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2月になって開始した抗がん剤は、週に1回ずつ3回点滴で、1週休みで1クール(計4週間)前回の日記にも書きましたが、最初の治療は1クール目の2回目(2週間目)まで入院で受けました。その後退院してきて、3回目から自宅療養、通院治療に切り替わっています。不自由な入院生活と違い、好きな時間にテレビを見たり、体調に合わせて休んだり、散歩や外出もできます。病院の治療にも、自分で車を運転して行きます。(私も付き添っていますが)車の運転は大好きです。、時々、微熱が出たりだるさがあったり、髪の毛の脱毛も始まりました。抗がん剤の副作用は、自覚症状の他に、血液検査の数値に明らかに出ます。白血球や赤血球、血小板など減少し、他にも色々な数値が下がってきます。血液検査の結果は、一時とても下がっていた数値が、自宅に戻って持ち直したので、抗がん剤の治療を継続できています。(血液検査の限界数値を下回ると、回復するまで抗がん剤は休止)そのためにも、栄養を取って体力をつけたいのですが・・。主人は、お酒のアテが食欲を引き立たせる人なので、吞みながらアテを色々食べて、最後にご飯をちょっとのタイプ。ご飯を食べながら、おかずを食べる習慣がなく、ようやく少し慣れてきたところです。消化が良くて、栄養があって、好きそうな献立を一生懸命考える毎日です。これは美味しいだろうと思って用意したものが、イマイチの事も度々あります。良く食べてくれたら、ホッと安心します。高脂肪、刺激物、消化が悪いものは、治療食としてイケないのですが、でも、時には美味しく食べる事優先。「ま、いっかぁ~」って、おちょこに半分のお酒を飲んだ事も3回ほど(笑)たったそれだけで頬がポッとして、呑んだ気がしたそうです。もしかして、呑めない私より弱くなっちゃった?シンジラレナイ(苦笑)抗がん剤治療の他に、日本医科大学の丸山ワクチンの治験を受ける事にしました。抗がん剤と併用でき、長い歴史のある薬です。週に3回投与で、20回投与が1クールです。丸山ワクチン治験は、自費診療になりますが、主治医のいる病院で週3回注射を受けています。化学療法の抗がん剤は、一応3クールがめどです。癌細胞を殺す代わり正常な細胞も痛めるので、副作用も強く、体へのダメージも大きいです。うまくお薬が効いて、癌が抑えられ、手術が可能な状態になるまで、本人の体力が保持できる事が目標。免疫療法の丸山ワクチンは(体に優しく)、癌細胞の増殖を抑えていく薬なので、週に3回の注射はずっと続ける予定。しばらくは、焦らず治療に専念し、2人で頑張ります。今日は、息子夫婦と孫のアオちゃんと一緒に、先週から始まっていた展覧会に行ってきました。アオちゃんがカメラを向けると、すぐいい笑顔になるアキジイです。😊先日出品した主人の作品を見ながら会場で写真を撮ったり、その後みんなお気に入りのラーメン屋さんへ。日頃は脂肪分を抑えた食事をしていますが、久しぶりのラーメン、とても美味しかったようです。(*^-^)ニコ雪が多かったこの冬ですが、日差しが暖かくなり、少しずつ雪が融けてきました。春がもうすぐそこまで来ています。(付記)治験とは、開発された新薬を厚生労働省が承認するのに十分な要件(有効性があるか、副作用はないかなど)を備えているかどうかを、一定の条件(病名、病状、併用薬など)に適合した実際の患者さんに使ってテストすることです。いわば実験ですから、治験薬は本来無料で提供されます。丸山ワクチンは、特例として1981年厚生省(当時)は、実費を患者が負担して協力する治験薬=有償治験薬ということを認めました。長い歴史を経て、今、日本医科大学の丸山ワクチンを、希望したガン患者は使うことができます。但し、治験ですので、治療にあたっている医師の所見や病状の変化、検査データーを、定期的に日本医科大学へ送付する事が条件です。
2021.03.20
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前回のブログで、主人が入院している事をお伝えしました。かかりつけの病院で黄疸がみつかり、総合病院へ紹介され即検査で入院。色々な検査を受け、黄疸の原因を探りつつ、胆汁の排出の処置など始まりました。入院したばかりの日の夜、たまたま用事があって主人の携帯に電話してきた友人が、入院の事や、受ける予定の検査の事を知りまして・・・。その友人は、とても心配してくれて。日本学会で消化器外科の権威である恩師を知っていて、リタイアされているその方に主人の事をすぐ電話したそうです。その大先生から、直接主人の携帯に電話が来たそうで・・。教え子や後輩たちがいる病院に紹介し、今の病院と連絡を取り合うのがいいという事で・・。入院3日後には、大先生から北海道大学の消化器外科Ⅰチームへの依頼が進んでいました。私が知らない間に、話が進みました。実は、主人が入院する時、娘と2人で受けた説明は、腫瘍らしき影があり、検査の結果で良性か悪性かはっきりするとの事でした。結果や経過を見て、もし手術するような場合は、消化器外科の大きい大学病院へという事で、私や息子や娘は、市内にある旭川医大のつもりでしたが・・・。札幌にある北大(北海道大学病院)との連携になりました。その後、主治医と北大の先生との相談で、内視鏡での胆道開通の手術や、おなかの外からの管の挿入など、色々な処置が行われました。その後の検査の結果は、良くありませんでした。手術になる場合、主人は、主治医と連絡を取り合っている北大のK先生にお願いしたい希望でした。なので、経過や治療方針など、北大の先生と直接相談や説明を受けたい主人。ですが、直接札幌まで行くには、治療や検査続きだった本人の体力消耗が心配な上、何よりコロナ禍の中での病人の外出はリスクが高く・・。主人の意を汲んで、私と息子が代わりに行く事にしました。セカンドオピニオンと言います。診断に必要なデーターは、(北大の先生から、今の主治医に指示があったものを含め)すべて、北大病院に送られています。それを元に、意見や診断をして貰い、今後の方針を立てていただきます。北大病院の診察予約、2月1日(月曜日)の11時からで、旭川から高速で2時間半位の距離です。でも、冬は気象状況が悪い時は、高速道路や国道が通行止めになり、JRも運休する事があります。ので、予約時間に確実に間に合う為に、前日に札幌に着いて1泊にしました。案の定・・土曜日の昼頃、旭川を出てしばらくして、天候急変で、高速道路も途中から通行止めになり、国道におろされました。でも、国道も雪が深くなり、吹き溜まりや輪だちで、車はサーフィンしながら走っている状態。道路幅も良く見えず、ゆっくり走る大きなトラックの後を、雪煙にまみれながらついて行きました。「雪煙で見えないから、前車から離れたら?」というと、「この吹雪では、離れたらほかの車も対向車も見えない。少なくともトラックのテールランプが見えていたら、正面からくる衝突は避けられる」・・って。札幌近くになり、吹雪が止み、開いた高速に乗り換え、時間はかかりましたが無事に札幌到着。翌日、北大病院を午前中に受診、長男と2人で、K先生の詳しい説明を聞き、やはり事の重大さを確認して、帰りました。帰りはまずまずの天気で、高速を快調に飛ばして帰宅。主人の入院以来、私は自分では落ち着いているつもりなのですが、やはり動顛しているらしい。長男が一緒で、説明を聞いてくれて、頼もしかったです。黄疸の数値は順調に良くなりつつあり、肝臓の回復を待って、今は、抗がん剤の治療が最善との事。。抗がん剤で、病気が抑えられてきた事を、映像や他の検査で確認できる状態になって、手術適応に。(今の状態で、いきなり手術する事は、むしろ病巣を散らす恐れがあり、まずは抗がん剤)という事で、抗がん剤治療は、体が慣れたら、週に1回の通院がしやすい今の病院で行う事になりました。主人の行う治療は、1週間に1回の注射を3週間続け、1週休みを1クールとして、3クールの予定。慣れたら通院も可能になるけど、しばらくは、副作用の様子を見るために入院のまま行います。抗がん剤の副作用は、とても厳しいです。注射の翌々日から、やはり熱が出てきて、体がだるく、おなかの調子も悪いそうです。癌細胞をやっつけるために、自身の正常な細胞も痛められるのが抗がん剤の副作用。自分の体力、免疫力で乗り切らなくちゃなりません。今、主人は頑張っています。この前から心配いただいているお友達の方々、ありがとうございます。ブログ更新は、なかなかできませんが・・。私も主人と共に頑張ります。通院治療に切り替わった時のために、お勉強です。
2021.02.13
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切れすぎる包丁は怖いっていう人、いますよね。彫刻をやる主人は、切れない刃物は、逆に危ないと言います。いつも包丁をまめに研いでくれます。両隣に住む、息子の家の包丁、娘の家の包丁も研いでいます。普段、切れる包丁を使っていると、切れ味の悪い包丁は、滑って怪我しそうで怖い。「オレがいなくなったらどうする」最近その言葉をよく口にする主人。包丁研ぎは、後継者が必要なんじゃない?オマエじゃ、やっぱり先が短いから、若い後継ぎがいいね~。など会話したことがありました。それにはカッターや彫刻刀など扱うのが上手で、刃物を怖がらないマオちゃん(中学生)が、将来性があるかも?(福島から北海道へ震災避難してきた当時、まだ3歳だったマオちゃんは、すでに鋏を上手に使い、果物ナイフなどでリンゴを剥ける子でした)先日の事、また、そんな話を娘のにゃお(マオちゃんの母親)も交えて、主人と笑いながら話していましたが。取り合えず、かなり切れ味の落ちてきている包丁を、今、急いでなんとかしなくちゃね。抗がん剤の休み週で、少し体調が戻っている主人、我が家と、娘・息子たちの家の包丁を研ぎ始めました。今回は、3軒合わせて8本ですが、6本目の我が家の出刃包丁のところでギブアップ。やはり少し体力落ちてます。なので、うちの出刃包丁の途中から、私が代わり指導を受けながらやりました。最初はコツを教えて貰いながらでしたが、主人が疲れてきたようなので。休んだ主人に代わって、後は、私1人でやってみる事に。どうせ、自分が使う包丁だから、失敗してもいいやって思いつつ(笑)刃が丸まらないように角度を付けるのが難しく、途中で大きく砥石を傷つけちゃったりした。(見てない主人には、バレルまで内緒)💦何度も切れ味を試しながら、切れなくなっている個所を重点的に。片刃の出刃、とりあえず、切れなくなっていた部分の刃を立てられたような気がする。何とかできましたが、主人のチェックは受けません。きっと、がっかりされる💦きっと、主人はやり直ししたくなりそう💦主人は、すでに1時間以上立ちっぱなしで研いで、かなり疲れているはず。これ以上疲れさせたくないのでね💦両刃の残り2本の包丁を研ぐ頃にかなり慣れてきて、試し切りしてもいい感じになりました。抗がん剤治療ですが、今のところ効いているようで、腫瘍マーカーは、少し下がってきています。ただ、連続すると体のだるさが出て食欲がなくなるなどの副作用の影響を考えて、1週ごとに休みを入れながら行う事になりました。(今までは3週連続、1週休みでした)休みの週は、元気を取り戻します。普段の生活の質を落とさないために、隔週の方がいいだろうという主治医の判断です。癌細胞をやっつけるための抗がん剤で、正常な身体機能を落としてしまっては、高齢の主人にはむしろ体を弱める恐れがあり。身体に優しい丸山ワクチンも併用しているので、その方法を取る事になりました。。という事で、ゆっくり治療を進めていく事になりました。おうち時間が増えた主人はテレビが楽しみになりました。よくゴルフ番組を見ています。主人は、ホームコースの選手会のシルバー部会に所属していて、選手として対外試合に出ていました。昨年は、エイジシュート(年齢以下のスコアで回る事)も2回、ホールインワンも出したりしていました。部会から、今年の活動案内が来ましたが、実は、今後、選手活動は勿論、普通にラウンドする事も、おそらく厳しい状態です。主人は、その事を仲間に伝えつつ、活動はできないけど、顔を見せられたら応援に行くからね~と、電話していました。体調を落とさないよう、しっかりゆっくり治療を頑張りたいという主人。先日、病院の帰りにゴルフショップに寄って、クラブのグリップ交換を頼んできました。(今まで、グリップ交換はお店に頼まず、毎年自分でしていましたが、今回はお店に頼みました)春になる頃、体調のいい時なら、散歩程度にゴルフ場に行く事ができるかもしれないという希望を持っています。居間のテレビ、つい最近買い換えました。実は、今まで使っていたテレビは、13年前にブラウン管テレビから買い換えたプラズマテレビでした。当時の液晶テレビは、大画面だとキメが荒く、色調もギラギラしてケバイ感じをうけました。購入したパナソニックの大型プラズマテレビは、当時とても高いと思ったけど、13年間良く働きました。今は、液晶テレビ大型もとても綺麗になりましたね。昨夜、色や彩度の調整を調べて調整し、ついでにテレビを家の無線ルーターとネットにつないでみました。なんと、テレビに話しかけたら、番組の検索もしてくれるなんて、驚きました。アナログな私、時代について行くのは大変そう・・・主人がテレビを見ながら居眠りしても楽なように、背もたれの大きなリクライニングチェアも購入しました。なかなか快適そうです。😊
2021.03.27
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主人は、3週おきに、抗がん剤の通院治療を受けています。今回のお薬に変ってからは、以前より副作用もきつくない感じでした。次の治療の前の週になると、ゴルフに行ってみたい気力も出ていました。いったんは、丸坊主になった頭に、髪の毛が3分刈り程度まで生えてきていました。増え続けていた腫瘍マーカーが少し下がるなど、落ち着いた生活でした。先週は体が回復してくる時期で、木曜日には、久しぶりにゴルフ場に行ってみたいと。3週間ぶりで、脚力は弱っていましたが何とかハーフ回れました。そして、早めのお墓参りも済ませました。ところが、翌日の金曜日、昼頃から具合が悪く発熱。その日の朝は、自分で車を運転して週3回の丸山ワクチン注射で病院に行ったのですが、その時の体温は35.9度。でも、昼過ぎ、具合悪そうにしているので測ったら、38.3度の熱でした。前日の疲労や、脱水かもしれないと、水分を取らせて様子を見たけど、2時間経っても熱が下がらない。以前、発熱して病院へ駆け込んだ時の事を思い出しました。どうもアヤシイ。主人は、「だるくて動くの面倒だ、そのうち治るかも」といいますが・・。土日を控えているので、外来が開いている今日のうちに、もう一度受診する事にして病院へ電話。主治医は休暇中でいませんが、同じ消化器科の別の医師が診てくれることになりました。(発熱なので、PCR検査もありますが陰性)血液検査の結果、CT撮影も行われ、即入院となりました。この日は、朝の注射、午後3時頃の予約外受診、そして入院した主人の洗面道具など持ち物届けが午後7時。と、私は病院と自宅を3回往復しました。主人のすい臓癌が見つかったきっかけは、胆道閉鎖で黄疸が出てきた事でした。詰まっている胆道から胆汁を流すために、ステントという管を入れる処置がされました。今回の発熱の原因は、CTの結果では管の口径がかなり狭まっている事。血液検査では、肝臓の数値が急激に悪化している事から、管の流れが悪くなっていると思われるという事です。入れてから半年経過していて、時期的にもその可能性が高いとの事でした。とりあえず、消化器官に食べ物を通さず、土日は絶食、点滴治療が必要だそうです。ステントの交換処置が必要になるのかもしれません。旭川市もコロナの患者が増えてきて、主人のかかっている病院の病床も日に日にひっ迫しているようです。以前の入院で入った病棟は満床で入れなく、別の病棟に入りました。定期治療と検査まで数日ありましたが、早めに異常が分かり、入院治療ができる事になりました。幸いだったと思います。翌日夕方から、主人の熱は下がってきたようで、少し気分は良くなったそうです。相変わらず面会はできないので、届けものは、階の入り口で看護師さん経由です。適切な処置や治療を受け、早く回復して自宅療養に戻る事を願っています。週明けには、詳しい検査があり治療についての相談があると思います。
2021.08.15
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