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2023年03月23日
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カテゴリ: 横川典視
木曜担当のよこてんです。

 今回は3月19日に地方競馬1500勝を達成した村上昌幸調教師、そして翌日の20日に地方競馬1000勝を達成した坂口裕一騎手のお話を。

 まず村上昌幸調教師。3月19日の水沢9R、坂口裕一騎手が騎乗したグランドクォーツ号が優勝して地方競馬通算1500勝達成。春競馬開幕の3月11日の時点では1497勝でシーズンイン、13日に1勝、14日に1勝と着実にカウントを進めての今季のべ15戦目での区切り勝利となりました。


★村上昌幸調教師地方競馬通算1500勝達成/2023年3月19日水沢9R


 村上昌幸調教師は、古いファンの方なら“村上昌幸騎手”としての記憶もあるのではないでしょうか。
 1970年デビューから1987年の引退まで8883戦1783勝。デビュー年に早くもリーディング3位、3年目にリーディングジョッキーの座につくとそれから10年間トップジョッキーの座を堅守。それだけでなく、のちに後進に破られはしたものの、年間最多勝、通算最多勝、はたまた通算勝率・連対率、シーズン連対率などの記録類も総なめにしていた“天才ムラマサ”。また、騎手としては18年、34歳の若さで調教師に転身した事も当時の話題となりました。


★上の写真で坂口裕一騎手が着ているのは村上昌幸騎手の勝負服を再現したもの。サプライズ。

 私が岩手競馬を知るようになったのは平成になってからなので残念ながら“村上昌幸騎手”の姿は直に知らないのですけども(石川栄騎手や及川良春騎手を辛うじて知っている頃)、現役時の村上昌幸騎手はそれはそれは格好良く色っぽく、ファンも非常に多かったと聞きます
 これは全くお世辞ではなくて、“ムラマサ”を見るために競馬場に詰めかけた女性ファンは本当に多かったそうですよ。

 さて、1988年に調教師としてデビューした村上昌幸調教師は4月2日の水沢6R、クラサウンド号で初出走・初勝利を達成。調教師としての初重賞制覇は5年目の1992年岩鷲賞、フィールドラッキー号。その年には通算100勝も達成しています。


★村上昌幸調教師の500勝達成は2010年12月4日でした

 その後2001年4月に500勝、2010年12月に1000勝を達成(※地方競馬のみ。他にJRAで1勝あり)。そこから12年と少しでの1500勝。先日までは“騎手として1000勝・調教師として1000勝”でしたがこれによって騎手・調教師両方で1500勝と一段階上になったわけですね。



 さて、一方の坂口裕一騎手はその村上昌幸調教師1500勝を決めたレースが自身の998勝目。所属厩舎の主戦の務めを見事に果たした後は、翌20日の4Rを制して999勝、7Rの3着を挟んで8Rで勝って自身の1000勝を達成しました。村上昌幸厩舎視点で言えば2日連続の大記録達成でしたね。


★坂口裕一騎手地方通算1000勝達成/2023年3月20日水沢8R



★1月の、山本聡哉騎手のシーズン最多勝記録達成の時も小林俊彦調教師の管理馬でしたね

 坂口裕一騎手は2003年4月19日、同期の山本政聡騎手と同じ日にデビュー。21シーズン目、カレンダーで言えば19年と11ヶ月での1000勝到達に。この間、2003年5月10日に初勝利、2008年12月23日に100勝、2015年8月1日に500勝を達成しています。




★2003年4月19日の坂口裕一騎手デビュー戦




★同年5月10日の初勝利時。坂口裕一騎手があどけない!村上昌幸調教師が若い!

 重賞初制覇は2010年のひまわり賞、コンゴウプリンセス号。坂口裕一騎手と言えばナムラタイタンとのコンビが印象深く、同馬と一緒に12ものタイトルを獲得しているのですが、そのコンビが初めて重賞を制した2014年の赤松杯は坂口裕一騎手にとっては4つめの重賞タイトルだった・・・というのはちょっと意外かも。










★そしてナムラタイタン。村上昌幸調教師と言えばナムラタイタン。坂口裕一騎手と言えばナムラタイタン/2014年みちのく大賞典

 その一方では2014年にシアンモア記念・みちのく大賞典・北上川大賞典、2015年には桐花賞を勝って、わずか2年の間に“岩手伝統の古馬重賞”をコンプリートしていたりします。
 近年ではリュウノシンゲンとのコンビで一昨年の3歳二冠を獲得するなど、2012年からは毎年少なくともひとつは重賞タイトルを手にしている点も特筆するべき実績でしょう。

 若い頃は怪我で騎乗していない事も多くて、勝ち星の面では同期の山本政聡騎手に先行されていますが、レースでの存在感、特に重賞でのそれは山本政聡騎手に勝るとも劣らないポジションにあるとも感じます。

 自分の感覚だとつい数年前にデビューしたような感じがする坂口裕一騎手なのですが、気がつけばもう20年なんですねえ・・・。もっともっとと横からあおり立てる歳でもないのかもしれませんが、坂口裕一騎手もまだまだ存在感を示し続けてほしいですね。

 最後にもうひとつ。バンチャンプ・バンケーティングなどで活躍した平澤芳三調教師、調教師として1500勝以上、騎手としても500勝以上を挙げられている名騎手であり名伯楽ですが、この3月いっぱいで引退されるとのこと。
 今週末は出走がないかもしれないのですが、あるとすれば最終日の28日になりますね。平澤芳三調教師のレースを最後まで注目していただければと思います。





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最終更新日  2023年03月24日 22時16分08秒


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