?!」早速探してみたら、ありましたありました!石も紙やすりも紐までついている勾玉作りキット♪説明書も付いているので、自宅でも簡単にできるようです。ということで、石好きな主人にも声をかけてみました。「ねぇねぇ、M(娘の名)の夏休みの自由研究用に手作り用の勾玉キットを買うんだけど、一緒に作ってみる?私もやってみるんだ~♪」すると「じゃあ、石が大きいサイズのキットを1つ。それから、大きめサイズの石だけを10個注文して!」という返答が。え?!勾玉作り(今生では)未経験なのに、いきなり石が10個ですか・・・?!さすが、天職が石屋の主人。勾玉を作る気満々のようです。(笑)そして、早速注文した勾玉キットが到着。届いた石はこんな感じです。私は紅滑石という、うすピンク色の石。主人と娘は白ベースの滑石を選びました。こちらはうっすらグリーンでした。 滑石はとてもやわらかい石で、硬度は爪以下。だから、子供にでも削ることが出来るんですね。小さい頃、ロウ石という石で、道路に絵を描いたりして遊んだことがある方も多いと思うのですが(私だけ?)、滑石はこのロウ石のことなんです。ちなみに石の硬さを表すモース硬度で、ダイヤモンドがもっとも硬い「10」であるのに対し、滑石は一番柔らかい「1」になります。紅滑石は最初から穴あきしか売られていなかったのですが、白滑石は穴なしもあったので、主人と娘の石は、自分たちで穴を開けました。まずはこの滑石に勾玉の下書きをします。自分で作ってみたい勾玉の形をイメージして書いて見ました私はころんとした勾玉を作りたかったので、こんな感じになりました。 この下書きをもとに、ヤスリで勾玉を削っていきます。キットには紙やすりがセットで付いていたのですが、家に金具のヤスリがあったので、大まかな形になるまでは金具のヤスリで削り、仕上げは細かい目の耐水用紙ヤスリで削りました。まだ娘の勾玉は仕上げ磨きの途中なのですが、我が家の3つの勾玉はこんな感じです。 左側の大きなC型の勾玉が主人のもの。 真ん中の小ぶりな勾玉が仕上げ磨き途中の娘のもの。右側のピンク色の勾玉が私が作ったものです。主人(志)は、私の勾玉を見て「体型はお前と違うけれど、お前っぽいよな~。」と言っておりました。どこが私っぽいんだろう・・・?(笑)今回、主人の両親も一緒に勾玉を作りました。出来上がった5つの勾玉はそれぞれ表情が異なり、とっても個性豊か。それぞれが特別で、とっても素敵に見えました出来上がった勾玉が大切なのはもちろんですが、みんなで和気藹々と楽しく削った時間もかけがえのない大切な思い出の時間となりましたちなみに勾玉にはこんなパワーが宿っているといわれています。また、福の神様として有名な仙台四郎さんは、いつもお母さんから貰ったお守りの「勾玉」をお財布に入れていたのだそうです。(お財布の中身はいつもこの勾玉と小銭が数枚だけだったそうです。)四郎さんは紐をお財布に付けて、首からぶら下げていたとのことで、いつも勾玉と一緒だったのですね♪勾玉にご興味のある方は、自分で作ってみられても楽しいかもしれませんもし、興味はあるけれど、自分で作るのは・・・という方は、石屋が天職の志に「勾玉を作ってくださ~い」と交渉するか(笑)、「私に合う勾玉を選んでください」と聞いてみられてはいかがでしょうか?勾玉製作については現在検討中だと思いますが、その方にあう勾玉を選ぶのは、無料で教えてくれますよ~♪(志への依頼やお問い合わせはこちらからどうぞ)娘の自由研究の題材を探して、思いがけず出会えた、この「勾玉作りキット」。勾玉と共に、素敵な時間をプレゼントしてくれたこの出会いに感謝感謝です皆様はこの夏、どのようにお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。暑い日が続いておりますが、どうぞ皆様も素敵な日々をお過ごし下さいね本日もお読みいただきありがとうございます。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りしております
2010年08月10日
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