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2023年02月02日
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カテゴリ: 横川典視
木曜担当のよこてんです。

 今回は1月31日に川崎競馬場で行われた『佐々木竹見カップジョッキーズGP』のお話をしたいのですが、その前に。

 やはり先日、3月11日から行われる春の特別競馬・10回水沢開催の概定番組が発表されました。
 この時期に毎回同じ事を書いておりますが、岩手競馬は暦年ではなく年度で区切りますので3月の開催は年度では2022年度に入ります。しかし各種記録類は冬季休催明けの3月から次の冬季休催までの期間でカウントしており、クラス分けや賞金手当の類も3月開催から新年度のものに変わってスタートします。なので3月の特別開催は「年度としては2022年度」ですが中身は「2023年度」という、構成上はちょっとややこしい所になります。
 ファンの皆さんはその辺を特に気にする事なく、3月開催から「実質的2023シーズンスタート」だと思っていただいてかまいません。

 という事で概定番組。B1~C2級の賞金額が変わっていたり出走手当が少し増えていたりという変化があったのですが、ちょっと違う変化がありました。それはレースの発走時間。


★今年の3月開催の発走時刻(概定版)


 こちらが今年の3月11日からの開催での発走時刻。注目は最終レースのスタート時間「17時40分」。



★こちらは昨年の3月開催の発走時刻(改定版)

 昨年の同時期のそれは日によって変化があったものの16時40分~17時10分でした。
 その昨年は、3月下旬の開催で17時05分~17時25分、4月頭の開催で17時40分~17時45分と少しずつ遅くなっていましたから、ざっと1ヶ月ほど前倒しで最終の時間が“遅く”なっている事になります。


 3月中旬頃だと17時30分くらいで結構薄暗くなりますからね。4月に入っても18時頃はちょっと暗い感じで、天気が悪いとなおさら。照明が稼働すれば早い時期から遅めの時間を使えるようになるという事になりますね。
 自分はまだどんな照明か見てないんですけども、これまでとは違った光景を半分は楽しみに、半分はビクビクしながら(写真を撮る身には照明の具合がどうなるか気になって仕方が無い)開幕を待ちたいと思います。

 さて本題の佐々木竹見カップ。3年ぶりに全国の名手を集めての戦いになったこのイベントは、3年ぶりの変化があったと同時に劇的な結末にもなったのではないでしょうか。


★第20回佐々木竹見カップジョッキ-ズGP 集合写真

 コロナ禍の影響により2021年は南関東所属騎手のみで実施、2022年は開催無しとなった佐々木竹見カップは2020年以来3年ぶりにJRA・地方競馬各場のリーディングジョッキーが集まる戦いとなりました。その2020年は岩手の山本聡哉騎手が総合優勝を果たしたのですが、そうか、あれからもう3年も経つのか・・・。コロナのせいでこの間のいろいろな事の印象が薄い。
 出場した騎手の顔ぶれも以前の常連とは少し変わっていて、JRA・川田将雅騎手、ホッカイドウ・落合玄太騎手、笠松・渡邊竜也騎手、高知・宮川実騎手が初出場。
 北海道代表は以前は五十嵐冬樹騎手がずっと常連で、近年は桑村真明騎手が多かったですね。笠松は佐藤友則騎手が、高知は赤岡修次騎手が常連でした。


★JRA・川田将雅騎手の勝負服は大井・宮浦正行元騎手(元調教師)のもの。宮浦師の甥にあたるという縁からの選択とのこと




★初出場となったホッカイドウ・落合玄太騎手と笠松・渡邊竜也騎手

 そういう見方で言えば、岩手は菅原勲騎手→村上忍騎手ときて今は山本聡哉騎手が連続出場中。浦和は竹見カップを過去3度制している繁田健一騎手が引退して福原杏騎手の出場が増えています。兵庫も田中学騎手・川原正一騎手が交互に出ていた頃から下原理騎手に変わって、近年は吉村智洋騎手が連続で出場。ずっと出場し続けている凄い騎手も多いですけども(つまりその地区のリーディングをずっと獲り続けているという事)、少しずつ、しかし確実に変わってもきていますね。

 そしてそんな騎手達の中で頂点に立ったのがなんと!初出場の宮川実騎手なのでした。
 全2戦の佐々木竹見カップ、第1戦を制したのはJRA・戸崎圭太騎手、第2戦は金沢・吉原寛人騎手。・・・だったのですが、戸崎騎手は2戦目が11着、吉原騎手は1戦目が9着に終わっており、1戦目2着・2戦目5着と優勝こそ無いもののただ一人2戦とも掲示板を確保した宮川実騎手が僅差で首位に。総合1位と同2位の差は2ポイント、同2位と同3位の差は3ポイントという大接戦を制しての初出場・初優勝の快挙達成。高知競馬所属騎手の総合優勝も初めてなので“ダブル快挙”ですし、宮川騎手の2022年が“デビュー22年目にしての初リーディング”で、そこから竹見カップ出場の機会を得て・・・のこの結果だと思えば“トリプル快挙”と言ってもいいんじゃないかと思うくらいの見事な総合優勝だったのでは。






★第1戦『マイスターチャレンジ』を制した戸崎騎手。この勝利が“JRA移籍後の地方通算100勝”にも


★第2戦『ヴィクトリーチャレンジ』は吉原騎手が優勝。してやったりの逃げ切りにガッツポーズ

 宮川騎手自身は「勝ってないのに自分でいいのかな?という気持ち」と謙虚な事を言われていたようですが、掲示板上位を堅実に押さえた騎手が総合優勝するのは“騎手対抗戦あるある”ですからね。手堅く上位に持ってくるのもまた名手の腕なのだと思います。



 総合2位の吉原騎手も現在高知競馬で期間限定騎乗中という事で「実さんと“高知競馬の底力を見せてやろう!”って意気込んで来たんよ」と笑って言っておりました。確かに今の高知競馬の勢いを見せるかのような“高知騎手ワン・ツー”だったかもしれないですね。




★なお総合優勝の賞金は「おむつとミルク代に」と宮川騎手


★岩手の山本聡哉騎手は1戦目6着、2戦目13着で総合11位の結果でした


 そんな中で前々回の山本聡哉騎手、今回の宮川騎手と南関以外の地区の騎手が総合優勝したことは、騎手の顔ぶれが少しずつ変わっている事もあわせて見ると、次回以降の勝者がどこの地区の誰になるのか?の興味をより増す結果だったのでは・・・とも感じる、そんな今年の佐々木竹見カップなのかなと思います。


★佐々木竹見カップ恒例(?)、この春デビュー予定の候補生集合写真。みんな背が高い!





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最終更新日  2023年02月06日 01時31分54秒


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