1年ほど前に司馬遼太郎『坂の上の雲』を読んだ。
日露戦争で活躍した秋山兄弟と正岡子規を中心に、明治の群像を描く歴史小説だ。
本の帯に、「09年秋~11年秋NHKスペシャルドラマ」とある。その第1回放送が11月29日にあった。
海外ドラマばかり見ていた私だが、『坂の上の雲』のTVドラマは、本で知って以来ずっと楽しみにしてきた。なぜか。
文明開化期の日本人皆が共有していた「高揚感」が、作家を介して、読む者に伝わったのかもしれない。ドラマを見て擬似体験したいと思った。その日は朝から、「今日の夜はテレビを見るから」と家族に宣言し、携帯アラームまでかけたほど。
ドラマは始まったばかりだが、原作を忠実に再現して欲しいと願っている。
放送後、本棚に並んだ原作本を手にとっている長男を見た。
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