アスペルガーの子どもとともに

アスペルガーの子どもとともに

小学校6年生



【進級時、担任の先生に連絡したこと】
その1。5年生までの生育歴(パソコンでまとめたもの)を渡しました。苦手な分野、出来るようになった学年などを簡単にまとめたものです。
その2。5年生での児童相談所の結果。


【私が納得できなかったこと】
小学校の担任、児童相談所の職員が、「ADHD・アスペルガーは個性程度で漢字やローマ字や笛が不得意な子は他にもたくさんいるから」と言われ、ひとくくりにされ、支援は必要ないでしょう、というような曖昧な発言が納得できませんでした。なぐさめで言ってくれる言葉なのでしょうが、「じゃあ具体的に、このように取り組みましょう」というような答えはなかったので、とても残念でした。


【息子が悩んでいたこと】
出来ないのが悔しくて、まじめに練習する。けれども、出来ない。出来ないのは息子だけ、ということで悩んでいました。だから私も笛が出来なくても叱る事は出来なくなりました。少しでも吹けたら「良くできたねー^^」と声をかけずにはいられないし、息子自身も、人と比べると全然出来ていないのはわかっていましたから、常に劣等感を持っていました。だから学習発表会で笛の曲を披露する時、苦痛でしかたなかった息子でした。6年にもなれば繰り返しのフレーズくらいは吹けるようになりましたが、これだけ頑張っても誰からも、そして先生からも評価されないのは、残念でした。平成14年に導入された「絶対評価」。確か説明では「頑張りも評価される」と言っていたはず。音楽の成績が3段階の一番下だったのは、忘れられない心の傷となっています。

【忘れ物 防止対策】
明日の時間割のしたくは5年と同様に自分でさせました。それで忘れ物をしない方法を見つけた息子。カバンに全部入れておく方法です。宿題の提出も何度も何度も言ってやっと提出が出来るそうですが、その宿題は学校の休けい時間を見つけてやっていたようでした。

【集中時間】
5月にデパケンを辞めました。やめたせいか、ぼーっとする事はあまりなくなったよう。成長時期とでもいうのか?、夏ー秋になるにしたがって集中力も続いて、11月頃には勉強が1時間程度なら続くようになりました。嫌いだった、運動会の練習、徒競走の練習も喜んでするようになりました。この時期に、児童相談所での結果と得意&不得意なことを息子に知らせました。覚えることが苦手だから少しずつ頑張ろうとの提案にも賛成して、自分から1枚ずつとか、一問ずつなど、決めて出来るようになってきました。

【教育現場で誉めることの大切さ】
塾のM先生は誉めてくださる先生で「M先生となら漢字覚えられるから」といい、少しずつ覚えられるようになりました。そのM先生に「こんなに劣等感の強い子は初めてだ」と言われました。小学校生活では、小1から始まった毎日の5時の補習と小学校の生活では出来ない事ばかりですから劣等感を感じずにはいられなかったのだと思います。息子のような子は、今の学校教育では、出来ないことだらけなので、劣等感のかたまりになってしまいます。そうならないように、特別支援が進んで欲しいと思います。

【まわりの子ども達の方が息子を受け入れてくれた】
話すことは大人びていてしっかりしているのですが、やることが幼稚で、体操服に着替えて出るのが遅い、帰る支度も遅い、提出物が出来ない、リコーダーが出来ない、なのに得意科目のテストは100点。不得意な漢字はテストを提出しない(半分も出来ていないので提出しない)。発想は独特で、おもしろいことを言う。こんな息子をユニークだからと、面倒を見てくれる仲の良い友達に恵まれ、息子にとっては幸せな1年間だったと思います。


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