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2025.08.21
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テーマ: 通信業界(51)
カテゴリ: 楽天シンフォニー
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クウェート初のOpen RANネットワーク誕生へ!楽天シンフォニーが中東進出の大きな一歩を踏み出す
楽天シンフォニー株式会社とクウェートの通信事業者Zain Kuwait(ザイン・クウェート社)が、クラウドネイティブなオープン無線アクセスネットワーク(Open RAN)の導入に向けた覚書を締結しました。この合意により、クウェート初のOpen RANネットワークが実現することになります。

ザイン・クウェート社が挑戦する次世代ネットワーク構築
今回の合意に基づき、ザイン・クウェート社は楽天シンフォニーのOpen RANおよびクラウドソリューションを活用して、5G Stand Alone(SA)方式の基地局を展開します。同社はこのネットワーク構築のため、データセンターのインフラや5G SAのコアネットワーク、関連する通信回線の確保も進めることになります。楽天シンフォニーは、Open RAN対応の仮想化分散ユニット(DU)および集約ユニット(CU)のソフトウェアに加え、クラウドネイティブな仮想化ソフトウェアをザイン・クウェート社に提供し、同社の商用ネットワークにおけるOpen RANソリューション展開を可能にします。

中東・北アフリカ地域への大規模展開の第一歩
このプロジェクトは、ザイン・クウェート社とグループ会社で構成するザイングループが計画する大規模なOpen RAN商用展開の第一段階となります。ザイングループは、クウェートに加えて中東、北アフリカ地域の8ヵ国で事業を展開しており、今回の成功が地域全体への波及効果をもたらすことが期待されます。Open RAN技術の将来性を見据えたこの取り組みは、地域全体の通信インフラの将来性を大きく左右する重要な一歩となるでしょう。

両社トップが語る戦略的意義
楽天シンフォニーの代表取締役社長であるシャラッド・スリオアストーア氏は「ザイン・クウェート社のOpen RAN導入を支援できることを嬉しく思います。当社はクラウドネイティブかつオープンなネットワーク構築を支援し、ザイン・クウェート社におけるネットワークの運用柔軟性や市場投入までの時間短縮の実現を図ります」と述べています。一方、ザイン・クウェート社のCTOであるダイージ・アル・ウード氏は「楽天シンフォニーとのコラボレーションは、クウェートの通信インフラを変革していく我々の取り組みにおいて重要な一歩です。国内初のクラウドネイティブなOpen RANの試験導入によって、ネットワークの機動性、効率性、拡張性を新たなレベルに引き上げることを目指しています」とコメントしています。

NEDOの技術成果も活用、産学官連携の成果
注目すべきは、楽天モバイル株式会社が楽天シンフォニーと協力してこのプロジェクトに参画し、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」の成果であるO-RANインテグレーション基盤技術を適用することです。これにより、日本の技術力が海外展開に活かされる形となります。日本発の先端技術の将来性が、国際市場で実証される貴重な機会となっています。

40年の歴史を持つザイン・クウェート社の先進性
ザイングループおよびザイン・クウェート社は、1983年に中東・北アフリカ初の通信事業者として設立された歴史ある企業です。1994年には初めてGSMサービスを開始し、2019年にはクウェートで全国規模の5Gを導入するなど、地域における数々のマイルストーンを先導してきました。同社は、AIを活用したツールや包括的なネットワークサポートなど、最先端のデジタルサービスと従来型のサービスを通じて、顧客の期待を超えることに尽力しています。また、官民のパートナーシップを促進し、主要分野におけるデジタル変革を推進することで、クウェートの発展において戦略的な役割を果たしています。




楽天シンフォニーのグローバル展開が加速
楽天シンフォニーは、革新的なモバイルネットワーク技術を用いた通信プラットフォーム事業をグローバルに展開しています。楽天モバイル株式会社が世界でも先進的に商用利用を実現した大規模な仮想化Open RANネットワーク構築の知見を生かし、通信事業者向けのプラットフォームを含む次世代ネットワークの計画・構築・運用に必要なすべての機能を提供しています。日本に本社を置きながら、米国、シンガポール、インド、韓国、欧州、中近東アフリカ地域にも現地拠点を置く楽天シンフォニーにとって、今回の合意は中東市場における重要な足がかりとなり、同地域での将来性の高い事業拡大への道筋を示しています。

まとめ:通信業界の新たな潮流を示す戦略的提携


■ザイン・クウェート社について
ザイングループおよびザイン・クウェート社は、1983年に中東・北アフリカ初の通信事業者として設立されました。1994年に初めてGSMサービスを開始したほか(注)、2019年にはクウェートで全国規模の5Gを導入するなど、地域における数々のマイルストーンを先導してきました。同社は、AIを活用したツールや包括的なネットワークサポートなど、最先端のデジタルサービスと従来型のサービスを通じて、顧客の期待を超えることに尽力しています。また、官民のパートナーシップを促進し、主要分野におけるデジタル変革を推進することで、クウェートの発展において戦略的な役割を果たしています。企業の持続可能性に深く根ざし、教育、健康、青少年、スポーツ、環境などにおける取り組みも積極的に支援し、社会とコミュニティをエンパワーメントしています。
 (注)GSMサービスとは、Global System for Mobile Communications(全世界携帯通信システム)の略で、世界で最も普及しているデジタル携帯電話の通信方式です。

■楽天シンフォニーについて
楽天シンフォニーは、革新的なモバイルネットワーク技術を用いた通信プラットフォーム事業をグローバルに展開しています。楽天モバイル株式会社が世界でも先進的に商用利用を実現した大規模な仮想化Open RANネットワーク構築の知見を生かし、通信事業者向けのプラットフォームを含む次世代ネットワークの計画・構築・運用に必要なすべての機能を提供しています。楽天シンフォニーは日本に本社を置き、米国、シンガポール、インド、韓国、欧州、中近東アフリカ地域にも現地拠点を置いています。

楽天シンフォニーとクウェートの通信事業者ザイン・クウェート社、 クラウドネイティブなOpen RAN導入に関する覚書を締結
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2025/0526_02.html





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最終更新日  2025.08.21 08:00:06
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